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第9章 決戦
1 建国記念パーティー、スタート!
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建国記念パーティー当日。
私とギリアムはお揃いの生地で作った、ドレスと
タキシードに身を包んだ。
「なんと…まあ…」
紫をベースにしたそのドレスとタキシードはさながら
一つの花のように、調和し合い、見事な完成度を誇る。
「やー、すてきだなぁ」
「ホントにねぇ」
パパンとママンがほめてくれた。
二人とも我がことのように嬉しそうで、私も嬉しい。
「お二人は本当に欠席でよろしいのですか?」
ギリアムが聞けば、
「いや~、私はダンスの踊り方なんて忘れちゃったし…」
何ともパパンらしい。
「私は舞踏会自体は嫌いじゃないけどね…。
含みのある人たちに纏わりつかれるのはわかりきっている
から、今回は留守番してお茶でも飲んでますよ。
まあ、おいおい顔は出さないとですけどね…」
二人は今回もいい感じでマイペースだ。
ずっとこのままでいておくれぃ。
そして馬車に乗り込み王宮へ。
王宮への入り口は、すでに馬車渋滞が出来上がって
いたのだけれど…。
何やら係員?のような人がこちらに近づいてきて、私たち
が乗っている馬車の御者に指示し、馬車は別の入り口へ。
うむ。
さすが公爵!!
VIP待遇とな!!
そして通された控室はまあ……豪華絢爛の一言。
まるで一流ホテルのスイートルームだな、うん。
ほんと金って、あるところにはあるよねー。
「フィリー、私たちは王家の前に入場しますので、もう
しばし時間があります」
「そーなんですね~。
じゃあ、建国記念パーティーの前に言うっておっしゃってた
お願いって何か聞いてもいいですか?」
するとギリアムは真剣な面持ちになり、
「私はフィリーにあることを隠していました。
そんな私を許してほしいのです」
うわっ。
なんか子供みたいなお願いやな…。
「あはは、いいですよ。
なんですか?」
「私とフィリーがつけている、ヴァイオレットスターサファイア
のブローチなのですが…」
「うんうん」
「初代公爵の次世代以降は…」
「はい」
「家宝になりましたので、当主の結婚式のみで身に着けるのが
通例になったのです」
「……」
な…なな、なんですとぉ――――――――――――!!!
つまりですヨ。
ワタクシただでさえ注目の的ナノニー!!
さらに結婚式でのみ身に着けると、世に周知されたブツをつけて
お披露目デスカ―――――!!!
絶対、想像を遥かに超えることがオコルぅぅ…。
…………………………………。
ここまで、心の中でムンクになりながら叫びましたよ、ええ。
そしてしばしの静寂の中…。
ま、しゃーねぇ。
ここまで来ちまったら…な、うん。
女は度胸よ、それしかねぇ!!
なんて思えるんだから、歳は取るもんだねぇ、うん。
「…わかりました。
私がつけようといった以上、外してくださいとは申しません」
「フィリーならそう言ってくださると…」
うっわ…。
眼ぇめっちゃ輝いとるよ、うん。
その時係りの人に呼ばれた。
「では…行きましょう」
「はい…」
心の内は複雑ではあるものの、落ち着いてはいる。
人生経験の賜物。
ギリアムにエスコートされて、私は入場口へと行くのだった。
-------------------------------------------------------------------
時は少し遡り、ギリアムとフィリーが控室に入ったころ…。
建国記念パーティーの会場には、すでにたくさんの貴族たちが入場を
終えて、歓談していた。
「お義兄様」
そう呼びかけられ、テオルド卿は振り向いた。
「おお、タニア・オペロント侯爵夫人、久しぶりですね」
タニア・オペロント侯爵夫人は、テオルド卿の亡くなった妻の妹だ。
「タニア叔母様、お久しぶりです」
「お久しぶりです」
テオルド卿の子供たちは、口々に挨拶をする。
「まあま、三人とも大きくなって…。
フェイラが今年デビュタントとはね…。
子供はすぐに大きくなるわね」
「まったくだ」
テオルド卿が頷いていると、
「お母様!」
そう呼びかけたのはクレア嬢だ。中年の紳士にエスコートされている。
「これは…ウェーリス・ドロイル・オペロント侯爵…。
テオルド・ルイザークがご挨拶申し上げる」
義弟ではあるが、身分が上のため、形式にのっとった挨拶をするのは
テオルド卿らしいといえば、らしい。
「ははは…、そんなにかしこまらないでくれ。
身内なんだから」
ウェーリス・ドロイル・オペロント侯爵はクレアの父でタニアの夫。
上位貴族ではあるが、その気質は根っからの商売人、あきんどである。
「おや…髭を生やされたのですか?」
己と同じような口髭と顎髭を見て、テオルド卿は眼を丸くする。
「いや~、私もいい歳ですからねぇ。
少し威厳を持たせられるか、色々試している最中なのですよ」
少し胸を張りつつ、まざまざと見せつけてくる。
「しかし、オペロント侯爵がいらっしゃるとは…。
仕事が忙しいので、欠席と伺っていたので」
「もちろんそのつもりでしたよ。
一週間前まではね」
「なるほど…」
テオルド卿は難しい顔になる。
ギリアムから出された変更願は、締め切り直前であった。
そのため、情報が出回ったころには、通常の変更期限の締め切りは
過ぎてしまっていた。
ゆえに大抵のものは、変更願を受け付けてもらえずはじかれたのだが…。
そこは商売人のオペロント侯爵。
普段から様々な場所にばら撒いている袖の下の威力と、自身の高い身分を
使ってねじ込んだのだ。
そしてテオルド・ルイザークという男は、そういうことが原則嫌いだ。
「ところで、テオルド卿」
オペロント侯爵が耳打ちしてくる。
「本当にくだんの婚約者殿に、お会いしたことはないのか?」
「ええ、一度も」
「何か情報は?
