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1.転生といえば・・・?

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ふと、意識が戻るとシルクであろうツルツルとしたシーツとやわらかい肌掛けに包まれていた。

ガバッと体を起こすと、自宅には無い立派な寝具が目に入って、
夢を見てるのかとまた眠りにつこうとしたのだが、
目についた自分の手に違和感が半端なくまじまじと見つめる事数分。

コンコンコンコン
突然響いたノックの音に、「ふぁい」と情けない返事をすると入ってきたのは、ザ・メイドな格好をしたくりっとした目の赤毛の女性とこれまたザ・執事などうみてもセバスチャンですありがとうございます。な男性が一人。

絶賛混乱中な私を尻目に、美しい礼をした二人は、
私はほにゃららの「お客様」で、ほにゃらら部分は何度か言って貰っても聞き取れず、まずはこの家の当主と会うために、準備をさせて欲しいとのこと。

現状把握の為にも、説明してくれそうな人がいるなら是非会いたいと、よろしくと頭を下げた途端、
扉が大きく開き、追加のメイドさん?が3人入ってきたかと思いきや、(仮称)セバスチャンに失礼しますと抱えられ浴室の前室に連れて来られ、執事が退室した途端に裸に剥かれて浴室に放り込まれ揉みくちゃにされた気がするけど、気づいたらオイルマッサージまでされてツヤツヤになってる鏡に写った自分を見て、やっと違和感に気づきましたよオクサマッ!

なにこれ、ちっちゃくてかわいいのに、なんか整った綺麗な顔になってる…。
アレじゃん!現実には無いはずだけど話では良くある異世界転生じゃね!
今年は年女だったからもうすぐ48歳になるはずの私が、
小学校一年生くらいかなって1/8じゃねぇかぁぁあ!
誰に突っ込めばイイのーーーっと未だ混乱しつつも、
鏡の中の自分を見つめてみる。
ウン。なんとなく自分の顔の名残はあるんだけど、どう見ても別人28号。
転生すばらしい。ふぁぁー

また意識飛ばしてて、気づいたら髪も乾かされてい高そうなワンピース着てちょこんと椅子に腰掛けていたという…
もうね、元々環境の変化に弱いのに、暑すぎて熱中症になって倒れたはずってぼんやり思い出しちゃったのよね。
あのまま本当に死んじゃったんだなって思うと足元からじわじわと恐怖が上がって来そうになったので、
異世界転生ステキーってウフフキャッキャッして現実逃避が一番だよねって納得させるしかなく、、、

また思考の海に漕ぎ出しはじめたところで、
再度ノックが響き返事を待たずに開いた扉から、
先ほどの執事と身なりも体格も良い男性が入室してきて
琥珀より少し明るい瞳の色をこちらに向けて話し掛けて来たのです。
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