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幸運児、不幸運児と出会う
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「まぁいっか、それほど重要なことでもないだろうしね。」
「どうしたんですか?」
「何か忘れてそうだなと思っただけだよ。」
「私もなんですよねぇ。」
「私も何か忘れてるんだよなぁ。」
そんなことを話していると受付嬢の声が響き渡った。
「緊急!緊急!モンスターの群れが襲来しました!至急戦える冒険者は正門のほうへ集まってください!」
「なんだって!?俺たちも早く行こう!」
「そうですね!」
俺たちが街の正門のほうへ向かうとモンスターなど来ていなかった。
「ん?モンスターなんていないじゃないか。」
「それがですね……」
女性の叫び声が聞こえた。
「誰かあああああああああああああ!!助けてえええええええええ!」
なぜだか知らないけど一人の女性がモンスターにずっと追いかけまわされてる。
「どうしてあんなことに?」
「私もよくわからないんです。彼女が逃げたとたん、街のほうへ向かってきていたモンスターたちも彼女をいきなり追い駆け出して。」
「あの量は結構大変だぞ……。」
敵はたいして強いのはいなかったので、俺たちは冒険者での皆で力を合わせて敵を一掃した。
****************************************************
「ありがとうございました。」
「それにしてもどうして君が追われていたんだい?」
「私にもわからないんですよ!でも昔から不幸体質で……。」
「ああああああああああああああああ!思い出した!不幸の子が今日現れるって予言だ!」
「あ!それです!」
「君少しいいかい?ちょっとこっち来て。」
「わかりました。」
「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!その子がかわいいからってユウキさんけだものですか!?」
「おい、貴様今何を想像した。」
「いえ……なにも…。」
唐突に顔を赤らめだしたのでまるわかりだ。
「はぁ、少し不幸のことについて話すだけだよ。」
「本当ですか?ならいいですけど……。」
俺は不幸の子と一緒にみんなから離れて話し始めた。
「君、昔からここに住んでた?」
「え、あ、はい!そうですね……。」
目が泳ぎすぎだろ。
「もしかして元は別の世界から来た人?」
「え!?ってことはあなたももしかして……。」
「まぁ、そういうことになるな。」
「良かったぁ、私いきなり女神さまに転生させられて。不幸すぎます……。」
「もしかして君もあっちの世界では死んだの?」
「女神様曰くそうです。私はトイレに入ってたらいきなり飛行機が私の自宅に突っ込んできて死んじゃったらしいです……。」
「えぇ……それもう不幸ってレベルじゃないでしょ……。」
「しかもトイレに入ってたせいで、そのまま女神さまのところに行って見られてしまったんです!」
「Oh……。」
「私もうお嫁にいけない……。」
「まぁ、異性じゃないから大丈夫だって!」
「本当ですかぁ?」
「と……とりあえずみんなのところに戻ろうか……君もあっちから来たということが分かっただけよかったし。」
「はい……。」
不幸の子はかなりネガティブな子であった。
「話し終わったぞ。」
「彼女どうするんですか?」
「あー、君パーティとか入ってる?」
「入れてもらえるわけないじゃないですか!疫病神扱いですよ!」
「じゃあうちのパーティ来る?」
「どうせまた私のこと見捨てるんですよね!」
「いやそんなことはしないよ。絶対に。」
「みんな口だけです。どうせ更なる不幸が来たときさらっと置いてどこか行きます!」
「しないよ、だって俺が上からカバーすればいいんでしょ?」
「それってどういう……。」
「俺さ、幸運なんだよね。君とは真逆の。だから俺が守れば幸運で消えるんじゃね?なーんて安直な考えだけどね。」
「本……当……?」
「もちろんだ。命賭けてもいいよ。」
賭け事俺負けたことないし。
「よ……よろしくお願いします!私はマールです。」
「よろしくな!マール!」「よろしくです!マールさん!」「よろしく!マールちゃん!」
俺たちはその後、幸運と不幸がひたすら連続するのであった。
「どうしたんですか?」
「何か忘れてそうだなと思っただけだよ。」
「私もなんですよねぇ。」
「私も何か忘れてるんだよなぁ。」
そんなことを話していると受付嬢の声が響き渡った。
「緊急!緊急!モンスターの群れが襲来しました!至急戦える冒険者は正門のほうへ集まってください!」
「なんだって!?俺たちも早く行こう!」
「そうですね!」
俺たちが街の正門のほうへ向かうとモンスターなど来ていなかった。
「ん?モンスターなんていないじゃないか。」
「それがですね……」
女性の叫び声が聞こえた。
「誰かあああああああああああああ!!助けてえええええええええ!」
なぜだか知らないけど一人の女性がモンスターにずっと追いかけまわされてる。
「どうしてあんなことに?」
「私もよくわからないんです。彼女が逃げたとたん、街のほうへ向かってきていたモンスターたちも彼女をいきなり追い駆け出して。」
「あの量は結構大変だぞ……。」
敵はたいして強いのはいなかったので、俺たちは冒険者での皆で力を合わせて敵を一掃した。
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「ありがとうございました。」
「それにしてもどうして君が追われていたんだい?」
「私にもわからないんですよ!でも昔から不幸体質で……。」
「ああああああああああああああああ!思い出した!不幸の子が今日現れるって予言だ!」
「あ!それです!」
「君少しいいかい?ちょっとこっち来て。」
「わかりました。」
「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!その子がかわいいからってユウキさんけだものですか!?」
「おい、貴様今何を想像した。」
「いえ……なにも…。」
唐突に顔を赤らめだしたのでまるわかりだ。
「はぁ、少し不幸のことについて話すだけだよ。」
「本当ですか?ならいいですけど……。」
俺は不幸の子と一緒にみんなから離れて話し始めた。
「君、昔からここに住んでた?」
「え、あ、はい!そうですね……。」
目が泳ぎすぎだろ。
「もしかして元は別の世界から来た人?」
「え!?ってことはあなたももしかして……。」
「まぁ、そういうことになるな。」
「良かったぁ、私いきなり女神さまに転生させられて。不幸すぎます……。」
「もしかして君もあっちの世界では死んだの?」
「女神様曰くそうです。私はトイレに入ってたらいきなり飛行機が私の自宅に突っ込んできて死んじゃったらしいです……。」
「えぇ……それもう不幸ってレベルじゃないでしょ……。」
「しかもトイレに入ってたせいで、そのまま女神さまのところに行って見られてしまったんです!」
「Oh……。」
「私もうお嫁にいけない……。」
「まぁ、異性じゃないから大丈夫だって!」
「本当ですかぁ?」
「と……とりあえずみんなのところに戻ろうか……君もあっちから来たということが分かっただけよかったし。」
「はい……。」
不幸の子はかなりネガティブな子であった。
「話し終わったぞ。」
「彼女どうするんですか?」
「あー、君パーティとか入ってる?」
「入れてもらえるわけないじゃないですか!疫病神扱いですよ!」
「じゃあうちのパーティ来る?」
「どうせまた私のこと見捨てるんですよね!」
「いやそんなことはしないよ。絶対に。」
「みんな口だけです。どうせ更なる不幸が来たときさらっと置いてどこか行きます!」
「しないよ、だって俺が上からカバーすればいいんでしょ?」
「それってどういう……。」
「俺さ、幸運なんだよね。君とは真逆の。だから俺が守れば幸運で消えるんじゃね?なーんて安直な考えだけどね。」
「本……当……?」
「もちろんだ。命賭けてもいいよ。」
賭け事俺負けたことないし。
「よ……よろしくお願いします!私はマールです。」
「よろしくな!マール!」「よろしくです!マールさん!」「よろしく!マールちゃん!」
俺たちはその後、幸運と不幸がひたすら連続するのであった。
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