聖剣なんていらんかったんや~苦し紛れに放った暗殺者が魔王を倒して世界を救ってしまったのだが~

余るガム

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第2章 魔王の王冠は誰のもの?

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「やっぱり、暗殺者は廃業した方が良いんだろうか?」

 クイームの用立てたセーフハウス。
 人目に付かないことに重点を置いて構えられたその洋館の一室にて、そんな家族会議が始まった。

「……そりゃあ、まあ、社会通念上は褒められた仕事じゃあないしね?」

 どことなく自信なさげに応えるのは、勇者パーティで最強と名高いクラウンだ。
 幾ら最強とはいえ現状は自宅警備員でしかない彼女は、『仕事をしている』というだけで自分より上等なのだから、あまり強いことは言えないと考えていた。

「私は別に続けて良いと思いますけどね。というか、なんで辞めようなんて考えたんですか?」

 さも当然のように聖職者らしからぬ発言を放つのは、元聖女のシャーロット。
 元々生まれの都合で聖女なんて立場に押し込められただけで、思春期を迎えたぐらいには既に無神論者だったのだが。ちなみに神というか『人知を超えた例外な存在』を何度か薄ぼんやりと知覚しているので、より正確には有神論の無宗教と言った方が正しい。

「いや……だってシャーロットと付き合ってるわけだから、もっと胸張って主張できる仕事にした方が良いのかなって」
「世間体の話なら余所でやってくれ」
「同感です。というか、今のご時世腕っぷしより胸張れるものってあんまりないですからね。そういう意味では、むしろドンドンやって腕を磨いた方が良いかと」
「えぇ……」

 まさかの殺人全肯定に、張本人のクイームもドン引きを禁じ得ない。

「あと、その辺言い出すとクラウンさんの仕事の方を先に考えた方が良いと思います」
「あーね」
「げふぅ」

 武力と言うのは有事においてこそ光り輝くが、平時においてはタダのお荷物に等しい。
 クイームは正面戦闘以外にも多くのスキルを持っているのでまだ何とかなるが、クラウンは本当に武力一辺倒だ。

 彼女の魔法もなかなかにインチキ臭いので、使いようによっては色々ある。
 だが悲しいかな、彼女の頭では自分の魔法のポテンシャルをフルに発揮する事が出来ないのだった。

「つっても、クラウンに平時の仕事はなぁ……」
「力仕事、も力加減を間違えそうですしね」

 裏組織の金庫を素手で『開ける』様な豪腕だ。
 何を運ぶにしても、握力でぐしゃり……という可能性は捨てきれない。

「そもそも私たちって大なり小なり教国に追われる身でしょ? ある程度身軽な方が良いと思うんだけど」
「身軽ね……確かにその通りだが、簡単に始められて武力が問われる身軽な仕事なんてなぁ……」

 ついこの間まで『魔物』なんて言うハイファンタジーど真ん中の生物が跳梁跋扈ちょうりょうばっこしていた大陸だが、それに対抗する冒険者なんて仕事は無い。
 魔王と魔物の発生はここ10年程の出来事だったし、対魔王多国籍連盟と勇者パーティの働きだけである程度間に合うぐらいの数しかいなかったからだ。

 もっとも、魔王と魔物が発生する機序は不明なままなので、或いは水面下で密かに繁殖を続けているのかもしれないが。

「暗殺者とかでしょうか?」
「俺が仲介屋なら、こんなド派手な奴は使いたくない」
「殺せればなんでもいい、って需要はあるんじゃないのかい?」
「あるけど、それって使い捨て前提の奴だからな。他殺がバレても良いって事だから、色々乱暴だし……持続可能な殺しじゃないぞ」
「持続可能な殺し……?」

 変なパワーワードを聴いてシャーロットが困惑している。

「そもそも暗殺って、基本的に自然死か事故死がオーダーだし」
「自然死?」
「主に使うのは毒だな。サクシニ……あー、即効性の筋弛緩剤を心臓付近に打ち込んで心臓麻痺に見せかけるとか。正直他殺が丸わかりだから、仕事でナイフ振ることってあんまりない」

 そんなもんどこから用立ててるんだ? とクラウンは思ったが、クイームの謎の人脈はいつもの事と流すことにした。

「じゃあ、狩人とかどうでしょう」
「狩り……? あぁ、野生動物の方か。しかしグチャグチャになっていては値が付かないぞ?」

 ひき肉はひき肉で需要があるが、あれは『碌に食えない部分を強引に食えるようにした』肉であり、その取引は安値だ。
 そこに毛皮や内臓が混じっていては買い取り拒否は想像に難くない。

「締め上げて持ってくれば、クイームが捌けないかい?」
「できるけど、鮮度はどうするんだよ。肉は足が速いぞ」
「殺さずに、締め落として持ってくれば?」
「……それならできるな。幸い、この隠れ家は水が自由に使える」

 まあ解体ができるとしても、また別の問題があるが……案外問題にもならないかもしれないし、一回はやってみても良いだろう。

「てかシャーロットは?」
「女は家を守るものだと相場が決まっているでしょう」
「そもそもこんなに目立つ奴を外に出したくないし」
「……ごもっとも」

 それがどちらの主張に対しての言葉なのか、ここではそれを明らかにしない事とする。

◆◇◆◇

 クイームの暗殺の仕事は、実は仲介屋を介して渡されたりはしない。
 これまでに語った仲介屋の話はあくまでも一般論であり、『大抵のフリーの暗殺者はそうして仕事を請け負う』というだけの話だ。

 もっとも、『フリーの暗殺者』は一般化できるほど多くは無いが。
 大部分がプロと言えるレベルになる前にしくじって死に、そうでない場合はどこぞがヘッドハンティングして専属にしてしまう。優秀な暗殺者は優秀な隠密に通ずる。単純な武力・軍事力は時間と金で育てられるが、こういった分野はなかなか育たない為、場合によっては金に糸目を付けずにスカウトされる。大抵の暗殺者は金の為に動いているので、対外的な信頼を損なわない形を取れば結構釣れたりもする。
 故にこそ、戦力で一歩劣るクイームが勇者パーティに参加する事にもなった訳だ。

 では、今のクイームはどうやって仕事をしているか。

 前提として、今のクイームは1つの拠点を軸に動くことは出来ない。受ける仕事の地域が偏れば、その地域にクイームがいるという事になり、シャーロットの情報を目当てに教国が戦力を送り込んでくるからだ。その為、クイームは大陸全土で仕事をしなければならない。

 そこでクイームは、行き帰りをシャーロットの『門の創造』に任せることにした。

 この魔術は術者の好きな所へ空間を飛び越える門を開通させるものだ。距離に応じてすさまじい魔力を消費するが、その価値はあるだけの問題解決能力を持つ。
 教会信徒のシャーロットがこれを使うのは背信行為に等しいが、彼女は元々無宗教である。精神的な負担は0だった。

 『女は家を守るもの』とか言ってた割に、仕事方面で結構替えの効かない部分をカバーしている人間の鑑ことシャーロットである。

 問題の受注方法だが、これは元々使っているものをそのまま使うことにした。
 普通は地元の顔役にアポを取って、仲介役に繋いでもらい、仲介役から仕事を貰う形になる。

 クイームは地元の顔役や有力者の所に忍び込んで、『死神宛て』と書いた黒いポストを寝室に置く。ポストには取扱説明書と依頼書のテンプレートと料金相場がおいてあり、これに従って投函すれば良い。
 中にはクイームの『影』が仕込んであって、投函されるとクイームはそれを察知できる。あとは超遠隔で中身を影の世界に取り込めば受注完了だ。

 教会の経典を捨てたことでシャーロットに抜かされたが、射程距離がとんでもなく長いのは孤影魔法の強みだ。
 もっとも、流石に無理のあるやり方なので、色んな制限リスクを組み込むことでどうにかこうにか実装した形だ。元々は投函が察知できるだけで、依頼書や前金の回収は自力だった。

 これにより、クイームは大陸中で仕事を受けられるようになっているのだが、暗殺の依頼なんて大陸中に根を張ってもそう多くあるものではない。
 顔役からすれば、仲介屋との付き合いもあるのだ。そちらを優先する事もある。

 だが、一度死神に依頼した人間のリピート率は高い。
 人間性を感じさせないシステマティックな契約と、暗殺者に直通なので露見のリスクが極小である事の2つが、『暗殺』という極端な手段の心理的ハードルを下げてしまうからだ。

 今回クイームが受けてきたのも、そんなリピーターの1人だった。

「……何してんだ?」

 仕事から帰って来たクイームは、机に突っ伏してもぎゃもぎゃ言っているクラウンにそう問いかけた。

「いや本当に何してんだ」
「なんか、成果が無かったそうですよ?」
「あぁ……」

 クラウンは、控えめに言って大陸最強の一角だ。
 そんな化け物がのしのし練り歩いていたら、人類に異常な敵意を持つ魔物なら向かってくるが、普通の獣は身を隠すだろう。

 そして狩人としては素人も良い所なクラウンに、隠れた獣を見つけ出す能力は無かったわけだ。

 見つかってしまえは確実に殺されるのだから、隠れる方が必死なのは当然だ。

「解体以前の話だったか」
「もぎゃぁあ……」

◆◇◆◇

 クラウンが隠れ家でもぎゃもぎゃ泣いているころ、アンドリューは傭兵団との合流を目指して、大陸を南下していた。

 馬車と馬車馬、そして荷物を世話しつつ、目立たないための適当な護衛と折衝しながら幹線道路を渡っていくのは、想像以上に長く面倒な道のりだった。

 クイームが居れば、馬車と馬車馬は要らなかった。
 シャーロットが居れば、荷物の大部分は要らなかった。
 クラウンが居れば、護衛は要らなかった。

 それら全てを自分一人で始末するのは、5年も彼らに甘やかされてきたアンドリューにはとにかく面倒だった。

「全く……勇者が人類を救うなんざ、調子の良いお題目だぜ」

 なにせその勇者は、ここ5年間ずっと助けられ続けてばかりだったのだから。

 一度自分を遍在させ、新品の自分に切り替える。 
 そうすれば、全身に浴びた返り血も綺麗サッパリ消えてなくなるという訳だ。

「こーゆー始末の面倒も要らなかったよなぁ」

 適当に手配した護衛は、まるでその適当さを体現するかのようにアンドリューの荷物を覗き見し、強奪を即断した。
 ので、こちらも処分を即断した。

「やっぱり、安く雇える奴はこんなもんだよな……安物買いの銭失いとはよく言ったもんだ」

 もっとも、彼らの身包みは既に剥いでいるので、金額的な収支はプラスだが……今更銀貨が数十枚増えた所で、お慰みにもならない。

「次の街でこいつらの装備は売るか……どこも慢性的な鉄不足だし、素材分ぐらいは値が付くだろ」

 中古の武器を市場に流す人間は多数存在する。
 戦場を漁って装備を回収し、武器屋に売ったり金物屋に売ったりするわけだ。荷車と馬を用意して大々的にやってるところもあるが、ほとんどは働き口が無い奴のアルバイトだったり、体力が有り余ってる奴の副業だ。

 実はこれが結構バカにならない鉄資源の供給で、大陸中の戦場を渡り歩いて装備を掠め取る専門部隊を組織している国もある。
 掘削技術の発達が戦争で遅れている分、大陸に存在する鉱物資源の総量はあまり動かないので、こういう小技が案外効いたりするのだ。

「おっ?」

 アンドリューが思わず声を上げたのは、襲ってきた護衛が身に着けていた装備の中に、なかなか光るものを感じさせる一振りがあったからだ。

 恐らくこれも、どこぞの戦場での拾い物だろう。
 正規軍が正式採用している装備は量産性と信頼性に優れ、切れ味についてはあまり考えられていない。とにかく頑丈に作って、メンテナンスの必要性を減らし、少々の鈍りはパワーで誤魔化す。そういう設計思想だ。

 だがこれはそういった量産品とは一線を画する1点ものだ。
 大陸では珍しい片刃かたば造りで、その横っ腹には流麗な波紋が描かれている。なにかしらの顔料で描いてあるわけではなく、これは鋼そのものがそういう紋様を表出させているらしい。
 僅かに、しかし滑らかに反り返った刀身からは、大陸で主流の『潰し切る』流儀を感じさせない。もっと独特な扱いが必要そうだ。

「……美しく、そして冷徹な刃だ」

 芸術品としても評価の高そうな品だが、アンドリューは傭兵の嗅覚で、これが戦争の為に作られた『兵器』であることを直感した。

 試しに虚空へ一振りして、斬撃を遍在させて中古の鎧に当てる。
 自分でも信じられないほど軽い手応えと共に、鎧はパカリと綺麗に割れた。

 アンドリュー史上、最も鋭い切り口だ。おまけに振った時のフィーリングも素晴らしい。

「これは自分で使うか」

 安物買いの銭失い。だが、思わぬ掘り出し物は安物の中にある。
 結局は運否天賦でしか無いと思うと、酷く馬鹿馬鹿しい話だ。

 ふと、腰元に視線をやる。
 そこには勇者になる5年前、なんならそれよりももっと前から愛用していた剣が据わっていた。

 正直な所、これは本当に数打ちの鉄剣でしかない。
 正式採用されている規格の武器を作れない落ちこぼれの鍛冶師が、日銭を稼ぐ為に作った様な品だ。実際、自分が手に入れた時は在庫処分セールだったし、実際に使う前に手入れが必要なぐらい雑な保管がされていた。

「……ふむ」

 こちらも一度振ってみる。

 やはり何と言うか、『しっくり』くる。実家のような安心感だ。
 これに比べると、刀の方は1人暮らしの様な解放感だ。

「……二刀流だな」

 アンドリューは、割と速攻でそう決めた。
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