本当は私、最強なんです。

るこら

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第二章 潜入開始!生徒会には近づきません!

第八話 打ち明ける事はできません!

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「………さぁ、この前の続きを聞こうか。」
 いっ、いっ、いやですううううーーー!!
「私、お母さんが死んだの。」
「!嘘だろ?」
(こうなったら………嘘つく!!)
「それで、こっちの親戚のところに預けられてて。」
「なんでお前の親戚が王の紹介とかってことになってんだ?」
「えと、それは、本当の私の親戚が、私を引き取るのが嫌だって言ったから……」
「そうなのか。」
「だから、この学校に………」
「うーん、納得できないんだよな、その理論。」
「、なっ、なんで!?」
 わ、私の嘘は、完璧だった、はずっ!!
「なんか、違う。まずお前はどこでその高度な魔法を習得した?」
「そ、それは………お母さん、と、」
「メアリーのお母さんはそこまで魔法に詳しくなかったはずだし………、教えられたとしてもそこまで高度じゃない。
 それに普通、親戚が拒否したからって王が直々に身内を紹介するか?」
「…………っ、あ、アルには、関係、ない」
「なに?」
「アルには関係ない、でしょ!」
「関係ある」
「なんで?」
「言ったら、裏切る、でしょ」
 ぎゅっとスカートの裾を握りしめると、アルが目を見開いた。
「あ、あれは……!」
「言い訳なんて聞きたくない!!!」
 手をアルの方へ向ける。
 そして、素早く風魔法を展開した。
「その手に、のるかっ!」
 アルが手を伸ばし、上に上昇しようとしたメアリーを掴む。
「や、だっ!」
 その時。
 シュルッと草が伸びてきて、2人を別々にして押さえ込む。
「きゃっ、な、に、」
 蔓が飛んできた方を振り向くと、そこにはエドワードが。
「あ、さっきの……」
 メアリーが声を発すると、アルが「え」と小さく声を漏らす。
「どうしてあなたが………」
「え?知ってるの?」
「………というかお前は知らないのか!」
「し、知らないわよ、誰?」
 エドワードがそんな2人のやりとりを見てクスッと笑う。
「僕は…………」
 その時、メアリーを光が薄く包む。
「きゃ、何これ………っ!?」
 アルは、対照に闇に。
「!?」
 エドワードは呟く。
「これは……闇魔法に、光魔法……!2光闇か…?でも、どうして………」
「え?」
「なんでもやいよ。そうだ、メアリー嬢。僕はエドワード・メリアード。
この国の皇子だ。」
「え、えええええええええ」
言い切る前に、メアリーとアルの姿は光、闇に消えていった。


「ん………」
どうやら気を失っていたみたいだ。
「だ、大丈夫、ですか?す、すみません、王からの命令で………!」
声を掛けてきたのは、コウ。光魔法の使い手。
「王からの、命、令?」
「は、い。えと、幼馴染さんはちょっとしつこそうなので、もういっちゃえーとのこと、です…だか、ら2人を連れてきたんです、けど……」
「そう、だったんだ。どうする気なんだろう……?」
「さぁ、僕には………」
自然とメアリーの心には、不安が募っていた。
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