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部屋
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「......」
えーっと、ここは僕の部屋...だよ、ね?
どうしてあの騎士さんがいるんだろうか...
僕の部屋では、あのときの騎士さんが椅子に腰掛けて本を読んでいた。
足を組んでいて、凄く綺麗だ。
ああその足で踏んで下さい。
騎士さんは一瞬こちらを見た後、何も無かったかのように再び本を読み出した。
「・・・」
「・・・」
無言。
この部屋の前までアーベルさんが連れてきてくれたから、部屋は合ってるはずだよね。
「えっと、団長や騎士団長は個室があるんじゃ・・・?」
確か、部屋に行く途中アーベルさんが言っていたはずだ。
「部屋は基本二人から四人ずつだよ。ユウの部屋は空室だったから一人だと思うけど。ちなみに、騎士団長と副団長みたいに位が高い人は、個室が与えられるんだよ。」
と。
訊ねてみると、騎士さんは本を読みながら一言言った。
「毒」
毒・・・がどうしたんだろう。
部屋に毒でも散布されたんだろうか。
待っていてもそれ以上何も話さなかったので、僕は取り敢えず部屋に入った。
すると、騎士さんは顔を顰めた。
「何故部屋に入る」
「えっと、ここが僕の部屋と言われたので...」
正直に話すと、騎士さんは何か思い出したように固まった。
「は?...まさか、同室の奴がいるって、此奴のことか?」
騎士さんは少し僕を見た後、長い長いため息をついて俯いた。
(あれ?僕は同室の人がいるなんて聞いてなかったんだけどなぁ)
「・・・忌人」
「は、はい」
「・・・・・・」
呼ばれたので返事をしたが、何も話されない。
不思議に思って騎士さんを見続けると、目が合った。
「騎士団長の命令で今はお前を殺さないが、許可が降りたら即刻殺す。それまで大人しくしておけ。それから、極力こちらを見るな。」
そう言うと、本を机に置いて出て行ってしまった。
あの冷たくて憎しみのこもった目線...やっぱり良いっ
僕は独り、静かな部屋でズボンの中に手を伸ばした。
ここに来てから蔑まれて見下されて、すごく興奮し続けていたんだ。
もう限界だった。
「っ、ふぅ、はっ、っ、//」
大衆のあの目線、騎士さんの冷ややかな言葉を思い浮かべて後ろを弄った。
前ももうトロトロだけれど、やっぱり後ろの方が気持ちいい。
ここに来るまで散々クラブで弄られたそこは、既に開発済みだった。
いつ誰が入って来るかも分からない、他人との共用の場で自慰をする背徳感が、興奮と妄想に拍車をかけた。
『忌人ごときが感じてんじゃねえよ、この変態。』
「っ、うっ、ンン、///」
『淫乱な雌豚が。』
「はっ、っ、ぁ、ぁうう//」
しばらくして。
「ッツ、や、・・・・・ッッ~~!!///」
軽くナカイきして快感が走った。これ以上は止まらなくなるので、ストップをかける。指を抜いて、机にあったティッシュらしき物で指を拭いた。
「・・・」
少し冷静になって部屋を見渡す。
奥にドアが1つ。開けてみると、部屋がもう一つあった。
しかし大分散らかっている。
なんだかカビの匂いもするような・・・
あっちの部屋で騎士さんが本を読んでいたから、こっちが僕の部屋ということでいいのだろうか。
つまり僕は僕を嫌う騎士さんの部屋で自慰してたわけだ。
というか、これは同室というのだろうか?
「まあ、どうでもいいか。」
僕は薄く白いシーツが敷かれたベッドに腰掛け、一息ついた。
途端に埃が舞う。
僕は盛大に咳き込んだ。
う、鼻が痛い。
よく見ると埃だらけだった家具たちを見渡し、ため息をついた。
取り敢えず掃除をしようか。
そう思って立ち上がったとき、ドアがコンコン、とノックされ、開かれた。
「失礼します。ユウ様、騎士団長がお呼びです。」
入って来たのは、感情が全て抜け落ちたような表情の、これまた背の高い美丈夫だった。
えーっと、ここは僕の部屋...だよ、ね?