好きなものや行きつけの店など…」
「一切聞いておりません」
「気にならないのかね?」
「気にならないといえば嘘になりますが…。
公爵閣下からは建国記念パーティーののち、騎士団には早めに紹介する
機会を設けると言われておりますので…」
「ほう…いつだね?」
「日取りは聞いておりません」
オペロント侯爵は心の中で舌打ちした。
この義兄は本当に使えないと。
どんな時代でもファーストレディに関するものは、良くも悪くも流行を
生み出す。
好む趣向品、装飾品、趣味など商売においての起爆剤の宝庫なのだ。
王太子殿下に婚約者がいない状況である今、王女殿下を除けばフィリーは
まごうことなき、ファーストレディ!
おまけにギリアムの知名度と人気が大陸でもトップクラスであるため、
下火の王家よりよっぽど金になる。
実際、オルフィリア嬢の情報を共有してくれれば、色々なものを優遇する
と、いくつかの商会からオファーがあった。
(コイツと公爵閣下の関係なら…。
強く踏み込めば、情報を得られるかもしれないというのに…)
だがそんな話や思惑も、
「ギリアム・アウススト・ファルメニウス公爵閣下とオルフィリア・
ステンロイド男爵令嬢のご入場です」
という司会の声にかき消される。
そしてギリアムにエスコートされたフィリーが、静かに階段を下りるのだった。
私とギリアムはお揃いの生地で作った、ドレスと
タキシードに身を包んだ。
「なんと…まあ…」
紫をベースにしたそのドレスとタキシードはさながら
一つの花のように、調和し合い、見事な完成度を誇る。
「やー、すてきだなぁ」
「ホントにねぇ」
パパンとママンがほめてくれた。
二人とも我がことのように嬉しそうで、私も嬉しい。
「お二人は本当に欠席でよろしいのですか?」
ギリアムが聞けば、
「いや~、私はダンスの踊り方なんて忘れちゃったし…」
何ともパパンらしい。
「私は舞踏会自体は嫌いじゃないけどね…。
含みのある人たちに纏わりつかれるのはわかりきっている
から、今回は留守番してお茶でも飲んでますよ。
まあ、おいおい顔は出さないとですけどね…」
二人は今回もいい感じでマイペースだ。
ずっとこのままでいておくれぃ。
そして馬車に乗り込み王宮へ。
王宮への入り口は、すでに馬車渋滞が出来上がって
いたのだけれど…。
何やら係員?のような人がこちらに近づいてきて、私たち
が乗っている馬車の御者に指示し、馬車は別の入り口へ。
うむ。
さすが公爵!!
VIP待遇とな!!
そして通された控室はまあ……豪華絢爛の一言。
まるで一流ホテルのスイートルームだな、うん。
ほんと金って、あるところにはあるよねー。
「フィリー、私たちは王家の前に入場しますので、もう
しばし時間があります」
「そーなんですね~。
じゃあ、建国記念パーティーの前に言うっておっしゃってた
お願いって何か聞いてもいいですか?」
するとギリアムは真剣な面持ちになり、
「私はフィリーにあることを隠していました。
そんな私を許してほしいのです」
うわっ。
なんか子供みたいなお願いやな…。
「あはは、いいですよ。
なんですか?」
「私とフィリーがつけている、ヴァイオレットスターサファイア
のブローチなのですが…」
「うんうん」
「初代公爵の次世代以降は…」
「はい」
「家宝になりましたので、当主の結婚式のみで身に着けるのが
通例になったのです」
「……」
な…なな、なんですとぉ――――――――――――!!!
つまりですヨ。
ワタクシただでさえ注目の的ナノニー!!
さらに結婚式でのみ身に着けると、世に周知されたブツをつけて
お披露目デスカ―――――!!!
絶対、想像を遥かに超えることがオコルぅぅ…。
…………………………………。
ここまで、心の中でムンクになりながら叫びましたよ、ええ。
そしてしばしの静寂の中…。
ま、しゃーねぇ。
ここまで来ちまったら…な、うん。
女は度胸よ、それしかねぇ!!
なんて思えるんだから、歳は取るもんだねぇ、うん。
「…わかりました。
私がつけようといった以上、外してくださいとは申しません」
「フィリーならそう言ってくださると…」
うっわ…。
眼ぇめっちゃ輝いとるよ、うん。
その時係りの人に呼ばれた。
「では…行きましょう」
「はい…」
心の内は複雑ではあるものの、落ち着いてはいる。
人生経験の賜物。
ギリアムにエスコートされて、私は入場口へと行くのだった。
-------------------------------------------------------------------
時は少し遡り、ギリアムとフィリーが控室に入ったころ…。
建国記念パーティーの会場には、すでにたくさんの貴族たちが入場を
終えて、歓談していた。
「お義兄様」
そう呼びかけられ、テオルド卿は振り向いた。
「おお、タニア・オペロント侯爵夫人、久しぶりですね」
タニア・オペロント侯爵夫人は、テオルド卿の亡くなった妻の妹だ。
「タニア叔母様、お久しぶりです」
「お久しぶりです」
テオルド卿の子供たちは、口々に挨拶をする。
「まあま、三人とも大きくなって…。
フェイラが今年デビュタントとはね…。
子供はすぐに大きくなるわね」
「まったくだ」
テオルド卿が頷いていると、
「お母様!」
そう呼びかけたのはクレア嬢だ。中年の紳士にエスコートされている。
「これは…ウェーリス・ドロイル・オペロント侯爵…。
テオルド・ルイザークがご挨拶申し上げる」
義弟ではあるが、身分が上のため、形式にのっとった挨拶をするのは
テオルド卿らしいといえば、らしい。
「ははは…、そんなにかしこまらないでくれ。
身内なんだから」
ウェーリス・ドロイル・オペロント侯爵はクレアの父でタニアの夫。
上位貴族ではあるが、その気質は根っからの商売人、あきんどである。
「おや…髭を生やされたのですか?」
己と同じような口髭と顎髭を見て、テオルド卿は眼を丸くする。
「いや~、私もいい歳ですからねぇ。
少し威厳を持たせられるか、色々試している最中なのですよ」
少し胸を張りつつ、まざまざと見せつけてくる。
「しかし、オペロント侯爵がいらっしゃるとは…。
仕事が忙しいので、欠席と伺っていたので」
「もちろんそのつもりでしたよ。
一週間前まではね」
「なるほど…」
テオルド卿は難しい顔になる。
ギリアムから出された変更願は、締め切り直前であった。
そのため、情報が出回ったころには、通常の変更期限の締め切りは
過ぎてしまっていた。
ゆえに大抵のものは、変更願を受け付けてもらえずはじかれたのだが…。
そこは商売人のオペロント侯爵。
普段から様々な場所にばら撒いている袖の下の威力と、自身の高い身分を
使ってねじ込んだのだ。
そしてテオルド・ルイザークという男は、そういうことが原則嫌いだ。
「ところで、テオルド卿」
オペロント侯爵が耳打ちしてくる。
「本当にくだんの婚約者殿に、お会いしたことはないのか?」
「ええ、一度も」
「何か情報は?
好きなものや行きつけの店など…」
「一切聞いておりません」
「気にならないのかね?」
「気にならないといえば嘘になりますが…。
公爵閣下からは建国記念パーティーののち、騎士団には早めに紹介する
機会を設けると言われておりますので…」
「ほう…いつだね?」
「日取りは聞いておりません」
オペロント侯爵は心の中で舌打ちした。
この義兄は本当に使えないと。
どんな時代でもファーストレディに関するものは、良くも悪くも流行を
生み出す。
好む趣向品、装飾品、趣味など商売においての起爆剤の宝庫なのだ。
王太子殿下に婚約者がいない状況である今、王女殿下を除けばフィリーは
まごうことなき、ファーストレディ!
おまけにギリアムの知名度と人気が大陸でもトップクラスであるため、
下火の王家よりよっぽど金になる。
実際、オルフィリア嬢の情報を共有してくれれば、色々なものを優遇する
と、いくつかの商会からオファーがあった。
(コイツと公爵閣下の関係なら…。
強く踏み込めば、情報を得られるかもしれないというのに…)
だがそんな話や思惑も、
「ギリアム・アウススト・ファルメニウス公爵閣下とオルフィリア・
ステンロイド男爵令嬢のご入場です」
という司会の声にかき消される。
そしてギリアムにエスコートされたフィリーが、静かに階段を下りるのだった。
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