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第六章 黒幕
6 悪だくみのうまい奴ら…
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「テ、ティタノ陛下…」
人は…あまりに信じられないものを見ると、ああいう顔をするんだなぁ…と、まじまじ見る私。
だが…意識はジェルフのバカではなく、レファイラとその取り巻きへと集中した。
すると…ティタノ陛下が御登場してすぐ…全員消えた!!消えやがった!!
私は…ここで頭の中に、別の視野と言う冷水が流れ込むのを感じた。
逃げ足が速いのは一つ、優秀な部類に入ると私は思っているが…。
それにしても…だった。
ティタノ陛下が非公式で帰っていない事は、ケルカロス陛下しか知らない…。
でも…。
予想はつくはずだ。特に…ゾフィーナくそばばぁあたりだったら。
バカ王女の謹慎が…とけてないからな。
ケルカロス陛下としちゃ、バカ王女なんて最もティタノ陛下の御前に出しちゃいけないって、
よくわかってるはずだ。
だから…特に厳重に言い聞かせたハズだが…問題は、ティタノ陛下が公式的には帰った後。
当然出たいと言っただろうが、もっともらしい理由をつけて、部屋に閉じ込めているだろう。
なら…奴らがティタノ陛下が帰っていない事…知っていると仮定しよう。
もしそうなら…ジェルフの馬鹿を野放しにする理由は…。
私の脳みその…鏡のような湖面に、一滴の雫が垂れた…。
ラスタフォルス侯爵家の傍系の…始末…。
堕ちた雫がもたらした考えは…それだった。
さすがにここまで侮辱を繰り返したジェルフを、そのままにすることは、ティタノ陛下の立場から
できないだろう…。
もちろん、どの範囲までか…はわからないが、少なくくとも直系は…助からない。
そもそもダイヤをラスタフォルス侯爵家の跡取りにしたいのは、ダイヤの今までの罪を使って
操るか…操れないまでも、脅して言う事を聞かせるためだろう。
ジョノァドは第1位から第18位に落ちちまった。
アイツが相手をしている奴は、多かれ少なかれ階級至上主義…。
奴自身に力があるとはいえ、だいぶ…やりにくくなったはずだ。
まして、ファルメニウス公爵家の一門を破門されたからな。
もしかしたら…ダイヤに継がせた段階で、何とかファルメニウス公爵家の一門の地位を、
ラスタフォルス侯爵家に付与したかったのかもしれない。
そしてもし…ダイヤに幼い子供でもいたら?
これだって別の家にいれば、完全に把握はできないから、ジョノァドだったら捏造できるだろう。
この世界…DNA鑑定なんて無いから。
そしてその状態でダイヤが死んだりしたら?
いくら庇護をしないと言っても…滅んでいく理由が自業自得でなければ、ギリアムは助け舟を
出すかもしれない…。暖かい人だから…。
ダイヤ本人ならいざ知らず、幼い…何の罪もない子供…。
自分の子供時代と重ねたって、おかしくない。
だが…いずれにせよ、傍系が邪魔なんだ。
まず数が多すぎるし…しょーもない奴もいれば、しっかりした奴もいる。
しっかりした奴に抵抗されると…やりにくいだろう。
ラスタフォルス侯爵家の後見人となるなら、血が近い傍系の方が優先順位が上だ。
ギリアムは父親と違って、そこの越権行為は絶対にしない。
だったら始末してしまえばいい…奴の思考はそれだろう。
でも…。
そうなると、レファイラたちの利益は…?
