作り物は嫌ですか?

田原摩耶

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ただ君に幸せになってもらいたかっただけなんです。

04

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 ――旧校舎、倉庫内。

 激痛で失神した渋谷君を数人がかりで運ぶのは容易く、時間帯が時間帯だから簡単に運び出すことも出来た。
 倉庫の扉を開けばそこには蕪木君がいて、その奥のソファーの上には半裸の内藤恭次もいる。
 しかし、内藤はソファーの上で寝転がったまま動かない。蕪木君の仕業だろう。
 そして現れた僕にパタパタと駆け寄ってくる蕪木君だったが、背後から現れた見知らぬ生徒たちに動きを止める。

「あ、せんぱい。言われた通りに……って、え、慶太……?」

 そしてそのまま床の上に転がされる渋谷君に何事かと目を丸くする蕪木君。
 あくまで僕は蕪木君に内藤恭次に速効性の睡眠薬を飲ませろと命令しただけで、渋谷君が絡んでいるとは一言も言っていなかった。それがまずかったようだ。
 あからさまに殴られたあとの渋谷君の姿に蕪木君はショックを受けたような顔をして、そしてこちらを見る。

「うん、ありがとう。じゃあもう帰っていいよ」
「ちょ、待ってください。なんで、慶太を……っ」
「君には関係ないよね」

 ああ、面倒だな。やはり先に帰しとくべきだったか。

「ほら、さっさと出ていきなよ。今からここは入れなくなるんだから」

 案の定掴み掛かってくる蕪木君を近くにいた生徒に押し付け、そのまま倉庫から追い出させた。
 そして床の上で転がる渋谷君のそばにしゃがみ込み、そのまま腕を掴んだ。
 服の中に仕舞っていた布を取り出し、その中に包み込んでいた注射器を取り出す。
 そしてそのまま渋谷君の腕に浮かぶ血管に針の先端を当て、ズプリと皮膚に突き刺した。渋谷君の眉が寄せられ、うっすらと開いた目がこちらを向く。僕が手にしたものに気付いたのだろう。ぎょっと目を見開く渋谷君に、僕は手早く注射器の中の液体を注入した。
 瞬間、ビクリと渋谷君の体が跳ねる。

「っぁ、ぅ゙ぐ……ッ」

 得体の知れないなにかが自分の中に入ってくる恐怖というのは言い知れないだろう。
 注射器を外そうと暴れる渋谷君の腹を殴り、近くにいた生徒に四肢を押さえ付けさせた。

「や……っ、なにやって……」
「なにって? 別に僕は君たちがやったことと同じことをするだけだよ。なんなら君もここにいるかい」
「……っ」

 注射器の中に入ってるのは一般的ではない興奮剤だ。媚薬なんて可愛いものではない。それを手に入れることはできなかったから、調べたのだ。なんとかして自作する方法を。

 注射器の液体を渋谷君の血管内にすべて流し終えた僕は注射器を捨て、全員倉庫から出るよう指示した。
 そしてそのまま唯一の出入り口に近付いていき、その前でぼんやり腕を押さえ苦しむ渋谷君を眺めていた蕪木君を手で退かす。

「ほら、邪魔だよ。退いて」
「ちょ、せんぱい……っ」

 狼狽える蕪木君に構わず、部屋の中に眠る内藤君と渋谷君しかいなくなったのを確認した僕は両開きの扉を閉め、中から開けられないようその取手をぐるぐるにガムテープで固定しようとしたときだった。慌てた蕪木君に制止される。

「だめ、止めてください、こんなっ! どうなるんですか慶太たちは!」
「そうだね、勝手に共食いでもするんじゃないかな」
「……共食い? なんで、そんな酷い真似……っさっきの慶太に打ったアレ、なんですか?」
「せめてもの僕からのプレゼントだよ。少しでも楽しめるようにね。……まあ、効能が切れたら辛いだろうけど」
「……っ」

