108 / 117
第二部 高校生編
ゆびわのようなくびわ
しおりを挟む
なじみのメイド服を整えつつ、その身にキスや愛撫を落として時を過ごす。
胸、尻、太もも。
およそ性的な部分のみ肉付きが良く、されど全身のバランスは均整の取れたもの。
神の不公平を体現したかのような彼女。
それが今、俺の腕の中で無防備にくぅくぅと小さく寝息を立てている。
嗚呼、我が運命のなんと恵まれたことか。
神に感謝したいが、ここいらにいるのは邪神なので、感謝の口づけはやはりなじみに落としておく。遠くの神より近くの嫁だ。
そんな思案に耽りながら服を整え、ひとまず局部だけは隠せるような形となった。
だがなぜだろう、隠した所為で逆に淫猥だ。
しかしシンプルに疑問なのだが、なぜバストとヒップはパッツパツなのにウエストはぶかぶかしているのだろうか。
そりゃ多少は比例するだろうが、日本人はここまでメリハリのない部族であっただろうか。
まあいい。日本人の平均的ボディバランスなど俺には何の関係もない事だ。
今更平均的な女性に言い寄られたところで、そこに微塵の感慨も浮かぶまい。
美酒を飲んだ後では生水さえ煮湯か苦渋だ。辛酸舐めて帰れ。
「んぅ・・・」
あ、起きた。
目が開かれ、焦げ茶色の瞳が俺を見る。
「んへぇ・・・」
だらしなく笑って、赤子が抱っこをせがむように腕を伸ばしてくる。
首の後ろに回った腕に逆らわず、なじみの体に沈み込む。
「・・・好き。すーき」
間を開けて、何度も何度も甘い声で囁かれる好意。
「俺も」
「待って。今は私だけに言わせて?」
応えようとしたら、なぜか止められてしまった。
とはいえ止められた以上はしょうがない。とりあえず待つことにする。
「よろしい・・・好き。好き好き。大好き」
しかし延々と続けられるこれは、ある種の暗示洗脳の様に思えてしまうのは俺だけだろうか。
*
人間、集中していると時間感覚がイカれるのはよくある事である。
死ぬ直前に走馬灯と呼ばれる意識と実時間の乖離現象が発生することは周知の事実だろうし、楽しい時間が割と一瞬なのは誰しも経験のある事と思う。
「まだ19時半か・・・」
「一晩はいた気がするねー」
チェックインした時間が早かったのか、時刻はまだまだ宵の口。
夏という季節柄もあって、ギリギリ太陽が見えなくもない、ぐらいの空模様だ。
俺もてっきり22時ぐらいは回っているものかと思ったが。
さて、俺たちは今少し外出をしていた。
というのも、近場に24時間営業のアダルトショップを見つけたのだ。検索したら出てくるのだから、スマホとは全く便利なものである。大分久しぶりに使った気がするが。
そう、この機会に首輪を買う事にしたのだ。
ホテルでも販売はしていたのだが、やはりラインナップに乏しく『妥協』になってしまうという事で、こうしてわざわざ足を延ばすこととなったわけである。
まあそうでもなくとも適当に外出しなければ体に悪いだろう。
なにせあの部屋には窓すらなかったからな。なじみに集中していれば気にはならんが、一息つけば息も詰まる。
「あ、旅館」
「『月隠』だったか。本当はここに泊まる予定だったんだなぁ」
どうやらホテルとショップの道中にあったらしい。
気にしていなかった・・・というより、単純にスマホのマップ不慣れなだけか。気にできるほどの情報すら取れなかったのだ。
というか今泊まってるホテルの屋号が『ガチ淫』なのマジで訴えられそうで怖いんだが。
よくやるよな、経営者も・・・。
「思ったより良さげだな。こっちの方が良かったか?」
「んーん、壁薄そうだし、ケーくんいればどこでも変わらないし。でもこっちならもう少し美味しいご飯食べれたのかと思うと、そこは残念かなぁ」
「言うて酷くはなかっただろ。無難だっただけで」
「無難の中にも階級ってものがあるから・・・」
なじみとしては断じて許せぬレベルの無難だったらしい。
とはいえそれ以外ではおおよそ同じ条件という事もあって、いくらか安い今の方が総合的には良いと判断したそうだ。
信照たちと鉢合わせても面倒なので、足早に歩き去った。
そうそう起こる様なことではないだろうが、なんとなく後ろめたい気持ちがある。
*
少し歩いて目的地に到着した。
イメージとしてはもっとこう、けばけばしいのを想像していたのだが、実際は安価ブランドの服飾店並みにカジュアルな感じだった。
「なんというか、割と普通にあるんだな」
「これぞ、って感じは無いね。レンタルビデオ店の上にあるし・・・」
そういえばAVを見て気持ちを高めるみたいなプレイもあったな。
だが俺たちがやることは無いだろう。汚いものを見ては逆に雰囲気がぶち壊しだ。
教材として割り切れば、まあ・・・いや、無理だな。
「まあ、行くか」
「ん」
ラブホの時と同様に、なんとなく気恥ずかしくなりながら暖簾をくぐる。
18歳未満立ち入り禁止の暖簾だが、これを真に受けて踏みとどまる18歳未満などいないだろう。今の俺たちと同じように。
入ってみたが・・・うむ、まあ壮観だな。
非日常な代物がごまんと置いてある光景は中々お目にかかれるものではない。
いやそういう店なのだから当然なのだけれども。
「おお・・・」
「SM関係こっちだって」
冷静ななじみ。
いや、これは気が急いているのか。
デパートへ玩具を選びに来た子供が、家電に足を止める親を急かすような。
例えるならそんな気持ち。
冷静かどうかで言えば、なじみは興奮している方なのだ。
なじみの急かす方に足を運べば、なるほどSM関係のものが大量に。
「蝋燭? 普通のじゃダメなの?」
「ダメなの。普通のは融点が高いから皮膚に着くと火傷する。こっちのは溶けやすいから熱いだけで済む」
「ふーん・・・物知りだね」
「若気の至りさ」
「18にもならない高校生が何を・・・」
軽い興味から無駄な知識を取り込むこと、あると思います。
モケーレムベンベという単語を聞いて検索しなかったものだけが私に石を投げよ。
「ねえねえ、どれが良いと思う?」
「ふーむ・・・」
なじみは楽し気に首輪を指さす。
これが指輪であるなら給料三ヶ月分あたりを目安にできるのだが、今探しているのは首輪だ。三分の二は同じだというのに一気にインモラルになるのは何故だろう。
「店自体がリーズナブルな価格帯だし、金額は気にしないとして・・・純粋になじみに似合うものを探さないとな」
「でもケーくんの好みも大切じゃない? 着け心地はともかく、主に見るのはケーくんなんだしさ」
「ああ・・・そういえばなじみからは首元だからあんまり見えないのか。失念していた」
まあそれを加味しても俺の好みは『なじみに似合うもの』なのだが。
「試着とかできるのかな?」
「・・・どうなんだろうか。首輪は服飾と言い張れなくもないが・・・聞いてくる」
「うん」
少し見回して店員を見つけたので、聞いてみた。
「無理だってさ」
「そっかー・・・」
制度的に出来ないのならしょうがない。
合わせる程度にしておこう。
「こういうのは?」
なじみが手に取ったのは赤くて細い、チョーカーの様にも見える一品。
それを受け取ってなじみの首元に合わせてみる。
「んー・・・ちょっと快活な印象があるな。日常のオシャレとしては悪くないが、用途を考えると少し場違いだろう」
「そういえば、そういう用途だったね・・・」
棚に戻した。
ああいったカジュアルなのは少し違うと見るなら・・・いっそ極端にしてみるか。
「こっちはどうだ?」
「おお、対極」
俺が手に取ったのはとにかくデカい、一番小さく絞ってもまだまだ余裕のありそうなもの。
ベルトは真っ黒で太く、金具も同様に大きい、ともすれば無骨な一品だが、細く白いなじみの首にはきっと映えるだろう。
そして何よりも・・・このずしりと来る重量感だ。
『繋がれている』という実感も恐らく一番大きい。首輪はなじみから見えないという問題を思い起こすとこの点はかなり重く見るべきだ。
あと、構造が単純で手入れや掃除が楽そうというのもある。
ここについては言わぬが花だろうが、現実問題その辺りが面倒では使うのも億劫になるかもしれないからな。長く使うつもりなら割と重要な要素ではなかろうか。
手渡されたなじみはその重量感に少し唸った後、さも当然であるかのように自分の首に着けようとした。
「待て待て待て」
「え?」
「試着はダメって言っただろ?」
「ああそうか・・・なんかもう完全に受け入れ態勢整ってた」
「まあ、気に入ってくれたようで何よりだ」
という訳で、お買い上げである。
ちなみにセットでリードと緊縛用の縄と説明書も手に入った。抱き合わせ商法の餌食になった感じもあるが、まあこの際良いだろう。
一式をまとめて紙袋に入れてもらい、帰路につく。
もう夜だ。
普段なら出歩かない様な時間帯に歩いている事にちょっとしたワクワク感もあるが、粘っこく残り続ける熱気に辟易する気持ちの方が強い。
戻ったらとりあえずクーラー付けないとな。
この調子だと熱中症になりかねない。
ところで。
俺には今現在、夏の暑さ以外に辟易する要素があった。
これに比べれば蒸し暑さなどどうとでもなる様な、鬱陶しそうな要素が。
「あ、安心院さん・・・」
「はあ~~~~~~~~~~・・・」
「そんな溜息でることあります?」
旅館の外でなぜか一人佇む、圭希の姿だった。
胸、尻、太もも。
およそ性的な部分のみ肉付きが良く、されど全身のバランスは均整の取れたもの。
神の不公平を体現したかのような彼女。
それが今、俺の腕の中で無防備にくぅくぅと小さく寝息を立てている。
嗚呼、我が運命のなんと恵まれたことか。
神に感謝したいが、ここいらにいるのは邪神なので、感謝の口づけはやはりなじみに落としておく。遠くの神より近くの嫁だ。
そんな思案に耽りながら服を整え、ひとまず局部だけは隠せるような形となった。
だがなぜだろう、隠した所為で逆に淫猥だ。
しかしシンプルに疑問なのだが、なぜバストとヒップはパッツパツなのにウエストはぶかぶかしているのだろうか。
そりゃ多少は比例するだろうが、日本人はここまでメリハリのない部族であっただろうか。
まあいい。日本人の平均的ボディバランスなど俺には何の関係もない事だ。
今更平均的な女性に言い寄られたところで、そこに微塵の感慨も浮かぶまい。
美酒を飲んだ後では生水さえ煮湯か苦渋だ。辛酸舐めて帰れ。
「んぅ・・・」
あ、起きた。
目が開かれ、焦げ茶色の瞳が俺を見る。
「んへぇ・・・」
だらしなく笑って、赤子が抱っこをせがむように腕を伸ばしてくる。
首の後ろに回った腕に逆らわず、なじみの体に沈み込む。
「・・・好き。すーき」
間を開けて、何度も何度も甘い声で囁かれる好意。
「俺も」
「待って。今は私だけに言わせて?」
応えようとしたら、なぜか止められてしまった。
とはいえ止められた以上はしょうがない。とりあえず待つことにする。
「よろしい・・・好き。好き好き。大好き」
しかし延々と続けられるこれは、ある種の暗示洗脳の様に思えてしまうのは俺だけだろうか。
*
人間、集中していると時間感覚がイカれるのはよくある事である。
死ぬ直前に走馬灯と呼ばれる意識と実時間の乖離現象が発生することは周知の事実だろうし、楽しい時間が割と一瞬なのは誰しも経験のある事と思う。
「まだ19時半か・・・」
「一晩はいた気がするねー」
チェックインした時間が早かったのか、時刻はまだまだ宵の口。
夏という季節柄もあって、ギリギリ太陽が見えなくもない、ぐらいの空模様だ。
俺もてっきり22時ぐらいは回っているものかと思ったが。
さて、俺たちは今少し外出をしていた。
というのも、近場に24時間営業のアダルトショップを見つけたのだ。検索したら出てくるのだから、スマホとは全く便利なものである。大分久しぶりに使った気がするが。
そう、この機会に首輪を買う事にしたのだ。
ホテルでも販売はしていたのだが、やはりラインナップに乏しく『妥協』になってしまうという事で、こうしてわざわざ足を延ばすこととなったわけである。
まあそうでもなくとも適当に外出しなければ体に悪いだろう。
なにせあの部屋には窓すらなかったからな。なじみに集中していれば気にはならんが、一息つけば息も詰まる。
「あ、旅館」
「『月隠』だったか。本当はここに泊まる予定だったんだなぁ」
どうやらホテルとショップの道中にあったらしい。
気にしていなかった・・・というより、単純にスマホのマップ不慣れなだけか。気にできるほどの情報すら取れなかったのだ。
というか今泊まってるホテルの屋号が『ガチ淫』なのマジで訴えられそうで怖いんだが。
よくやるよな、経営者も・・・。
「思ったより良さげだな。こっちの方が良かったか?」
「んーん、壁薄そうだし、ケーくんいればどこでも変わらないし。でもこっちならもう少し美味しいご飯食べれたのかと思うと、そこは残念かなぁ」
「言うて酷くはなかっただろ。無難だっただけで」
「無難の中にも階級ってものがあるから・・・」
なじみとしては断じて許せぬレベルの無難だったらしい。
とはいえそれ以外ではおおよそ同じ条件という事もあって、いくらか安い今の方が総合的には良いと判断したそうだ。
信照たちと鉢合わせても面倒なので、足早に歩き去った。
そうそう起こる様なことではないだろうが、なんとなく後ろめたい気持ちがある。
*
少し歩いて目的地に到着した。
イメージとしてはもっとこう、けばけばしいのを想像していたのだが、実際は安価ブランドの服飾店並みにカジュアルな感じだった。
「なんというか、割と普通にあるんだな」
「これぞ、って感じは無いね。レンタルビデオ店の上にあるし・・・」
そういえばAVを見て気持ちを高めるみたいなプレイもあったな。
だが俺たちがやることは無いだろう。汚いものを見ては逆に雰囲気がぶち壊しだ。
教材として割り切れば、まあ・・・いや、無理だな。
「まあ、行くか」
「ん」
ラブホの時と同様に、なんとなく気恥ずかしくなりながら暖簾をくぐる。
18歳未満立ち入り禁止の暖簾だが、これを真に受けて踏みとどまる18歳未満などいないだろう。今の俺たちと同じように。
入ってみたが・・・うむ、まあ壮観だな。
非日常な代物がごまんと置いてある光景は中々お目にかかれるものではない。
いやそういう店なのだから当然なのだけれども。
「おお・・・」
「SM関係こっちだって」
冷静ななじみ。
いや、これは気が急いているのか。
デパートへ玩具を選びに来た子供が、家電に足を止める親を急かすような。
例えるならそんな気持ち。
冷静かどうかで言えば、なじみは興奮している方なのだ。
なじみの急かす方に足を運べば、なるほどSM関係のものが大量に。
「蝋燭? 普通のじゃダメなの?」
「ダメなの。普通のは融点が高いから皮膚に着くと火傷する。こっちのは溶けやすいから熱いだけで済む」
「ふーん・・・物知りだね」
「若気の至りさ」
「18にもならない高校生が何を・・・」
軽い興味から無駄な知識を取り込むこと、あると思います。
モケーレムベンベという単語を聞いて検索しなかったものだけが私に石を投げよ。
「ねえねえ、どれが良いと思う?」
「ふーむ・・・」
なじみは楽し気に首輪を指さす。
これが指輪であるなら給料三ヶ月分あたりを目安にできるのだが、今探しているのは首輪だ。三分の二は同じだというのに一気にインモラルになるのは何故だろう。
「店自体がリーズナブルな価格帯だし、金額は気にしないとして・・・純粋になじみに似合うものを探さないとな」
「でもケーくんの好みも大切じゃない? 着け心地はともかく、主に見るのはケーくんなんだしさ」
「ああ・・・そういえばなじみからは首元だからあんまり見えないのか。失念していた」
まあそれを加味しても俺の好みは『なじみに似合うもの』なのだが。
「試着とかできるのかな?」
「・・・どうなんだろうか。首輪は服飾と言い張れなくもないが・・・聞いてくる」
「うん」
少し見回して店員を見つけたので、聞いてみた。
「無理だってさ」
「そっかー・・・」
制度的に出来ないのならしょうがない。
合わせる程度にしておこう。
「こういうのは?」
なじみが手に取ったのは赤くて細い、チョーカーの様にも見える一品。
それを受け取ってなじみの首元に合わせてみる。
「んー・・・ちょっと快活な印象があるな。日常のオシャレとしては悪くないが、用途を考えると少し場違いだろう」
「そういえば、そういう用途だったね・・・」
棚に戻した。
ああいったカジュアルなのは少し違うと見るなら・・・いっそ極端にしてみるか。
「こっちはどうだ?」
「おお、対極」
俺が手に取ったのはとにかくデカい、一番小さく絞ってもまだまだ余裕のありそうなもの。
ベルトは真っ黒で太く、金具も同様に大きい、ともすれば無骨な一品だが、細く白いなじみの首にはきっと映えるだろう。
そして何よりも・・・このずしりと来る重量感だ。
『繋がれている』という実感も恐らく一番大きい。首輪はなじみから見えないという問題を思い起こすとこの点はかなり重く見るべきだ。
あと、構造が単純で手入れや掃除が楽そうというのもある。
ここについては言わぬが花だろうが、現実問題その辺りが面倒では使うのも億劫になるかもしれないからな。長く使うつもりなら割と重要な要素ではなかろうか。
手渡されたなじみはその重量感に少し唸った後、さも当然であるかのように自分の首に着けようとした。
「待て待て待て」
「え?」
「試着はダメって言っただろ?」
「ああそうか・・・なんかもう完全に受け入れ態勢整ってた」
「まあ、気に入ってくれたようで何よりだ」
という訳で、お買い上げである。
ちなみにセットでリードと緊縛用の縄と説明書も手に入った。抱き合わせ商法の餌食になった感じもあるが、まあこの際良いだろう。
一式をまとめて紙袋に入れてもらい、帰路につく。
もう夜だ。
普段なら出歩かない様な時間帯に歩いている事にちょっとしたワクワク感もあるが、粘っこく残り続ける熱気に辟易する気持ちの方が強い。
戻ったらとりあえずクーラー付けないとな。
この調子だと熱中症になりかねない。
ところで。
俺には今現在、夏の暑さ以外に辟易する要素があった。
これに比べれば蒸し暑さなどどうとでもなる様な、鬱陶しそうな要素が。
「あ、安心院さん・・・」
「はあ~~~~~~~~~~・・・」
「そんな溜息でることあります?」
旅館の外でなぜか一人佇む、圭希の姿だった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語
ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。
だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。
それで終わるはずだった――なのに。
ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。
さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。
そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。
由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。
一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。
そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。
罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。
ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。
そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。
これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
田舎に帰ったら従妹が驚くほど積極的になってた話
神谷 愛
恋愛
久しぶりに帰った田舎には暫くあっていない従妹がいるはずだった。数年ぶりに帰るとそこにいたのは驚くほど可愛く、そして積極的に成長した従妹の姿だった。昔の従妹では考えられないほどの色気で迫ってくる従妹との数日の話。
二話毎六話完結。だいたい10時か22時更新、たぶん。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
手が届かないはずの高嶺の花が幼馴染の俺にだけベタベタしてきて、あと少しで我慢も限界かもしれない
みずがめ
恋愛
宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。
葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。
なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。
その美貌と肩書に誰もが気後れしてしまう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。
そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。
幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。
……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる