幼馴染でマジカルなアレが固くなる

余るガム

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第二部 高校生編

超能力系イチャラブエッチとかいうパワーワード ♡

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 ぷつ、というホックが外れた感触だけで、なじみはピクリと体を震わせた。
 その瞳は情欲に濡れ、その表情は淫らに蕩けていた。

 体温の上昇がわかる。お互いの全身が瞬く間に火照る。
 しかし全身以上に熱く煮えたぎるものが、俺の太ももをグリグリと押し付ける。

 ブラウスのボタンを一つずつ、焦らすようにゆっくりと外していく。
 なじみも俺のシャツのボタンをゆっくりと外していく。

 制服を脱がし合い、お互い下着だけとなった。
 多少しわになっているだろうが、着っぱなしよりはマシだろう。

 ショーツこそ薄ピンクの可愛らしいものだが、ブラとは別のデザインだ。
 無骨なデザインのそれは、花の女子高生に似つかわしくない。

「あんまり、見ないで・・・」

 なじみが体を押し付けて自分を隠す。

「どうして? 綺麗だよ?」
「ブラ可愛くないから・・・」

 そういえば日本では小ぶりなサイズが主流なので、そっち方面では凝ったデザインのものがあるのだが、大ぶりな方は無骨なものが多いとか。

「今サイズどれくらいだっけ?」
「Gだけど・・・その内Hになりそう」

 ならまあ・・・しょうがないか。
 つーか高校生でGて。H見込みて。

 肩を撫でるように手のひらを動かせば、なじみの肩からブラが剥がれ落ちる。
 もっとも、彼女の豊満な胸は、俺の陶板に押し付けられて見えやしないのだが。
 なじみはブラをそのままシーツの中に突っ込んで隠した。まだ恥ずかしいようだ。

 そういえば。
 初めての時は結局ブラを外すことはなく、最後まで全裸にはならなかった。何なら俺は部屋着といった方がしっくりくるレベルだったし。

 そう考えると無性に見てみたくなるのが人間の性というわけだが、今のなじみ相手にそれはできない。もっとお互いのテンションが高まってからだ。

「なじみ、肩凝ってないか?」
「こんなの、ぶら下げてたらね・・・」

 男にとっての至宝ともいうべきこの巨乳を『こんなの』扱いするのはやはり男女の差異か。

 ひとまず最初の時に見つけた背中のスポットを撫でさする。
 具体的に背中のどの辺なのかは腕が覚えている。

「んっ・・・」

 耳元で悩ましげな声を上げられると、いよいよ辛抱たまらなくなってくるがまだ我慢だ。
 常に相手を気遣うことが最高のセックスを行うコツなのだから。

 ナデナデとしているだけで太ももの上に乗ったなじみの『それ』が熱く濡れていくのが感じられる。
 つつ、とブラの跡をなぞればなじみの体がブルブルと震える。震えに合わせて押し付けられるショーツが既に濡れている。

「ああ・・・ケーくん・・・」

 か細い声に秘められた要求に即応して、唇にキスをする。
 そういえばキスも初回以来していない。それを思い出すだけで、まるでお互いの舌が寂しがっていたかのように感じられる。実際舌の絡みは前回のそれ以上に濃厚であった。

 背中を撫でることを止めずに、舌で舐ることを続ける。

 密着する唇、絡みつく舌、混じり合う唾液、交換される吐息。
 それらが生み出す悦楽は決して強力なものではない。むしろ息苦しく窮屈だ。しかしそれを遥かに超える多幸感が二人の舌が離れることを許さない。

 もう法規制した方がいいんじゃねーの?
 
 何言ってるの?

 目線だけでやり取りするも、流石に通じないか。
 まあ脈絡が無さ過ぎるし、理解しろという方が土台無理な話だろう。

 そんなことされたらケーくんと会える時間減っちゃうじゃん。

 違った、理解してた。
 なにこの以心伝心。

 俺は、違法でもなじみと一緒にいたいな。

 私も、法律なんかで諦めると思わないでよ?

 なじみなら目の前で5人殺したとしても抱き締めれるな。

 ケーくんなら目の前で5人殺したとしても愛してるって確証がある。

 目だけでやり取りしたジョークに目だけで笑う。その間もずっと唇は繋がり、舌は癒着を求めている。
 最も、一番繋がることを求めているのはそこではない。

 ぷあぁ、と息を吐きながらお互いの唇を強引に外す。
 情欲にまみれた視線を交わして、背中を撫でていた手を背骨を辿って下げていく。そうすれば必然、手はやがて尾骶骨に触れ、臀部の柔らかさを感じる。
 既にショーツの中に入り込んだ手を、なじみがどけることはない。

「・・・いいか?」
「・・・うん」

 その表面を撫でるように動かせば、それに引きずられてショーツが脱げる。
 太ももの半ばまで脱げたら、今度は逆の手で引っ張り脱がす。

 脱げるほどになじみは俺の腕の中で縮こまり、頭を見下げられるほどになる。

 それを見て俺は、なじみの背中をもう一度撫で始めた。
 今度のそれは性的なものではない。例えるなら、気分の悪い友人の背中をさするような。

「あ・・・」
「大丈夫、何も不安がることはない。お前は今俺の腕の中にいるんだから」
「うぅ~・・・」

 昔からこの唸り声を上げるときは、大体『してやられた』時で、『敵わないなぁ』みたいな意味がある。

 なじみの体が縮こまっていた理由には羞恥もあるのだろうが、羞恥で縮こまって『面倒くさい女』という風に自分で感じ、『捨てられる恐怖』が再燃したのだ。
 その恐怖が体を縮こまらせ、その縮小が恐怖の根拠になる。

 しばらくなじみの背中をさすっていた。
 性的なものではなかったから、もう女陰については乾いてしまっているだろう。
 実際、太ももに感じていた彼女の熱は綺麗さっぱり無くなっている。

「落ち着いたか?」
「うん・・・」

 返事を確認したので頭をポンポンと叩いて宥める。

「ごめんね、せっかくいい雰囲気だったのに、台無しにして・・・面倒くさいよね?」
「今日のなじみは随分と弱気じゃないか。そんなに重大な事だったのか?」
「それは、まあ・・・」
「じゃあ、俺はそんな重大な鎧を脱がせたことを喜ばないとな」

 また抱き締めなおす。
 そのまま後ろに倒れこめば、そこには当然ベッドがある。

「んぎゅ」
「とりあえず、一回寝よう。昼過ぎだが・・・鬱な気持ちは寝て忘れるに限る」
「・・・ん」

 シーツを取り寄せ、体の向きを直して、なじみの体に腕を回して、また背中を撫でる。

「おやすみ、なじみ。起きても傍にいるぞ」
「・・・ん」

 バサッと音が鳴るくらい派手にシーツを二人纏めて掛け、目を瞑った。
 なじみが落ち着くまで、ずっと背中をさすりながら。



 埋没した意識が浮き彫りになる。
 どうやらなじみを宥めている間に俺も眠っていたようだ。

 体が重い、まるでインクの海を浮上しているように体に黒く重い何かが絡みつく。

「ぶえっくし!!」
「キャッ」

 なんかサラサラしたものが顔中を撫でまわすような感じがした。
 それで思わずくしゃみを吐けば、なじみの可愛い絶叫が聞こえる。

 はて、今何が起きたのか。

 謎にベタつく口周りを手近にあったティッシュで拭う。
 窓から差し込む光は結構なもので、まだ昼と夕方の間くらいらしい。
 なじみは俺の上に跨っているが、くしゃみの衝撃でか腕で体を支える程度に離れている。

 ひとまず新しいティッシュでくしゃみをぶっかけたであろうなじみの顔を拭う。

「ゴメン・・・起き抜けにいきなり・・・」
「い、いいの・・・謝るの、私の方だし・・・」

 拭うために体を起こしたので、なじみが少し後退する。

「謝る? 何を?」
「あの・・・ケーくんが寝てるところに・・・」

 ああ、なんかべた付いてたのは、なじみがキスしてたからか。

「いいよ、嬉しかったし」
「それに、それにもっとはしたないことも・・・」
「だからいいって」

 拭いきったティッシュを捨てて、またなじみを抱きしめる。

「大丈夫、俺はなじみを捨てたりしないし、なじみが逃げたくなっても逃がさないから」
「ンンッ」

 じわぁ・・・となじみの一部から染み出す熱を鼠径部に感じる。
 裏腹にひやりとした尻肉が俺の陰茎に押し付けられた。ドンドン熱くなってもいくのだが。

「ケーくん、私ね・・・」
「どうした?」
「始めて以来、何回か自分でシてたの」
「あー、ね」

 いきなりオナニーのカミングアウトをされたとき、どういう反応を返せばいいのだろう。
 喜怒哀楽のどれもそぐわない。

「ケーくん、ケーくんって呼びながら・・・前もしてた。けど初めての時から、全然気持ちよくなれなかったの。その前の時は、まあ・・・うん。普通、だったんだけど」
「なんでそん・・・あっ、あー・・・」

 なじみのエロステータスを展開する。
 なじみのそこには『安心院傾以外からの快楽に対する完全耐性』を獲得していた。なじみの言からするに、多分これは『耐性』というよりは『無効化』に近いのだろう。
 当時はがっちり膣内射精まで決めたのだから、なじみからすれば『ヘロインを初めて大量摂取し、その上で数日間お預けを食らっていた』状態に等しい。その欲求を誤魔化すすべてを奪われながら。
 勿論本当にヘロインなわけではないので依存性やら副作用やらがあるわけでもないのだが、それを差し引いても欲求不満でしょうがなかったはずだ。

 多分、なじみが『剥がれた』のはこの欲求不満もあったのだろう。

「でもね、さっきケーくんが寝てるとき、ケーくんのお腹に擦り付けたときね。すっごく気持ちよかったの」

 何を、とは聞かない方がいいだろう。

「私の体、きっと神様に改造されちゃったんだよ。ケーくんに永遠に服従するように、神様がそう決めたんだぁ。安心院傾あじむ けい蝶ヶ崎ちょうがさきなじみは結ばれるしかないって、神様が言ってるんだよ」
「確かに」

 少なくとも邪神の存在を知ってる身としては一概に否定できない話だ。

「だから、ケーくん」

 なじみは目を合わせて全身の、いや、細胞の全てで『雌』を匂い立たせた。

「いっぱい、きもちよく、して、ね?」

 耳元で淫らにささやいた。
 傾国の美貌でそんなことをされれば、その美貌に慣れている俺ですら、理性を消し飛ばすのに躊躇いはなかった。

 ぐるりと体の位置を入れ替え、なじみをベッドに押し倒す。
 今俺の眼光は完全に野獣のそれだろう。そんな眼光に射抜かれたなじみは女として恐怖を覚えてしかるべきだ。

「ああ・・・ケーくん、素敵・・・」

 なのになじみの口からこぼれるのは、恍惚とした声色でこちらの劣情を煽るようなものばかり。
 それは完全に受け入れられていることを明示しており、これから何をされても構わないという意思表示だ。事実、今のなじみはビンタにすら絶頂出来るだろう。

 勿論そんなことはしないが。

 なじみに今度は触れるだけのキスを落としてから、腰をしっかりとつかむ。
 そしていつの間にやらいきり立っていた剛直を宛がい、腰をゆっくりと推し進めた。

「ふぁ・・・あああ・・・」

 一気に突き刺すのではなく、ゆっくりと差し込む。
 なじみのほとはそれだけぎゅうぎゅうに締めつけ、陰茎を引き千切らんばかりだ。

 当然雪崩のように快楽が押し寄せてくるものの、それはなじみもまた同じ。
 一説には女性がセックスで得る快楽は男性の10倍といわれている。

 これの10倍・・・想像もできないが、なじみの表情から連想するに、それは人格や価値観を一新してしまうレベルの衝撃だろう。

「これぇ・・・これなのぉ・・・自分じゃ絶対入れないところぉ・・・」

 軽く絶頂を続けるなじみには悪いが、まだ何センチか余っている。
 折角だ、この数センチ分は一気に入れてしまおう。

 体に力を籠めると、それがなじみに伝わったのかこちらを見る。
 その目にあるのは少々の不安と・・・それを塗りつぶす、快楽への期待。

 ブチュン!!

「かはっ・・・」

 期待に応えて渾身の一突きをお見舞いすれば、なじみは仰け反って無意味な息を吐いた。
 ガクガクと震える全身はかつてないレベルの絶頂を経験したことを示している。

 ステータス曰く、絶頂深度6。
 常人なら気絶するレベルだ。相手によっては人格が変わりかねない。
 はっきりと人間業ではない。

「し、子宮に、ケーくん、のがぁ・・・あッ?」

 しかし俺の剛直が人間業でないなら、なじみもまた人外染みている。
 この深度を受けた直後にまともな人語を話せるのがその証明だ。

「くあぁッ・・・全部、はい、ったぞ」
「あ・・・あっ。ケーくんが全部、私の中にぃ・・・」
「すげー・・・」

 全部飲み込んでしまったこともそうだが、初めての時は味わいきれなかった感触だ。
 剛直越しに感じられるそれは、延々と内部に暖かな愛液が溢れ出て、常に男根を奥に飲み込む動きをしている。
 ただ単純に締め付けるだけではなく、締めるところは喰い千切らんばかりだというのに、緩んでいるところは羽毛布団の様に柔らかい。
 鈴口に吸い付くのは子宮口だろう。『吸う』なんて機能が搭載されていない部位だというのに、男根から精液を搾り取るための動きを無意識にしている。

 まとめると、ピストンの手間もなく射精してしまいそうな膣だ。

 重ね重ね、初めての時に乱暴だったことが悔やまれる。
 しかし前向きに考えれば、これからドンドンお互いに経験を積んで、ドンドン気持ち良くなっていくのだ。

 これ以上に成長していくと思うと少々怖いものがあるが。

「ちゅー、ケーくん、ちゅー、しよ?」

 言葉も返さずキスをする。
 唇や舌だけじゃない、歯すらもカチカチと合わさる濃厚なキスだ。

 どれほどキスを続けただろうか。
 もう時間感覚なんてあってないようなものだった。

 息が限界になるまでキスを続けて、息切れしながらも名残惜し気に舌だけは最後まで絡める。

「ハアっ、ハアッ! はあ、はあッ!」
「はあ・・・はあ・・・」

 これまでにやってきたランニングだのなんだのがチンケに思えてくるほど息切れしている。
 それがキスによる呼吸制限の所為なのか、性交渉の興奮からか、もう俺にはわからない。

 ぐり・・・となじみの体がうごめく。
 なじみは、腰を俺に押し付けていた。
 この苦痛にすら達していそうな快楽を、より貪欲に求めていた。

「~~~~~ッ!!」

 その動きは、そうしよう、と思って出た動きではなかった。

 例えば、熱い薬缶。
 それを触ったら思わず『熱っ!』などと言いながら手を素早く引っ込めるだろう。

 それに等しい。
 反射的にやってしまった、ピストン一往復。

 反射なので加減など一切ない一撃だ。

「~~~~~~~~ッ!??」

 なじみはもう、声なんて出ていない。
 声を出す。そんな単純な事すらできなくなるほど溺れている。

 何かを探すように手を虚空に伸ばし、俺の首筋にたどり着いて縋りつく。

「はあ・・・ケーくん・・・傾君・・・私ね、今・・・」

 目が合った。

「すっごい幸せ!」
「~~~ッ!」

 思わずまた一突き。

「フあああああぁッ!」

 今度は慣れてきたのか声を上げられるようだ。
 そっちの方がいい。無言だとラブドールでも抱いてる気分になる。
 やはり反応が無くてはつまらないし意味がない。

 そのまま数度突くと、すべて曝け出されたなじみの巨乳が目に付く。
 結局今の今まで触ることはおろか生で見たことは今回が初めてだった。

 それがなんとなく悔しい。

 なじみの体の中に、俺が未接触の部分が在る。
 それがどうしようもなく・・・嫌だ。

 ピストンを緩めて、その胸が暴れないようにする。
 先ほどまでは荒ぶっていたし。

「はあ・・・はあ・・・」

 なじみは何も言わない。すべて目だけで語っていた。
 つまりは・・・『いいよ』と。

 その見積もりにしたがって、なじみの胸に手を伸ばす。

 最初は下から持ち上げるようにしてその重量を確かめる。
 メロンに例えられることの多いその柔肉は、なるほどと納得してしまう重量感であった。

 次に乳房全体を手で包み込む。
 しかしそれはできなかった。単純に掌が足りない。
 せめて、と言わんばかりになるだけ優しく揉みしだく。

 最後は乳首・・・なのだが。
 ここは焦らしてこそではないだろうか。
 そんな思惑の元、揉みこむことだけを続ける。

 なじみの瞳が『許可』から『懇願』へ変わるまで。

 ゆるゆるとピストンをしながら、なじみの巨乳をゆっくりと揉みこみ続ける。
 スレスレの所を何度か掠めていくも、決して本格的に触れることはない。
 時々唇にキスを落としながら。

「ねえ~~ケーくん~・・・」
「どうした?」
「うぅ~~~・・・」

 なじみの瞳がその色に変わった。
 つまりは、懇願に。

 不意を打つかのように抓り上げる。

 それに合わせて、ひときわ強く腰を打ち込んだ。

「チッ、くゅひーーーー!!!」

 すべての媚肉が締まる。
 絶頂深度9。三大欲求を超越するレベル。

 そこに合わせて盛大に射精する。
 ゼリーのようにゼラチン質な精液がなじみの子宮をセメントのように埋めていく。

 絶頂深度10。生涯の服従を懇願するレベル。



 流石のなじみも気絶した。
 常人なら最後の4段階前で気絶するのだ。むしろここまで持っただけ化け物である。
 ちなみにマジカルチンポが強制的に与えられる絶頂深度は5が限度であり、それ以上は『相性』と『意思』がかなり一致していないと不可能だ。
 まあ『人類の限界点』が深度4であり、それ以上を求めるなら薬物が必須というレベルなのだが。

 この辺の情報はエロステータスで閲覧できる。
 とはいえなじみが気絶しなかった辺り、あくまでも目安・・・常人の話でしかないのだろう。

 ところで、なじみの気絶に合わせて俺も眠ってしまおうと思ったのだが。
 現在時刻、20時。

 ・・・とりあえず、風呂に入って軽食を用意するか。
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