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第9章 決戦
8 踊って、話して、また踊る~…目まぐるしいな、オイ
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んで私は、ケイルクス王太子殿下とお話しタイム。
「オルフィリア嬢は、ギリアム公爵とどこで知り合ったんだい?」
うん、一番聞きたいところやろな。
「ええと…正確には十年以上前なのですが…」
「え?そんな前?」
そんなに意外かい?
「ただ私達はお互い子供で…本名を知らない状態でしたので、はたして
出会いと言っていいのやら…10日ほどで会わなくなりましたし…」
補足するが、私がポチにしたことは、私からは公言しないとギリアムに
言ってある。
自慢するために助けたわけじゃないし、何でも悪い方に取る輩はいるからね。
「ほう…で、最近再会したと?」
「ええ、見違えていて驚きました」
これはホントのホント。
「ちなみにどこで?」
「…一か月半ほど前の…仮面舞踏会で…」
するとケイルクス王太子は、ぎょっとした表情になる。
だろうね。
ギリアムから聞いとるよ。
仮面舞踏会の視察、ケイルクス王太子とローカス卿が押し付けてきたって。
まさかそこで、ギリアムが運命の人を見つけて来るなんて、思いもよらな
かったろうな。
「オ、オルフィリア嬢はアカデミーに通う気はないのかい?
事情があって少し歳が上になって入ってくる、令嬢・令息もいるからね。
同じ年頃の令嬢や令息との付き合いは、楽しいもんだよ」
「いえ、ありません!
今はフォルトとエマに、公爵家の女主人としての教育を受けております。
それで手一杯ですので、とてもとても…」
フォルトさんとエマさんを呼び捨てにしたところで、わずかに王太子が
反応した。
ダヨネー。
もうそこまで進んでるの?って感じだろうし。
「だ…だったら余計アカデミーはお勧めだ。
そう言ったことを中心に教えてくれる授業もあるし、周りにいる令嬢・
令息達も同じことをやるから教え合えるし、励ましあえる」
…………………………………。
まあ確かに、嘘は言ってねぇよなぁ……けど!
私の歳(精神年齢還暦越え)になるとよぉ、わかりすぎるくらいわかる
んだよ!
利点しか言わないやつの言うとおりにして、ろくなことないってな。
アンタが言わない、欠点を言ってやろうか?
人間ってのは、他人を羨む生き物だ。
しがない名ばかり男爵令嬢が公爵家に…それも文句なしのいい男に
嫁ぐことが決まってたら、当然やっかみも受けるし、けなされるし、
足をわざと引っ張るやつが、かなりの数出て来る。
ん~な自分に利点より欠点の方が遥かに多そうな場所、行く必要も
ないのに誰が行くか、ばーか。
「申し訳ありませんが、本当にアカデミーに通う時間がないのです。
ギリアム様からも、早く子供が欲しいと言われておりますし…」
「え…」
なんだい?
本当に信じられないって顔するのね。
この世界じゃ、婚約中に子供作って即結婚なんて例、かなりあるだろ?
…つか、むしろそっちが望ましいとさえ言われている。
だって貴族の結婚って、家同士の絡みで離婚するのが平民以上に超大変に
なるからさ…。
もちろん最初から家の絡みと利益のための結婚(ギリアムの父母がこれな)
もあるけど、そうでなければ相性は確認するに越したことはない。
さらに子供出来れば、なおオッケー。
…………………………………あ~、つまりあれか。
ギリアムは玄人・素人関わらず、女を自分に近づけさせなかった…けど
同性愛者というわけでもない。
んで、私が出会った時のギリアムの性に対する知識の無さを鑑みるに…
女性に対してものすご~く、うぶでシャイだと認識されてるんやな。
だから私に対して、手を出しているわけがないと…、はい、納得した。
あのね、実際には本命の私に操立ててただけで、私の誘いにはすっっごく
あっさりと乗って来たよ~、ププ。
そんなところで、ケイルクス王太子とのおしゃべり終了。
さて次はローカス卿。
この人はギリアムの幼馴染で、かなりしっかりしたいい人だと聞いている。
だから、自分の欲丸出しのケイルクス王太子なんぞより、よっぽど興味が
ある。
ローカス卿とのダンスは、終始こちらを気遣うもので、特に私は何もする
必要はなかった。
そしておしゃべりタイム。
「いや…今日は驚きの連続です。
ギリアム公爵閣下とは幼馴染なのですが…、昔っからすまし顔と仏頂面しか
見たことがなかったので…」
「そうなのですか?
私といるときは、終始あんな感じですが…」
あ、信じらんねーって顔になってら…。
「そ…それより公爵邸では、何かとやりにくくありませんか?」
「特にそのようなことは…」
「公爵邸のメイドや使用人は、年配者ばかりですので…」
ああ、そゆこと。
公爵邸には若い(特に女)メイドや使用人はいない。
これはギリアムが適齢期の女性を寄せ付けたくない以外にも、理由が
ちゃんとある。
上位貴族のお屋敷ともなると、メイドも貴族の娘や夫人を雇い入れることは
たくさんあるのだ(もちろん平民メイドもいるよ)。
理由として、上位貴族になればなるほど、礼儀作法を重んじるため、平民に
一から教えるよりも、もう教え込まれている人間を雇ったほうが早い。
だから下位貴族は適齢期の男子がいる邸宅に、娘をメイドとして送り込む。
実際、目に留まって結婚したり、結婚まで行かなくても、愛人としてうまい
汁が吸えるから。
だから当然っちゃ当然だが、メイドとして娘をファルメニウス公爵家に入れ
ようとした貴族達は沢山いたし、今でもいる。
ギリアムはやっぱ当然のごとく、一蹴しとるがね。
だからファルメニウス公爵家の女性使用人は、どう見ても閉経後の人ばかり。
そして、ギリアムに若い娘など紹介しようとしたりしたら、即解雇。
もちろん採用時にかなり口酸っぱくして、このことは伝えてあるそう。
「ん~、それを不便に感じたことは無いので、何とも…」
だって、私その年代だからさ~、そういうおばちゃんがどういう若い子を
好むかはだいたいわかっとるし。
「若かろうと年配だろうと、人として合うか合わないかだと思いますので…」
ホントそれ。
「まあ…そうですね…」
おや、あっさり納得してくれた。
含みや裏はなく、本当に私を心配してくれるなんて…この人もええ人やね。
出来るだけ早く機会作って、ぜひ仲良くなろ。
「私、皆さんにとってもかわいがって貰っていますので」
「なるほど…それは良かったですね」
「はい!!」
「あ…そうだ。
今度ぜひ、うちに遊びに来ていただけませんか?
ギリアム公爵閣下も幼いころよく来ていましたし、今もたまに来ますから」
「わあ、ではギリアム様と一緒に、ぜひ伺わせてください!」
「お待ちしています、オルフィリア嬢」
こんな感じで、おしゃべりタイム終了。
……平和っていいね!
ベンズ卿はと言えば…不慣れなダンスを頑張って踊っているのがわかり、
好感が持てた。
おしゃべりタイムも、何話せばいいのかわかんねーって顔に書いてあったよ、
うん。
宮仕えの辛いとこやね。
かわいそうだから、こっちから話をふってあげた。
近衛騎士団のこと、教えてほしいって。
そしたらホッとして、饒舌になったからよかった。
この人もいい人や。
オペロント侯爵は…ダンスは上手、ハッキリ言って。
まあ、商談で必要なこともあるだろうから、当然っちゃ当然か。
んで、おしゃべりタイム。
まあすごいね、うん。
まず、私のドレスを褒めちぎって、私の好みや使っている物など、些細な
ことでも聞き出そうとしてきた。
当たり前だが。
でもすまんね、おっちゃん。
私、おっちゃんみたいなプライベート探り魔なヤツ、かわすの超うまいんよ。
有益な情報など、ほぼ与えんかったぞ、はっは。
テオルド卿は…まあダンスが上手なタイプではないよな、うん。
でも頑張ってくれてたし、話は…ベンズ卿と同じようにこっちから水向けた。
王立騎士団のこと聞いたので、色々話してくれたよ。
息子のリグルド卿は、私に対して少しよそよそしかった。
まあ、妹のことがあるんやろ。
だから話はやっぱり王立騎士団関係になった。
ビミョーな距離でなければいけない人とは、無難な話に限る。
ギリアムは…やっぱり私以外の女性(しかも複数)と踊っているのを見た
他の令嬢たちから、申し込みが殺到した。
ダンスの後、繋ぎ止めようと頑張るご令嬢もいたが、
「次がありますので!!」
の一言で、バッサリかわされていた。
そしていつの間にやらラストダンスの時間となる。
ラストダンスはパートナーと踊って締めくくるのが、やっぱり通例。
私はギリアムと踊り、建国記念パーティーは無事終了した。
「オルフィリア嬢は、ギリアム公爵とどこで知り合ったんだい?」
うん、一番聞きたいところやろな。
「ええと…正確には十年以上前なのですが…」
「え?そんな前?」
そんなに意外かい?