まず、ゾフィーナくそばばぁに対しては、上手く手玉に取るのは無理だろうから…。
やっぱり金と利権だろうな。
ジョノァドは闇で色々やっているから、相当な副収入があると思っていい。
それを…餌にしたんだろう。
レファイラには…ティタノ陛下がジェルフを断罪した理由を…この国では私との仲が親密だから
だと吹聴すれば、ギリアムと離婚させられる…。
いや、ティタノ陛下に私を献上するよう、上手く持って行ける…とでも、言ったんだろう。
詳細は分からんが、そんな感じだろうな…。
私がそんな予想をしている時…レファイラ達は、下からは見えないが、会場が良く見渡せる
王族専用のVIPルームに移っていた。
「ふう…。上手くいきましたね…」
レファイラはメイドにお茶を入れさせ、一息ついている。
「しかしアナタはさすがですね、ゾフィーナ夫人…。
ティタノ陛下がまだいらっしゃること…的中させましたね」
席についたゾフィーナの前に、お茶が置かれる。
「ええ。レティア王女殿下の謹慎を全く解く気が無いようで…。
おまけに警備を増やしていましたからね…。もしやと思いました」
「あら…良かったではございませんか…。
作戦ではギリアム公爵閣下にやらせるつもりだった、傍系の始末…。
これでティタノ陛下がやってくださるでしょう」
にこやかに微笑みつつ、レベッカは茶器を見つめている。
「本当に…。それに…例の件もしっかりと根回し済みなのでしょう?ゾフィーナ夫人…」
「当然です。オルフィリア公爵夫人に子供が出来たら…ティタノ陛下との不義の子であると
まことしやかに流せるよう、下ごしらえはしっかりとしておきます。
そうすれば…最悪子供が出来たとしても…いえ、子供が出来た方が、あのにっくき女を
追い出せるでしょう」
「手ぬるいです!!!」
「もちろんそれだけではありません。
ティタノ陛下がジェルフを断罪することによって…オルフィリア公爵夫人可愛さにそうしたのだと、
先の公開演武最終試合とて、それで味方をしただけだという事も、流布しておきます。
以外と…敵が多いですからね、あの女は…」
「なるほど…。できるだけ酷く痛めつけなさい!!」
「そのつもりです…」
静かにお茶を飲みつつ…どう痛めつけるか…の話に余念がない人間達…。
その頃…。
王家のスペースでの話など…知る由もない私は、ティタノ陛下の動向に逐一目を見張った。
ジェルフはと言えば…腰を抜かす一歩手前という感じで、足がわかりやすいぐらいガクガクに
なっている。
ティタノ陛下は…そんなジェルフが何かをやる前に…。
目にもとまらぬ速さで、がっしりとジェルフの首を掴み上げた。
しかも片手…。
この人も…ギリアム並みのパワーがあるのね、やっぱり…。
「さぁて…。どう料理してくれようかぁ?」
ティタノ陛下…怒りと言う名の無数の針で…ジェルフをめった刺しにしてら…。
ジェルフは…ほどなくして泡を吹いて気絶した…。
まあ、小物の反応としちゃお決まりだよなぁ…。
なんて、私が思っていたら、何やら…臭ふ。
「いや~!!何あれぇ!!」
貴婦人たちが黄色い悲鳴を上げたのは…ジェルフの股間がびちょびちょな上…ズボンの尻の
部分が不自然に盛り上がっていたから…。
あれまぁ。
小だけじゃなく、大まで漏らしたか…。
もう社交界には、出てこれないな…うん。
ティタノ陛下はそれを見ると…メンド草そ~にため息つきながら、のしのしと歩み出て、
「オイ!!」
傍系の連中のほうに突き出して、
「お前らの代表だろうが!!引き取れ!!」
めっちゃドスのきいた声だ。
「ちちち、違います!!わ、我々は、関係ございません!!」
傍系は…揃って逃げ出そうとするが、腰が引けているのか…その場を動けない。
ティタノ陛下はそのままジェルフを放り出す。
すると…。
「み、みみ、みんなぁぁっ!!い、今こそ一丸となって、女性の敵を~」
うわごとのように言っている。
「う、五月蠅いぃ!!こっちを巻き込むなぁ!!こんな話聞いてない!!」
……やっぱり台本があるっぽいな、うん。
あ~あ、しょーもな。
私は暫く見ていたが…もがき続ける連中が面倒くさくなって、見るのをやめた。
そっちはそっちで何とかせい。
もしくは…レファイラに従ったんだから、レファイラに責任取ってもらえ。
以上。
わたしゃティタノ陛下のお相手に忙しくて、テメェらの相手をしてる暇はねぇ。
しかし…どうするか?
これじゃあ…少なくとも奴らのシナリオ通りになっちまう…。
ウリュジェとフューロット…そしてシルスの仕込み…上手く言ったんだろうか…?
もし失敗してたら、別の手を早急に考えなきゃならない。
私が…ティタノ陛下から意識を離さずに、思案していると…。
急に…。
体が一瞬だけだが…。
宙に浮いたような気がした。
意識が戻ると…ハートの顔がすぐ近くに。
「申し訳ございません、奥様…。御身を守るために、奥様の体を引かせていただきました」
どうやら…私めがけて何かが飛んで来たらしい。
それに気づいたハートが…私の首根っこ掴んで、後ろに引いたんだ。
え?
どうして何か飛んで来たってわかるかって?
だってさ…。
飛んで来たもの…。
ティタノ陛下にクリーンヒットしちまったからだよぉ~~~~~~ぅ!!
すっごい臭い…どぶ川のような臭いのする、泥の塊みたいなもんが…。
ティタノ陛下…泥だらけ…。
ああああああああ。
……いや、ちょっと待て。
ティタノ陛下だったら…よけられないわけないだろう?
ボウガンみたいな超速で飛ばしたならまだしも…明らかに誰かが、手で投げてたぞ。
つまり…ワザと当たった…。なんで…?
んで私は…その誰かの方を向けば…。
ああ…。
私は心の中でほくそ笑んだ。
ウリュジェ!!フューロット!!シルス!!
よくやった!!
後で…たーっぷりと褒めたげないとね!!
人は…あまりに信じられないものを見ると、ああいう顔をするんだなぁ…と、まじまじ見る私。
だが…意識はジェルフのバカではなく、レファイラとその取り巻きへと集中した。
すると…ティタノ陛下が御登場してすぐ…全員消えた!!消えやがった!!
私は…ここで頭の中に、別の視野と言う冷水が流れ込むのを感じた。
逃げ足が速いのは一つ、優秀な部類に入ると私は思っているが…。
それにしても…だった。
ティタノ陛下が非公式で帰っていない事は、ケルカロス陛下しか知らない…。
でも…。
予想はつくはずだ。特に…ゾフィーナくそばばぁあたりだったら。
バカ王女の謹慎が…とけてないからな。
ケルカロス陛下としちゃ、バカ王女なんて最もティタノ陛下の御前に出しちゃいけないって、
よくわかってるはずだ。
だから…特に厳重に言い聞かせたハズだが…問題は、ティタノ陛下が公式的には帰った後。
当然出たいと言っただろうが、もっともらしい理由をつけて、部屋に閉じ込めているだろう。
なら…奴らがティタノ陛下が帰っていない事…知っていると仮定しよう。
もしそうなら…ジェルフの馬鹿を野放しにする理由は…。
私の脳みその…鏡のような湖面に、一滴の雫が垂れた…。
ラスタフォルス侯爵家の傍系の…始末…。
堕ちた雫がもたらした考えは…それだった。
さすがにここまで侮辱を繰り返したジェルフを、そのままにすることは、ティタノ陛下の立場から
できないだろう…。
もちろん、どの範囲までか…はわからないが、少なくくとも直系は…助からない。
そもそもダイヤをラスタフォルス侯爵家の跡取りにしたいのは、ダイヤの今までの罪を使って
操るか…操れないまでも、脅して言う事を聞かせるためだろう。
ジョノァドは第1位から第18位に落ちちまった。
アイツが相手をしている奴は、多かれ少なかれ階級至上主義…。
奴自身に力があるとはいえ、だいぶ…やりにくくなったはずだ。
まして、ファルメニウス公爵家の一門を破門されたからな。
もしかしたら…ダイヤに継がせた段階で、何とかファルメニウス公爵家の一門の地位を、
ラスタフォルス侯爵家に付与したかったのかもしれない。
そしてもし…ダイヤに幼い子供でもいたら?
これだって別の家にいれば、完全に把握はできないから、ジョノァドだったら捏造できるだろう。
この世界…DNA鑑定なんて無いから。
そしてその状態でダイヤが死んだりしたら?
いくら庇護をしないと言っても…滅んでいく理由が自業自得でなければ、ギリアムは助け舟を
出すかもしれない…。暖かい人だから…。
ダイヤ本人ならいざ知らず、幼い…何の罪もない子供…。
自分の子供時代と重ねたって、おかしくない。
だが…いずれにせよ、傍系が邪魔なんだ。
まず数が多すぎるし…しょーもない奴もいれば、しっかりした奴もいる。
しっかりした奴に抵抗されると…やりにくいだろう。
ラスタフォルス侯爵家の後見人となるなら、血が近い傍系の方が優先順位が上だ。
ギリアムは父親と違って、そこの越権行為は絶対にしない。
だったら始末してしまえばいい…奴の思考はそれだろう。
でも…。
そうなると、レファイラたちの利益は…?
まず、ゾフィーナくそばばぁに対しては、上手く手玉に取るのは無理だろうから…。
やっぱり金と利権だろうな。
ジョノァドは闇で色々やっているから、相当な副収入があると思っていい。
それを…餌にしたんだろう。
レファイラには…ティタノ陛下がジェルフを断罪した理由を…この国では私との仲が親密だから
だと吹聴すれば、ギリアムと離婚させられる…。
いや、ティタノ陛下に私を献上するよう、上手く持って行ける…とでも、言ったんだろう。
詳細は分からんが、そんな感じだろうな…。
私がそんな予想をしている時…レファイラ達は、下からは見えないが、会場が良く見渡せる
王族専用のVIPルームに移っていた。
「ふう…。上手くいきましたね…」
レファイラはメイドにお茶を入れさせ、一息ついている。
「しかしアナタはさすがですね、ゾフィーナ夫人…。
ティタノ陛下がまだいらっしゃること…的中させましたね」
席についたゾフィーナの前に、お茶が置かれる。
「ええ。レティア王女殿下の謹慎を全く解く気が無いようで…。
おまけに警備を増やしていましたからね…。もしやと思いました」
「あら…良かったではございませんか…。
作戦ではギリアム公爵閣下にやらせるつもりだった、傍系の始末…。
これでティタノ陛下がやってくださるでしょう」
にこやかに微笑みつつ、レベッカは茶器を見つめている。
「本当に…。それに…例の件もしっかりと根回し済みなのでしょう?ゾフィーナ夫人…」
「当然です。オルフィリア公爵夫人に子供が出来たら…ティタノ陛下との不義の子であると
まことしやかに流せるよう、下ごしらえはしっかりとしておきます。
そうすれば…最悪子供が出来たとしても…いえ、子供が出来た方が、あのにっくき女を
追い出せるでしょう」
「手ぬるいです!!!」
「もちろんそれだけではありません。
ティタノ陛下がジェルフを断罪することによって…オルフィリア公爵夫人可愛さにそうしたのだと、
先の公開演武最終試合とて、それで味方をしただけだという事も、流布しておきます。
以外と…敵が多いですからね、あの女は…」
「なるほど…。できるだけ酷く痛めつけなさい!!」
「そのつもりです…」
静かにお茶を飲みつつ…どう痛めつけるか…の話に余念がない人間達…。
その頃…。
王家のスペースでの話など…知る由もない私は、ティタノ陛下の動向に逐一目を見張った。
ジェルフはと言えば…腰を抜かす一歩手前という感じで、足がわかりやすいぐらいガクガクに
なっている。
ティタノ陛下は…そんなジェルフが何かをやる前に…。
目にもとまらぬ速さで、がっしりとジェルフの首を掴み上げた。
しかも片手…。
この人も…ギリアム並みのパワーがあるのね、やっぱり…。
「さぁて…。どう料理してくれようかぁ?」
ティタノ陛下…怒りと言う名の無数の針で…ジェルフをめった刺しにしてら…。
ジェルフは…ほどなくして泡を吹いて気絶した…。
まあ、小物の反応としちゃお決まりだよなぁ…。
なんて、私が思っていたら、何やら…臭ふ。
「いや~!!何あれぇ!!」
貴婦人たちが黄色い悲鳴を上げたのは…ジェルフの股間がびちょびちょな上…ズボンの尻の
部分が不自然に盛り上がっていたから…。
あれまぁ。
小だけじゃなく、大まで漏らしたか…。
もう社交界には、出てこれないな…うん。
ティタノ陛下はそれを見ると…メンド草そ~にため息つきながら、のしのしと歩み出て、
「オイ!!」
傍系の連中のほうに突き出して、
「お前らの代表だろうが!!引き取れ!!」
めっちゃドスのきいた声だ。
「ちちち、違います!!わ、我々は、関係ございません!!」
傍系は…揃って逃げ出そうとするが、腰が引けているのか…その場を動けない。
ティタノ陛下はそのままジェルフを放り出す。
すると…。
「み、みみ、みんなぁぁっ!!い、今こそ一丸となって、女性の敵を~」
うわごとのように言っている。
「う、五月蠅いぃ!!こっちを巻き込むなぁ!!こんな話聞いてない!!」
……やっぱり台本があるっぽいな、うん。
あ~あ、しょーもな。
私は暫く見ていたが…もがき続ける連中が面倒くさくなって、見るのをやめた。
そっちはそっちで何とかせい。
もしくは…レファイラに従ったんだから、レファイラに責任取ってもらえ。
以上。
わたしゃティタノ陛下のお相手に忙しくて、テメェらの相手をしてる暇はねぇ。
しかし…どうするか?
これじゃあ…少なくとも奴らのシナリオ通りになっちまう…。
ウリュジェとフューロット…そしてシルスの仕込み…上手く言ったんだろうか…?
もし失敗してたら、別の手を早急に考えなきゃならない。
私が…ティタノ陛下から意識を離さずに、思案していると…。
急に…。
体が一瞬だけだが…。
宙に浮いたような気がした。
意識が戻ると…ハートの顔がすぐ近くに。
「申し訳ございません、奥様…。御身を守るために、奥様の体を引かせていただきました」
どうやら…私めがけて何かが飛んで来たらしい。
それに気づいたハートが…私の首根っこ掴んで、後ろに引いたんだ。
え?
どうして何か飛んで来たってわかるかって?
だってさ…。
飛んで来たもの…。
ティタノ陛下にクリーンヒットしちまったからだよぉ~~~~~~ぅ!!
すっごい臭い…どぶ川のような臭いのする、泥の塊みたいなもんが…。
ティタノ陛下…泥だらけ…。
ああああああああ。
……いや、ちょっと待て。
ティタノ陛下だったら…よけられないわけないだろう?
ボウガンみたいな超速で飛ばしたならまだしも…明らかに誰かが、手で投げてたぞ。
つまり…ワザと当たった…。なんで…?
んで私は…その誰かの方を向けば…。
ああ…。
私は心の中でほくそ笑んだ。
ウリュジェ!!フューロット!!シルス!!
よくやった!!
後で…たーっぷりと褒めたげないとね!!
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