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第6章 決戦前夜
幕間14 策謀は未だ巡る
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20XX/12/22 0500
後数時間で地球との戦いが始まろうという時刻。場所は旗艦アマテラス内、居住地区の一角。すぐ傍には緑にあふれた人工の山々が見え、周囲には鬱蒼と生い茂る木々、隙間から幾つかの建造物が覗く。誰もが地球との戦争を控え、疑問を振り払うかのように慌ただしく動く最中、人目に付かない場所に2つの人影を確認した。
片方は素性不明の式守、ヒルメ。もう片方は仮面を被り、正体を知る事が出来なかった。彼女は相変わらず我らの動きは筒抜けのようで、密談と思われる場所を捉えるカメラに向けてヒルメが軽く会釈をした。見た目によらず随分と挑発的だ。
対して仮面は全く無反応。ただ、あらぬ方向に頭を下げるヒルメの様子に一切の疑問を呈する様子がない態度を見るに、ヒルメを通して我らの存在を知っていると考えて良いだろう。
ヒルメは直ぐに視線を仮面に戻し、何事かを話し始めた。監視されていると知りながら微塵も構う様子がない。が、理由はなんて事はない。
「では、お願いします」
「あぁ」
非常に短いやり取りで、全くと言っていい程に要領を得なかった。アレだけでは何を企んでいるか予測するなど不可能。加えて、今から調査する時間もない。
「では」
と、ヒルメが仮面に何かを手渡した。ぷ 20XX/12/22 0500
後数時間で地球との戦いが始まろうという時刻。場所は旗艦アマテラス内、居住地区の一角。すぐ傍には緑にあふれた人工の山々が見え、周囲には鬱蒼と生い茂る木々、隙間から幾つかの建造物が覗く。誰もが地球との戦争を控え、疑問を振り払うかのように慌ただしく動く最中、人目に付かない場所に2つの人影を確認した。
片方は素性不明の式守、ヒルメ。もう片方は仮面を被り、正体を知る事が出来なかった。彼女は相変わらず我らの動きは筒抜けのようで、密談と思われる場所を捉えるカメラに向けてヒルメが軽く会釈をした。見た目によらず随分と挑発的だ。
対して仮面は全く無反応。ただ、あらぬ方向に頭を下げるヒルメの様子に一切の疑問を呈する様子がない態度を見るに、ヒルメを通して我らの存在を知っていると考えて良いだろう。
ヒルメは直ぐに視線を仮面に戻し、何事かを話し始めた。監視されていると知りながら微塵も構う様子がない。が、理由はなんて事はない。
「では、お願いします」
「あぁ」
非常に短いやり取りで、全くと言っていい程に要領を得なかった。アレだけでは何を企んでいるか予測するなど不可能。加えて、今から調査する時間もない。
「全て、お任せします」
と、ヒルメが仮面に何かを手渡した。10センチほどの細長い六角柱状のプレートを受け取った仮面は居住地区とは反対側の緑の中へと足早に姿を消した。監視映像に映った僅かな仕草では正体へと至るのは到底不可能だが、身形に一つだけ特徴的な装飾品があった。
黒色に赤字の文字が彫られた腕輪。防壁を発生させるヤサカニノマガタマとは違う腕輪は、人外の如き能力を持つ人間に嵌められる枷。極稀に、体内のカグツチ濃度が極端に高い人間が生まれる。過去の歴史や物語において、いわゆる英雄や勇者といった敬称で呼ばれる人間は例外なくその特異体質を持ち、文明の区別なく「テンサイ」と呼ばれた。
人類とは一線を画す超絶的な力は人々から崇敬の念を集める。が、良い事ばかりではない。天賦の才能は通常の生活を行うにも不便をもたらす。その程度ならば笑い話で終わるが、ほんの些細な切っ掛けで体内濃度が上昇すればマガツヒを引き寄せるという致命的な欠点は笑えない。いわば、存在自体が爆弾そのもの。
それ故、各惑星の歴史を紐解けば英雄や勇者は、同時に悪魔とも呼び恐れ、あるいは危険視された。よって、各惑星にはそのような人間に対する様々な処置が形を変え、現代にまで残り続ける。カグツチを吸収霧散する力を持つ結界内への秘匿、特殊な魔法で力を抑え込む、あるいは放逐するという名目での殺害などなど。
仮面が装備する腕輪は極一部の惑星に残る特殊な魔法を科学的に再現した代物で、装備する事で肉体へのカグツチ流入を阻害する効果を持つ。
テンサイ。即ち、あの腕輪を装備する人間は通常とは一線を画す高い能力を持つ証だと旗艦のデータベースに記述されていた。
仮面は危険だ。スサノヲか、それともその才能をヒルメに見いだされた志願兵か。テンサイの能力を生かす為、推薦という制度も存在するようだ。最も、目的は単純な戦力向上ではなく監視の意味合いが大きいようだが。
恐らく、ヒルメも仮面も己の封印を予期したアマテラスオオカミが残した切り札だろう。ただ、当たらずとも遠からずだとしても双方の行動には細心の注意を払う必要がある。たった2人、旗艦アマテラスの総人口から判断すれば砂粒程度の存在でしかない。何も変えられない――と、そんな都合良く納得するなど出来ない。
私とツクヨミの存在に気付くヒルメの挑発的な態度に加え、規格外の力の証左となる漆黒の腕輪を装備する仮面。仮面の力はどれ程か?ヒルメは我らの行動を何処まで把握しているのか?予測が極めて困難なイレギュラーの存在は、その不確定さ故に戦況に及ぼす影響も不明。
いや、と否定した。地球にもイレギュラーがいる。超特大のイレギュラー。必死で逃げながら、ツクヨミを捕縛、または破壊を目的に、今度は自らの意志で清雅市へと舞い戻る決意を固めた伊佐凪竜一とルミナ。
複合施設のカメラは決戦の日へ向けて最後の休息を取る2人を捉える。警報システムを落とし、監視カメラを怪しまれない程度に破壊した点は高く評価したいが、その程度の小細工で清雅を欺く事など出来ない――と言いたいが、施設警備担当の清雅警備保障は清雅源蔵の指示を受けて市外へと避難済み。実際のところ、もはや警備云々という状況ではない。
しかし、私とツクヨミはそうはいかない。事実、伊佐凪竜一とルミナの行動は筒抜け。羽島経由で伊佐凪竜一とルミナが清雅の監視から外されている事実を彼女は知った。
恐らく、彼女はその事実を織り込んで行動している。命を賭けて羽島が暴露した情報の真偽を試し、結果を今後の行動指針とするつもりだ。ルミナと言う名のスサノヲに関するデータは何一つ見つからなかったが、これまでの監視結果から判断すればその可能性は十二分にあり得る。
何より、彼女はアマテラスオオカミが特例中の特例でスサノヲとなることを許した人物。相応以上の才覚、頭脳を持っているとしても何ら不思議ではない。彼女に関するデータが絶無な点についても、もしかしたらヒルメや仮面と同じく秘密兵器に類する存在として育成する予定だった可能性は捨てきれない。
ただ、ルミナの才能は問題ではない。私は伊佐凪竜一とルミナの居場所を特定した事実を清雅源蔵に伏せた。私は、私の意志で事実を伏せた。期待したい、ただそれだけの理由で。もしかしたら、もしかしたらあの2人が――
後数時間で地球との戦いが始まろうという時刻。場所は旗艦アマテラス内、居住地区の一角。すぐ傍には緑にあふれた人工の山々が見え、周囲には鬱蒼と生い茂る木々、隙間から幾つかの建造物が覗く。誰もが地球との戦争を控え、疑問を振り払うかのように慌ただしく動く最中、人目に付かない場所に2つの人影を確認した。
片方は素性不明の式守、ヒルメ。もう片方は仮面を被り、正体を知る事が出来なかった。彼女は相変わらず我らの動きは筒抜けのようで、密談と思われる場所を捉えるカメラに向けてヒルメが軽く会釈をした。見た目によらず随分と挑発的だ。
対して仮面は全く無反応。ただ、あらぬ方向に頭を下げるヒルメの様子に一切の疑問を呈する様子がない態度を見るに、ヒルメを通して我らの存在を知っていると考えて良いだろう。
ヒルメは直ぐに視線を仮面に戻し、何事かを話し始めた。監視されていると知りながら微塵も構う様子がない。が、理由はなんて事はない。
「では、お願いします」
「あぁ」
非常に短いやり取りで、全くと言っていい程に要領を得なかった。アレだけでは何を企んでいるか予測するなど不可能。加えて、今から調査する時間もない。
「では」
と、ヒルメが仮面に何かを手渡した。ぷ 20XX/12/22 0500
後数時間で地球との戦いが始まろうという時刻。場所は旗艦アマテラス内、居住地区の一角。すぐ傍には緑にあふれた人工の山々が見え、周囲には鬱蒼と生い茂る木々、隙間から幾つかの建造物が覗く。誰もが地球との戦争を控え、疑問を振り払うかのように慌ただしく動く最中、人目に付かない場所に2つの人影を確認した。
片方は素性不明の式守、ヒルメ。もう片方は仮面を被り、正体を知る事が出来なかった。彼女は相変わらず我らの動きは筒抜けのようで、密談と思われる場所を捉えるカメラに向けてヒルメが軽く会釈をした。見た目によらず随分と挑発的だ。
対して仮面は全く無反応。ただ、あらぬ方向に頭を下げるヒルメの様子に一切の疑問を呈する様子がない態度を見るに、ヒルメを通して我らの存在を知っていると考えて良いだろう。
ヒルメは直ぐに視線を仮面に戻し、何事かを話し始めた。監視されていると知りながら微塵も構う様子がない。が、理由はなんて事はない。
「では、お願いします」
「あぁ」
非常に短いやり取りで、全くと言っていい程に要領を得なかった。アレだけでは何を企んでいるか予測するなど不可能。加えて、今から調査する時間もない。
「全て、お任せします」
と、ヒルメが仮面に何かを手渡した。10センチほどの細長い六角柱状のプレートを受け取った仮面は居住地区とは反対側の緑の中へと足早に姿を消した。監視映像に映った僅かな仕草では正体へと至るのは到底不可能だが、身形に一つだけ特徴的な装飾品があった。
黒色に赤字の文字が彫られた腕輪。防壁を発生させるヤサカニノマガタマとは違う腕輪は、人外の如き能力を持つ人間に嵌められる枷。極稀に、体内のカグツチ濃度が極端に高い人間が生まれる。過去の歴史や物語において、いわゆる英雄や勇者といった敬称で呼ばれる人間は例外なくその特異体質を持ち、文明の区別なく「テンサイ」と呼ばれた。
人類とは一線を画す超絶的な力は人々から崇敬の念を集める。が、良い事ばかりではない。天賦の才能は通常の生活を行うにも不便をもたらす。その程度ならば笑い話で終わるが、ほんの些細な切っ掛けで体内濃度が上昇すればマガツヒを引き寄せるという致命的な欠点は笑えない。いわば、存在自体が爆弾そのもの。
それ故、各惑星の歴史を紐解けば英雄や勇者は、同時に悪魔とも呼び恐れ、あるいは危険視された。よって、各惑星にはそのような人間に対する様々な処置が形を変え、現代にまで残り続ける。カグツチを吸収霧散する力を持つ結界内への秘匿、特殊な魔法で力を抑え込む、あるいは放逐するという名目での殺害などなど。
仮面が装備する腕輪は極一部の惑星に残る特殊な魔法を科学的に再現した代物で、装備する事で肉体へのカグツチ流入を阻害する効果を持つ。
テンサイ。即ち、あの腕輪を装備する人間は通常とは一線を画す高い能力を持つ証だと旗艦のデータベースに記述されていた。
仮面は危険だ。スサノヲか、それともその才能をヒルメに見いだされた志願兵か。テンサイの能力を生かす為、推薦という制度も存在するようだ。最も、目的は単純な戦力向上ではなく監視の意味合いが大きいようだが。
恐らく、ヒルメも仮面も己の封印を予期したアマテラスオオカミが残した切り札だろう。ただ、当たらずとも遠からずだとしても双方の行動には細心の注意を払う必要がある。たった2人、旗艦アマテラスの総人口から判断すれば砂粒程度の存在でしかない。何も変えられない――と、そんな都合良く納得するなど出来ない。
私とツクヨミの存在に気付くヒルメの挑発的な態度に加え、規格外の力の証左となる漆黒の腕輪を装備する仮面。仮面の力はどれ程か?ヒルメは我らの行動を何処まで把握しているのか?予測が極めて困難なイレギュラーの存在は、その不確定さ故に戦況に及ぼす影響も不明。
いや、と否定した。地球にもイレギュラーがいる。超特大のイレギュラー。必死で逃げながら、ツクヨミを捕縛、または破壊を目的に、今度は自らの意志で清雅市へと舞い戻る決意を固めた伊佐凪竜一とルミナ。
複合施設のカメラは決戦の日へ向けて最後の休息を取る2人を捉える。警報システムを落とし、監視カメラを怪しまれない程度に破壊した点は高く評価したいが、その程度の小細工で清雅を欺く事など出来ない――と言いたいが、施設警備担当の清雅警備保障は清雅源蔵の指示を受けて市外へと避難済み。実際のところ、もはや警備云々という状況ではない。
しかし、私とツクヨミはそうはいかない。事実、伊佐凪竜一とルミナの行動は筒抜け。羽島経由で伊佐凪竜一とルミナが清雅の監視から外されている事実を彼女は知った。
恐らく、彼女はその事実を織り込んで行動している。命を賭けて羽島が暴露した情報の真偽を試し、結果を今後の行動指針とするつもりだ。ルミナと言う名のスサノヲに関するデータは何一つ見つからなかったが、これまでの監視結果から判断すればその可能性は十二分にあり得る。
何より、彼女はアマテラスオオカミが特例中の特例でスサノヲとなることを許した人物。相応以上の才覚、頭脳を持っているとしても何ら不思議ではない。彼女に関するデータが絶無な点についても、もしかしたらヒルメや仮面と同じく秘密兵器に類する存在として育成する予定だった可能性は捨てきれない。
ただ、ルミナの才能は問題ではない。私は伊佐凪竜一とルミナの居場所を特定した事実を清雅源蔵に伏せた。私は、私の意志で事実を伏せた。期待したい、ただそれだけの理由で。もしかしたら、もしかしたらあの2人が――
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