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二章 狼
狼奪還計画3
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情報は亜連のおかげで入手できた。蒼鳥の住処もそこの警備システムも亜蓮が知っている限りのことが分かった。
「開花どう?」
「完治し始めてるよ。二週間後にはもう別に動いても平気。開花はもう無茶しないこと!」
「はい」
イアムがあの時爆弾のスイッチを離す瞬間はあの時しかなかった。爆弾の種類からゼムが遠隔ではないことを判断して私に伝えてきたがだとするとスイッチは自分自身の何かを表す。まぁ、手榴弾だったから首元の紐だというのが見て取れた。だからあの紐から一番遠くなる瞬間でなおかつ私のが爆弾に近いとき。それは後ろからの敵に気づいて油断した隙に振った攻撃の瞬間。亜蓮に気付きその攻撃を止めた瞬間に狙われた急所から少し離すだけで経験の少ないイアムは気付かずに刺す。そうすれば爆弾を引き離すことが出来る。それが分かったうえで怪我せずにする方法を考えろと秋斗にいわれた。私が出した最善策は怪我した時点でダメというわけだ。確かにあの後まだ戦闘が続く場合はいい策ではなかったから一応反省はしているけど…。
「二人の様子は?」
「特には。別に抗ったりはしてこないし問題なさそう」
マチの部屋から見える庭では白と一緒に草むしろをしているのが見えた。亜蓮も遠くでビニールハウス作りをゼラにいわれ手伝っている。ここで何もしないのもと言われ二人にはやっていかないといけない作業の手伝いをしてもらっていた。亜蓮から感じ取れる警戒心はまだ最初と変わらないから土壇場で裏切る可能性も視野に入れておくべきだと秋斗は言っていた。亜蓮は蒼鳥の上層部にいたんだっけ。全面戦争は最後だ。今回の作戦はあくまでも亜蓮をこちらに取り寄せることだ。亜蓮の師匠を奪えばあとは引く。ゼラも喧嘩しないようにしていかないといけない。こちらの人数とあちらの人数は明らかに押される。だからこそリスクは最小限で行きたいのがこっちの意見。そんなことを考えているとマチが私の背中をなぞる。
「ひゃぁ」
変な声が出てマチが笑う。
「なに?急に!」
そういうと笑いすぎて出た涙をふきながらこっちを見る。そして息が落ち着くと同時に喋りはじめる。
「もう、本部にいるわけじゃないんだからもう少し肩の力抜いてやっていいんたよ。作戦だって自分の命を一番に考えて死なない作戦を!だよ?殺すことだけが作戦じゃないからね」
「あ、ちょっと!」
その勢いで突っ込んできたマチを支えきれず倒れる。マチの白衣からは薬品のツンとした匂いがした。
「おーい、イチャイチャしてるとこ悪いが失礼するぞ」
リヤが呆れたようにこちらを見ていった。
「リヤ、これは別になんともないのよ!」
慌てて訂正しているマチをよそに私は部屋を出る。もう一度作戦を考えながらお風呂へと向かった。
「開花どう?」
「完治し始めてるよ。二週間後にはもう別に動いても平気。開花はもう無茶しないこと!」
「はい」
イアムがあの時爆弾のスイッチを離す瞬間はあの時しかなかった。爆弾の種類からゼムが遠隔ではないことを判断して私に伝えてきたがだとするとスイッチは自分自身の何かを表す。まぁ、手榴弾だったから首元の紐だというのが見て取れた。だからあの紐から一番遠くなる瞬間でなおかつ私のが爆弾に近いとき。それは後ろからの敵に気づいて油断した隙に振った攻撃の瞬間。亜蓮に気付きその攻撃を止めた瞬間に狙われた急所から少し離すだけで経験の少ないイアムは気付かずに刺す。そうすれば爆弾を引き離すことが出来る。それが分かったうえで怪我せずにする方法を考えろと秋斗にいわれた。私が出した最善策は怪我した時点でダメというわけだ。確かにあの後まだ戦闘が続く場合はいい策ではなかったから一応反省はしているけど…。
「二人の様子は?」
「特には。別に抗ったりはしてこないし問題なさそう」
マチの部屋から見える庭では白と一緒に草むしろをしているのが見えた。亜蓮も遠くでビニールハウス作りをゼラにいわれ手伝っている。ここで何もしないのもと言われ二人にはやっていかないといけない作業の手伝いをしてもらっていた。亜蓮から感じ取れる警戒心はまだ最初と変わらないから土壇場で裏切る可能性も視野に入れておくべきだと秋斗は言っていた。亜蓮は蒼鳥の上層部にいたんだっけ。全面戦争は最後だ。今回の作戦はあくまでも亜蓮をこちらに取り寄せることだ。亜蓮の師匠を奪えばあとは引く。ゼラも喧嘩しないようにしていかないといけない。こちらの人数とあちらの人数は明らかに押される。だからこそリスクは最小限で行きたいのがこっちの意見。そんなことを考えているとマチが私の背中をなぞる。
「ひゃぁ」
変な声が出てマチが笑う。
「なに?急に!」
そういうと笑いすぎて出た涙をふきながらこっちを見る。そして息が落ち着くと同時に喋りはじめる。
「もう、本部にいるわけじゃないんだからもう少し肩の力抜いてやっていいんたよ。作戦だって自分の命を一番に考えて死なない作戦を!だよ?殺すことだけが作戦じゃないからね」
「あ、ちょっと!」
その勢いで突っ込んできたマチを支えきれず倒れる。マチの白衣からは薬品のツンとした匂いがした。
「おーい、イチャイチャしてるとこ悪いが失礼するぞ」
リヤが呆れたようにこちらを見ていった。
「リヤ、これは別になんともないのよ!」
慌てて訂正しているマチをよそに私は部屋を出る。もう一度作戦を考えながらお風呂へと向かった。
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