どうしてあの騎士さんがいるんだろうか...
僕の部屋では、あのときの騎士さんが椅子に腰掛けて本を読んでいた。
足を組んでいて、凄く綺麗だ。
ああその足で踏んで下さい。
騎士さんは一瞬こちらを見た後、何も無かったかのように再び本を読み出した。
「・・・」
「・・・」
無言。
この部屋の前までアーベルさんが連れてきてくれたから、部屋は合ってるはずだよね。
「えっと、団長や騎士団長は個室があるんじゃ・・・?」
確か、部屋に行く途中アーベルさんが言っていたはずだ。
「部屋は基本二人から四人ずつだよ。ユウの部屋は空室だったから一人だと思うけど。ちなみに、騎士団長と副団長みたいに位が高い人は、個室が与えられるんだよ。」
と。
訊ねてみると、騎士さんは本を読みながら一言言った。
「毒」
毒・・・がどうしたんだろう。
部屋に毒でも散布されたんだろうか。
待っていてもそれ以上何も話さなかったので、僕は取り敢えず部屋に入った。
すると、騎士さんは顔を顰めた。
「何故部屋に入る」
「えっと、ここが僕の部屋と言われたので...」
正直に話すと、騎士さんは何か思い出したように固まった。
「は?...まさか、同室の奴がいるって、此奴のことか?」
騎士さんは少し僕を見た後、長い長いため息をついて俯いた。
(あれ?僕は同室の人がいるなんて聞いてなかったんだけどなぁ)
「・・・忌人」
「は、はい」
「・・・・・・」
呼ばれたので返事をしたが、何も話されない。
不思議に思って騎士さんを見続けると、目が合った。
「騎士団長の命令で今はお前を殺さないが、許可が降りたら即刻殺す。それまで大人しくしておけ。それから、極力こちらを見るな。」
そう言うと、本を机に置いて出て行ってしまった。
あの冷たくて憎しみのこもった目線...やっぱり良いっ
僕は独り、静かな部屋でズボンの中に手を伸ばした。
ここに来てから蔑まれて見下されて、すごく興奮し続けていたんだ。
もう限界だった。
「っ、ふぅ、はっ、っ、//」
大衆のあの目線、騎士さんの冷ややかな言葉を思い浮かべて後ろを弄った。
前ももうトロトロだけれど、やっぱり後ろの方が気持ちいい。
ここに来るまで散々クラブで弄られたそこは、既に開発済みだった。
いつ誰が入って来るかも分からない、他人との共用の場で自慰をする背徳感が、興奮と妄想に拍車をかけた。
『忌人ごときが感じてんじゃねえよ、この変態。』
「っ、うっ、ンン、///」
『淫乱な雌豚が。』
「はっ、っ、ぁ、ぁうう//」
しばらくして。
「ッツ、や、・・・・・ッッ~~!!///」
軽くナカイきして快感が走った。これ以上は止まらなくなるので、ストップをかける。指を抜いて、机にあったティッシュらしき物で指を拭いた。
「・・・」
少し冷静になって部屋を見渡す。
奥にドアが1つ。開けてみると、部屋がもう一つあった。
しかし大分散らかっている。
なんだかカビの匂いもするような・・・
あっちの部屋で騎士さんが本を読んでいたから、こっちが僕の部屋ということでいいのだろうか。
つまり僕は僕を嫌う騎士さんの部屋で自慰してたわけだ。
というか、これは同室というのだろうか?
「まあ、どうでもいいか。」
僕は薄く白いシーツが敷かれたベッドに腰掛け、一息ついた。
途端に埃が舞う。
僕は盛大に咳き込んだ。
う、鼻が痛い。
よく見ると埃だらけだった家具たちを見渡し、ため息をついた。
取り敢えず掃除をしようか。
そう思って立ち上がったとき、ドアがコンコン、とノックされ、開かれた。
「失礼します。ユウ様、騎士団長がお呼びです。」
入って来たのは、感情が全て抜け落ちたような表情の、これまた背の高い美丈夫だった。
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