「ただ私達はお互い子供で…本名を知らない状態でしたので、はたして
出会いと言っていいのやら…10日ほどで会わなくなりましたし…」
補足するが、私がポチにしたことは、私からは公言しないとギリアムに
言ってある。
自慢するために助けたわけじゃないし、何でも悪い方に取る輩はいるからね。
「ほう…で、最近再会したと?」
「ええ、見違えていて驚きました」
これはホントのホント。
「ちなみにどこで?」
「…一か月半ほど前の…仮面舞踏会で…」
するとケイルクス王太子は、ぎょっとした表情になる。
だろうね。
ギリアムから聞いとるよ。
仮面舞踏会の視察、ケイルクス王太子とローカス卿が押し付けてきたって。
まさかそこで、ギリアムが運命の人を見つけて来るなんて、思いもよらな
かったろうな。
「オ、オルフィリア嬢はアカデミーに通う気はないのかい?
事情があって少し歳が上になって入ってくる、令嬢・令息もいるからね。
同じ年頃の令嬢や令息との付き合いは、楽しいもんだよ」
「いえ、ありません!
今はフォルトとエマに、公爵家の女主人としての教育を受けております。
それで手一杯ですので、とてもとても…」
フォルトさんとエマさんを呼び捨てにしたところで、わずかに王太子が
反応した。
ダヨネー。
もうそこまで進んでるの?って感じだろうし。
「だ…だったら余計アカデミーはお勧めだ。
そう言ったことを中心に教えてくれる授業もあるし、周りにいる令嬢・
令息達も同じことをやるから教え合えるし、励ましあえる」
…………………………………。
まあ確かに、嘘は言ってねぇよなぁ……けど!
私の歳(精神年齢還暦越え)になるとよぉ、わかりすぎるくらいわかる
んだよ!
利点しか言わないやつの言うとおりにして、ろくなことないってな。
アンタが言わない、欠点を言ってやろうか?
人間ってのは、他人を羨む生き物だ。
しがない名ばかり男爵令嬢が公爵家に…それも文句なしのいい男に
嫁ぐことが決まってたら、当然やっかみも受けるし、けなされるし、
足をわざと引っ張るやつが、かなりの数出て来る。
ん~な自分に利点より欠点の方が遥かに多そうな場所、行く必要も
ないのに誰が行くか、ばーか。
「申し訳ありませんが、本当にアカデミーに通う時間がないのです。
ギリアム様からも、早く子供が欲しいと言われておりますし…」
「え…」
なんだい?
本当に信じられないって顔するのね。
この世界じゃ、婚約中に子供作って即結婚なんて例、かなりあるだろ?
…つか、むしろそっちが望ましいとさえ言われている。
だって貴族の結婚って、家同士の絡みで離婚するのが平民以上に超大変に
なるからさ…。
もちろん最初から家の絡みと利益のための結婚(ギリアムの父母がこれな)
もあるけど、そうでなければ相性は確認するに越したことはない。
さらに子供出来れば、なおオッケー。
…………………………………あ~、つまりあれか。
ギリアムは玄人・素人関わらず、女を自分に近づけさせなかった…けど
同性愛者というわけでもない。
んで、私が出会った時のギリアムの性に対する知識の無さを鑑みるに…
女性に対してものすご~く、うぶでシャイだと認識されてるんやな。
だから私に対して、手を出しているわけがないと…、はい、納得した。
あのね、実際には本命の私に操立ててただけで、私の誘いにはすっっごく
あっさりと乗って来たよ~、ププ。
そんなところで、ケイルクス王太子とのおしゃべり終了。
さて次はローカス卿。
この人はギリアムの幼馴染で、かなりしっかりしたいい人だと聞いている。
だから、自分の欲丸出しのケイルクス王太子なんぞより、よっぽど興味が
ある。
ローカス卿とのダンスは、終始こちらを気遣うもので、特に私は何もする
必要はなかった。
そしておしゃべりタイム。
「いや…今日は驚きの連続です。
ギリアム公爵閣下とは幼馴染なのですが…、昔っからすまし顔と仏頂面しか
見たことがなかったので…」
「そうなのですか?
私といるときは、終始あんな感じですが…」
あ、信じらんねーって顔になってら…。
「そ…それより公爵邸では、何かとやりにくくありませんか?」
「特にそのようなことは…」
「公爵邸のメイドや使用人は、年配者ばかりですので…」
ああ、そゆこと。
公爵邸には若い(特に女)メイドや使用人はいない。
これはギリアムが適齢期の女性を寄せ付けたくない以外にも、理由が
ちゃんとある。
上位貴族のお屋敷ともなると、メイドも貴族の娘や夫人を雇い入れることは
たくさんあるのだ(もちろん平民メイドもいるよ)。
理由として、上位貴族になればなるほど、礼儀作法を重んじるため、平民に
一から教えるよりも、もう教え込まれている人間を雇ったほうが早い。
だから下位貴族は適齢期の男子がいる邸宅に、娘をメイドとして送り込む。
実際、目に留まって結婚したり、結婚まで行かなくても、愛人としてうまい
汁が吸えるから。
だから当然っちゃ当然だが、メイドとして娘をファルメニウス公爵家に入れ
ようとした貴族達は沢山いたし、今でもいる。
ギリアムはやっぱ当然のごとく、一蹴しとるがね。
だからファルメニウス公爵家の女性使用人は、どう見ても閉経後の人ばかり。
そして、ギリアムに若い娘など紹介しようとしたりしたら、即解雇。
もちろん採用時にかなり口酸っぱくして、このことは伝えてあるそう。
「ん~、それを不便に感じたことは無いので、何とも…」
だって、私その年代だからさ~、そういうおばちゃんがどういう若い子を
好むかはだいたいわかっとるし。
「若かろうと年配だろうと、人として合うか合わないかだと思いますので…」
ホントそれ。
「まあ…そうですね…」
おや、あっさり納得してくれた。
含みや裏はなく、本当に私を心配してくれるなんて…この人もええ人やね。
出来るだけ早く機会作って、ぜひ仲良くなろ。
「私、皆さんにとってもかわいがって貰っていますので」
「なるほど…それは良かったですね」
「はい!!」
「あ…そうだ。
今度ぜひ、うちに遊びに来ていただけませんか?
ギリアム公爵閣下も幼いころよく来ていましたし、今もたまに来ますから」
「わあ、ではギリアム様と一緒に、ぜひ伺わせてください!」
「お待ちしています、オルフィリア嬢」
こんな感じで、おしゃべりタイム終了。
……平和っていいね!
ベンズ卿はと言えば…不慣れなダンスを頑張って踊っているのがわかり、
好感が持てた。
おしゃべりタイムも、何話せばいいのかわかんねーって顔に書いてあったよ、
うん。
宮仕えの辛いとこやね。
かわいそうだから、こっちから話をふってあげた。
近衛騎士団のこと、教えてほしいって。
そしたらホッとして、饒舌になったからよかった。
この人もいい人や。
オペロント侯爵は…ダンスは上手、ハッキリ言って。
まあ、商談で必要なこともあるだろうから、当然っちゃ当然か。
んで、おしゃべりタイム。
まあすごいね、うん。
まず、私のドレスを褒めちぎって、私の好みや使っている物など、些細な
ことでも聞き出そうとしてきた。
当たり前だが。
でもすまんね、おっちゃん。
私、おっちゃんみたいなプライベート探り魔なヤツ、かわすの超うまいんよ。
有益な情報など、ほぼ与えんかったぞ、はっは。
テオルド卿は…まあダンスが上手なタイプではないよな、うん。
でも頑張ってくれてたし、話は…ベンズ卿と同じようにこっちから水向けた。
王立騎士団のこと聞いたので、色々話してくれたよ。
息子のリグルド卿は、私に対して少しよそよそしかった。
まあ、妹のことがあるんやろ。
だから話はやっぱり王立騎士団関係になった。
ビミョーな距離でなければいけない人とは、無難な話に限る。
ギリアムは…やっぱり私以外の女性(しかも複数)と踊っているのを見た
他の令嬢たちから、申し込みが殺到した。
ダンスの後、繋ぎ止めようと頑張るご令嬢もいたが、
「次がありますので!!」
の一言で、バッサリかわされていた。
そしていつの間にやらラストダンスの時間となる。
ラストダンスはパートナーと踊って締めくくるのが、やっぱり通例。
私はギリアムと踊り、建国記念パーティーは無事終了した。
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