幼馴染でマジカルなアレが固くなる

余るガム

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第二部 高校生編

SMってMが奉仕してる印象あるけど実際のところは逆だよね ♡

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 なじみとイチャイチャ、というよりベタベタしながら話し合ったところ。

 なじみは漫画研究部に力を入れたいが、俺との時間も大事にしたいとのことで、平日は最終下校時刻の30分前まで部活に勤しみ、土日は一緒に過ごしたいそうだ。

 一方俺は軽音楽部にそこまで思い入れや情熱があるわけでもないので、部活は程々にして帰宅しバイトをすることを考えていると伝えた。

 結果平日は20時頃を目安にお互いの自宅に戻り、電話で相手が居ることを確認したのち俺の部屋で合流。その後一緒に諸々の用事を済ませ就寝。
 土日は土曜日お互い特に予定がないかぎりひたすらダラダライチャイチャして、日曜日は翌日以降の平日を考慮して行動する。ただ、日曜朝は俺の方にデブとトレーニングする予定が入っていることも伝えた。
 逸脱しそうなら相手に連絡する。緊急時用に助けを呼び合えるアプリもダウンロードした。

 一時間ほど話し合い、そういう取り決めになった。

 この間、ずっと痴漢以上前戯未満程度の愛撫を続けていたことを明記する。

 なじみはもう全身余す所なくとろとろだ。
 体その紅潮を汗で隠すように汗ばみ、口は半開きで零れる息は荒れ、あまりの熱さに白く濁る程。
 焦点の合わない涙に塗れた瞳を必死にこちらに向けて、涙以上に塗れている感情は、懇願。

 つまりは、イカせてください! と。

 絶対にイカせるものか。
 今回は土曜日まで徹底的に焦らし抜くと決めているのだ。今日? 火曜日だけど。

 本来こういうのはもっと体を重ねてからすることだろうが、お互いの気質を考えると割と正当な気もする。
 焦らしのみの軽いSMプレイだが、俺は割と楽しいし、被支配欲求のようなものがあるなじみも嫌ではないだろう。
 というかエロステータスにM気質って書いてあるしな。これがエロステータスの本来の使い方だろう。決して会話の備忘録に使うような能力ではない。

 なじみは元々イキ癖がある。
 俺が一言愛を囁くだけで甘イキすることすらある。
 もしも今、俺が乳首を全力で抓り上げでもした暁には、彼女は絶頂深度3、つまりマジイキは堅い。まあ10を経験したなじみからすればこれすら甘イキの範疇かもしれないが。

 さておき、これで予想外にイカれても興冷めである。
 そこで発動しましたるは『手加減』スキル。

 このスキルは双方への性感を軽減する代わりに絶頂が出来なくなるというスキルだ。
 まあこれは保険、俺自身の加減を間違えたときのな。

「なじみ、ダメだよ。これから土曜日まで、なじみは絶対にイケないんだ」
「はっはあッ、はあはあっ!」
「ああ、犬みたいに息を荒げて・・・可愛い」
「きゃうん!」

 その一言でなじみは絶頂へ上るが、登頂はできない。

「ふえ? なん、でぇ?」
「言っただろう? 絶対にイケないって。お前はもう、俺に指示されないと絶頂もできないんだ。逆に俺に言われれば、お前はいつでもどこでも無残にイキ狂う。そういう女・・・いや、雌になったんだよ」
「そ、んな、ことぉ。いくら、ケーくん、でも・・・」
「できないってか? じゃあ証明してやろう」

 俺はなじみを強く抱き締め、背中を撫で、脇を掠めてなじみの体を高ぶらせる。

「イクな、イクな、イクな、イクな」
「~~~ッ!? 嘘ッ、ホントに、イケないぃぃぃ・・・」

 耳元でボソボソと囁きながら愛撫すれば、絶頂出来るだけの刺激を受けても絶頂出来ないことになじみは戸惑う。

「イクなイクなイクなイクな・・・」
「ひあっ、あっ、あっ、ぁっ、ぁ、ぁ・・・」

 なじみの声が快楽に押しつぶされ、喉から出てこなくなる。
 その間に俺の腕はゆっくりと背中を下り、尻をさわさわと撫ででいる。

 なじみは胸もエロいが、尻も最上級にエロい。
 なじみの胸は羽毛布団ように柔らかく、すべてを受け入れ包み込む。
 その反対に、尻はパツパツで中から別の何かが膨らんでいるんじゃないかと疑うほどハリがある。無論、がっしりと握りしめれば、そのハリの中に確かな弾力と柔らかさを感じられる。しかし最初に来るのはハリだ。

 その尻肉を引き千切るのかと言わんばかりに思いっきり握りしめる。

「~~~~ッ!」
「イクな」

 なじみが受ける快楽は既に絶頂の閾値の遥か彼方をぶっ飛んでおり、されどそこは絶頂ではない。
 まだ俺が許していないから。

 パッと手を離して、なじみに命じる。

「イケ」
「ッ! ああアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!」

 なじみは大きく仰け反り、高く綺麗な声を更に甲高く響かせる。
 もう俺からはなじみの顔も見えやしない。晒された首と、反らされ強調された胸が見えるばかりだ。

 なじみの股から俺の足へ熱水がぶちまけられる。潮だ。

 追い打ちを掛けるように乳首を抓り上げてから、また命じた。

「イクな」
「アアアアアアアアアア・・・あっ、あっぁっあ・・・」

 触れられていないのに絶頂し、抓り上げられたのに絶頂しない。
 なぜ?
 安心院傾が命令したから。

 なじみの頭の中ではこうなっていることだろう。
 単にエロステータスで絶頂の閾値と現在値をモニターして、『手加減』スキルで絶頂を制御しただけだが、なじみからすればそんなこと知りえない。

 乳首を離して、ゆるゆると後戯となる愛撫をしながら、ピロートークを始める。
 本番をしたわけでもないし、座っているのでピローもくそもないが、とにかく始める。

「な? もうお前は、俺なしじゃ生きていけない体なんだよ」
「はあ・・・はあ・・・うん、そうだね。というか、それは元々そうだし」
「だろう? どんな気分だ? 俺に全身全霊を支配されたのは」
「・・・ふう。うt・・・」

 ごにょごにょとしていて聞き取りづらい。

「なんだ? ハッキリ言え」
「は、はいぃ・・・宇宙一、幸せですぅ・・・ケーくん」
「なじみ、違うだろう?」
「ふえ?」
「俺は、お前の全てを支配しているんだ。なら支配者たる俺への呼称に、もっと相応しいものがあるだろう?」

 俺がにっこり笑うと、なじみは幸福と恍惚と陶酔と媚びがごちゃ混ぜになった笑顔で、目にハートマークが幻視できそうな顔で、言った。

「はいぃ・・・ご主人様ぁ♡」



 まあ、うん。

 調子に乗ったことは認めるし、やりすぎたことも認める。
 途中から、なんなら最初からめっちゃ楽しかったし、射精したわけじゃないので賢者タイムが来ないのも相まって徹底的に調教してしまった。

 あの後『こういう関係はこういうエッチの時だけで、普段は普通にイチャイチャしよう』といっておいたが、果たして一体どれほど効果があるやら。
 なにせあの後『イケ』と囁いたらマジイキしたし。深度5だった。軽く人間の限界を超越するのやめーや。この場合、俺となじみとどっちが超越しているのかはともかく。

 そういえば、流れで思わず絶頂させてしまったが、土曜日の期待値が下がっていないだろうか。
 俺はマジイキしたせいでぐったりとしてしまったなじみを自分のベッドに寝かせながらそんなことを考えていた。

「ごめんね、ケーくん」

 焦らすからこそ期待が高まるけど、焦らし過ぎるのも毒かなーなどと考えていると、何やらなじみに謝られた。

「なんだいきなり」
「私、一杯気持ちよくしてもらったのに、結局ケーくんのことは全然気持ちよくさせられなかった」

 そんなことか。
 まあ実際、性感を得られたわけじゃない。言葉と指と掌でなぶっただけだ。
 しかし多少、いや割と、いや結構、いやかなり、いや凄く楽しかったし、満足はしている。
 自分にこんな性癖があるとは思わなかったが。

「いいよ、なじみは気持ちよかったんだろ?」
「うん」
「ならそれだけでいい。俺の事なんざ二の次だ。それに謝るのは俺の方だ」
「え? なんで?」

 なじみが心底不思議なそうな顔をしている。
 多分人類で初めて『ナマコ食べるわ』といったやつを見る時の表情はこんな感じだろう。

「いや、なじみの体に大分負担掛けちまったからな・・・明日も学校あるのに・・・」
「いいのに、そんなこと・・・」
「俺が気になる。お前のさっきの奴もそうだろ?」
「うん・・・けど私、ケーくんになら何されても気持ちいいと思うし・・・」
「俺だってなじみが感じてる所見れたら大体それでいいよ」

 さっとシーツで顔を隠すなじみ。
 じりじりとこちらを伺うように覗き込むその顔はやはり真っ赤だ。

「・・・ケーくんの変態」
「なんだ、今度はなじみが攻めか?」
「違う! 私はずっと、ケーくん、に、せm・・・ふにゃあ」

 揶揄い交じりの一言に過剰反応して、思わず出た言葉に自爆した。

「フフフ、これじゃあ土曜日は、一日中なじみが善がり狂うことになりそうだな」
「や、やっぱり・・・するの?」
「勿論。安心しろ、今日よりずっと気持ちよくしてやるさ。期待してな」
「うん・・・」

 まだまだ顔も赤いが、それ以上に快楽への期待が強い。

「なじみ、俺が許可するまで、絶対にイクなよ?」
「うん。ていうか許可してくれないとイケませんよぉ、ご主人様」
「それはそういう時だけって言っただろ?」
「えっ、今の違ったの? 命令して下さったからてっきり・・・」
「とりあえず、敬語止めようか」



 ピロートークをしていたら、いつの間にか夜が明けていた。
 時々なじみを(性的に)いじめていたし、その度にピロートークをやり直すのだからむべなるかな、といったところ。
 当然、なじみも俺も絶頂していない。

 そんなわけで、泡食って制服に着替え、授業の用意を鞄に放り込み、朝食を押し込み、寝不足で重い頭を引きずるようにして学校に行くのだった。
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