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幸運児、パーティを組む
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「いやいやいや!?どうして急に?」
「パーティとはいってもまだ2人なんですけどね。私のパーティはまだ駆け出しなんで少しでも強い方がいると助かります!」
「まぁ、俺はいいけどもう一人の子にも聞いてみないとわからないな。」
「そうですよね……。」
露骨にテンション下がったな。
「ま……まぁ、もしOKが出れば一緒に組もうな!」
「はい!」
そんなわけでシャロンドに着いてから俺たちは別れた。
****************************************************
次の日
ギルドにて
「ユウキさん!」
「おうエマか、どうだった?って……え?」
エマの隣にはかなり身長の小さい女の子がいた。130~140cmくらいだろう。
「エマって……既婚者だったの?」
「はい?」
「いやその隣の小学生くらいの女の子……」
次の瞬間、その女の子が俺の腕に噛みついてきた。
「痛い痛い痛い痛い!」
しばらく噛みついた後その子は俺の腕から離れ、怒りながら言った。
「これでも!私は!22歳!」
と……年上だとぉ!?
「でも噛みついてくるあたり子d「フン!!」」
次の瞬間全身を貫くようなボディスローが突き刺さった。
「す……すみませんでした。お姉さん……。」
「エマあんたねぇ!こんなデリカシーのない男とパーティ組もうとしてるわけ!?」
「でも!彼は強いですし!私を助けてくれた優しい人なんですよ?」
「はぁ……もういいわ。あなたの実力は私が試させてもらう。ついてきなさい。」
そういわれると俺とエマは自称22のロリお姉さん(笑)の後をついていった。
「ここであなたは私と戦ってもらうわ!」
「ここは……?」
「ここは練習場よ、人間同士で戦いの練習をするためにある。」
「あなた、職業は?」
「レンジャーだ。」
俺は弓を構えていつでも戦いができるようにしておいた。そしてお姉さんは短剣を構えた。模擬戦であるとはわかっていても本番のようにやらなくては……。
「ふぅん。」
そういうとお姉さんは二ヤリと笑った。
「私の職業は盗賊よ。じゃあエマ、審判お願い。」
「わかりました。」
「お互い準備できたわよ。」
「それじゃあ、はじめ!」
エマが合図をするとロリお姉さんは一目散に俺へ突っ込んできた。
「弓矢が接近戦で戦えるわけないじゃない!」
そういうとお姉さんは俺に短剣を突き刺そうとした。
「スリープ!」
俺がそう唱えるとロリお姉さんは地面に倒れた。
「別に魔法が使ってはいけないって言われてないしな。」
それにしてもどうしようかこのロリお姉さん、ぐへへへへ「ユウキさぁん?」へへ。
ハッと気づき、エマのほうを見るととても恐ろしい顔をしているエマが見えた。
「今どのようなことをお考えになっていたか私にもわかるようにご説明お願いできますかぁ?」
こ……こいつ……心を…「当然ですよぉ。」…。
ヒェッ……。
「な……何も考えてないって!やだなぁ、エマったらさぁ。」
「そうですよねぇ?」
ハイライト消えてるって!怖い怖い!
それから俺たちはロリお姉さんが起きるまで待った。
*
「あれ?なんで私寝てたんだっけ……?」
「ようやくお目覚めか?」
「あ!あんたのせいで私は!」
「悪かったって、手を抜くほうが悪いと思ったからさ。」
「確かにあなたの言うとおりだわ。負けは負けだわ、これからよろしくね。」
「おう!」
「それにしてもどうしてあなた呪文が使えるの?」
「スキルポイントを魔法にも振ったから。」
「振ったってあなたどんだけモンスター倒したのよ!?」
「たまたま運がよくてね……。なるべくこのことは周りには黙っておいてくれないか?」
「わかったわ。」
「名前聞いてなかったんだけど名前は?」
「私はアンナよ。」
「そっか、俺はユウキ。よろしく!」
「よろしく、ユウキ。」
「お互い仲も良くなれたようだしこれからクエストいきませんか?」
「狩場へ着くころには日が暮れそうじゃないか?」
「夜専用のクエストがあるんですよ。」
「へぇ、じゃあそれ行こう。」
「ではギルドへ向かいましょう!」
*
それから俺たちは練習場を出てギルドへと向かった。
「まぁこれなんかどうですかね?」
「ブラッドバット5匹の討伐」
「ブラッドバット?なんかドラキュラを彷彿とさせるな……。」
「怖いの苦手なの?」
「そ、そ、そ……そんなわけないだろ!」
「あ、もしかして夜道とか一人で歩くの苦手とか?」
「いやいやまさかぁ。」
「じゃあこれでいいわよね?エマ、よろしくね」
「はい!」
****************************************************
「洞窟かよ……。」
「コウモリは基本洞窟でしょ。」
「明かりとかないか?」
「ランタンならちゃんとあるわよ。はい。」
そういうと俺にランタンを渡してきた。
「何不思議そうな顔してんのよ、あなたの呪文は何のためにあるの?」
「あぁ、そういうことか。」
地球にいた時を考えてしまうので、マッチやチャッカマンがあるものだと錯覚してしまう。早くこの生活にも慣れなくては。
「ギリギリまで抑えて…ファイアー」
マッチレベルの火が指にともされ、ランタンに火をつける。
「ありがとう。」
「私が先導しましょうか?」
「よろしくお願い。」
エマ、アンナ、俺の順で一列になって洞窟の奥へと進んでいく。
「あ、あれですね。」
「意外とでかくね?」
全長50cmほどはあるんではないだろうか洞窟の上からぶら下がっている。
「今回は呪文は使えないしな……。」
「どうして?」
「自分の力をひけらかすのはあまり好きじゃないんだが呪文の威力やばいんだよ。こんなところで俺が魔法を撃ったら間違いなく洞窟は崩壊してお陀仏だ。」
「なるほどね、ならあなたはここで見守ってなさい。」
「え?」
「私たちも戦えるってことは見せてあげるわ。」
「わかった。危険だと思ったら俺も加勢する。」
「了解!行くわよ!エマ!」
「はい!」
そういうと二人は一直線にコウモリのほうへ走っていき、アンナが短剣を思いっきり投げた。2匹ほどにかすったが致命傷に放っていないようだった。
「今のじゃまずい……。」
次の瞬間コウモリが地面に落ちてきた。
「神経毒よ。まぁ、恨まないでね。」
2匹とも確実に仕留めてから他の獲物へと狙いをつけた。
「うおりゃああああああああああ!」
あの見た目からはあり得ない言葉遣いとともに周りを巻き込みながらエマが大剣をふるった。コウモリが3ン引き同時に仕留められた。
****************************************************
そして帰り道……
「ふぅ、終わったぁ。」
「二人ともかなり強くね?」
「まぁ、私たちはここの出身ではないしね。」
「へぇ、じゃあどうしてこっちまで来たんだ?」
「んー神のお告げっていうの?私たちの街は信仰に深い街の出身で、その司祭様が今日とか明日あたりにシャロンドで世界を救う幸運の人と不幸な人が現れるって言ってたから。」
「ふーん、幸運な人ねぇ。多分それ俺だ。」
「え!?あなたみたいな人が?」
「あなたみたいなとはすごい言われようだな。」
「じゃあどうすれば信じてもらえる?」
「私とじゃんけんしてみてよ。」
「いいよ。」
「「じゃんけんポン。」」
「もう一回よ!」
「「じゃんけんポン!」」
「まだまだ!」
「「じゃんけんポン!」」
あれから50回もじゃんけんをさせられた。
****************************************************
「ありえないわ!?私が50戦50敗だなんて!」
「そういうことなんだよ。」
「もう信じるしかないのね……。そういえばあなた、不幸な人情報は知ってる?」
「それは俺もよくわからないや。ごめん。」
「いいわ、お告げの通りだと明日までには現れるそうだし。だいたい、あなたが『魔王がやられないかなぁ』なんて祈ればその幸運で倒せるんじゃないの?」
「それは無理だよ。俺にも限度ってのがある。俺に対する幸運は当然無限だけど、相手の不幸で自分が幸運になる場合、かなり弱くなるんだ。」
「どのくらい弱くなるの?」
「そうだなぁ、『魔王が外に出かけるときに限って雨が降り始める』くらいかな。」
「かなり陰湿よそれ!?」
「そこは仕方がないから俺はちゃんと魔王を倒しに行くよ。」
「はぁ……、そうですか。」
その後俺たちは街についてから明日の集合場所と集合時間を決めて別れた。
その夜俺は宿屋で考え事をしていた。
「不幸な人ねぇ、そいつも俺と同じで転生してきた人間の可能性があるな。」
「パーティとはいってもまだ2人なんですけどね。私のパーティはまだ駆け出しなんで少しでも強い方がいると助かります!」
「まぁ、俺はいいけどもう一人の子にも聞いてみないとわからないな。」
「そうですよね……。」
露骨にテンション下がったな。
「ま……まぁ、もしOKが出れば一緒に組もうな!」
「はい!」
そんなわけでシャロンドに着いてから俺たちは別れた。
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次の日
ギルドにて
「ユウキさん!」
「おうエマか、どうだった?って……え?」
エマの隣にはかなり身長の小さい女の子がいた。130~140cmくらいだろう。
「エマって……既婚者だったの?」
「はい?」
「いやその隣の小学生くらいの女の子……」
次の瞬間、その女の子が俺の腕に噛みついてきた。
「痛い痛い痛い痛い!」
しばらく噛みついた後その子は俺の腕から離れ、怒りながら言った。
「これでも!私は!22歳!」
と……年上だとぉ!?
「でも噛みついてくるあたり子d「フン!!」」
次の瞬間全身を貫くようなボディスローが突き刺さった。
「す……すみませんでした。お姉さん……。」
「エマあんたねぇ!こんなデリカシーのない男とパーティ組もうとしてるわけ!?」
「でも!彼は強いですし!私を助けてくれた優しい人なんですよ?」
「はぁ……もういいわ。あなたの実力は私が試させてもらう。ついてきなさい。」
そういわれると俺とエマは自称22のロリお姉さん(笑)の後をついていった。
「ここであなたは私と戦ってもらうわ!」
「ここは……?」
「ここは練習場よ、人間同士で戦いの練習をするためにある。」
「あなた、職業は?」
「レンジャーだ。」
俺は弓を構えていつでも戦いができるようにしておいた。そしてお姉さんは短剣を構えた。模擬戦であるとはわかっていても本番のようにやらなくては……。
「ふぅん。」
そういうとお姉さんは二ヤリと笑った。
「私の職業は盗賊よ。じゃあエマ、審判お願い。」
「わかりました。」
「お互い準備できたわよ。」
「それじゃあ、はじめ!」
エマが合図をするとロリお姉さんは一目散に俺へ突っ込んできた。
「弓矢が接近戦で戦えるわけないじゃない!」
そういうとお姉さんは俺に短剣を突き刺そうとした。
「スリープ!」
俺がそう唱えるとロリお姉さんは地面に倒れた。
「別に魔法が使ってはいけないって言われてないしな。」
それにしてもどうしようかこのロリお姉さん、ぐへへへへ「ユウキさぁん?」へへ。
ハッと気づき、エマのほうを見るととても恐ろしい顔をしているエマが見えた。
「今どのようなことをお考えになっていたか私にもわかるようにご説明お願いできますかぁ?」
こ……こいつ……心を…「当然ですよぉ。」…。
ヒェッ……。
「な……何も考えてないって!やだなぁ、エマったらさぁ。」
「そうですよねぇ?」
ハイライト消えてるって!怖い怖い!
