思想学部

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三年生

卒業式③

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とうとうこの日がやってきた。

みんなとの別れの日‥。

始まったときは、こんなに考えてることとか色々気持ちが変化するなんて思わなかった。

全校生徒の前に、一年生、2年生代表として、みおさんが前に出てくる。

卒業おめでとうございます。など前置きを話すと、本題にはいった。

「私はおじいちゃんがこの学校の校長だったので、入りたいと思ってました。」

「入る前から、来てたんですけど、在学生の先輩方はどんな方達かは知りませんでした。」

「でも、入って一年、2年経って分かったんです。優しい人が多いって‥。」

「分からないことがあったとき教えてくれて、お願いがある時は聞いてくれました‥。」

「温かくて、優しいこの学校。心の底から、入って良かったと思いました。」

「先輩達から貰った、このあたたかさ、優しさ‥。私もこの学校の一員として、繋げていきたいと思いました。」

「今までありがとうございました。皆さんに明るい未来がおとずれること‥願います。」

みおさんは頭を下げて、戻っていった。

次は卒業生代表として、にわのさんが。

それから、どんどん進んでいき、卒業式も後半に差し掛かる。

周りを見ると、中には泣いてる人も居た。

毎年この景色を見てたけど‥。

やっぱり、悲しいよな‥。

そういえばすすむくんとも会えなくなるのか‥。

はじまる前は、あんまり関わりたくないと思ってた。

だけど、いつの間にか、別れるって聞いただけでこんな寂しくなるなんてね‥。

終わった後、少し彼のところに行ってみるか。


前では、卒業式最後として、校長先生が話してる。

「上の学校、社会に行っても、あなた達はあなた達の望む方向へ進んでください。」

「ありがとうございました。」

終わってすぐにすすむくんの元へ向かった。

「すすむくん!」

「あぁ、ぶんたくん。」

「今日で最後だね‥。」

「そうかな?」

「卒業だし、そうだよ。」

「たしかにね。」

「君はみんなと会えるかもしれないけど、僕はもう会えないかもしれないんだ‥。」

「いつでも、僕の家に来てよ。」

「ううん。残念だけど、いけない。」

「どうして?」

「これから僕にはしないといけないことがあるんだ。だから、もう会えない‥。」

「何をするの?」

「それは言えない‥だけど、僕にとって、絶対にしないといけないことだから‥。」

「そうなんだ。」

すすむくんは笑顔で言う。

「君なら絶対できるよ!」

それに笑ってしまう。

「相変わらずだね。君の自信はどこから来るの。」

「分からない。この気持ちが後押しするからかな。」

「そっか。」

君は変わらないな。そう思うと、僕は嬉しかった。

「あと!もし、君がまた来てくれるなら、僕はいつでも歓迎するよ。」

「じゃあ‥僕がやり遂げたら、その時は君のところに行くよ。

みんなでもう一度思想学部をしよう!」

「うん。今度はもっと人が沢山集まるかましれない!」

「それはとても楽しみだね!」

今日、僕は‥すすむくんと未来の話をして別れた。

そこには寂しさより、希望が一杯で‥。

ただ、目の前の世界が明るく見えた──────
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