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第二部 高校生編
本当はもっとムードを維持した方が良い
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「懺悔しなさい」
「わ、私はぁ・・・隣人の女性に合意を得ず性的接触をしようとしましたぁ・・・」
なじみが微の目隠しにかこつけてやろうとしていたのは、つまりはそういうことだった。
レズっ気がある事には何とはなしに気付いていたし、正直自由にすればよいというのが本音だが、合意を得なかったのは頂けない。
自由にやるなら自由にやるで、通すべき筋ってものがある。
とはいえ前も一回同じようなことをしていたあたり、多分これは気質というか、あんまり変えられない部分でもあると思う。
好意を持ったら全力で相手にぶつけるスタイル。
なじみはその容姿や性格も相まって基本的に他人に好かれるため、相手への配慮に欠いた愛情表現でも許されがちだ。だから今回のように自分本位に好意をぶつけてしまう。
彼女の好意の大部分を一身に受け、自らに向かうものであればすべて許容していた俺にも責任はあるだろう。
それに好意があったとしても性的な接触を選ぶにしては早すぎて、そういう意味でも心配である。
人は成功体験を繰り返す。
渡辺に言われたその言葉は、きっと今の彼女にもピッタリなのだろう。
「よろしい、では罰として微にも同様の懺悔をしなさい」
「はい・・・」
懺悔される微からすれば少々複雑な気持ちだろうが、正直代案が無い。後で詫びを入れておかなくては。
これ以上となると必要以上に傷つけてしまいそうだし・・・加減が難しいな。
しかし結構許してくれる公算も俺の見る限りは決して低くない。
なじみに説教したこともあって普通なら期待の後に間を置かれて冷めつつある頃合いだが、俺もいい加減自分の能力について学んだのだ。
今の微は耳ごと周辺の空気を念力で固めてあり、一切の音が聞こえない。壁を挟んで多少距離もあるが、固まっている手ごたえはある。
そして俺の念力には女性を発情させる効果がある。
方向性も定かでないし、なじみでハードルの上がりまくった俺が性的魅力を感じていることが前提になるのだが、微はその条件をばっちり満たしている。
目視していないので正確なところはわからないが、何か囁かれたらそれだけで割と深刻にゾクゾクするぐらいには仕上がっているはず。
そんな折であれば正常な判断はしづらかろう。
俺が怒っているのは『同意を得なかった事』であって『相互に正常な判断ができる状態で同意を得なかった事』ではないのだから。
通すべき筋? ああ、通しゃあなんだっていいんだよ。
*
なじみは外に待機させ、微の部屋へ。
案の定というか、想定通りというか、微は特に拘束されているわけでもないのに、まだ目隠しをしたままベッドに寝転がっていた。
夏だから下着姿のままでも大丈夫だが、これが冬だったら明日は風邪で決まりだろうな。
微かに近づいて、その耳元まで口を寄せてから囁く。
「お待たせ」
その声に合わせて大きく体が揺れる。
ふむ、絶頂深度2・・・道具や薬物を使用しない自慰行為での上限か。声だけでこうなるとは予想できていたが、なんか別の方向に性癖を歪めてしまったような気がせんでもない。
「矯正できたかはともかく、もういいんじゃね?」
「ま、だ・・・」
まだなのか。
既に囁きで絶頂するまで聴覚が開発された変態であり、同性愛の変態からは脱却しただろうに。脱却した先が元の場所よりマシかは各々の判断に委ねる部分だ。個人的にはより度し難くなったと思う。
「しかしなぁ」
ベッドの横に座り込み、できるだけ楽な体勢で微の耳元に近づく。
そしてその耳へ、小さく、ため息のように一息吹きかける。
またぞわぞわと背筋を震わせる微。
視界には入っていないが、ショーツがシミを作っているのも、細い脚をくねくねと擦り合わせているのも俺には認識できている。
「自分の現状を省みてみろよ。下着姿の半裸に剥かれ、目隠しされて、ベッドに15分ほど放置されて、特に拘束もされていないのにずっと動かず、期待を高めて、一言囁かれるだけでもういっぱいいっぱい。立派な変態じゃないか」
なんだろう、俺も乗ってきたな。
なじみはもう開き直ってドM全開な節があるから、こういった言葉責めは既に受け入れてる前提で進行する。二人の相性を再確認できるので、それはそれで乙なものだが、微のような完全にMではない女性へ言葉責めするのも趣がある。
『ノーマルの女性をマゾ堕ちさせるのが好きだけど、堕ちた後はちょっと違う』とか、俺もクズ根性が板に付いてきたな。
こういう表現をすると語弊しかないが、こういう表現が出来てしまうのも事実。
内心では少々落ち込みながら、しかしおくびにも出さず言葉を連ねる。
「それで? ここまで立派な変態になって・・・まだ続けるか? きっと更に度し難い変態になるぞ? 俺との関係性の時点で後ろ指をさされるような人生確定してるのに、そこからもっと先に行くと?」
「さらに、向こうへ」
こんな所でそんな良い感じのセリフを浪費して虚しくならんのか?
