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第2章 求婚
3 庭園に公爵様登場
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フィリーの元から一目散に、己の部屋へと走り込んだギリアムは、
水風呂と化している浴槽に飛び込み、全身をガシガシと洗い
まくった。
そして濡れた体で浴室を出ると、また力なくベッドに倒れ込む。
(なぜこんなに、ままならないんだ)
先ほど平民の…しかも男の子の格好をし、髪を帽子で隠していた
から、遠目からフィリーであると気付かなかった。
気づいたのは…剣を振り上げた後だったのだ。
(フィリーの前では、いつだって完璧な男でいたいのに…)
剣を振り上げただけでもまずいのに、パンツ一丁でフィリーの
前に出てしまった。
しかも3日間、風呂どころか顔さえ洗っていない…。
絶対に幻滅されたろう…。
そう思うと、また自然と涙がこぼれてきた。
「私は…フィリー…私は…」
その時、部屋のドアがノックされる。
「ギリアム様、お洋服をお持ちしました」
フォルトの声だった。
「何でフィリーが来ていると言わないんだ!!!」
明らかに八つ当たりなのだけれど。
せずにはいられなかった。
「申し訳ございません。
お部屋でご説明して、お洋服を整えるつもりだったのです」
「重要なことは、いつも先に言えと言っているだろう!!
取り返しがつかないじゃないか!!」
また涙が出て来る。
「そんなことはございません、ギリアム様。
フィリー様はただ今、庭園のテラスでお待ちでございます。
エマが対応しておりますので、お急ぎください」
それを聞いたギリアムは、しばし思考が止まる。
しかしやがて、
「待っている…フィリーが?」
「はい」
「待っていて…くれているのか?」
あれだけ無様な姿を晒したのに?
ギリアムはフォルトを部屋に入れ、準備をしてもらう。
その最中、
(まったくフィリー…あなたは…)
思う。
(どこまで優しいのですか…)
-----------------------------------------------------------
少しして、公爵様がやってきた。
髪を整え、服装はシンプルながらしっかり洗練されていると
わかるものだ。
うむ。
イケメンはラフなカッコもいい雰囲気が漂うから得やね。
でも纏っている空気はハッキリ言って…暗っ!!
「お…お待たせ…いたしました…あの…その…」
まあ先ほどの事を気にしているのだろう。
確かにふつーのお嬢さん(特に箱入り)はイケメンとは言え男の
パンイチなど目撃したら、ショックで倒れたり、二度とその男と
会いたくなかろう、うん。
いやー……………。
私は前世で服着た男より、裸の男と一緒にいる時間の方が
長かったから、男の裸に恥じらうなんて感情あるわきゃない。
というわけで、公爵様の言を待っていると日が暮れそうなので、
先制攻撃。
「今日は私のために、貴重なお時間をいただき、
ありがとうございます」
ま、ようはさっきの事は気にしていませんよ…と。
「と、とと、とんでもありません!こちらこそせっかく来ていた
だいたのに、あのような見苦しいものを…」
いえいえ、見苦しいだなんてそんな。
あなたのお体は今日も素晴らしかったです!
大変な目の保養をさせていただき、ありがとうございます、うん。
「そんなこと、おっしゃらないでくださいよ」
「し…しかし…、まずはあなたに不快な思いをさせたことを
とにかく陳謝するのが先です」
ちょっとピキっと来た。
私がいいっつってんだろがっ!
タンカがハッキリ切れないのは辛いとこ。
私は目の前のタルトをひょいっと摘まみ上げ、トコトコと
公爵様の前へ行く。
「公爵様、嫌いなもの、食べられないモノありますか?」
そっちが私の話を聞かないなら、こっちも勝手にさせてもらう。
「へ?好き嫌いは特にありません」
「じゃ、口開けてください」
公爵様は?が三つぐらい頭の上に浮かんだようだが、とりあえず
私に言われた通りに口を開けた。
その口に私はタルトをぽすっと納めた。
「むぐっ…」
勿論窒息するような大きさではないが、口をふさぐには十分だ。
私に入れられたタルトをモグモグと噛んでいる公爵様。
「あのー、私4日前にも言いましたよね?忘れちゃったんですか?」
「???」
やっぱりわかっていない。
「自分の事を汚いものだなんて言わないでくださいよ。
公爵様が大好きな私は、とっても悲しいです」
タルトを噛みながら、真っ赤になる公爵様。
すかさずそっと耳打ち。
流石に周りに聞かれると、まずかろう。
「だいたい、裸なんか散々見せ合ったんですから…
今更びっくりすると思いますか?」
そこまで言ったらすかさず離れる。
タルトを頬張ったまま、顔が赤いままの公爵様を置いて、
私は席に戻った。
「今日は大事な話があるんです。
聞いてください」
「…わ、わかりました」
「ではまず、人払いをお願い致します」
「!?人払い…ですか?」
「はい…」
公爵様は少し考え、
「フォルトとエマは残してよいですか?」
「なぜですか?」
「この二人は私が最も信を置いている人間です。
あなたが嫌なら仕方ありませんが…」
「…いえ。むしろ公爵様がそこまで信頼してらっしゃるなら
話を聞いてもらいたいです」
「ありがとうございます」
そんなやり取りをして、気づいたらフォルトさんとエマさん
以外はいなくなっていた。
さすが、さすが!
「4日前に参加した仮面舞踏会の事について…」
それを聞いて公爵様は少し怪訝そうにしたが、構わず続ける。
「私はあの会場で薬を盛られて襲われそうになりました」
「存じています」
「ただ、私は主催者側が出してきたものしか食べていなかった。
つまり…」
「ああ、その件ですか…。
それでしたら解決しました」
「へ?」
何だか拍子抜けした。
「元々あのパーティーの主催者にはよからぬうわさが付きまとって
いまして、調査をしていました。
そして証拠は押さえましたので、後日身柄を拘束しました」
「えええ、じゃあ、公爵様お仕事であそこに?」
私とあんなことやってる暇なかったのでは?
大丈夫なのだろうか…。
私が心配そうに見ているのが分かったのか、
「あ、ああ。ご心配なく。
私は仕事であそこに行ったのではなく、あくまで個人的な…
抜き打ちのチェックをしに行っただけで、誰も私があそこにいることは
知らないですし、何をしても基本自由です」
あ~、つまり例えるなら上司が自分の休み使って、こっそり部下の
仕事ぶりを見に来ていた…と。
…ホント仕事人間なんやね、公爵様…疲れないですか?
などと心の中でツッコミを入れ終わり、はたと気付く。
公爵様がじっとこっちを見ていることに。
「どうかしましたか?」
と聞けば、公爵様は少し残念そうに
「いや…大事な話というから、少し期待していたのですが…」
「何がです?」
「私の求婚を断ったこと…撤回しに来てくださったのかと…」
すがるような眼を向けないでくれんかね、うん。
「…撤回云々の前に、どうしても確認したいことがあります」
「…何でしょう?」
私は公爵様があのパーティー会場でずっと目線を送っていた
ブローチを取り出し、机の上に置く。
「私は…公爵様とはあの会場が初対面だと思っていました」
「…え?」
あー、やっぱり驚いてるかぁ。
「でも公爵様とお話しして、どうやら違うようだと感じて…
ここ数日考えたとき、そう言えばこのブローチをやけに気にして
いらしたなと…」
「…」
「それで思い出しました」
私は一呼吸置く。
「公爵様、あなたは…」
「十一年前、私が‟ポチ”と名付けた…あの少年ではありませんか?」
私は公爵様の目を真っすぐ見つめ、追憶の記憶を呼び覚ます。
-----------------------------------------------------------------------------------
庭園に登場した公爵様
水風呂と化している浴槽に飛び込み、全身をガシガシと洗い
まくった。
そして濡れた体で浴室を出ると、また力なくベッドに倒れ込む。
(なぜこんなに、ままならないんだ)
先ほど平民の…しかも男の子の格好をし、髪を帽子で隠していた
から、遠目からフィリーであると気付かなかった。
気づいたのは…剣を振り上げた後だったのだ。
(フィリーの前では、いつだって完璧な男でいたいのに…)
剣を振り上げただけでもまずいのに、パンツ一丁でフィリーの
前に出てしまった。
しかも3日間、風呂どころか顔さえ洗っていない…。
絶対に幻滅されたろう…。
そう思うと、また自然と涙がこぼれてきた。
「私は…フィリー…私は…」
その時、部屋のドアがノックされる。
「ギリアム様、お洋服をお持ちしました」
フォルトの声だった。
「何でフィリーが来ていると言わないんだ!!!」
明らかに八つ当たりなのだけれど。
せずにはいられなかった。
「申し訳ございません。
お部屋でご説明して、お洋服を整えるつもりだったのです」
「重要なことは、いつも先に言えと言っているだろう!!
取り返しがつかないじゃないか!!」
また涙が出て来る。
「そんなことはございません、ギリアム様。
フィリー様はただ今、庭園のテラスでお待ちでございます。
エマが対応しておりますので、お急ぎください」
それを聞いたギリアムは、しばし思考が止まる。
しかしやがて、
「待っている…フィリーが?」
「はい」
「待っていて…くれているのか?」
あれだけ無様な姿を晒したのに?
ギリアムはフォルトを部屋に入れ、準備をしてもらう。
その最中、
(まったくフィリー…あなたは…)
思う。
(どこまで優しいのですか…)
-----------------------------------------------------------
少しして、公爵様がやってきた。
髪を整え、服装はシンプルながらしっかり洗練されていると
わかるものだ。
うむ。
イケメンはラフなカッコもいい雰囲気が漂うから得やね。
でも纏っている空気はハッキリ言って…暗っ!!
「お…お待たせ…いたしました…あの…その…」
まあ先ほどの事を気にしているのだろう。
確かにふつーのお嬢さん(特に箱入り)はイケメンとは言え男の
パンイチなど目撃したら、ショックで倒れたり、二度とその男と
会いたくなかろう、うん。
いやー……………。
私は前世で服着た男より、裸の男と一緒にいる時間の方が
長かったから、男の裸に恥じらうなんて感情あるわきゃない。
というわけで、公爵様の言を待っていると日が暮れそうなので、
先制攻撃。
「今日は私のために、貴重なお時間をいただき、
ありがとうございます」
ま、ようはさっきの事は気にしていませんよ…と。
「と、とと、とんでもありません!こちらこそせっかく来ていた
だいたのに、あのような見苦しいものを…」
いえいえ、見苦しいだなんてそんな。
あなたのお体は今日も素晴らしかったです!
大変な目の保養をさせていただき、ありがとうございます、うん。
「そんなこと、おっしゃらないでくださいよ」
「し…しかし…、まずはあなたに不快な思いをさせたことを
とにかく陳謝するのが先です」
ちょっとピキっと来た。
私がいいっつってんだろがっ!
タンカがハッキリ切れないのは辛いとこ。
私は目の前のタルトをひょいっと摘まみ上げ、トコトコと
公爵様の前へ行く。
「公爵様、嫌いなもの、食べられないモノありますか?」
そっちが私の話を聞かないなら、こっちも勝手にさせてもらう。
「へ?好き嫌いは特にありません」
「じゃ、口開けてください」
公爵様は?が三つぐらい頭の上に浮かんだようだが、とりあえず
私に言われた通りに口を開けた。
その口に私はタルトをぽすっと納めた。
「むぐっ…」
勿論窒息するような大きさではないが、口をふさぐには十分だ。
私に入れられたタルトをモグモグと噛んでいる公爵様。
「あのー、私4日前にも言いましたよね?忘れちゃったんですか?」
「???」
やっぱりわかっていない。
「自分の事を汚いものだなんて言わないでくださいよ。
公爵様が大好きな私は、とっても悲しいです」
タルトを噛みながら、真っ赤になる公爵様。
すかさずそっと耳打ち。
流石に周りに聞かれると、まずかろう。
「だいたい、裸なんか散々見せ合ったんですから…
今更びっくりすると思いますか?」
そこまで言ったらすかさず離れる。
タルトを頬張ったまま、顔が赤いままの公爵様を置いて、
私は席に戻った。
「今日は大事な話があるんです。
聞いてください」
「…わ、わかりました」
「ではまず、人払いをお願い致します」
「!?人払い…ですか?」
「はい…」
公爵様は少し考え、
「フォルトとエマは残してよいですか?」
「なぜですか?」
「この二人は私が最も信を置いている人間です。
あなたが嫌なら仕方ありませんが…」
「…いえ。むしろ公爵様がそこまで信頼してらっしゃるなら
話を聞いてもらいたいです」
「ありがとうございます」
そんなやり取りをして、気づいたらフォルトさんとエマさん
以外はいなくなっていた。
さすが、さすが!
「4日前に参加した仮面舞踏会の事について…」
それを聞いて公爵様は少し怪訝そうにしたが、構わず続ける。
「私はあの会場で薬を盛られて襲われそうになりました」
「存じています」
「ただ、私は主催者側が出してきたものしか食べていなかった。
つまり…」
「ああ、その件ですか…。
それでしたら解決しました」
「へ?」
何だか拍子抜けした。
「元々あのパーティーの主催者にはよからぬうわさが付きまとって
いまして、調査をしていました。
そして証拠は押さえましたので、後日身柄を拘束しました」
「えええ、じゃあ、公爵様お仕事であそこに?」
私とあんなことやってる暇なかったのでは?
大丈夫なのだろうか…。
私が心配そうに見ているのが分かったのか、
「あ、ああ。ご心配なく。
私は仕事であそこに行ったのではなく、あくまで個人的な…
抜き打ちのチェックをしに行っただけで、誰も私があそこにいることは
知らないですし、何をしても基本自由です」
あ~、つまり例えるなら上司が自分の休み使って、こっそり部下の
仕事ぶりを見に来ていた…と。
…ホント仕事人間なんやね、公爵様…疲れないですか?
などと心の中でツッコミを入れ終わり、はたと気付く。
公爵様がじっとこっちを見ていることに。
「どうかしましたか?」
と聞けば、公爵様は少し残念そうに
「いや…大事な話というから、少し期待していたのですが…」
「何がです?」
「私の求婚を断ったこと…撤回しに来てくださったのかと…」
すがるような眼を向けないでくれんかね、うん。
「…撤回云々の前に、どうしても確認したいことがあります」
「…何でしょう?」
私は公爵様があのパーティー会場でずっと目線を送っていた
ブローチを取り出し、机の上に置く。
「私は…公爵様とはあの会場が初対面だと思っていました」
「…え?」
あー、やっぱり驚いてるかぁ。
「でも公爵様とお話しして、どうやら違うようだと感じて…
ここ数日考えたとき、そう言えばこのブローチをやけに気にして
いらしたなと…」
「…」
「それで思い出しました」
私は一呼吸置く。
「公爵様、あなたは…」
「十一年前、私が‟ポチ”と名付けた…あの少年ではありませんか?」
私は公爵様の目を真っすぐ見つめ、追憶の記憶を呼び覚ます。
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庭園に登場した公爵様
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