4 / 117
第一章 幼年編
精神の病はもはや我らを傷つけない
しおりを挟む
なじみ相手に勃起するということは今のところない。
そのため一緒に風呂に入ってまずいことと言ったら俺の精神は普通に大人であることぐらいだろう。それですら俺以外知らない事だし、言わない限り、あるいは言ったところで大して問題はない。
が、しかし。
惚れた女性が全裸で、目の前にいて惜しげもなく自分に接触してくるという状況で。
勃起しないというのは、まるで自分がEDになってしまったかのようで。
凄く自分が情けないように思えてくるのだ。
だから蝶ヶ崎家に泊まるときは、風呂を上がってから勃起の確認をしている。
マジカルというだけあって勃起自体は可能なのだが、いざなじみを目の前にするとどうもうまくいかない。
心の奥底で、傷物にしたくないとでも思っているのだろうか。
最初はつばの代わりに精液を付けるつもりだったくせに、その心変わりの速さはいっそ笑えてくる。
なぜ俺がこうも自嘲気味にあれこれ考えているのかというと、現状のあれこれを考えないようにするためだ。
おおっと、精神の防壁が崩れそうになってしまった。
下手な主人公なら今のところでなじみの全裸描写が入るところだが、あいにく俺は神に選ばれた男。そんな愚は犯さない。
他の主人公じゃあ感触とかを完全にシャットアウトしようとするのだろうが、それがまず間違っている。
ある程度の感覚は残しておくんだ、そうじゃないと怪しまれてしまうし、背中を流すなんて繊細なことはできない。肌の艶やかで、ともすれば扇情的ですらある感触を一切傷つけないようにするには、必要不可欠だ。
なじみは俺の背中をお返しに流したいようだが、あいにく俺はなじみが入ってくる前に終わらせてしまった。すまんの。
しょうがないので一緒に湯船につかろうではないか。
それで許してくれたまえ。
なんで私の足の間に入る必要があるんですかね?
対面じゃダメなの?
あ、そう・・・。
この状態で抱きしめてほしいそうだが、さすがにできない。
そういうとなじみが抱き着いてくるのだから結局同じだった。
「ねえ、ケーくん」
「どうした?」
「おっきくなっても、こーやって一緒にお風呂入ろうね」
可愛いかよ。
それに頷くかどうかで迷っている俺を見かねたのか、なじみは言葉を重ねた。
「やっぱ言わなくていい。言っても同じだし」
正直ありがたい言葉だったが、なじみはどっちの意味で言ったのだろう。
一緒に入るから同じなのか、入らなくなるから同じなのか。
その真意を推し量る術を、俺は持っていない。
*
なじみとの風呂が終わって、なじみの部屋。
実は俺の寝る部屋については現在長期出張中の旦那さんの部屋を使うことになっていたのだが、なじみが一緒に寝たいと聞かないのでなじみの部屋で寝ることが多い。
とはいえ途中で勃起の確認も行おうと思っているので、少なくとも途中離脱はするつもりだ。その後は戻るが。
「ね、ケーくん」
客用布団がないので、なじみのベッドで一緒に寝ることになっているのだが、そのために俺がなじみの布団を敷いていると、終わったところを見計らってなじみが話しかけてきた。
「秘密の遊び、しよ?」
あれ以来、なじみはことあるごとにキスを求めてきた。
大抵は断っている。日常にし過ぎるのも良くないと思うし、こういうのは多少特別であってほしい。
ハマってくれたこと自体は非常にうれしいのだが、脇目もふらずに求めてくるようになればお互いの為にならない。
そのため今回のお泊り等の特別な時しか応えないようにしている。
なじみもそれを把握しているのか、今では応えやすい時にしか求めなくなった。
「いいよ。しようか」
「ッ! うん!」
嗚呼、こうも喜びを表に出されては嬉しくなってしまうじゃないか。
「「んッ・・・」」
普通のキスだ。唇を合わせるだけの、普通の。
なじみはすぐに唇を開いて、俺の舌を中に誘う。
駆け引きなどせず、素早く舌を入れた。
「んっ・・・ふう・・・」
歯は開いていた。
それだけだというのに、まるで自分との行為に慣れ始めているように感じられて、どうしようもなくうれしい。
なじみの舌はちょんちょんとこちらの舌に触れてくる。
こういう時は、男がリードしなくてはなるまい。
俺はなじみの舌に自分の舌を柔らかくぶつけ、絡めた。
「んぅぅう!?」
なじみから驚きの声が上がるが、それを無視して舌を絡め続ける。
なじみの舌を俺の舌で舐める。それはさながらフェラチオのように。
「んっふぅっ、ぁっ」
なじみの声に甘い色が混じり始める。
顔は紅潮し、目は潤み、体温が上がるのは俺にも感じられた。
傍にいるからだろうか、あるいはなじみが発情しているからだろうか。普段は気にも留めないなじみの匂いがどうしようもなく鼻腔に絡みつく。
嗚呼、俺は今なじみを五感のすべてで感じている。
このまま自分のすべてをなじみで埋め尽くせたら、どれほど幸福だろう。
このままなじみのすべてを自分で塗りつぶせれば、どれほど幸福だろう。
だが悲しいかな、そんなことできはしない。
どれほど強固に愛し合おうと、どれほど二人が結合しようと、どこまで行っても二人でしかないのだから。
「んッ。ん~~・・・」
なじみの体が跳ねる。
ビクリビクリと痙攣する。
視界の端でなじみの絶頂カウントを一つ増やしたエロステータスがなんとも無粋だ。
どちらからともなく口を離す。
なじみも俺も息が荒い。
「なんなの、今のぉ・・・」
幼女特有の甲高い声でありながら、その声色ときたら吉原の遊女を連想させる艶。
もっとその声を聴きたい。もっと深く、濃く、他の全てを白く見せてしまうほどの”色”を。
少し、股間にきた。
「今のは、『イク』っていう感覚だよ。これからはイキそうだったら、声に出したりして教えてね」
「イク? ・・・うん、わかった。ケーくんに教えるね」
まさか自分がこんな調教のようなセリフを吐くことになろうとは、考えもしなかった。
「じゃあ、今日はもうおしまいね」
「ぇ・・・もっと、したい」
俯き指先でこちらの袖を軽くつまむ彼女は反則的に可愛かったが、ここで頷いてはいけない。
エロステータスで見聞した絶頂深度は1。
これは俗に甘イキや軽イキなどと呼ばれる程度のもので、我が逸物であればシーツとの擦れで至れるレベルだ。まあそれは多少難しいとはいえ、最低値といえばその通り。
そんな程度でも幼いなじみの体には結構な負担だ。本来、なじみの体は快楽を受容できない段階なのだから。
これ以上やれば、確実になじみの体に不調が起きる。
明日怠い、程度であればまだいい。そもそも明日は休みだ。
最悪体調を崩して寝込んでしまうまである。
確かにこのまま続ければ俺は気持ちいいだろう。女性をキスだけで絶頂へ導いたとなれば優越感も一入だろう。本命の女性なのだから尚更だ。
なじみも今は気持ちいいだろう。初体験の絶頂だ。気持ちよくないはずがない。
しかしその代償は確実に払わされるのだ。なじみだけが。
それを理解し、今歯止めとなれるのは俺だけだ。
「ダメ。続きはまた今度ね」
「う~~・・・」
「今日はもうだめ。次はもっと気持ちよくしてあげるから、ね?」
「う~~・・・うん」
大分粘られたが、なんとか了承してくれた。
思わず一線を越えかけた自分を誤魔化すようにそそくさとベッドに入る。
俺は壁側になり、なじみは俺に抱き着き俺の足の間に自分の足を差し込んできた。
絶対に逃がさないという強い意志を感じる。
そのため一緒に風呂に入ってまずいことと言ったら俺の精神は普通に大人であることぐらいだろう。それですら俺以外知らない事だし、言わない限り、あるいは言ったところで大して問題はない。
が、しかし。
惚れた女性が全裸で、目の前にいて惜しげもなく自分に接触してくるという状況で。
勃起しないというのは、まるで自分がEDになってしまったかのようで。
凄く自分が情けないように思えてくるのだ。
だから蝶ヶ崎家に泊まるときは、風呂を上がってから勃起の確認をしている。
マジカルというだけあって勃起自体は可能なのだが、いざなじみを目の前にするとどうもうまくいかない。
心の奥底で、傷物にしたくないとでも思っているのだろうか。
最初はつばの代わりに精液を付けるつもりだったくせに、その心変わりの速さはいっそ笑えてくる。
なぜ俺がこうも自嘲気味にあれこれ考えているのかというと、現状のあれこれを考えないようにするためだ。
おおっと、精神の防壁が崩れそうになってしまった。
下手な主人公なら今のところでなじみの全裸描写が入るところだが、あいにく俺は神に選ばれた男。そんな愚は犯さない。
他の主人公じゃあ感触とかを完全にシャットアウトしようとするのだろうが、それがまず間違っている。
ある程度の感覚は残しておくんだ、そうじゃないと怪しまれてしまうし、背中を流すなんて繊細なことはできない。肌の艶やかで、ともすれば扇情的ですらある感触を一切傷つけないようにするには、必要不可欠だ。
なじみは俺の背中をお返しに流したいようだが、あいにく俺はなじみが入ってくる前に終わらせてしまった。すまんの。
しょうがないので一緒に湯船につかろうではないか。
それで許してくれたまえ。
なんで私の足の間に入る必要があるんですかね?
対面じゃダメなの?
あ、そう・・・。
この状態で抱きしめてほしいそうだが、さすがにできない。
そういうとなじみが抱き着いてくるのだから結局同じだった。
「ねえ、ケーくん」
「どうした?」
「おっきくなっても、こーやって一緒にお風呂入ろうね」
可愛いかよ。
それに頷くかどうかで迷っている俺を見かねたのか、なじみは言葉を重ねた。
「やっぱ言わなくていい。言っても同じだし」
正直ありがたい言葉だったが、なじみはどっちの意味で言ったのだろう。
一緒に入るから同じなのか、入らなくなるから同じなのか。
その真意を推し量る術を、俺は持っていない。
*
なじみとの風呂が終わって、なじみの部屋。
実は俺の寝る部屋については現在長期出張中の旦那さんの部屋を使うことになっていたのだが、なじみが一緒に寝たいと聞かないのでなじみの部屋で寝ることが多い。
とはいえ途中で勃起の確認も行おうと思っているので、少なくとも途中離脱はするつもりだ。その後は戻るが。
「ね、ケーくん」
客用布団がないので、なじみのベッドで一緒に寝ることになっているのだが、そのために俺がなじみの布団を敷いていると、終わったところを見計らってなじみが話しかけてきた。
「秘密の遊び、しよ?」
あれ以来、なじみはことあるごとにキスを求めてきた。
大抵は断っている。日常にし過ぎるのも良くないと思うし、こういうのは多少特別であってほしい。
ハマってくれたこと自体は非常にうれしいのだが、脇目もふらずに求めてくるようになればお互いの為にならない。
そのため今回のお泊り等の特別な時しか応えないようにしている。
なじみもそれを把握しているのか、今では応えやすい時にしか求めなくなった。
「いいよ。しようか」
「ッ! うん!」
嗚呼、こうも喜びを表に出されては嬉しくなってしまうじゃないか。
「「んッ・・・」」
普通のキスだ。唇を合わせるだけの、普通の。
なじみはすぐに唇を開いて、俺の舌を中に誘う。
駆け引きなどせず、素早く舌を入れた。
「んっ・・・ふう・・・」
歯は開いていた。
それだけだというのに、まるで自分との行為に慣れ始めているように感じられて、どうしようもなくうれしい。
なじみの舌はちょんちょんとこちらの舌に触れてくる。
こういう時は、男がリードしなくてはなるまい。
俺はなじみの舌に自分の舌を柔らかくぶつけ、絡めた。
「んぅぅう!?」
なじみから驚きの声が上がるが、それを無視して舌を絡め続ける。
なじみの舌を俺の舌で舐める。それはさながらフェラチオのように。
「んっふぅっ、ぁっ」
なじみの声に甘い色が混じり始める。
顔は紅潮し、目は潤み、体温が上がるのは俺にも感じられた。
傍にいるからだろうか、あるいはなじみが発情しているからだろうか。普段は気にも留めないなじみの匂いがどうしようもなく鼻腔に絡みつく。
嗚呼、俺は今なじみを五感のすべてで感じている。
このまま自分のすべてをなじみで埋め尽くせたら、どれほど幸福だろう。
このままなじみのすべてを自分で塗りつぶせれば、どれほど幸福だろう。
だが悲しいかな、そんなことできはしない。
どれほど強固に愛し合おうと、どれほど二人が結合しようと、どこまで行っても二人でしかないのだから。
「んッ。ん~~・・・」
なじみの体が跳ねる。
ビクリビクリと痙攣する。
視界の端でなじみの絶頂カウントを一つ増やしたエロステータスがなんとも無粋だ。
どちらからともなく口を離す。
なじみも俺も息が荒い。
「なんなの、今のぉ・・・」
幼女特有の甲高い声でありながら、その声色ときたら吉原の遊女を連想させる艶。
もっとその声を聴きたい。もっと深く、濃く、他の全てを白く見せてしまうほどの”色”を。
少し、股間にきた。
「今のは、『イク』っていう感覚だよ。これからはイキそうだったら、声に出したりして教えてね」
「イク? ・・・うん、わかった。ケーくんに教えるね」
まさか自分がこんな調教のようなセリフを吐くことになろうとは、考えもしなかった。
「じゃあ、今日はもうおしまいね」
「ぇ・・・もっと、したい」
俯き指先でこちらの袖を軽くつまむ彼女は反則的に可愛かったが、ここで頷いてはいけない。
エロステータスで見聞した絶頂深度は1。
これは俗に甘イキや軽イキなどと呼ばれる程度のもので、我が逸物であればシーツとの擦れで至れるレベルだ。まあそれは多少難しいとはいえ、最低値といえばその通り。
そんな程度でも幼いなじみの体には結構な負担だ。本来、なじみの体は快楽を受容できない段階なのだから。
これ以上やれば、確実になじみの体に不調が起きる。
明日怠い、程度であればまだいい。そもそも明日は休みだ。
最悪体調を崩して寝込んでしまうまである。
確かにこのまま続ければ俺は気持ちいいだろう。女性をキスだけで絶頂へ導いたとなれば優越感も一入だろう。本命の女性なのだから尚更だ。
なじみも今は気持ちいいだろう。初体験の絶頂だ。気持ちよくないはずがない。
しかしその代償は確実に払わされるのだ。なじみだけが。
それを理解し、今歯止めとなれるのは俺だけだ。
「ダメ。続きはまた今度ね」
「う~~・・・」
「今日はもうだめ。次はもっと気持ちよくしてあげるから、ね?」
「う~~・・・うん」
大分粘られたが、なんとか了承してくれた。
思わず一線を越えかけた自分を誤魔化すようにそそくさとベッドに入る。
俺は壁側になり、なじみは俺に抱き着き俺の足の間に自分の足を差し込んできた。
絶対に逃がさないという強い意志を感じる。
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語
ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。
だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。
それで終わるはずだった――なのに。
ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。
さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。
そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。
由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。
一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。
そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。
罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。
ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。
そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。
これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
田舎に帰ったら従妹が驚くほど積極的になってた話
神谷 愛
恋愛
久しぶりに帰った田舎には暫くあっていない従妹がいるはずだった。数年ぶりに帰るとそこにいたのは驚くほど可愛く、そして積極的に成長した従妹の姿だった。昔の従妹では考えられないほどの色気で迫ってくる従妹との数日の話。
二話毎六話完結。だいたい10時か22時更新、たぶん。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
手が届かないはずの高嶺の花が幼馴染の俺にだけベタベタしてきて、あと少しで我慢も限界かもしれない
みずがめ
恋愛
宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。
葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。
なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。
その美貌と肩書に誰もが気後れしてしまう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。
そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。
幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。
……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる