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異変
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お昼に葵にあやされたおかげで無事立ち直ることができ午後の授業を受けてる。
前で先生がXが何やらかんやら言っているが全然内容が入ってこない。いつもはちゃん受けている......つもり......なんだけど今日は授業に集中できない。
まぁ、原因は夢の内容が気になってしょうがないからなんだけども。
最近頻繁に見る夢、草原に見たことない木々、空には2つの大きい光り輝く星。まさしくファンタジーな空間、そればかり見てたが今日は違った。
5人の幼い子供たちが泣いていた。
姿も人間ぽい子もいれば羽が生えてたり耳しっぽが生えてたり姿様々だった。
でも、所詮夢だ。今までもおかしな夢は見てきた。でもなんでこの夢はこんなに気になるのか自分でもわからなかった。すごく忘れてはいけないものを忘れてる気がする。
「はる」
なんでだろう。
「はる!!」
ガシッて後ろから肩を掴まれ耳元でまぁまぁ大きい声で名前を呼ばれたせいで思考が吹っ飛んだ。
「な、なに」
動揺しつつ後ろにいる肩を掴んでる葵を見る。何故か葵の方が余裕が無い顔をしていた。
「何回も呼んでるのになんで気づかないの。外見て」
いきなり何言ってるの、と思いつつ周りを見るとみんな外を見ていた。
それにつられ外を見る。窓から1番遠い廊下側の席なので窓側に目を向けても何が何だかわかんなかった、
「外がどうしたの?少し薄暗いだけ......」
じゃないの?と聞こうとしたがそこで初めて異変に気づいた。
今は14時すぎぐらいだ、しかも夏、そして今日は雲ひとつない快晴だったはず。なんでこんなにも薄暗いのだろう、
「なんか薄暗いね、ゲリラ豪雨とかかな」
葵に話しかけたつもりだけど返答がない、ずっと窓の外を見てる、
「お~い、あおい?」
顔の前で手をヒラヒラさせる。
ガシッ
その手が掴まれた。
「え、どうしたの葵、手なんて繋いじゃって」
バリッ......バリッバリン!!
ーーパシャッ
「えっ......」
何かが割れた、何かが顔にかかった、水?
顔の右側にかかって右目が開けない、反射的に拭った右手を見る。
真っ赤だ。
赤い?なんで?絵の具?どっから?
飛んできた方を見る。
「た......高橋??」
そこには高橋っていう活発で元気な男子がいるはずの場所。
「クチャッ......クチャッ......」
でも、今いるのは黒くて大きなオオカミ。
「クチャッ......ブチブチブチ」
そのオオカミが引きちぎって加える大きな塊、高橋の顔と目が合う。
「きゃ!ムッ」
叫びかけたがすぐに葵に口を塞がれ手を無理やり引かれる。
「逃げるよ!!!」
そう言われ今何が起きてるか訳が分からないけど必死に葵の背中を追った。
前で先生がXが何やらかんやら言っているが全然内容が入ってこない。いつもはちゃん受けている......つもり......なんだけど今日は授業に集中できない。
まぁ、原因は夢の内容が気になってしょうがないからなんだけども。
最近頻繁に見る夢、草原に見たことない木々、空には2つの大きい光り輝く星。まさしくファンタジーな空間、そればかり見てたが今日は違った。
5人の幼い子供たちが泣いていた。
姿も人間ぽい子もいれば羽が生えてたり耳しっぽが生えてたり姿様々だった。
でも、所詮夢だ。今までもおかしな夢は見てきた。でもなんでこの夢はこんなに気になるのか自分でもわからなかった。すごく忘れてはいけないものを忘れてる気がする。
「はる」
なんでだろう。
「はる!!」
ガシッて後ろから肩を掴まれ耳元でまぁまぁ大きい声で名前を呼ばれたせいで思考が吹っ飛んだ。
「な、なに」
動揺しつつ後ろにいる肩を掴んでる葵を見る。何故か葵の方が余裕が無い顔をしていた。
「何回も呼んでるのになんで気づかないの。外見て」
いきなり何言ってるの、と思いつつ周りを見るとみんな外を見ていた。
それにつられ外を見る。窓から1番遠い廊下側の席なので窓側に目を向けても何が何だかわかんなかった、
「外がどうしたの?少し薄暗いだけ......」
じゃないの?と聞こうとしたがそこで初めて異変に気づいた。
今は14時すぎぐらいだ、しかも夏、そして今日は雲ひとつない快晴だったはず。なんでこんなにも薄暗いのだろう、
「なんか薄暗いね、ゲリラ豪雨とかかな」
葵に話しかけたつもりだけど返答がない、ずっと窓の外を見てる、
「お~い、あおい?」
顔の前で手をヒラヒラさせる。
ガシッ
その手が掴まれた。
「え、どうしたの葵、手なんて繋いじゃって」
バリッ......バリッバリン!!
ーーパシャッ
「えっ......」
何かが割れた、何かが顔にかかった、水?
顔の右側にかかって右目が開けない、反射的に拭った右手を見る。
真っ赤だ。
赤い?なんで?絵の具?どっから?
飛んできた方を見る。
「た......高橋??」
そこには高橋っていう活発で元気な男子がいるはずの場所。
「クチャッ......クチャッ......」
でも、今いるのは黒くて大きなオオカミ。
「クチャッ......ブチブチブチ」
そのオオカミが引きちぎって加える大きな塊、高橋の顔と目が合う。
「きゃ!ムッ」
叫びかけたがすぐに葵に口を塞がれ手を無理やり引かれる。
「逃げるよ!!!」
そう言われ今何が起きてるか訳が分からないけど必死に葵の背中を追った。
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