 蒼白になり、歯噛みする蕪木君は僕を振り払うように扉に近付きその取手を掴む。
 そのまま扉を抉じ開けようとする蕪木君に目を丸くした僕は咄嗟に彼の肩を掴み、扉から引き離した。

「驚いたな、君って結構友達思いなんだね」
「離してください、せんぱいっ」
「悪いけどそれは出来ないな」

 華奢な腕を掴み上げ、抱き締めるように暴れる蕪木君を捕まえる。
 この作戦は蕪木君の助けがなければ成功しない。そして、蕪木君が手のひらを返せばすべてが台無しになってしまう。

「慶太っ、恭次……ッ!」

 僕の腕の中、友人の名前を呼びその場から離れないよう抵抗してくる蕪木君に舌打ちをしたときだった。
 閉まりかけていた倉庫の扉が開き、顔を赤くした渋谷君が扉を抉じ開けるように現れる。

 赤く充血した目に、伸びてくる手。胸ぐらを掴まれ、そのまま首を絞められた。
 蕪木君に夢中になっていたお陰で反応に遅れてしまい、もろ喉仏を潰された僕は圧迫される器官に顔をしかめる。

「く……ッ」
「御厨、てめぇ……っぶっ殺す……ッ!!」

 くそ、僕としたことが。
 口の中で舌打ちをし、めきめきと嫌な音を立て潰れる皮膚に目を見開いた僕は躊躇なく渋谷君の顔面を殴り、相手が怯んだ隙に渋谷君の腹を蹴り距離を開けようとする。
 しかし、思ったよりも開かない。

「ねえっなに突っ立ってんの、早くこいつを中に入れてよっ!」

 渋谷君を引き剥がした僕は喉を押さえながらそう辺りの連中に助けを求めるが躊躇いの色を浮かべるだけで誰一人渋谷君を止める人間はいない。
 直ぐに体勢を立て直した渋谷君は僕に殴り掛かり、咄嗟に手首を掴み良ければもう片方の拳で殴られた。頬に焼けるような痛みが走る。
 瞬間、再度伸びてきた手に首を絞められた。

 血走った目。引きつった唇からは獣のような浅い息が漏れている。
 ――速効性のあの薬、効きすぎたか。
 先ほどまでの脱力していた渋谷君からは想像できないほどの腕力に圧される僕は的確に殺しに掛かってきている相手の殺意を全身浴びせられる。

「ッぐ、ぅ……ッ!」
「恭次! 恭次起きて!」

 呼吸困難に陥り、酸素不足で朦朧とし始める僕の視界の隅。いつの間にかに僕の腕から抜け出した蕪木君は倉庫の中へと駆け込み内藤恭次を揺すり、起こそうとしていた。
 ――クソ、台無しだ。
 余計なことしやがってと目の前の渋谷君を睨み付けた僕はそのまま渋谷君の手首を掴み引き剥がそうとするがガチガチに緊張したその手首は僕の首に完全に固定されていて離そうとすればするほど皮膚を突き破る勢いでめり込んでくる親指に僕は酸素を求める魚のようにパクパクと口を開閉されていた。
 徐々に頭に血が昇っていくのを感じ、ああ、そろそろダメだな、なんて冷静に目の前のすぐ傍まで来ている死を悟ったときだった。

「がッ」

 目の前の渋谷君が呻き声を上げ、ガクンと揺れた。そのまま脱力し僕の体にもたれ掛かってくる渋谷君だったが、そのままずるりと床に落ちる。
 そして、渋谷君の立っていた位置にはもう一人分の人影が存在していた。
 恐る恐る顔を上げようとしたとき、ゴトリと音を立てなにかが床に落ちる。頭を押さえ、踞る渋谷君のその傍には赤黒く汚れた灰皿が転がっていた。

 頭を押さえる渋谷君と血で汚れた灰皿。酸素が流れ込んでくる脳みそでなにが起こったか理解した僕は目を見開きその人影に目を向ける。

「かおるく……ッ」

 そして、そこに立っていた人影の名前を呼ぼうとしたときだった。
 距離を詰めてきた郁君は僕の胸ぐらを掴み、そのまま倉庫へと押し倒すように僕に体当たりをする。
 普段なら普通に避けられるものだったが、慌てて郁君を抱き締めようとしたのが仇となったようだ。
 無防備になった体は背中から床に落ち、そのまま僕を床へ押し付けた郁君は扉の外を振り返り声を張り上げる。

「早く閉めろっ! 今すぐ! おい、さっさとしろ!」
「っなに言って……」
「内側から開かないよう、何重に閉めろっ! 一生扉を開くんじゃねえぞ!」

 なにを言っているのかわからないと狼狽える生徒は郁君のその剣幕に気圧され、硬直する。
 その代わり、内藤を倉庫から助け出した蕪木佳夫が扉の前で狼狽えている生徒に近付いた。

「なにやってんの、早く閉めてよ!」

 切羽詰まったように怒鳴る蕪木君はいいながら自らドアノブを掴み、倉庫の扉を勢いよく閉めた。
 暗くなる室内。外からはガチャガチャと施錠される音が聞こえてくる。

 どうやらこの倉庫には音漏れ対策が施されているようだ。
 外の音が聞こえず、一気に静まり返る周囲にまるで隔離されたような錯覚を覚える。
 ずきずきと痛む上半身をゆっくりと起こした僕はそのまま馬乗りになってくる郁君を見上げた。

「郁く……」
「――本当、お前はなんで俺の言うこと聞いてくれないんだろうな」

 そしてそう名前を呼ぼうとしたとき、こちらを睨むように見詰めてくる郁君は「反抗期かよ」と吐き捨てるように呟いた。

「お前を一人にさせるとろくなことないな、本当」
「……ごめん」

 しんと静まり返った室内に「許さねえ」と郁君の声が響いた。
 郁君にバレないようにと細心の注意を払って内藤君たちを始末しようとしたのだが、やはり、ダメだったようだ。
 イタズラが見付かってしまった子供のように項垂れ、相手の顔を見れなくなる僕の胸ぐらに手を伸ばした郁君はそのまま無理矢理僕の顔を上げさせられる。
 歯痒そうにこちらを見下げる郁君は目が合えばその口許に皮肉げな笑みを浮かべた。

「せっかくお前が楽しい学校生活送れるようにって頑張ってたのに、ほんと、なんなんだよお前」

「一緒にまた前みたいにって思ってたのに、俺がいたらお前はダメになって、周りは怪我して……最悪だろ、ほんと」泣いているのか、顔の筋肉を引きつらせた郁君の笑顔はぎこちないものでそれでも胸ぐらを掴む郁君の手は僕を離そうとしない。
 無理矢理離してもらう気にもなれなくて、ただならぬ郁君の様子に狼狽える僕が「そんなこと言わないで」と小さく呟けば郁君は「実際そうなんだよ」と語気を荒げた。
 静かな室内に響く怒声にビクリと肩を跳ね上げさせる僕の肩を掴む郁君の指先にぎりっと力がこもる。

「俺のせいでお前がダメになる」
「……」

 今にも消え入りそうなか細い声は確かに僅かに震えていて、また郁君を悲しませてしまったという事実に僕は慰めることも出来ずただ郁君の口許を見据える。
 そして、その口許はゆっくりと歪み郁君は口角を持ち上げ、笑った。

「でも安心しろ、要人」

 それでも、掛けられた声は心強い。三日月型に唇をつり上げた郁君は僕の両肩を掴み、顔を近付けてくる。至近距離で目と目があった。
 焦点の定まってなかった瞳は確かに僕を見ていて、大きめのその双眼はゆっくりと細められる。

