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第2章 遥か遠い 故郷
15話 運命の出会いへと続く過去 其の2
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「奴等の反応は?」
一際大きな声で部下に確認を取るしゃがれた男の声が映像から聞こえた。私の師であり、当該部隊を率いる隊長の声だ。
「基地内に反応はありません」
「そうか」
「承知しました。申し訳ありません、隊長。我々が不甲斐ないばかりに」
「熟練者ならばともかく、お前達はまだ経験が少ない。それに、まだ助からないと決まったわけではない。終わった事を悔いても起きた事は変えられん。それより、今以上に気を引き締めろ。実戦は教本通りにはいかぬと心に刻め。では次、被害状況の確認」
「報告。第11部隊における重汚染者は4名、軽度汚染者は12名。死亡者はありません」
「報告。資源回収惑星ATA第十四資源回収施設における施設登録者数134名の内、131名の遺体を確認。生存者は3名。但し、重汚染状態の上に相当の時間が経過しており、手の施しようがありません」
その言葉に険しかった師の顔に悲壮が浮かんだ。が、直ぐに切り替わる。
「ダミー放出後、速やかに撤退を開始する。帰路は17パターンから無作為に選択。黒点観測部門からの通信は常に受けられる様にしておけ。動きがあれば逐次情報が送られる」
「「「ハッ!!」」」
今までも数多くの悲劇を見続けてきたのだろうが、一方で悲劇に耐えられる程に強くもない。しかし、今は感傷に浸る時間はない。退けた敵は第一波。直ぐに撤退しなければ増援とかち合う。
師はすぐさま撤収を命令した。資源を回収、連合に運搬する為の基地で起きた襲撃の結果は酷いものだった。緊急救助信号を受け取ってから現地に到着するまでにそう時間は掛からなかった。だというのに、奴等は草の根を掻き分けて襲撃、壊滅させた。緊急避難用のセーフルームの分厚い扉も十分に配備された筈の迎撃装置も時間稼ぎにしかならなかった。
本来ならば奴等が入ってこれない様に特別な力が張り巡らされているのだが、扉の周辺には抜け殻が幾つも転がっていた。仲間を犠牲にして強引に扉を突き破った形跡。そしてその向こうに広がるのは戦闘の痕跡と大量の血、物言わぬ抜け殻。そうまでして滅ぼしたかったのか、という凄まじいまでの執念に恐怖を覚えた。
※※※
旗艦アマテラス。全長18,000キロを超える超巨大航宙艦の名の由来は旗艦全域を統括する超々大規模演算システム「アマテラスオオカミ」から名付けられた。その名も、既に消滅した私達の文明に存在したとされる、超常的な力を持った神の一柱から取ったらしい。
視界の前方に佇む超巨大航宙艦の煌々と輝くその姿は、まるで無事に生還した事を祝福している様に見える。
が、その姿を見た全員の顔色が明らかに変わった。誰の心の中にも、先程の戦闘とは比較にならない程に重く苦しい何かが生まれ、心を、身体を支配する。
誰も、ただ茫然と闇夜に眩く輝く恒星の如き旗艦を見つめる。誰も、鳴り響く通信に出ない。疲れ、ではない。誰の頭にもこの先の光景が浮かび、心身を縛り付ける。その有様は、多くの部下達を纏め上げる師ですら同じだった。
年齢からか白く染まった頭、無駄を削ぎ落とした細身の体型という外見のせいで、より一層疲労している様に見える。顔には心と身体の疲れを隠す事が出来ない程にやつれており、心なしか戦闘時よりも酷く見えた。本来ならば「弛むな」と激を飛ばす立場の師でさえそんな有様だった。
「あぁ、遅れてすまん。お前じゃったか」
漸く通信に気付いた師が私からの通信に出た。映像の向こうに映る私を見た師は、疲れた顔を幾分か崩した。顔をバイザーとマスクを被っていて顔が全く見えないのだが、それでも私だと分かるのは普段からこう言った雑事を中心にしている事が大きい。
「いえ、何かあったのですか?」
「いや、年寄りには少々堪えた位だ。連絡、感謝する。気にかけて貰える仲間がいるだけで随分と救われるよ」
ディスプレイに映る私を見るや師は私に謝罪と労いをかけた。だが、私は気付いている。その言葉に僅かな距離を感じる。少なくとも仲間とは違う、微妙に居心地の悪さを私は確かに感じた。孫ほど歳の離れているのだからと考えているかも知れないし、あるいは私がスサノヲになる経緯かも知れないし、それ以外の理由かもしれない。
「いえ、お気になさらず」
釣られて私も礼儀正しく、少しだけ余所余所しさを含んだ返答を返す。思い返してみればもうずっと――大体がこんな感じだ。顔を隠す様になってからは特に。だから、もしかしたら呆れているのかも知れない。改めて自分の態度を映像で見返してみると、余りにもつっけんどんな態度に申し訳なさを感じてしまう位だった。
対して、映像に映る過去の私は無造作に後ろで束ねた髪を微かに揺らしながら、淡々と状況を説明する。
「先ず……任務お疲れ様でした」
「うむ、ルミナ。お前にも苦労を掛けるな。マガツヒと戦闘データ含む諸々は全て転送しておいた。解析を依頼しておいてくれ。それと重汚染者が居る。至急除染の手配を頼む」
「既に手配済みです。それと……」
画面の向こうで冷静に振る舞おうと努めていた私が言い淀んだ。その様子から何かを察した仲間達の表情に一際暗い影が落ちる。言いたい事は分かっている。言おうが言うまいが状況は変わらないのだから、ならば言わないに越した事はない。だが、私はやはり淡々と伝えた。
「一応ですが、帰還に合わせ警告を流す予定だそうです。ですが……」
そんな事をしても無意味だと誰もが知っている。今まで何をしてきても止められなかったのだから。師は、何かを言い出しかけたところで口をつぐんだ。恐らく「無理だ」とでも言いたかったのだろうが、そんなストレートな言葉を掛けては画面の向こうの私に申し訳ないとでも思ったのかも知れない。
しかし結局のところその理由が正しいかは私には分からず。答えは無言を貫く老兵の心中にしかない。
※※※
「アマテラスオオカミの犬なんざぁ、いても邪魔なんだよ!!」
「スサノヲとヤタガラスは直ちに武装を解除しろ!!」
「オマエ等のせいでこっちがどれだけひどい目に合っているか!!お前達なんか帰ってこなければいいんだ!!」
任務から無事に帰還した仲間達を出迎えるのは命を賭して旗艦を、連合を守る使命を帯びたスサノヲを出迎える態度ではなかった。
旗艦へと到着し、幾つもの検査と検疫、除染|(※マガツヒとの接触による汚染の除去。万が一、欠片でも人体に取り込まれてしまえば一般市民の命に関わる)を受け、故郷に凱旋した仲間達を出迎えたのは――凄まじい数の市民達からの侮蔑を込めた怒号の嵐。言わずもがな、命がけの任務を終えた者達に向けるには余りにも異常な光景。
だが、誰も当然と受け止め、反抗すらしようとしない。何故、こうなってしまったのだろう。あらゆる負の感情が乗った言葉をその身に受け続ける仲間達の表情はそう訴えている様に見え、同時に耳を覆いたくなるような罵詈雑言を前に耐える以外の手立てがない事実を嘆いている。
一際大きな声で部下に確認を取るしゃがれた男の声が映像から聞こえた。私の師であり、当該部隊を率いる隊長の声だ。
「基地内に反応はありません」
「そうか」
「承知しました。申し訳ありません、隊長。我々が不甲斐ないばかりに」
「熟練者ならばともかく、お前達はまだ経験が少ない。それに、まだ助からないと決まったわけではない。終わった事を悔いても起きた事は変えられん。それより、今以上に気を引き締めろ。実戦は教本通りにはいかぬと心に刻め。では次、被害状況の確認」
「報告。第11部隊における重汚染者は4名、軽度汚染者は12名。死亡者はありません」
「報告。資源回収惑星ATA第十四資源回収施設における施設登録者数134名の内、131名の遺体を確認。生存者は3名。但し、重汚染状態の上に相当の時間が経過しており、手の施しようがありません」
その言葉に険しかった師の顔に悲壮が浮かんだ。が、直ぐに切り替わる。
「ダミー放出後、速やかに撤退を開始する。帰路は17パターンから無作為に選択。黒点観測部門からの通信は常に受けられる様にしておけ。動きがあれば逐次情報が送られる」
「「「ハッ!!」」」
今までも数多くの悲劇を見続けてきたのだろうが、一方で悲劇に耐えられる程に強くもない。しかし、今は感傷に浸る時間はない。退けた敵は第一波。直ぐに撤退しなければ増援とかち合う。
師はすぐさま撤収を命令した。資源を回収、連合に運搬する為の基地で起きた襲撃の結果は酷いものだった。緊急救助信号を受け取ってから現地に到着するまでにそう時間は掛からなかった。だというのに、奴等は草の根を掻き分けて襲撃、壊滅させた。緊急避難用のセーフルームの分厚い扉も十分に配備された筈の迎撃装置も時間稼ぎにしかならなかった。
本来ならば奴等が入ってこれない様に特別な力が張り巡らされているのだが、扉の周辺には抜け殻が幾つも転がっていた。仲間を犠牲にして強引に扉を突き破った形跡。そしてその向こうに広がるのは戦闘の痕跡と大量の血、物言わぬ抜け殻。そうまでして滅ぼしたかったのか、という凄まじいまでの執念に恐怖を覚えた。
※※※
旗艦アマテラス。全長18,000キロを超える超巨大航宙艦の名の由来は旗艦全域を統括する超々大規模演算システム「アマテラスオオカミ」から名付けられた。その名も、既に消滅した私達の文明に存在したとされる、超常的な力を持った神の一柱から取ったらしい。
視界の前方に佇む超巨大航宙艦の煌々と輝くその姿は、まるで無事に生還した事を祝福している様に見える。
が、その姿を見た全員の顔色が明らかに変わった。誰の心の中にも、先程の戦闘とは比較にならない程に重く苦しい何かが生まれ、心を、身体を支配する。
誰も、ただ茫然と闇夜に眩く輝く恒星の如き旗艦を見つめる。誰も、鳴り響く通信に出ない。疲れ、ではない。誰の頭にもこの先の光景が浮かび、心身を縛り付ける。その有様は、多くの部下達を纏め上げる師ですら同じだった。
年齢からか白く染まった頭、無駄を削ぎ落とした細身の体型という外見のせいで、より一層疲労している様に見える。顔には心と身体の疲れを隠す事が出来ない程にやつれており、心なしか戦闘時よりも酷く見えた。本来ならば「弛むな」と激を飛ばす立場の師でさえそんな有様だった。
「あぁ、遅れてすまん。お前じゃったか」
漸く通信に気付いた師が私からの通信に出た。映像の向こうに映る私を見た師は、疲れた顔を幾分か崩した。顔をバイザーとマスクを被っていて顔が全く見えないのだが、それでも私だと分かるのは普段からこう言った雑事を中心にしている事が大きい。
「いえ、何かあったのですか?」
「いや、年寄りには少々堪えた位だ。連絡、感謝する。気にかけて貰える仲間がいるだけで随分と救われるよ」
ディスプレイに映る私を見るや師は私に謝罪と労いをかけた。だが、私は気付いている。その言葉に僅かな距離を感じる。少なくとも仲間とは違う、微妙に居心地の悪さを私は確かに感じた。孫ほど歳の離れているのだからと考えているかも知れないし、あるいは私がスサノヲになる経緯かも知れないし、それ以外の理由かもしれない。
「いえ、お気になさらず」
釣られて私も礼儀正しく、少しだけ余所余所しさを含んだ返答を返す。思い返してみればもうずっと――大体がこんな感じだ。顔を隠す様になってからは特に。だから、もしかしたら呆れているのかも知れない。改めて自分の態度を映像で見返してみると、余りにもつっけんどんな態度に申し訳なさを感じてしまう位だった。
対して、映像に映る過去の私は無造作に後ろで束ねた髪を微かに揺らしながら、淡々と状況を説明する。
「先ず……任務お疲れ様でした」
「うむ、ルミナ。お前にも苦労を掛けるな。マガツヒと戦闘データ含む諸々は全て転送しておいた。解析を依頼しておいてくれ。それと重汚染者が居る。至急除染の手配を頼む」
「既に手配済みです。それと……」
画面の向こうで冷静に振る舞おうと努めていた私が言い淀んだ。その様子から何かを察した仲間達の表情に一際暗い影が落ちる。言いたい事は分かっている。言おうが言うまいが状況は変わらないのだから、ならば言わないに越した事はない。だが、私はやはり淡々と伝えた。
「一応ですが、帰還に合わせ警告を流す予定だそうです。ですが……」
そんな事をしても無意味だと誰もが知っている。今まで何をしてきても止められなかったのだから。師は、何かを言い出しかけたところで口をつぐんだ。恐らく「無理だ」とでも言いたかったのだろうが、そんなストレートな言葉を掛けては画面の向こうの私に申し訳ないとでも思ったのかも知れない。
しかし結局のところその理由が正しいかは私には分からず。答えは無言を貫く老兵の心中にしかない。
※※※
「アマテラスオオカミの犬なんざぁ、いても邪魔なんだよ!!」
「スサノヲとヤタガラスは直ちに武装を解除しろ!!」
「オマエ等のせいでこっちがどれだけひどい目に合っているか!!お前達なんか帰ってこなければいいんだ!!」
任務から無事に帰還した仲間達を出迎えるのは命を賭して旗艦を、連合を守る使命を帯びたスサノヲを出迎える態度ではなかった。
旗艦へと到着し、幾つもの検査と検疫、除染|(※マガツヒとの接触による汚染の除去。万が一、欠片でも人体に取り込まれてしまえば一般市民の命に関わる)を受け、故郷に凱旋した仲間達を出迎えたのは――凄まじい数の市民達からの侮蔑を込めた怒号の嵐。言わずもがな、命がけの任務を終えた者達に向けるには余りにも異常な光景。
だが、誰も当然と受け止め、反抗すらしようとしない。何故、こうなってしまったのだろう。あらゆる負の感情が乗った言葉をその身に受け続ける仲間達の表情はそう訴えている様に見え、同時に耳を覆いたくなるような罵詈雑言を前に耐える以外の手立てがない事実を嘆いている。
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