「となると・・・もう二度と俺以外がお前を拾い上げることはあるまい。仮に拾ったとて、あまりの変態性に捨てなおされるだろう。横恋慕に噴乳に、挙句聴覚開発までするような奴、俺以外誰も求めないだろうさ。一生、俺に捨てられても、捨てた俺に縋る事しかできない人生を送ると?」
「ずっと、前から、そのつもり」
微であれば。
もっと平均的で、人並みで、万人に祝福される、そんな幸せをつかむのは容易い。
そう断言できるほどの器量と能力がある。
きっと彼女だけを一途に愛する男も見つかるだろう。
きっと彼女だけで自由を謳歌する事もできるだろう。
だから本当に彼女のことを思うなら、突っ撥ねるべきなのだ。
彼女以外の女性を愛する男に依存する人生などと言って、身を引くのが人の道だ。
だが平凡で祝福される幸福など要らないと断言し、自らに追い縋る彼女を見るのは・・・正直、そそるものがある。
「OK、じゃあ続けようじゃないか」
こくり。
一言吐き出してスッキリしたのか、微は何も喋らなくなった。
しかしその程度で意思疎通ができなくなるなら俺と彼女の関係は今日まで続いちゃいない。
さて。
微は今しがた、『もっと変態にしてくれてかまわない』と言った。
俺は『全力でサポートする』と言い、微はそれに了承した。
そして俺はなじみに『本人の許可を取れ』と言った。
微は少々不本意だろうが・・・スペシャルゲストの登場と行こうか。
*
「という訳でお前の性癖を捻じ曲げる援軍を呼んだ」
「えん・・・?」
おっと、少し不安になっているな。
「大丈夫、見知った仲さ」
「察した」
安心材料を提示したら不安がられた。
「『そこ』から脱したいから襲ったのだけれど」
「病人には粥を食わせてから弱い薬を含ませ、五臓六腑を整えたのちに肉と強い薬を与えるものと相場が決まっている。敢えてグラデーションを挟む事で心身への負担を最小限に抑えることができるわけだな」
「相変わらず弁の立つ人だこと」
呆れたような声色だが、正直半裸に目隠しの状態では何を言ってもなぁ・・・。
あ、目隠し外した。艶めかしい切れ長の目が露わになって、少し濡れたように輝いている。
「それに私、あの子のことちょっと苦手なのよね」
「おや、意外だな」
「嫌いってわけじゃないのよ? 愛嬌があるし、貴方に関連しない事なら結構柔軟で常識的だもの。あんなに好いてもらって悪い気はしないしね。ただ好意の主張がちょっと・・・性的なものに寄りすぎてる上、激しいから」
「あー。相当好感度高くないと、そうはならないと思うが、そうだな」
実にタイムリーな話である。
「まあ、なんだ。なじみもその辺については気を揉んでいたからな。嫌ってるわけじゃないってのはちゃんと伝えてやってほしい」
「むぅ・・・それは、別にいいけど」
「では援軍を呼びます」
「え? 今の私って下着姿なのに? 絶対そんな真面目な話する背格好ではないのに?」
「ほら、裸の付き合いってあるし・・・」
「ここが風呂場ならまだ通る理屈でしょうけど、そうじゃないし、それになじみちゃんの方はきっちり服着てるのでしょ? なおのこと通らないわよ」
せやな。
「ほら、一回私服着るから。そういう真面目な話は相応の格好で行くから、ちょっと間を置いてからにしてちょうだい」
「そうする」
「あと、貴方は段取りの悪さを直すべきね」
「割と行き当たりばったりな自覚はある」
「それでも何とかなっちゃうのが貴方の質の悪い所だわ・・・」
今回の場合は何とかなってるんだろうか?
わざわざそれを聞く気にもなれず、いそいそと服を着こむ微を眺めるのだった。
あ、そこ紐で締めるんだ。
「わ、私はぁ・・・隣人の女性に合意を得ず性的接触をしようとしましたぁ・・・」
なじみが微の目隠しにかこつけてやろうとしていたのは、つまりはそういうことだった。
レズっ気がある事には何とはなしに気付いていたし、正直自由にすればよいというのが本音だが、合意を得なかったのは頂けない。
自由にやるなら自由にやるで、通すべき筋ってものがある。
とはいえ前も一回同じようなことをしていたあたり、多分これは気質というか、あんまり変えられない部分でもあると思う。
好意を持ったら全力で相手にぶつけるスタイル。
なじみはその容姿や性格も相まって基本的に他人に好かれるため、相手への配慮に欠いた愛情表現でも許されがちだ。だから今回のように自分本位に好意をぶつけてしまう。
彼女の好意の大部分を一身に受け、自らに向かうものであればすべて許容していた俺にも責任はあるだろう。
それに好意があったとしても性的な接触を選ぶにしては早すぎて、そういう意味でも心配である。
人は成功体験を繰り返す。
渡辺に言われたその言葉は、きっと今の彼女にもピッタリなのだろう。
「よろしい、では罰として微にも同様の懺悔をしなさい」
「はい・・・」
懺悔される微からすれば少々複雑な気持ちだろうが、正直代案が無い。後で詫びを入れておかなくては。
これ以上となると必要以上に傷つけてしまいそうだし・・・加減が難しいな。
しかし結構許してくれる公算も俺の見る限りは決して低くない。
なじみに説教したこともあって普通なら期待の後に間を置かれて冷めつつある頃合いだが、俺もいい加減自分の能力について学んだのだ。
今の微は耳ごと周辺の空気を念力で固めてあり、一切の音が聞こえない。壁を挟んで多少距離もあるが、固まっている手ごたえはある。
そして俺の念力には女性を発情させる効果がある。
方向性も定かでないし、なじみでハードルの上がりまくった俺が性的魅力を感じていることが前提になるのだが、微はその条件をばっちり満たしている。
目視していないので正確なところはわからないが、何か囁かれたらそれだけで割と深刻にゾクゾクするぐらいには仕上がっているはず。
そんな折であれば正常な判断はしづらかろう。
俺が怒っているのは『同意を得なかった事』であって『相互に正常な判断ができる状態で同意を得なかった事』ではないのだから。
通すべき筋? ああ、通しゃあなんだっていいんだよ。
*
なじみは外に待機させ、微の部屋へ。
案の定というか、想定通りというか、微は特に拘束されているわけでもないのに、まだ目隠しをしたままベッドに寝転がっていた。
夏だから下着姿のままでも大丈夫だが、これが冬だったら明日は風邪で決まりだろうな。
微かに近づいて、その耳元まで口を寄せてから囁く。
「お待たせ」
その声に合わせて大きく体が揺れる。
ふむ、絶頂深度2・・・道具や薬物を使用しない自慰行為での上限か。声だけでこうなるとは予想できていたが、なんか別の方向に性癖を歪めてしまったような気がせんでもない。
「矯正できたかはともかく、もういいんじゃね?」
「ま、だ・・・」
まだなのか。
既に囁きで絶頂するまで聴覚が開発された変態であり、同性愛の変態からは脱却しただろうに。脱却した先が元の場所よりマシかは各々の判断に委ねる部分だ。個人的にはより度し難くなったと思う。
「しかしなぁ」
ベッドの横に座り込み、できるだけ楽な体勢で微の耳元に近づく。
そしてその耳へ、小さく、ため息のように一息吹きかける。
またぞわぞわと背筋を震わせる微。
視界には入っていないが、ショーツがシミを作っているのも、細い脚をくねくねと擦り合わせているのも俺には認識できている。
「自分の現状を省みてみろよ。下着姿の半裸に剥かれ、目隠しされて、ベッドに15分ほど放置されて、特に拘束もされていないのにずっと動かず、期待を高めて、一言囁かれるだけでもういっぱいいっぱい。立派な変態じゃないか」
なんだろう、俺も乗ってきたな。
なじみはもう開き直ってドM全開な節があるから、こういった言葉責めは既に受け入れてる前提で進行する。二人の相性を再確認できるので、それはそれで乙なものだが、微のような完全にMではない女性へ言葉責めするのも趣がある。
『ノーマルの女性をマゾ堕ちさせるのが好きだけど、堕ちた後はちょっと違う』とか、俺もクズ根性が板に付いてきたな。
こういう表現をすると語弊しかないが、こういう表現が出来てしまうのも事実。
内心では少々落ち込みながら、しかしおくびにも出さず言葉を連ねる。
「それで? ここまで立派な変態になって・・・まだ続けるか? きっと更に度し難い変態になるぞ? 俺との関係性の時点で後ろ指をさされるような人生確定してるのに、そこからもっと先に行くと?」
「さらに、向こうへ」
こんな所でそんな良い感じのセリフを浪費して虚しくならんのか?
「となると・・・もう二度と俺以外がお前を拾い上げることはあるまい。仮に拾ったとて、あまりの変態性に捨てなおされるだろう。横恋慕に噴乳に、挙句聴覚開発までするような奴、俺以外誰も求めないだろうさ。一生、俺に捨てられても、捨てた俺に縋る事しかできない人生を送ると?」
「ずっと、前から、そのつもり」
微であれば。
もっと平均的で、人並みで、万人に祝福される、そんな幸せをつかむのは容易い。
そう断言できるほどの器量と能力がある。
きっと彼女だけを一途に愛する男も見つかるだろう。
きっと彼女だけで自由を謳歌する事もできるだろう。
だから本当に彼女のことを思うなら、突っ撥ねるべきなのだ。
彼女以外の女性を愛する男に依存する人生などと言って、身を引くのが人の道だ。
だが平凡で祝福される幸福など要らないと断言し、自らに追い縋る彼女を見るのは・・・正直、そそるものがある。
「OK、じゃあ続けようじゃないか」
こくり。
一言吐き出してスッキリしたのか、微は何も喋らなくなった。
しかしその程度で意思疎通ができなくなるなら俺と彼女の関係は今日まで続いちゃいない。
さて。
微は今しがた、『もっと変態にしてくれてかまわない』と言った。
俺は『全力でサポートする』と言い、微はそれに了承した。
そして俺はなじみに『本人の許可を取れ』と言った。
微は少々不本意だろうが・・・スペシャルゲストの登場と行こうか。
*
「という訳でお前の性癖を捻じ曲げる援軍を呼んだ」
「えん・・・?」
おっと、少し不安になっているな。
「大丈夫、見知った仲さ」
「察した」
安心材料を提示したら不安がられた。
「『そこ』から脱したいから襲ったのだけれど」
「病人には粥を食わせてから弱い薬を含ませ、五臓六腑を整えたのちに肉と強い薬を与えるものと相場が決まっている。敢えてグラデーションを挟む事で心身への負担を最小限に抑えることができるわけだな」
「相変わらず弁の立つ人だこと」
呆れたような声色だが、正直半裸に目隠しの状態では何を言ってもなぁ・・・。
あ、目隠し外した。艶めかしい切れ長の目が露わになって、少し濡れたように輝いている。
「それに私、あの子のことちょっと苦手なのよね」
「おや、意外だな」
「嫌いってわけじゃないのよ? 愛嬌があるし、貴方に関連しない事なら結構柔軟で常識的だもの。あんなに好いてもらって悪い気はしないしね。ただ好意の主張がちょっと・・・性的なものに寄りすぎてる上、激しいから」
「あー。相当好感度高くないと、そうはならないと思うが、そうだな」
実にタイムリーな話である。
「まあ、なんだ。なじみもその辺については気を揉んでいたからな。嫌ってるわけじゃないってのはちゃんと伝えてやってほしい」
「むぅ・・・それは、別にいいけど」
「では援軍を呼びます」
「え? 今の私って下着姿なのに? 絶対そんな真面目な話する背格好ではないのに?」
「ほら、裸の付き合いってあるし・・・」
「ここが風呂場ならまだ通る理屈でしょうけど、そうじゃないし、それになじみちゃんの方はきっちり服着てるのでしょ? なおのこと通らないわよ」
せやな。
「ほら、一回私服着るから。そういう真面目な話は相応の格好で行くから、ちょっと間を置いてからにしてちょうだい」
「そうする」
「あと、貴方は段取りの悪さを直すべきね」
「割と行き当たりばったりな自覚はある」
「それでも何とかなっちゃうのが貴方の質の悪い所だわ・・・」
今回の場合は何とかなってるんだろうか?
わざわざそれを聞く気にもなれず、いそいそと服を着こむ微を眺めるのだった。
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