4 / 9
第1章
Lv 1から30だと!?
しおりを挟む
「!!!!」
ド、ド、ドドドドドドドドド…
機械の音声が途切れた後、一瞬で回りを囲まれる。
「く!・・・」
「なんでこんな重要なことをこのポンコツ機械は教えてくれ
なかったんだよ!」
「知るか!!れより今ここからどうやって逃げるか?」
2人を逃がさまいと、モグに360度既に囲まれている。
「セイヤ、この辺に湖とかなかったか?」
モグたちはゆっくりと俺たちに向かって進んでくる。
もう猶予は30秒ほどしか残されていない。そして1回でも
こけたらもう終わりだ。
「・・・あったけど・・ここから50mはあるぞ!!」
「よし、セイヤのスキル<瞬発>のLvはどのくらいか?」
モグたちには申し訳ないが、頭を蹴りながらとりあえず湖
の方へ走れば、何とかこの場を抜けられるだろう。
湖なら、さすがにモグたちも追ってはこないだろう。
「3だ」
「よし、3秒後にジャンプ開始!あっちの湖の方!」
「・・分かった」
もう、2人を囲む円は半径2mを切り始めている。
「2、3!!」
「うおお‥!!」
なんか、とても気持ちいい。<瞬発>スキルを俺も3まで上げて
おいたせいか、モグ達の頭をふんづける瞬間、地味に時間がゆっくり
流れていく気がする。コケないように一つ一つの頭をしっかりと
ふんづけていく。
「こ、これは‥なんちゅうモグ達の大集団なんだよ!!
1000体くらいいるんじゃないのか?」
「た、多分な!」
「あれ、例の湖だろ?あと10秒くらいで着く!」
恐らくこのまま飛び込めばいろいろな装備の重さで水に沈んでしまう。
だからあと9秒以内にストレージに放り込まないと、恐らく
<呼吸不可>という文字を目の前にしてライフが1つ減るのを
見届けるはめになる。
「セイヤ、今からストレージに全部入れる。今すぐ<全装備解除>
を!!急げ!」
少しスピードを緩め、ウィンドウを表示し、右下にあるボタンを押す。
すると一瞬で装備が解除され、体が5kgくらい一気に軽くなる。
セイヤも今装備を全て解除し終えたようだ。
「このまま湖に飛び込む」
「行くぞ!!」
もう湖は目の前。
「いやっほ~う!」
「いえ~い」
バッシャン ドボ
仮想世界というのに本当に現実世界のプールに飛び込んだ時に
はじける水のリアルすぎる音。これにはゲーム製作者に感嘆せざるを得ない。
「はあ、はあ‥もう大丈夫かな?」
「さあ、とりあえずこの辺で、来た方向を見ていよう」
‥聞こえる聞こえる
「ユウト、お前も聞こえるか?この不吉な感じの地響き」
ドドドドドドドド‥
「ああ、もっと湖の中央のほうに行った方がいいな」
「よし、ちょっと泳ぐか!」
と言ってもこの湖はそこまで大きくなく、あと10mほど進めばちょうど
湖の中央になる。ぎこちない平泳ぎでちょうどその湖の
中央あたりまでくると、セイヤが言う。
「そう言えば‥ここにもモンスターはいるのかな」
「さあ、レーザーを下に向ければ分かると思う」
「‥その手があった」
さっそく、セイヤと俺はモンスター解析機を起動し、とりあえず
レーザーを下に向けてみる。5秒ほど底をレーザーで探る。
そしてさっそくモンスター発見の音。
「‥サーチ完了。クリスクロコダイル、Lv 28 属性 水。
普段は湖の底で寝ているが、プレイヤーが上を通ると眠りから
覚め、プレイヤーに激しく襲いかかる。普段は2~3匹で
行動することがおおい」
一方、セイヤの機械では‥
「サーチ完了。クリスタルゴールデンフィッシュ、Lv 22 属性 雷。
普段から湖の底を20~30匹の群れで行動し、比較的温厚な性格で、
プレイヤーにはあまり襲いかかることはないが、怒らせると怖い。
倒すとレアなアイテムが手に入ることがある」
「・・・・・」
「・・・・・」
「今すぐこの湖を出よう。もうクリスクロコダイルには
気づかれてるかもしれない。さっき来た方向の反対側に‥」
ザバアア‥
「あ‥」
「み、見られてる!なんかでかいワ二に見られてるし!
しかも抜けようとしていたほうに!!」
6mほど先にはワ二の目の部分がひょっこりと出ていて、
その2つの目はまっすぐにこの2人を狙っている。
‥絶体絶命のピンチ。
「く‥しょうがない、モグ達のほうに急いで引き返そう」
クロールで全力でいけば、ギリギリ間に合うかもしれない。
「はあ、 はあ」
クロールなんてやったの久しぶりだ。この泳ぎを学校の体育の先生から
みれば一体何か所の指摘があるだろう。しかし今はそんなこと考えている
暇などひと時もない。とりあえず無我夢中でクロールを湖の端まで続ける。
ザバア!
何とか湖から上がることができた。
「はあ、はあ、はあ、‥とりあえずもっと湖から離れよう」
「ああ」
「あ、モグ達は‥」
そう言いかけた時、目の前にモグの大集団が現れ、俺たちを見つけると
さらにスピードを上げて進んでくる。前方にはおそらく1000匹は超える
であろうモグの大集団、後方の湖にはLv 28のワニ。
‥はい、もう終わり。
「おい、ハヤト!ちょうど湖から50cmぐらいの位置につけ!」
「は?」
「いいから!今すぐ!」
「分かった」
セイヤが何を考えているのかはさっぱりだが、とりあえず位置に着く。
あと5秒後には両側から挟まれるであろうに。そう言えば‥
ワニは陸上も歩けたんだっけ。
「今だ!飛べ!!」
「ふん!」「おりゃ!」
バシャバシャバシャ‥。モグ達が勢いよく水の中に落ちていく。
‥なるほど、そういうことか。モグ達を湖の中に落とす作戦、
セイヤにしては良くできている。
「こ、これをひたすら繰り返すんだ!」
「了解、セイヤも水に落ちるなよ!」
「ああ」
メセージウィンドウが視界の右下に開く。飛びながら読むのは難しいが
何とか読める。
「<瞬発>Lv、3~4へ上がりました」
確かに、2秒前と比べてジャンプがしやすくなったような‥
そしてさらにメッセ―ジウィンドウが開く。
「<持久力>及び<筋力>Lv、1~2へ上がりました」
「あと‥何百匹いんのかな?これ」
「し、知るか。とりあえず飛び続けろ!湖のワニはもう気にするな!」
「りょ、了解」
もうジャンプは40回を超したところだろうか。さすがに全力までは
ないにしても、連続でずっとやっているともちろん疲れるし、
集中力も切れてくる。
「ちょ、疲れたんだけど!」
セイヤは2回のジャンプの後、答える。
「じゃあ、少しずつ横に移動していく。俺は時計回り、ハヤトは
反時計回りで。くれぐれもゆっくりと」
「分かった」
‥この直径20mはある円形の湖の周りを0.5周回らなくてはいけない。
20×π÷2m、つまり約31mもジャンプでゆっくりと回らなければいけない。
一体あと何回ジャンプしなくてはいけないのだ。しかしこれでライフが2に
減らなくていいと考えると安いもんだろう。
今も1秒間に5体づつくらい水に沈んでいっている。このままいけば、
あと1分ぐらいで終わる気がする。
「ウオオオオオオ!!」
反対側からセイヤの声が聞こえてくる。じゃあ俺も‥
「ウリャアアアアア!!」
そんなこんなで‥1000体ぐらいのモグを約3分で1匹残らず
湖に落とし終えた。はっきり言って持久走大会よりもきつい。
そして湖はというと‥なんか全体的に水深が浅くなり、湖の底に
敷き詰められているかわいそうなモグ達が鮮明に見えるようになっている。
なんというか‥これは、美しい光景だと言うべきなのか?それとも
普通に面白いのか?
「‥シュールな光景だな」
横にはいつの間にかセイヤが立っている。
うむ、これはシュールな光景‥らしい。
そしてそして何とも嬉しいのは、モグたちのおかげで水深1m
くらいになり、そこには数えきれないほどのアイテムが転がっていることだ。
もちろん、その中にはクリスクロコダイルや、クリスタルゴールデンフィッシュ
のアイテムと思われるものもごろごろ転がっている。
「イ、イ、イヨッシャアアアアアアア!!」
「宝箱だ~!」
そのあともさんざん2人で叫びまくった後、アイテム回収作業に
移る。1つ500ドルはしそうな<金のうろこ>や、
<クロコダイルの輝いた革>なども数えきれないくらい数のレアアイテムを
ストレージに放り込んでいく。そう言えば‥こんなにストレージは
大きかったけ? 確認のため、ウィンドウを開く。
そしてレベルを確認する。そこに表示されていたのは‥
「<Main>
シスレベ 30 攻撃レベル 35 防御レベル 10
瞬発レベル 40 持久力レベル 22 筋力レベル 30
隠密レベル 6 柔軟レベル 2 攻撃命中率 +8%
ソードスキル +24 マジックスキル +5
総合ストレージ 39000 」
「‥おい、セイヤ、俺シスレベ30だぞ」
「‥俺は29」
「チート」
「チート以外に何もない」
無装備でLvを一気に3から30まで10倍にしたのは、恐らくこの2人以外に
誰もいないだろう。
アイテムを全て拾い終えると、ウィンドウを表示し、
価格順に並べられたアイテム一覧を見てみる。
<ゴールドフィッシュの核> 14000ドル ×2
<金色の亀の甲羅> 3000ドル ×3
<星の砂> 2005ドル ×10
上位3種はこうなっていた。本当に‥ありえない話だ。とりあえず、
今日はダンジョンには行かずに、これで帰るとしよう。
これを売ったり鍛冶屋に出せば、相当な武器が作れるはずだ。
ド、ド、ドドドドドドドドド…
機械の音声が途切れた後、一瞬で回りを囲まれる。
「く!・・・」
「なんでこんな重要なことをこのポンコツ機械は教えてくれ
なかったんだよ!」
「知るか!!れより今ここからどうやって逃げるか?」
2人を逃がさまいと、モグに360度既に囲まれている。
「セイヤ、この辺に湖とかなかったか?」
モグたちはゆっくりと俺たちに向かって進んでくる。
もう猶予は30秒ほどしか残されていない。そして1回でも
こけたらもう終わりだ。
「・・・あったけど・・ここから50mはあるぞ!!」
「よし、セイヤのスキル<瞬発>のLvはどのくらいか?」
モグたちには申し訳ないが、頭を蹴りながらとりあえず湖
の方へ走れば、何とかこの場を抜けられるだろう。
湖なら、さすがにモグたちも追ってはこないだろう。
「3だ」
「よし、3秒後にジャンプ開始!あっちの湖の方!」
「・・分かった」
もう、2人を囲む円は半径2mを切り始めている。
「2、3!!」
「うおお‥!!」
なんか、とても気持ちいい。<瞬発>スキルを俺も3まで上げて
おいたせいか、モグ達の頭をふんづける瞬間、地味に時間がゆっくり
流れていく気がする。コケないように一つ一つの頭をしっかりと
ふんづけていく。
「こ、これは‥なんちゅうモグ達の大集団なんだよ!!
1000体くらいいるんじゃないのか?」
「た、多分な!」
「あれ、例の湖だろ?あと10秒くらいで着く!」
恐らくこのまま飛び込めばいろいろな装備の重さで水に沈んでしまう。
だからあと9秒以内にストレージに放り込まないと、恐らく
<呼吸不可>という文字を目の前にしてライフが1つ減るのを
見届けるはめになる。
「セイヤ、今からストレージに全部入れる。今すぐ<全装備解除>
を!!急げ!」
少しスピードを緩め、ウィンドウを表示し、右下にあるボタンを押す。
すると一瞬で装備が解除され、体が5kgくらい一気に軽くなる。
セイヤも今装備を全て解除し終えたようだ。
「このまま湖に飛び込む」
「行くぞ!!」
もう湖は目の前。
「いやっほ~う!」
「いえ~い」
バッシャン ドボ
仮想世界というのに本当に現実世界のプールに飛び込んだ時に
はじける水のリアルすぎる音。これにはゲーム製作者に感嘆せざるを得ない。
「はあ、はあ‥もう大丈夫かな?」
「さあ、とりあえずこの辺で、来た方向を見ていよう」
‥聞こえる聞こえる
「ユウト、お前も聞こえるか?この不吉な感じの地響き」
ドドドドドドドド‥
「ああ、もっと湖の中央のほうに行った方がいいな」
「よし、ちょっと泳ぐか!」
と言ってもこの湖はそこまで大きくなく、あと10mほど進めばちょうど
湖の中央になる。ぎこちない平泳ぎでちょうどその湖の
中央あたりまでくると、セイヤが言う。
「そう言えば‥ここにもモンスターはいるのかな」
「さあ、レーザーを下に向ければ分かると思う」
「‥その手があった」
さっそく、セイヤと俺はモンスター解析機を起動し、とりあえず
レーザーを下に向けてみる。5秒ほど底をレーザーで探る。
そしてさっそくモンスター発見の音。
「‥サーチ完了。クリスクロコダイル、Lv 28 属性 水。
普段は湖の底で寝ているが、プレイヤーが上を通ると眠りから
覚め、プレイヤーに激しく襲いかかる。普段は2~3匹で
行動することがおおい」
一方、セイヤの機械では‥
「サーチ完了。クリスタルゴールデンフィッシュ、Lv 22 属性 雷。
普段から湖の底を20~30匹の群れで行動し、比較的温厚な性格で、
プレイヤーにはあまり襲いかかることはないが、怒らせると怖い。
倒すとレアなアイテムが手に入ることがある」
「・・・・・」
「・・・・・」
「今すぐこの湖を出よう。もうクリスクロコダイルには
気づかれてるかもしれない。さっき来た方向の反対側に‥」
ザバアア‥
「あ‥」
「み、見られてる!なんかでかいワ二に見られてるし!
しかも抜けようとしていたほうに!!」
6mほど先にはワ二の目の部分がひょっこりと出ていて、
その2つの目はまっすぐにこの2人を狙っている。
‥絶体絶命のピンチ。
「く‥しょうがない、モグ達のほうに急いで引き返そう」
クロールで全力でいけば、ギリギリ間に合うかもしれない。
「はあ、 はあ」
クロールなんてやったの久しぶりだ。この泳ぎを学校の体育の先生から
みれば一体何か所の指摘があるだろう。しかし今はそんなこと考えている
暇などひと時もない。とりあえず無我夢中でクロールを湖の端まで続ける。
ザバア!
何とか湖から上がることができた。
「はあ、はあ、はあ、‥とりあえずもっと湖から離れよう」
「ああ」
「あ、モグ達は‥」
そう言いかけた時、目の前にモグの大集団が現れ、俺たちを見つけると
さらにスピードを上げて進んでくる。前方にはおそらく1000匹は超える
であろうモグの大集団、後方の湖にはLv 28のワニ。
‥はい、もう終わり。
「おい、ハヤト!ちょうど湖から50cmぐらいの位置につけ!」
「は?」
「いいから!今すぐ!」
「分かった」
セイヤが何を考えているのかはさっぱりだが、とりあえず位置に着く。
あと5秒後には両側から挟まれるであろうに。そう言えば‥
ワニは陸上も歩けたんだっけ。
「今だ!飛べ!!」
「ふん!」「おりゃ!」
バシャバシャバシャ‥。モグ達が勢いよく水の中に落ちていく。
‥なるほど、そういうことか。モグ達を湖の中に落とす作戦、
セイヤにしては良くできている。
「こ、これをひたすら繰り返すんだ!」
「了解、セイヤも水に落ちるなよ!」
「ああ」
メセージウィンドウが視界の右下に開く。飛びながら読むのは難しいが
何とか読める。
「<瞬発>Lv、3~4へ上がりました」
確かに、2秒前と比べてジャンプがしやすくなったような‥
そしてさらにメッセ―ジウィンドウが開く。
「<持久力>及び<筋力>Lv、1~2へ上がりました」
「あと‥何百匹いんのかな?これ」
「し、知るか。とりあえず飛び続けろ!湖のワニはもう気にするな!」
「りょ、了解」
もうジャンプは40回を超したところだろうか。さすがに全力までは
ないにしても、連続でずっとやっているともちろん疲れるし、
集中力も切れてくる。
「ちょ、疲れたんだけど!」
セイヤは2回のジャンプの後、答える。
「じゃあ、少しずつ横に移動していく。俺は時計回り、ハヤトは
反時計回りで。くれぐれもゆっくりと」
「分かった」
‥この直径20mはある円形の湖の周りを0.5周回らなくてはいけない。
20×π÷2m、つまり約31mもジャンプでゆっくりと回らなければいけない。
一体あと何回ジャンプしなくてはいけないのだ。しかしこれでライフが2に
減らなくていいと考えると安いもんだろう。
今も1秒間に5体づつくらい水に沈んでいっている。このままいけば、
あと1分ぐらいで終わる気がする。
「ウオオオオオオ!!」
反対側からセイヤの声が聞こえてくる。じゃあ俺も‥
「ウリャアアアアア!!」
そんなこんなで‥1000体ぐらいのモグを約3分で1匹残らず
湖に落とし終えた。はっきり言って持久走大会よりもきつい。
そして湖はというと‥なんか全体的に水深が浅くなり、湖の底に
敷き詰められているかわいそうなモグ達が鮮明に見えるようになっている。
なんというか‥これは、美しい光景だと言うべきなのか?それとも
普通に面白いのか?
「‥シュールな光景だな」
横にはいつの間にかセイヤが立っている。
うむ、これはシュールな光景‥らしい。
そしてそして何とも嬉しいのは、モグたちのおかげで水深1m
くらいになり、そこには数えきれないほどのアイテムが転がっていることだ。
もちろん、その中にはクリスクロコダイルや、クリスタルゴールデンフィッシュ
のアイテムと思われるものもごろごろ転がっている。
「イ、イ、イヨッシャアアアアアアア!!」
「宝箱だ~!」
そのあともさんざん2人で叫びまくった後、アイテム回収作業に
移る。1つ500ドルはしそうな<金のうろこ>や、
<クロコダイルの輝いた革>なども数えきれないくらい数のレアアイテムを
ストレージに放り込んでいく。そう言えば‥こんなにストレージは
大きかったけ? 確認のため、ウィンドウを開く。
そしてレベルを確認する。そこに表示されていたのは‥
「<Main>
シスレベ 30 攻撃レベル 35 防御レベル 10
瞬発レベル 40 持久力レベル 22 筋力レベル 30
隠密レベル 6 柔軟レベル 2 攻撃命中率 +8%
ソードスキル +24 マジックスキル +5
総合ストレージ 39000 」
「‥おい、セイヤ、俺シスレベ30だぞ」
「‥俺は29」
「チート」
「チート以外に何もない」
無装備でLvを一気に3から30まで10倍にしたのは、恐らくこの2人以外に
誰もいないだろう。
アイテムを全て拾い終えると、ウィンドウを表示し、
価格順に並べられたアイテム一覧を見てみる。
<ゴールドフィッシュの核> 14000ドル ×2
<金色の亀の甲羅> 3000ドル ×3
<星の砂> 2005ドル ×10
上位3種はこうなっていた。本当に‥ありえない話だ。とりあえず、
今日はダンジョンには行かずに、これで帰るとしよう。
これを売ったり鍛冶屋に出せば、相当な武器が作れるはずだ。
0
あなたにおすすめの小説
盾の間違った使い方
KeyBow
ファンタジー
その日は快晴で、DIY日和だった。
まさかあんな形で日常が終わるだなんて、誰に想像できただろうか。
マンションの屋上から落ちてきた女子高生と、運が悪く――いや、悪すぎることに激突して、俺は死んだはずだった。
しかし、当たった次の瞬間。
気がつけば、今にも動き出しそうなドラゴンの骨の前にいた。
周囲は白骨死体だらけ。
慌てて武器になりそうなものを探すが、剣はすべて折れ曲がり、鎧は胸に大穴が空いたりひしゃげたりしている。
仏様から脱がすのは、物理的にも気持ち的にも無理だった。
ここは――
多分、ボス部屋。
しかもこの部屋には入り口しかなく、本来ドラゴンを倒すために進んできた道を、逆進行するしかなかった。
与えられた能力は、現代日本の商品を異世界に取り寄せる
【異世界ショッピング】。
一見チートだが、完成された日用品も、人が口にできる食べ物も飲料水もない。買えるのは素材と道具、作業関連品、農作業関連の品や種、苗等だ。
魔物を倒して魔石をポイントに換えなければ、
水一滴すら買えない。
ダンジョン最奥スタートの、ハード・・・どころか鬼モードだった。
そんな中、盾だけが違った。
傷はあっても、バンドの残った盾はいくつも使えた。
両手に円盾、背中に大盾、そして両肩に装着したL字型とスパイク付きのそれは、俺をリアルザクに仕立てた。
盾で殴り
盾で守り
腹が減れば・・・盾で焼く。
フライパン代わりにし、竈の一部にし、用途は盛大に間違っているが、生きるためには、それが正解だった。
ボス部屋手前のセーフエリアを拠点に、俺はひとりダンジョンを生き延びていく。
――そんなある日。
聞こえるはずのない女性の悲鳴が、ボス部屋から響いた。
盾のまちがった使い方から始まる異世界サバイバル、ここに開幕。
【AIの使用について】
本作は執筆補助ツールとして生成AIを使用しています。
主な用途は「誤字脱字のチェック」「表現の推敲」「壁打ち(アイデア出しの補助)」です。
ストーリー構成および本文の執筆は作者自身が行っております。
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる