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第6章 決戦前夜
72話 私が素顔を隠す理由
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暗闇と、その中で見た悍ましいほど冷たい目。今、思い出しても身震いするほどの寒気が襲う。現実か否か、と考えても仕方ない。だから強引に納得させた。弱った心が見せた幻覚だ、と。考えてみればこんな悲惨な状況も、そもそも命の危険に遭遇した事すらなかった。きっとあれが恐怖するという事だろう。
そう考えれば悪い経験ではない。明日の戦いでどれだけの人数と殺し合いをする羽目になるのか分からないが、恐怖とその対処方法は今ので学んだ。
落ち着き、周囲を見回した。施設内は自動で点灯する照明が、外に目を向ければ施設や街灯が夜の闇を照らしている。戦いが起きるという情報は既に周知済み。ならば周辺施設へのエネルギー供給が断たれても不思議ではないが、こうして今現在も電力供給が行われている。
世界の中心、清雅の政策か。インフラとライフラインを潰すという常套手段への対策に、自力でエネルギーを供給していると考えれば納得出来る。
ただ、何もかもが清雅に都合よく進むと思っていたが、思いのほか私達にとっても都合が良かった。避難からそれ程時間が立っておらず、電源その他はつけっぱなし、雑菌が繁殖し辛い季節など諸々の要素が重なったことで食糧は十分に残っている。確実に安全とは言い難いが、それでも決戦の日までは十分に持つ。
彼の話によればここは清雅市に隣接するK区。主に歓楽街としての機能が集約されているそうだ。この施設はその中でも最も大きい部類で、清雅製品を含む世界の最先端の商品が所狭しと並ぶ。
最大規模の歓楽街という謳い文句に偽りなし。広大な施設はもぬけの殻で、生体反応を調べても小動物を除けば私達以外に誰もいない。潜入時に警備室に潜り込み警報と監視カメラの類は全て電源を落としておいた。加えて清雅市と周辺区域は完全無人。
つまり、監視も警備も不在。見つかる心配はなく、仮に戦闘になっても障害物を盾にすれば逃走は容易、更に運が良い事に車も売っていた。運転方法は見て覚えたので、最悪は各々が別ルートから清雅市に向かえば良い。
一点、不安はある。
巨大なガラス窓から外を眺めた。人もいなければ車も通らない。平和で、静かで、良い景色だ。その中に清雅の影もない。不気味だが、穏やかな沈黙。ただ、受け入れ難い。不自然ではないが、何らの情報がない現実が心が締め上げる。
空を見上げた。目に映るのは気が滅入る程の灰色の雲。もう飽きる程に見た、何の面白みもない光景に視線が自然と落ちる。木に括りつけられたぬいぐるみが目に入った。休憩する少し前に偶然に当たった一発の傷かすり傷以外に目立った跡のない、綺麗なぬいぐるみ。
扱いには慣れたが、命中精度に難あり。昨日から付きっ切りで教えた結果は僅かな進歩に変わりないが、実戦において役立つかと言われると疑問だ。本当に、教えるという事は難しい。この程度、私なら数キロ離先から目を瞑っていても当てられる。なのに、その技術を教えるとなるとからっきし。
何とももどかしいまま時間が過ぎる。残された時間も少ない。だというのに、心の何処かで彼に銃の手解きをする状況を楽しむ自分がいる。絶望的な現状を頭で理解しつつも、僅かな高揚に心が震える。こんな性格だったか?自分の一面に驚くと同時、今の私はどんな顔をしている?
普段なら直ぐ戒めるのに――
周囲を確認、バイザーを外し、素顔を水面に晒した。顔に手を当てると生身とはまた違う、機械特有の硬い感触が薄い皮膚の直ぐ奥から伝わる。表情を変える事は出来る。一見すれば人間と変わらない自然な顔。だが、機械的なそれは生身の温かさとは違う。無機質で、生気を感じない顔。そんな自分を見るのがたまらなく嫌で、何時の頃からかそんな自分も嫌いになった。
気が付けば、私は顔を隠すようになっていた。そういう年頃なのか、私の変わりようを見た師は無理矢理納得したようだったが、もしかしたら本心を見透かしていたかも知れない。ナギは彼は私の顔をみたら、機械の様なこの顔を見たらどう思うだろう?気味悪がらないか?人に似ているのに生気を感じない、もぬけの殻のようなこの顔を――
コツコツ
革靴が床を叩く音が微かに聞こえた。食事、終わったらしい。随分と早いな、と想定外の行動に急いでバイザーを装着した。
「ただいま」
ナギのそっけない挨拶。
「あぁ、おかえり」
私もそっけなく返答した。どうして顔を隠したのか?見られるのがやはり怖いのか?そんな疑問に、僅かの興奮で満たされていた心が恐ろしく冷やされる。
もう一度、外を眺めた。相変わらずの灰色の空を眺めていると、その中にチラチラと白く輝く何かが見えた。彼と出会った日に目撃した――そう、雪だ。とても寒い日に観測可能な現象に、どうしてか、白くて冷たくて人が触れると溶けて消えてしまう雪と自分を重ねた。
※※※
「今日はもう休もう。集中力が切れた今の状態で続けても時間が勿体ないからね」
あれから1時間程が経過した。一通りの使い方と撃ち方を再度丁寧に教えたが、成果はやはり宜しくなかった。付け焼き刃の上に焦りもあるのだから仕方ない。
とは言え、気分転換を兼ねた栄養補給にそれなりの効果はあった。訓練が終わる事には標的に見立てたぬいぐるみに何とか命中させる事が出来る程度には精度が上昇した。
この程度では戦いの役には立たないが、使った時間と比すれば十分と言える。ただ、彼は結果に納得していない。標的の正面に立ち、再び銃を構えた。もしかしたら、時間が勿体ないと言う一言に腹が立ったのか?言い方、まずかったか?
付き合いは短いけど、私が良く知る彼なら食って掛かると思っていたが、実際は訓練を再開した。私は、そんな彼の背中を黙って見守る。語らず、動かず、彼の思うようにさせた。
彼の顔を見たら、口から出掛かった言葉が自然と奥に引っ込んだ。真っ直ぐな顔と眼差し。彼の意志に火が付いたのなら、余計な事を言って消す必要はない。
※※※
時計を見た。時刻は22時を僅かに過ぎた辺り。少々早いが、寝ても問題はない。特訓を終え、銃の手入れも終えたナギは無言で窓の外を眺め始めた。雪は何時の間にか止んでいた。私は、やはり何をするでもなく彼と同じ光景を見た。そういえば、と今までを思い出す。こんな時、何時もは彼の方から率先して話しかける事が多かったな、と。
記憶は更に過去へと遡る。清雅市で出会い、逃げ、見つかり、逃げ、彼の血縁を頼り――
「過去の事、話しておこうと思う」
気が付けば、そんな提案が口を衝いた。彼は驚き、呆然としている。私を見る顔が「今頃?」と、雄弁に語る。相変わらず考えていることが顔に出やすい。
「意味はないけど、知っておいてもいいだろうと思って」
過去を知ったとて何が変わるでもない。いや、違う。少なくとも後悔は消える。以前の私なら微塵も考えなかった。話すという選択肢も、後悔を気に掛ける事も。心境が変化した理由は分からない。只一つ、「話しておけばよかった」と「話さなければよかった」を天秤にかけた末の決断だという、それだけしか――
全ての始まりは2年前に起きた事故。その事故を契機に楽園と呼ばれた故郷は少しずつ、確実に狂い始めた。
そう考えれば悪い経験ではない。明日の戦いでどれだけの人数と殺し合いをする羽目になるのか分からないが、恐怖とその対処方法は今ので学んだ。
落ち着き、周囲を見回した。施設内は自動で点灯する照明が、外に目を向ければ施設や街灯が夜の闇を照らしている。戦いが起きるという情報は既に周知済み。ならば周辺施設へのエネルギー供給が断たれても不思議ではないが、こうして今現在も電力供給が行われている。
世界の中心、清雅の政策か。インフラとライフラインを潰すという常套手段への対策に、自力でエネルギーを供給していると考えれば納得出来る。
ただ、何もかもが清雅に都合よく進むと思っていたが、思いのほか私達にとっても都合が良かった。避難からそれ程時間が立っておらず、電源その他はつけっぱなし、雑菌が繁殖し辛い季節など諸々の要素が重なったことで食糧は十分に残っている。確実に安全とは言い難いが、それでも決戦の日までは十分に持つ。
彼の話によればここは清雅市に隣接するK区。主に歓楽街としての機能が集約されているそうだ。この施設はその中でも最も大きい部類で、清雅製品を含む世界の最先端の商品が所狭しと並ぶ。
最大規模の歓楽街という謳い文句に偽りなし。広大な施設はもぬけの殻で、生体反応を調べても小動物を除けば私達以外に誰もいない。潜入時に警備室に潜り込み警報と監視カメラの類は全て電源を落としておいた。加えて清雅市と周辺区域は完全無人。
つまり、監視も警備も不在。見つかる心配はなく、仮に戦闘になっても障害物を盾にすれば逃走は容易、更に運が良い事に車も売っていた。運転方法は見て覚えたので、最悪は各々が別ルートから清雅市に向かえば良い。
一点、不安はある。
巨大なガラス窓から外を眺めた。人もいなければ車も通らない。平和で、静かで、良い景色だ。その中に清雅の影もない。不気味だが、穏やかな沈黙。ただ、受け入れ難い。不自然ではないが、何らの情報がない現実が心が締め上げる。
空を見上げた。目に映るのは気が滅入る程の灰色の雲。もう飽きる程に見た、何の面白みもない光景に視線が自然と落ちる。木に括りつけられたぬいぐるみが目に入った。休憩する少し前に偶然に当たった一発の傷かすり傷以外に目立った跡のない、綺麗なぬいぐるみ。
扱いには慣れたが、命中精度に難あり。昨日から付きっ切りで教えた結果は僅かな進歩に変わりないが、実戦において役立つかと言われると疑問だ。本当に、教えるという事は難しい。この程度、私なら数キロ離先から目を瞑っていても当てられる。なのに、その技術を教えるとなるとからっきし。
何とももどかしいまま時間が過ぎる。残された時間も少ない。だというのに、心の何処かで彼に銃の手解きをする状況を楽しむ自分がいる。絶望的な現状を頭で理解しつつも、僅かな高揚に心が震える。こんな性格だったか?自分の一面に驚くと同時、今の私はどんな顔をしている?
普段なら直ぐ戒めるのに――
周囲を確認、バイザーを外し、素顔を水面に晒した。顔に手を当てると生身とはまた違う、機械特有の硬い感触が薄い皮膚の直ぐ奥から伝わる。表情を変える事は出来る。一見すれば人間と変わらない自然な顔。だが、機械的なそれは生身の温かさとは違う。無機質で、生気を感じない顔。そんな自分を見るのがたまらなく嫌で、何時の頃からかそんな自分も嫌いになった。
気が付けば、私は顔を隠すようになっていた。そういう年頃なのか、私の変わりようを見た師は無理矢理納得したようだったが、もしかしたら本心を見透かしていたかも知れない。ナギは彼は私の顔をみたら、機械の様なこの顔を見たらどう思うだろう?気味悪がらないか?人に似ているのに生気を感じない、もぬけの殻のようなこの顔を――
コツコツ
革靴が床を叩く音が微かに聞こえた。食事、終わったらしい。随分と早いな、と想定外の行動に急いでバイザーを装着した。
「ただいま」
ナギのそっけない挨拶。
「あぁ、おかえり」
私もそっけなく返答した。どうして顔を隠したのか?見られるのがやはり怖いのか?そんな疑問に、僅かの興奮で満たされていた心が恐ろしく冷やされる。
もう一度、外を眺めた。相変わらずの灰色の空を眺めていると、その中にチラチラと白く輝く何かが見えた。彼と出会った日に目撃した――そう、雪だ。とても寒い日に観測可能な現象に、どうしてか、白くて冷たくて人が触れると溶けて消えてしまう雪と自分を重ねた。
※※※
「今日はもう休もう。集中力が切れた今の状態で続けても時間が勿体ないからね」
あれから1時間程が経過した。一通りの使い方と撃ち方を再度丁寧に教えたが、成果はやはり宜しくなかった。付け焼き刃の上に焦りもあるのだから仕方ない。
とは言え、気分転換を兼ねた栄養補給にそれなりの効果はあった。訓練が終わる事には標的に見立てたぬいぐるみに何とか命中させる事が出来る程度には精度が上昇した。
この程度では戦いの役には立たないが、使った時間と比すれば十分と言える。ただ、彼は結果に納得していない。標的の正面に立ち、再び銃を構えた。もしかしたら、時間が勿体ないと言う一言に腹が立ったのか?言い方、まずかったか?
付き合いは短いけど、私が良く知る彼なら食って掛かると思っていたが、実際は訓練を再開した。私は、そんな彼の背中を黙って見守る。語らず、動かず、彼の思うようにさせた。
彼の顔を見たら、口から出掛かった言葉が自然と奥に引っ込んだ。真っ直ぐな顔と眼差し。彼の意志に火が付いたのなら、余計な事を言って消す必要はない。
※※※
時計を見た。時刻は22時を僅かに過ぎた辺り。少々早いが、寝ても問題はない。特訓を終え、銃の手入れも終えたナギは無言で窓の外を眺め始めた。雪は何時の間にか止んでいた。私は、やはり何をするでもなく彼と同じ光景を見た。そういえば、と今までを思い出す。こんな時、何時もは彼の方から率先して話しかける事が多かったな、と。
記憶は更に過去へと遡る。清雅市で出会い、逃げ、見つかり、逃げ、彼の血縁を頼り――
「過去の事、話しておこうと思う」
気が付けば、そんな提案が口を衝いた。彼は驚き、呆然としている。私を見る顔が「今頃?」と、雄弁に語る。相変わらず考えていることが顔に出やすい。
「意味はないけど、知っておいてもいいだろうと思って」
過去を知ったとて何が変わるでもない。いや、違う。少なくとも後悔は消える。以前の私なら微塵も考えなかった。話すという選択肢も、後悔を気に掛ける事も。心境が変化した理由は分からない。只一つ、「話しておけばよかった」と「話さなければよかった」を天秤にかけた末の決断だという、それだけしか――
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