「ここは俺たちしかいない。好きなだけダメになっていいんだよ」

 向けられたのは優しい優しい微笑み。
 そう優しく諭すように言い聞かせてくる郁君はそのまま僕の背中を撫でてくる。

 郁君の様子が可笑しい。挙動不審に情緒不安定。目に見えるほどのその不安定さに僕はどうすればいいのかわからず、「……郁君」と小さく名前を呼び、そして郁君のズボンのポケットからはみ出ていたものに気付く。
 郁君も僕の視線に気付いたようだ。自分のズボンに手を突っ込んだ郁君はそのままそれを取り出した。
 出てきたのは刃渡り二十センチはあるであろうサバイバルナイフ。それを握り締めたまま郁君は続ける。

「要人、俺いっぱい考えたんだ。どうやったらお前が幸せになれるんだって。そしたら、思い付いたよ。……要人が心配する必要がなくなればいいんだ」

「そうしたら周りのやつらも俺も要人も幸せになれる」そう淡々と続ける郁君はそう言って、その刃の先を僕に向けた。
 突き付けられた鈍く光る銀色のそれに全身が緊張するのがわかった。

「っ、かおる、くん」

 そして、僕を落ち着かせるように緊張した僕の手を握り締めてくる郁君はこちらを覗き込み、悲しそうな目をして笑った。

「――死のう、要人」

 そしてそう、か細い声で呟く。小さくて今にも消え入りそうな声。
 なのに、その言葉が与えるダメージは大きかった。

「大丈夫、俺も一緒にいくから。ずっと一緒だ。邪魔するやつもいない。どうだ? 要人、名案だろ?」
「…………」
「なあ、要人ってば」
「……」
「……っ、なんか、いえよ、かなめ」

 無邪気に微笑み掛けてくる郁君。
 その声はどこかすがるようなものを孕んでいてる。
 郁君の握り締める無骨なナイフの先端は僅かに震えていた。
 ナイフの尖端を見つめたままなにも応えずにいると「なあ」とせがむように促してくる郁君の声は確かに焦燥感を滲ませ、そして、郁君の笑顔が歪みその目からボロボロと涙が溢れてくる。
 頬を伝い顎から滴り落ちるそれは僕の胸元を濡らした。

 何度目だろうか、郁君を泣かせてしまったのは。毎回毎回郁君が涙を流しているのは僕のせいだ。
 郁君を泣き止ませたくてやっているのに全てが裏目に出てしまい、結果、また郁君を悲しませる。
 なんて皮肉なものなのだろうか。僕がもう少し器用で器量もよくて要領もよかったら郁君を悲しませることにはならなかったのだろうに。
 そう思うと悔しくて悲しくて、僕はあべこべにナイフを握り締める郁君の手を握り締めた。

 骨張った手。いつも僕を引っ張って、他のやつらに引けを取らないようにといつだって僕を正しい道へと導こうとしてくれた強い手。
 ずっと大きく感じていたそれは重ねて見れば一回りも小さくて、その事実に僕は口許を緩める。

「かな……」

 そして、ずぶりと。
 郁君の声を遮るように自ら腹部にナイフのを尖端を捩じ込んだ僕は体内からじわじわと溢れる熱に目眩を覚え、それを耐えるように僕は郁君の手をぎゅっと握り締めた。

「……ごめんね、郁君にこんなこと言わせて。辛かったよね、ごめんね、郁君」
「ぅ……ッ、ひぐ……っ」

 焼けるような鋭い痛みに全身から脂汗が滲む。
 それでも構わずしゃくり上げて泣く郁君の肩を抱き締めた。

「汚れ仕事は僕の役目なのに」

 ――ごめんね、郁君。

 徐々に血の気が引いていき、急激に体が冷えていく。
 ドクドクと溢れるそれは服に広がり、抱き寄せた郁君の体に付着した。
 それでも離れたくなくて、駄目な僕は郁君を抱き締める。

「最後の最後まで君の手を煩わせちゃうなんてなぁ……」

 喉が掠れ、しゃべる度に体内の酸素が失われ喉がひりつくように痛んだ。
 だから、せめて最後だけはかっこつけさせてね。

 なんて思いながら最後の力を振り絞った僕は柄を握り直しそのまま深くナイフで体内を抉った。


「かな、め……っ」
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