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ごめん…
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如月が学校に来なくなり一ヶ月が過ぎようとしていた。
誰も心配をしなかった…
僕は心配で如月の家に会いに行った。
隣なのですぐに行ける。
だけど、如月は会ってはくれなかった…
それから随分経ち冬休みに入る前に
如月は転校していった…
学校が終わってすぐに走って帰ったが。
如月一家は引っ越していた…
「如月…」
ガチャ
「あら、拓磨?どうしたのそんな所で」
「母さん…如月は…?」
「あれ?聞いてなかったの?美乃ちゃんのお父さんの仕事の都合で、広島の方に行ったのよ」
「…」
「美乃ちゃんから聞いてなかったの??」
「……」
「拓磨?…母さん、買い物に行ってくるからね?…大丈夫なの?」
「…大丈夫だよ、いってらっしゃい」
「…戸締まりちゃんとしててね、行ってきます」
バタン
「……」
僕のせいだ…!如月が一番辛い時にそばにいてやれなかった。
女子に流されるまま如月を置いていってしまった。
あの時だけじゃない。
僕が如月に話しかけようとすると、女子が話しかけてきて、如月から遠ざけようとした。
それでも、如月に話しかけるべきだったんだ。
自分がターゲットになるのが怖くてできなかった。
如月はもっと怖かったはずなのに……!
誰も如月のことについては触れない。
僕も触れない。触れられない。
でも、忘れはしない。忘れられない。
あの日から同じ夢を何度も何度も繰り返しみる。
如月が泣いている夢。
触れようとすると目が覚める。
毎日繰り返し……
「ごめん。如月…何も出来なくて。一人にして…」
誰も心配をしなかった…
僕は心配で如月の家に会いに行った。
隣なのですぐに行ける。
だけど、如月は会ってはくれなかった…
それから随分経ち冬休みに入る前に
如月は転校していった…
学校が終わってすぐに走って帰ったが。
如月一家は引っ越していた…
「如月…」
ガチャ
「あら、拓磨?どうしたのそんな所で」
「母さん…如月は…?」
「あれ?聞いてなかったの?美乃ちゃんのお父さんの仕事の都合で、広島の方に行ったのよ」
「…」
「美乃ちゃんから聞いてなかったの??」
「……」
「拓磨?…母さん、買い物に行ってくるからね?…大丈夫なの?」
「…大丈夫だよ、いってらっしゃい」
「…戸締まりちゃんとしててね、行ってきます」
バタン
「……」
僕のせいだ…!如月が一番辛い時にそばにいてやれなかった。
女子に流されるまま如月を置いていってしまった。
あの時だけじゃない。
僕が如月に話しかけようとすると、女子が話しかけてきて、如月から遠ざけようとした。
それでも、如月に話しかけるべきだったんだ。
自分がターゲットになるのが怖くてできなかった。
如月はもっと怖かったはずなのに……!
誰も如月のことについては触れない。
僕も触れない。触れられない。
でも、忘れはしない。忘れられない。
あの日から同じ夢を何度も何度も繰り返しみる。
如月が泣いている夢。
触れようとすると目が覚める。
毎日繰り返し……
「ごめん。如月…何も出来なくて。一人にして…」
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