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第6章 運命の時は近い
228話 凋落
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『じゃあ最後に。多分、いや間違いなく私達の計画が何処かから漏れているわ。誰か分からないけど気を付けてね』
映像が途切れる最後、クシナダが最後に落とした爆弾に弛緩した空気が一気に冷えた。その様は赤みがかった空の端に滲み始めた夜の色の如く、各々の心を暗い闇に突き落とす。計画の漏洩とは、即ち裏切り者がいるという意味。信じられる者は誰か、闇に滲む猜疑心が心を締め付ける。
「そうか」
『えぇ。オレステスが化け物染みた観察眼とかで見抜いた可能性も無くは無いけど、でも内部から漏れたって考えた方が良いよ』
「感謝する。ソチラも気を付けて」
『タケル君、ありがと。それじゃあね』
感謝の言葉を最後に通信は途切れ、再び4人だけとなった。裏切者。その言葉に周囲の空気は何処までも冷たく、重く沈み込み、まるで時間が停まるような感覚に陥る。遠く離れた場所から見ていても、彼女達の周囲が重苦しくなっている事をまるで傍にいるかの様に感じる。誰も、何も語らず……
「先ず俺って可能性は無いよな?」
そんな沈黙をアックスが破った。こういう時に空気が読めないというのは非常に有難いもので。我に返った3人は自然と同じ方を向く。ソコには不敵な笑みを浮かべる男の顔が浮かぶ。
「そうだな。偶然巻き込まれた君は確実に違うし、そもそも計画を殆ど知らない。だがミズキとタケルは断言できない」
が、ともすれば冷酷に聞こえるルミナの結論に表情は歪み……
「オイオイ、此処まで付き合ってきた仲間を疑うのかよ?」
がなり立てた。仲間という単語、あるいは繋がりはこの男にとって相当重要な意味を持つようだ。だから躊躇なく疑うルミナに酷い不快感を覚えたのか。
「無理も無いでしょうね、私は一度旗艦と敵対していましたし。この戦いが半年よりさらに前から計画されていたとしても、タナトスと接触していないという疑念が解消されない限り信用されずとも無理はありません」
「俺は自分でも気づかない部分に監視プログラムの可能性か。スサノヲ昇格前に特兵研による入念な再検査の結果、問題なしと判断されはしたが」
「その出自がタナトスと関係するアラハバキ。過去の内通者の中に特兵研の研究者が居た事実を踏まえると確実とは言えない。ミズキも半年前の開戦理由から旗艦に恨みを持っていて、その感情をタナトスに焚きつけられていると考えても不自然ではない」
「あーもう、なんでこうどいつもこいつも妙に冷静なんだよ!!」
再びアックスが怒鳴った。冷静に現状を判断しているだけだとすかさずタケルがフォローを入れるが、当人はまるで自虐だと愚痴る。その様子は駄々を捏ねる子供に近いのだが、しかし自虐と言うのは言い得て妙だ。少なくとも事態の中心に立つルミナが気に病むべきではない。こういった些事はイスルギとか他に回せば良い筈だ。
「そう思われるのは承知の上ですし、かつての蛮行を簡単に許して貰えるなんて甘い考えもありません。贖罪はします」
「それはつまり愛しの伊佐凪竜一ンがッて危ねぇ!!」
またコレだ。余計な一言を加えねば気が済まないアックスの性格に静かな怒りを燃やした白川水希は横っ腹目掛け拳を振り抜いたが、しかし今度ばかりは一味違うようでひらりと回避された。コレが子供なら可愛げがあると笑って許せるが、しかし相手は良い歳をした大人。しかも本気なのか場を和ませたいのかイマイチ分からないと来れば茶化された側の機嫌はより一層悪くなる。
「子供みたいに余計な事を言わないで」
「君は大概だな」
女性陣は仲良く呆れ……
「彼は取りあえず放置して、誰を信じるべきか分からなイならば次にするべきは1つだ」
タケルは無視して話を進める。そう、現状で成すべきは1つ。
「裏切り者の特定」
白川水希が切り込んだ通り。とは言え、本来ならば明日の婚姻の儀で起こるであろう何かに対する主力である彼女達がするべき事ではない。
「明日何かが起こるというなら、その前に背後の安全を確保するべきだ」
が、ルミナは俄然やる気だ。その言い分は非常に理解できる。誰が敵か常に気を張らねばならない状況で明日を迎えるのは自殺行為に等しい。
「とは言うが、具体的にどうやって探すつもりだ?」
「タケル、タガミに連絡を取って今日の計画を知る全員をリストアップさせて。大雑把では無く、誰が何処まで知っているかまで詳しく。それから、ミハシラでの一件を含む私とナギ、ソレからデモ行動を含む全ての情報を精査したい」
「承知した。道すがら依頼する」
「じゃあ一先ず近くにある隠れ家に移動しよう。これ以上屋外に長居しては連中に捕捉されるだろうし」
淀みなくタケルに指示を出すルミナはそう言うと颯爽と目的地へと歩を進め、残りの面々も彼女に急かされるまま休憩所を足早に去った。空の端に滲み出した夜は少しずつ濃さを増すが、人工の空に浮かぶ美しい三色のコントラストを見れば満天の空を覆うまでにはまだ時間を要すると分かる。一行は闇に紛れるよりも、待つよりも行動を選んだ。
「了解了解。でもよぉ、こんな辺鄙な場所に誰か来るのかね?」
「さぁ?宿泊施設っぽい場所、見たところ人が居ないどころか店も開いている気配すらないけれどオフシーズンなのかしら?それともこんな事態だから営業自粛しているとか?」
しかし早々に動きは鈍る。アックスと白川水希は閑散とする周囲の光景が気になったらしく、ルミナを追う足を少しだけ緩めると周囲を見回した。
視界に映るのは鬱蒼とした木々の間から僅かに覗く幾つかの施設。ソレ等は宿泊施設であったり近隣の施設で働く従業員専用の居住区だったりするのだが、人の気配は全く無い。観光を主要産業とするこの区域内の宿泊施設群はその全てが休業状態に陥っているのだが、来艦したばかりのアックスは何も知らず、贖罪の為に身を粉にして働く白川水希も現状を正しく把握していない。
凋落の始まりは半年前の神魔戦役。ソレだけならばまだ幾らでも立て直し出来たが、絶対安全の神話を維持したアマテラスオオカミが自ら身を引き、復興の最中に間髪入れず山県令子の反乱が起きた事が致命傷となり他星系からの来艦客は一気に途絶えた。
旗艦の民であるアマツミカボシが住みやすいよう、星無き民を包む揺り籠はその性能を居住性に特化させた。最高の居住性と安全性は必然として他星系からの来艦者を増やし、結果的に観光業が栄えた。またこれも必然だが、他星系への転移中継地点としての機能も担うに至った。だがそれは過去の話。
楽園崩壊。重要な外貨獲得手段の一つであった観光業の壊滅は、旗艦の厳しい現実を如実に物語る光景の1つに過ぎない。
「今はこんなものだよ」
気づけば足を止めゴーストタウンを見入る2人の背後からルミナが声を掛けた。語り口から溢れる哀愁と憂いを帯びた眼差しで同じ景色を見る彼女の姿は繊細で儚く、その抜きんでた容姿と相まって夕闇というカンバスに浮かぶ芸術のように私を魅了した。
「それよりも急ごう」
復興は未だ成らず。旗艦の置かれた現状を改めて把握した白川水希と初めて知るアックスは、後ろ髪を引かれながらも次なる隠れ家を目指す。
映像が途切れる最後、クシナダが最後に落とした爆弾に弛緩した空気が一気に冷えた。その様は赤みがかった空の端に滲み始めた夜の色の如く、各々の心を暗い闇に突き落とす。計画の漏洩とは、即ち裏切り者がいるという意味。信じられる者は誰か、闇に滲む猜疑心が心を締め付ける。
「そうか」
『えぇ。オレステスが化け物染みた観察眼とかで見抜いた可能性も無くは無いけど、でも内部から漏れたって考えた方が良いよ』
「感謝する。ソチラも気を付けて」
『タケル君、ありがと。それじゃあね』
感謝の言葉を最後に通信は途切れ、再び4人だけとなった。裏切者。その言葉に周囲の空気は何処までも冷たく、重く沈み込み、まるで時間が停まるような感覚に陥る。遠く離れた場所から見ていても、彼女達の周囲が重苦しくなっている事をまるで傍にいるかの様に感じる。誰も、何も語らず……
「先ず俺って可能性は無いよな?」
そんな沈黙をアックスが破った。こういう時に空気が読めないというのは非常に有難いもので。我に返った3人は自然と同じ方を向く。ソコには不敵な笑みを浮かべる男の顔が浮かぶ。
「そうだな。偶然巻き込まれた君は確実に違うし、そもそも計画を殆ど知らない。だがミズキとタケルは断言できない」
が、ともすれば冷酷に聞こえるルミナの結論に表情は歪み……
「オイオイ、此処まで付き合ってきた仲間を疑うのかよ?」
がなり立てた。仲間という単語、あるいは繋がりはこの男にとって相当重要な意味を持つようだ。だから躊躇なく疑うルミナに酷い不快感を覚えたのか。
「無理も無いでしょうね、私は一度旗艦と敵対していましたし。この戦いが半年よりさらに前から計画されていたとしても、タナトスと接触していないという疑念が解消されない限り信用されずとも無理はありません」
「俺は自分でも気づかない部分に監視プログラムの可能性か。スサノヲ昇格前に特兵研による入念な再検査の結果、問題なしと判断されはしたが」
「その出自がタナトスと関係するアラハバキ。過去の内通者の中に特兵研の研究者が居た事実を踏まえると確実とは言えない。ミズキも半年前の開戦理由から旗艦に恨みを持っていて、その感情をタナトスに焚きつけられていると考えても不自然ではない」
「あーもう、なんでこうどいつもこいつも妙に冷静なんだよ!!」
再びアックスが怒鳴った。冷静に現状を判断しているだけだとすかさずタケルがフォローを入れるが、当人はまるで自虐だと愚痴る。その様子は駄々を捏ねる子供に近いのだが、しかし自虐と言うのは言い得て妙だ。少なくとも事態の中心に立つルミナが気に病むべきではない。こういった些事はイスルギとか他に回せば良い筈だ。
「そう思われるのは承知の上ですし、かつての蛮行を簡単に許して貰えるなんて甘い考えもありません。贖罪はします」
「それはつまり愛しの伊佐凪竜一ンがッて危ねぇ!!」
またコレだ。余計な一言を加えねば気が済まないアックスの性格に静かな怒りを燃やした白川水希は横っ腹目掛け拳を振り抜いたが、しかし今度ばかりは一味違うようでひらりと回避された。コレが子供なら可愛げがあると笑って許せるが、しかし相手は良い歳をした大人。しかも本気なのか場を和ませたいのかイマイチ分からないと来れば茶化された側の機嫌はより一層悪くなる。
「子供みたいに余計な事を言わないで」
「君は大概だな」
女性陣は仲良く呆れ……
「彼は取りあえず放置して、誰を信じるべきか分からなイならば次にするべきは1つだ」
タケルは無視して話を進める。そう、現状で成すべきは1つ。
「裏切り者の特定」
白川水希が切り込んだ通り。とは言え、本来ならば明日の婚姻の儀で起こるであろう何かに対する主力である彼女達がするべき事ではない。
「明日何かが起こるというなら、その前に背後の安全を確保するべきだ」
が、ルミナは俄然やる気だ。その言い分は非常に理解できる。誰が敵か常に気を張らねばならない状況で明日を迎えるのは自殺行為に等しい。
「とは言うが、具体的にどうやって探すつもりだ?」
「タケル、タガミに連絡を取って今日の計画を知る全員をリストアップさせて。大雑把では無く、誰が何処まで知っているかまで詳しく。それから、ミハシラでの一件を含む私とナギ、ソレからデモ行動を含む全ての情報を精査したい」
「承知した。道すがら依頼する」
「じゃあ一先ず近くにある隠れ家に移動しよう。これ以上屋外に長居しては連中に捕捉されるだろうし」
淀みなくタケルに指示を出すルミナはそう言うと颯爽と目的地へと歩を進め、残りの面々も彼女に急かされるまま休憩所を足早に去った。空の端に滲み出した夜は少しずつ濃さを増すが、人工の空に浮かぶ美しい三色のコントラストを見れば満天の空を覆うまでにはまだ時間を要すると分かる。一行は闇に紛れるよりも、待つよりも行動を選んだ。
「了解了解。でもよぉ、こんな辺鄙な場所に誰か来るのかね?」
「さぁ?宿泊施設っぽい場所、見たところ人が居ないどころか店も開いている気配すらないけれどオフシーズンなのかしら?それともこんな事態だから営業自粛しているとか?」
しかし早々に動きは鈍る。アックスと白川水希は閑散とする周囲の光景が気になったらしく、ルミナを追う足を少しだけ緩めると周囲を見回した。
視界に映るのは鬱蒼とした木々の間から僅かに覗く幾つかの施設。ソレ等は宿泊施設であったり近隣の施設で働く従業員専用の居住区だったりするのだが、人の気配は全く無い。観光を主要産業とするこの区域内の宿泊施設群はその全てが休業状態に陥っているのだが、来艦したばかりのアックスは何も知らず、贖罪の為に身を粉にして働く白川水希も現状を正しく把握していない。
凋落の始まりは半年前の神魔戦役。ソレだけならばまだ幾らでも立て直し出来たが、絶対安全の神話を維持したアマテラスオオカミが自ら身を引き、復興の最中に間髪入れず山県令子の反乱が起きた事が致命傷となり他星系からの来艦客は一気に途絶えた。
旗艦の民であるアマツミカボシが住みやすいよう、星無き民を包む揺り籠はその性能を居住性に特化させた。最高の居住性と安全性は必然として他星系からの来艦者を増やし、結果的に観光業が栄えた。またこれも必然だが、他星系への転移中継地点としての機能も担うに至った。だがそれは過去の話。
楽園崩壊。重要な外貨獲得手段の一つであった観光業の壊滅は、旗艦の厳しい現実を如実に物語る光景の1つに過ぎない。
「今はこんなものだよ」
気づけば足を止めゴーストタウンを見入る2人の背後からルミナが声を掛けた。語り口から溢れる哀愁と憂いを帯びた眼差しで同じ景色を見る彼女の姿は繊細で儚く、その抜きんでた容姿と相まって夕闇というカンバスに浮かぶ芸術のように私を魅了した。
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