それから俺たちはロリお姉さんが起きるまで待った。
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「あれ?なんで私寝てたんだっけ……?」
「ようやくお目覚めか?」
「あ!あんたのせいで私は!」
「悪かったって、手を抜くほうが悪いと思ったからさ。」
「確かにあなたの言うとおりだわ。負けは負けだわ、これからよろしくね。」
「おう!」
「それにしてもどうしてあなた呪文が使えるの?」
「スキルポイントを魔法にも振ったから。」
「振ったってあなたどんだけモンスター倒したのよ!?」
「たまたま運がよくてね……。なるべくこのことは周りには黙っておいてくれないか?」
「わかったわ。」
「名前聞いてなかったんだけど名前は?」
「私はアンナよ。」
「そっか、俺はユウキ。よろしく!」
「よろしく、ユウキ。」
「お互い仲も良くなれたようだしこれからクエストいきませんか?」
「狩場へ着くころには日が暮れそうじゃないか?」
「夜専用のクエストがあるんですよ。」
「へぇ、じゃあそれ行こう。」
「ではギルドへ向かいましょう!」
*
それから俺たちは練習場を出てギルドへと向かった。
「まぁこれなんかどうですかね?」
「ブラッドバット5匹の討伐」
「ブラッドバット?なんかドラキュラを彷彿とさせるな……。」
「怖いの苦手なの?」
「そ、そ、そ……そんなわけないだろ!」
「あ、もしかして夜道とか一人で歩くの苦手とか?」
「いやいやまさかぁ。」
「じゃあこれでいいわよね?エマ、よろしくね」
「はい!」
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「洞窟かよ……。」
「コウモリは基本洞窟でしょ。」
「明かりとかないか?」
「ランタンならちゃんとあるわよ。はい。」
そういうと俺にランタンを渡してきた。
「何不思議そうな顔してんのよ、あなたの呪文は何のためにあるの?」
「あぁ、そういうことか。」
地球にいた時を考えてしまうので、マッチやチャッカマンがあるものだと錯覚してしまう。早くこの生活にも慣れなくては。
「ギリギリまで抑えて…ファイアー」
マッチレベルの火が指にともされ、ランタンに火をつける。
「ありがとう。」
「私が先導しましょうか?」
「よろしくお願い。」
エマ、アンナ、俺の順で一列になって洞窟の奥へと進んでいく。
「あ、あれですね。」
「意外とでかくね?」
全長50cmほどはあるんではないだろうか洞窟の上からぶら下がっている。
「今回は呪文は使えないしな……。」
「どうして?」
「自分の力をひけらかすのはあまり好きじゃないんだが呪文の威力やばいんだよ。こんなところで俺が魔法を撃ったら間違いなく洞窟は崩壊してお陀仏だ。」
「なるほどね、ならあなたはここで見守ってなさい。」
「え?」
「私たちも戦えるってことは見せてあげるわ。」
「わかった。危険だと思ったら俺も加勢する。」
「了解!行くわよ!エマ!」
「はい!」
そういうと二人は一直線にコウモリのほうへ走っていき、アンナが短剣を思いっきり投げた。2匹ほどにかすったが致命傷に放っていないようだった。
「今のじゃまずい……。」
次の瞬間コウモリが地面に落ちてきた。
「神経毒よ。まぁ、恨まないでね。」
2匹とも確実に仕留めてから他の獲物へと狙いをつけた。
「うおりゃああああああああああ!」
あの見た目からはあり得ない言葉遣いとともに周りを巻き込みながらエマが大剣をふるった。コウモリが3ン引き同時に仕留められた。
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そして帰り道……
「ふぅ、終わったぁ。」
「二人ともかなり強くね?」
「まぁ、私たちはここの出身ではないしね。」
「へぇ、じゃあどうしてこっちまで来たんだ?」
「んー神のお告げっていうの?私たちの街は信仰に深い街の出身で、その司祭様が今日とか明日あたりにシャロンドで世界を救う幸運の人と不幸な人が現れるって言ってたから。」
「ふーん、幸運な人ねぇ。多分それ俺だ。」
「え!?あなたみたいな人が?」
「あなたみたいなとはすごい言われようだな。」
「じゃあどうすれば信じてもらえる?」
「私とじゃんけんしてみてよ。」
「いいよ。」
「「じゃんけんポン。」」
「もう一回よ!」
「「じゃんけんポン!」」
「まだまだ!」
「「じゃんけんポン!」」
あれから50回もじゃんけんをさせられた。
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「ありえないわ!?私が50戦50敗だなんて!」
「そういうことなんだよ。」
「もう信じるしかないのね……。そういえばあなた、不幸な人情報は知ってる?」
「それは俺もよくわからないや。ごめん。」
「いいわ、お告げの通りだと明日までには現れるそうだし。だいたい、あなたが『魔王がやられないかなぁ』なんて祈ればその幸運で倒せるんじゃないの?」
「それは無理だよ。俺にも限度ってのがある。俺に対する幸運は当然無限だけど、相手の不幸で自分が幸運になる場合、かなり弱くなるんだ。」
「どのくらい弱くなるの?」
「そうだなぁ、『魔王が外に出かけるときに限って雨が降り始める』くらいかな。」
「かなり陰湿よそれ!?」
「そこは仕方がないから俺はちゃんと魔王を倒しに行くよ。」
「はぁ……、そうですか。」
その後俺たちは街についてから明日の集合場所と集合時間を決めて別れた。
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