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第三章 前哨
9 太陽と北風
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「まあ、そう言うわけでさ…。かなりひどい失敗になっちまった…」
ガルドベンダの自身の部屋で…やって来たモントリアに、話しをしているアルフレッド。
「そうでしたか…。アンナマリー嬢は禁止されているのを、知らなかったのですね…」
モントリアも…ちょっとマズったか…と、顔に出ている。
「損害を出した以上、弁償しないわけにはいかないからな…。
ノッツェリジィ宮殿は手放すことに、なりそうだよ…。とほほ…」
「もう少し待ってもらえないのですか?
あそこを、この機会にアルフレッド様の名義にしてもらい、アンナマリー嬢と家族を移すことも、
計画していたのでしょう?」
「オレもそうしたかったんだが…。オレが支払いを渋るようなら、アンナマリーとその家族に
取り立てるってハッキリ言われたからな…」
アルフレッドは終始暗く、言葉も小さい。
「しかし…そうなると、マズいですね…。
アンナマリー嬢の味方になっていただくための、裏工作…。まだまだ資金が必要なのですが…」
「それはしっかりと払う!!だから、これからも頼むよ!!」
アルフレッドは伯爵令嬢であるモントリアに、社交界で有名な人間に、アンナマリーの味方をして
もらうよう、根回しをお願いしていたのだ。
「わかりました…。ところで、ガルドベンダの使用人の方は、どうなっています?」
「一応…侍従長とピックアップした何人かには声をかけた。
アンナマリーより…下の男爵家の出身もいたからな。
ひいおばあ様が鍛えた使用人は、皆遥か上の家に嫁いでいてな…。
それなりの立場を持っているから、アンナマリーの力になってくれると思う」
「なら…。アンナマリー嬢を迎え入れる事、できませんかね…」
するとやっぱり顔を暗くして、
「う~ん。お父様とお母様は…ファルメニウス公爵家での件…。何も話さないが…。
やっぱり心情は良くないと思うから、なんともなぁ…」
「では…メイリン様を利用しては?」
「ど、どう言う事だよ?」
「アンナマリー嬢を迎え入れる…ではなく、試験的にガルドベンダに来てもらう事にするんです。
ご挨拶と、性格を知ってもらうという意味で…。
それなら、ツァリオ様もアイリン様も、それほど目くじら立てないと、思われます。
その時に…メイリン様やドロテアが、アンナマリー嬢を虐めれば…アンナマリー嬢に同情が集まると
思うんですよ。
同情を集めるのは…一種、味方を作るのに有効なんです。
ガルドベンダの使用人は皆…しっかりとされている方だから、きっと…アンナマリー嬢の味方に
なってくださるんじゃないですか?」
「そ、そうか…確かに…。ガルドベンダなら、監視もしっかりと出来るし…。
その線で行ってみる!!ありがとう!!」
途端に明るい顔になる。
「お役に立てて良かったです。それでは…私は失礼します」
モントリアはそう言うと…颯爽と窓から出て行った。
「アルフレッド様…」
それを見計らったかのように、ドアの向こうから使用人の声が…。
「どうした?」
「ドロテア様がお帰りになりました」
「なに?」
「今…メイリン様のお部屋にいらっしゃいます」
「わ、わかった。知らせてくれてありがとう」
アルフレッドは…支度を整えて、直ぐに部屋を出るのだった。
---------------------------------------------------------------------------------------------
「ドロテア!!お帰りなさい!!」
メイリンは…ダリアのことがあってから、部屋に閉じこもっていたが、ドロテアが帰って来たと
報告を受けて、直ぐに出てきた。傍には…ヴィネラェもいる。
「ただいま戻りました。メイリン様…。ただ…まだ定期的に、行く予定ではありますが…」
「うん、わかった!!向こうではどうだったの?聞かせて!!」
ドロテアは…ファルメニウス公爵家でのことを、アンナマリーとアルフレッドとの悶着も含め
説明した。
「だから言ったのよぉ――――――――――――――――――――――っ!!」
メイリンは目を逆立てて、天井に拳を振り上げ怒る、怒る…。
「あんな女!!お兄様に相応しくないって!!
今からでも追い出して、ドロテアを正式な婚約者に」
「おやめください、メイリン様」
叫んだ言葉は、ドロテアに遮られる。
「アルフレッド様の気持ちは、アルフレッド様のモノです。
メイリン様が何か言った所で、否定して終わるだけですよ」
涼しい顔で答えるドロテアを見て、
「アナタ…。何だか変わったわね…」
ヴィネラェがとても…驚いていた。
「……オルフィリア公爵夫人が仰っていたんですがね…。
熱愛カップルに何か言うのは、北風と太陽の、北風のようなものだ…と」
「?」
「周りが別れさせようと躍起になればなるほど…2人はがっちりとガードを固めて2人だけの
世界に入ってしまうものだ…とね」
「じゃあ、太陽になればいいの?」
「……それは半分正解で、半分間違っている…と」
「どういうこと?」
「まず…太陽になるのは、正解だと思う…。
でも…例えそれで、意中の人が相手と別れたとしても…自分の方に来るかどうかはわからない。
その事は…しっかりと頭に置いて、太陽になる事…とね」
「ただ…北風のしたことは、いじめのように人から責められること。
対して太陽のしたことは、単純に自分の力を示しただけ。
だから…少なくとも太陽になった方が、結果がどうあれ、人から責められることはない…と」
「そ、そっか…」
メイリンはやっぱり、やりきれない顔になる。
「メイリン様…。明日の裁判はどうされるのですか?」
「え?」
「もし行くなら…久しぶりに私が護衛しますし、ずっとついておりますよ」
静かにほほ笑むドロテアの顔を見て、メイリンは…下を向いたが、やがて…。
「……行く。やっぱり…これからも付き合う人だから、どうなるか…見ておきたい」
「わかりました」
ドロテアはメイリンの決意をどう思ったのか…。
少しだけ唇を緩めて、頷いた。
「ここにいらしたんですね!!」
その声に…ドロテアは体を一瞬だけ硬直させた。
緊張したからだ。
「あ、モントリア!!どこ行ってたの?一緒にお茶しましょう」
メイリンが普通に迎える。
「そんな事より、メイリン様!!大変ですよ!!」
「な、なに?どしたの?」
「今しがた小耳に挟んだんですけど…アルフレッド様がアンナマリー嬢を、ガルドベンダに
入れる相談を、なさってたんですよ!!」
「ええ!!」
メイリンは思わず立ち上がり、
「なに馬鹿な事言ってるのよ!!お父様とお母様に直談判しなきゃ!!」
息巻くが、
「メイリン様!!むしろ…入れてしまった方が、いいのではないですか?」
待ったをかけたのは、モントリアだった。
「家の中に入ってしまった方が、むしろいろいろなやりようはあります」
モントリアの不敵な笑みにつられるように、
「そういえば、そうか…」
メイリンも不敵な笑みになるが、
「止めておいた方が、いいですよ、メイリン様」
ストップをかけたのはドロテアだった。
「先ほども申し上げた通り、何かちょっかいを出せば、アルフレッド様が意固地になるだけです。
アンナマリー嬢は、上位の夫人たちに認められるような力は、持っておりません。
仲良くしろと言われているわけでは無いのなら、あえて突っかかるのはやめる事をお勧めします」
茶を飲みつつ…涼しい顔で言ってのける。
「……ドロテアはそれでいいの?」
メイリンは途端に悲しそうな顔になった。
アンナマリーが気に喰わないのは、もちろんだが、やはり…ドロテアの為なのだろう。
「ええ。もし…自分の為ではなく、私の為なら、おやめください」
ちょっと…寂しげに笑う。
それを見たメイリンが、勢いを削がれた所で、
「ここにいたんだな」
その声に…ドロテアの心がざわついた。
声の主は、もちろんアルフレッドだ。
ドロテアの気持ちに気付こうとはせず、アンナマリーをガルドベンダに入れる事を語り、
「そう言うわけだから、お父様とお母様の決定事項だってことを、よくよく考えて行動しろ。
特にドロテア!!」
強く名指しされ、びくりとする。
「お前が一番、要注意人物だからな!!だが…ここは留学先じゃない、ガルドベンダだ!!
いじめみたいなことをすれば、直ぐに…報告が来る!!
お前はガルドベンダの家臣だと言う事を、しっかりとわきまえろ!!
オレとお前は…主人の家の息子と家臣の家の娘ってだけだ!!」
唾を飛ばす勢いで、まくし立てる。
「ちょっと!!そんな言い方…」
メイリンが出ようとしたのを、ドロテアが止める。
「……わきまえております」
震えつつも…しっかりと顔を上げて、言った…。
「その言葉が、ポーズじゃない事を祈るよ」
そう言ってさっさと、その場を去ろうとしたが、
「アルフレッド。私の言葉を聞いて行きなさい」
ヴィネラェが待ったをかけた。
ガルドベンダの自身の部屋で…やって来たモントリアに、話しをしているアルフレッド。
「そうでしたか…。アンナマリー嬢は禁止されているのを、知らなかったのですね…」
モントリアも…ちょっとマズったか…と、顔に出ている。
「損害を出した以上、弁償しないわけにはいかないからな…。
ノッツェリジィ宮殿は手放すことに、なりそうだよ…。とほほ…」
「もう少し待ってもらえないのですか?
あそこを、この機会にアルフレッド様の名義にしてもらい、アンナマリー嬢と家族を移すことも、
計画していたのでしょう?」
「オレもそうしたかったんだが…。オレが支払いを渋るようなら、アンナマリーとその家族に
取り立てるってハッキリ言われたからな…」
アルフレッドは終始暗く、言葉も小さい。
「しかし…そうなると、マズいですね…。
アンナマリー嬢の味方になっていただくための、裏工作…。まだまだ資金が必要なのですが…」
「それはしっかりと払う!!だから、これからも頼むよ!!」
アルフレッドは伯爵令嬢であるモントリアに、社交界で有名な人間に、アンナマリーの味方をして
もらうよう、根回しをお願いしていたのだ。
「わかりました…。ところで、ガルドベンダの使用人の方は、どうなっています?」
「一応…侍従長とピックアップした何人かには声をかけた。
アンナマリーより…下の男爵家の出身もいたからな。
ひいおばあ様が鍛えた使用人は、皆遥か上の家に嫁いでいてな…。
それなりの立場を持っているから、アンナマリーの力になってくれると思う」
「なら…。アンナマリー嬢を迎え入れる事、できませんかね…」
するとやっぱり顔を暗くして、
「う~ん。お父様とお母様は…ファルメニウス公爵家での件…。何も話さないが…。
やっぱり心情は良くないと思うから、なんともなぁ…」
「では…メイリン様を利用しては?」
「ど、どう言う事だよ?」
「アンナマリー嬢を迎え入れる…ではなく、試験的にガルドベンダに来てもらう事にするんです。
ご挨拶と、性格を知ってもらうという意味で…。
それなら、ツァリオ様もアイリン様も、それほど目くじら立てないと、思われます。
その時に…メイリン様やドロテアが、アンナマリー嬢を虐めれば…アンナマリー嬢に同情が集まると
思うんですよ。
同情を集めるのは…一種、味方を作るのに有効なんです。
ガルドベンダの使用人は皆…しっかりとされている方だから、きっと…アンナマリー嬢の味方に
なってくださるんじゃないですか?」
「そ、そうか…確かに…。ガルドベンダなら、監視もしっかりと出来るし…。
その線で行ってみる!!ありがとう!!」
途端に明るい顔になる。
「お役に立てて良かったです。それでは…私は失礼します」
モントリアはそう言うと…颯爽と窓から出て行った。
「アルフレッド様…」
それを見計らったかのように、ドアの向こうから使用人の声が…。
「どうした?」
「ドロテア様がお帰りになりました」
「なに?」
「今…メイリン様のお部屋にいらっしゃいます」
「わ、わかった。知らせてくれてありがとう」
アルフレッドは…支度を整えて、直ぐに部屋を出るのだった。
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「ドロテア!!お帰りなさい!!」
メイリンは…ダリアのことがあってから、部屋に閉じこもっていたが、ドロテアが帰って来たと
報告を受けて、直ぐに出てきた。傍には…ヴィネラェもいる。
「ただいま戻りました。メイリン様…。ただ…まだ定期的に、行く予定ではありますが…」
「うん、わかった!!向こうではどうだったの?聞かせて!!」
ドロテアは…ファルメニウス公爵家でのことを、アンナマリーとアルフレッドとの悶着も含め
説明した。
「だから言ったのよぉ――――――――――――――――――――――っ!!」
メイリンは目を逆立てて、天井に拳を振り上げ怒る、怒る…。
「あんな女!!お兄様に相応しくないって!!
今からでも追い出して、ドロテアを正式な婚約者に」
「おやめください、メイリン様」
叫んだ言葉は、ドロテアに遮られる。
「アルフレッド様の気持ちは、アルフレッド様のモノです。
メイリン様が何か言った所で、否定して終わるだけですよ」
涼しい顔で答えるドロテアを見て、
「アナタ…。何だか変わったわね…」
ヴィネラェがとても…驚いていた。
「……オルフィリア公爵夫人が仰っていたんですがね…。
熱愛カップルに何か言うのは、北風と太陽の、北風のようなものだ…と」
「?」
「周りが別れさせようと躍起になればなるほど…2人はがっちりとガードを固めて2人だけの
世界に入ってしまうものだ…とね」
「じゃあ、太陽になればいいの?」
「……それは半分正解で、半分間違っている…と」
「どういうこと?」
「まず…太陽になるのは、正解だと思う…。
でも…例えそれで、意中の人が相手と別れたとしても…自分の方に来るかどうかはわからない。
その事は…しっかりと頭に置いて、太陽になる事…とね」
「ただ…北風のしたことは、いじめのように人から責められること。
対して太陽のしたことは、単純に自分の力を示しただけ。
だから…少なくとも太陽になった方が、結果がどうあれ、人から責められることはない…と」
「そ、そっか…」
メイリンはやっぱり、やりきれない顔になる。
「メイリン様…。明日の裁判はどうされるのですか?」
「え?」
「もし行くなら…久しぶりに私が護衛しますし、ずっとついておりますよ」
静かにほほ笑むドロテアの顔を見て、メイリンは…下を向いたが、やがて…。
「……行く。やっぱり…これからも付き合う人だから、どうなるか…見ておきたい」
「わかりました」
ドロテアはメイリンの決意をどう思ったのか…。
少しだけ唇を緩めて、頷いた。
「ここにいらしたんですね!!」
その声に…ドロテアは体を一瞬だけ硬直させた。
緊張したからだ。
「あ、モントリア!!どこ行ってたの?一緒にお茶しましょう」
メイリンが普通に迎える。
「そんな事より、メイリン様!!大変ですよ!!」
「な、なに?どしたの?」
「今しがた小耳に挟んだんですけど…アルフレッド様がアンナマリー嬢を、ガルドベンダに
入れる相談を、なさってたんですよ!!」
「ええ!!」
メイリンは思わず立ち上がり、
「なに馬鹿な事言ってるのよ!!お父様とお母様に直談判しなきゃ!!」
息巻くが、
「メイリン様!!むしろ…入れてしまった方が、いいのではないですか?」
待ったをかけたのは、モントリアだった。
「家の中に入ってしまった方が、むしろいろいろなやりようはあります」
モントリアの不敵な笑みにつられるように、
「そういえば、そうか…」
メイリンも不敵な笑みになるが、
「止めておいた方が、いいですよ、メイリン様」
ストップをかけたのはドロテアだった。
「先ほども申し上げた通り、何かちょっかいを出せば、アルフレッド様が意固地になるだけです。
アンナマリー嬢は、上位の夫人たちに認められるような力は、持っておりません。
仲良くしろと言われているわけでは無いのなら、あえて突っかかるのはやめる事をお勧めします」
茶を飲みつつ…涼しい顔で言ってのける。
「……ドロテアはそれでいいの?」
メイリンは途端に悲しそうな顔になった。
アンナマリーが気に喰わないのは、もちろんだが、やはり…ドロテアの為なのだろう。
「ええ。もし…自分の為ではなく、私の為なら、おやめください」
ちょっと…寂しげに笑う。
それを見たメイリンが、勢いを削がれた所で、
「ここにいたんだな」
その声に…ドロテアの心がざわついた。
声の主は、もちろんアルフレッドだ。
ドロテアの気持ちに気付こうとはせず、アンナマリーをガルドベンダに入れる事を語り、
「そう言うわけだから、お父様とお母様の決定事項だってことを、よくよく考えて行動しろ。
特にドロテア!!」
強く名指しされ、びくりとする。
「お前が一番、要注意人物だからな!!だが…ここは留学先じゃない、ガルドベンダだ!!
いじめみたいなことをすれば、直ぐに…報告が来る!!
お前はガルドベンダの家臣だと言う事を、しっかりとわきまえろ!!
オレとお前は…主人の家の息子と家臣の家の娘ってだけだ!!」
唾を飛ばす勢いで、まくし立てる。
「ちょっと!!そんな言い方…」
メイリンが出ようとしたのを、ドロテアが止める。
「……わきまえております」
震えつつも…しっかりと顔を上げて、言った…。
「その言葉が、ポーズじゃない事を祈るよ」
そう言ってさっさと、その場を去ろうとしたが、
「アルフレッド。私の言葉を聞いて行きなさい」
ヴィネラェが待ったをかけた。
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