3 / 44
第1章 取締
2 取り締まり週間スタート!!
しおりを挟む
「それでは本日より…非合法組織摘発及び、その被害者救済の強化週間を開始する!!」
ギリアムのその言葉で…一斉に激の声が上がる。
皆さま…やる気は十分の様子。
まあ…テオルド卿が、近々奥様の私兵と…合同捜査的なことをする…と、言ってもらった
からね。
ただ、合同捜査…とはいえ、チームを組んでやるからね。
ちなみにフィリー軍団は…それ自体で1チームとしての扱いだ。
だからフィリー軍団を出し抜けば、自分が…ってな人間、それなりにいるだろうなぁ…。
「じゃあみんな!!しっかりね!!」
私はフィリー軍団を激励する。
「はい!!奥様!!」
そう言ってみんなは…町の中へと消えていった。
「楽しそうですね、フィリー…」
ギリアムが私の顔を見て、言う。
「そりゃーね。
ファルメニウス公爵家もそうだけど…全体の底上げは大切よ…。
膿も…あれば出した方がいい」
「私もそれには大賛成です」
ギリアム…私に負けず劣らず、楽しそう。
この強化週間…別にチームで競うわけではないけれど…当然成績はボーナスに加味されるから、
みんな必死だ。
「それにね…フィリー軍団が私の一番の希望を…しっかり考えてくれているか…も、見れる
機会だからさ…ちょうどいいかな…って」
「なるほど…。
確かにそれは、大切ですね」
私の隣で笑っている人…何より厳しくて、可愛い人…。
大丈夫…。
フィリー軍団は間違わない。
自分たちがいたい場所に、どうすればいられるか…ちゃんとわかってるよ。
早速…王立騎士団の皆はかなり奮闘して…随分と摘発が完了した。
闇市だ、闇業者だってのは、どこからともなく、際限なく湧いてくるもんだからね。
今回…摘発しても、時間が経てばまた元通りだろうが、だからってやらないわけにゃぁいかん。
「皆様、ご苦労様です。
フィリアム商会からの差入れです…どうぞ召し上がってください」
寒くなってまいりましたので…、ホットレモネードと、ジンジャーハニーなど差し入れることに
致しました。
「オルフィリア公爵夫人~、ゴチになりま~す」
みなさん、喜びつつ、
「見ていただけましたか!!ウチのチーム、摘発率No.1ですよ!!」
「ウチのチームは、でっかい組織のしっぽを掴みました」
「こっちは、非合法で売られるところだった子供を、保護したんだ!!」
色々、成果を報告してくれた。
みなさん、頑張ってくださるのは、良い事です。
私が団員の相手をしている時、ギリアムは…師団長からの報告を受けていた。
「ふむ…だいぶみんな頑張っているな…」
ギリアムは報告書片手に、とても満足げだ。
「まあ…なにか景品があるわけではないですが、ボーナスの査定には十分考慮されますからね」
デイビス卿…眼鏡直しつつ、やっぱり資料を見ている。
「それだけじゃないですよ~、オルフィリア公爵夫人の私兵の件もありますって」
ヴァッヘン卿が何だか…愉快そうにしている…。
「まあ…オレの師団からも、大分声が上がっているよ。
罪人の私兵を使うくらいなら、ずっと真面目にやって来た自分たちを使ってくれても、
いいハズだって…」
ガイツ卿の師団は…特に平民率高いんだよね。
だから…ファルメニウス公爵家の護衛騎士が、全部貴族だってこと…気にしていたのかもしれない。
「オレの師団も、結構声が上がってますね~。
調査した限りで…戸籍も国籍も無くて、ずっと闇の中にいた連中だから…。
心配だって声も多数です。
オルフィリア公爵夫人はとてもいい人だから…、悪事に引っ張り込まれるんじゃないかって…」
レオニール卿の師団は、やっぱり平民率高いのと、情報通が多いから…、心配してくれるのは
嬉しいんだけどね…。
私は…虎穴に入らずんば虎子を得ずタイプだからさ。
「まあ…オルフィリア公爵夫人はしっかりした人だし、団長もそばで見ているから…めったな
事は無いと思うけど…。
心配は心配なんだよね…みんな…」
リグルド卿も…なんだか心配そう…。
大丈夫だよ。
「まあ…この強化週間の結果を見て…また、どんな声が上がるかだな」
テオルド卿は…一番話を聞く人だろうからなぁ。
そんなこんなで、様々な思惑の元…強化週間は終わりを告げた。
フィリー軍団は…結論から言うと、まあまあ…だな、うん。
検挙率だけなら、他にもいいチームがあるし、取り立てて凶悪なのとか、大きなところを
捕まえた訳でもない。
王立騎士団の大抵が…フィリー軍団は振るわなかったし、たいしたことない…と思っただろうなぁ。
でもさ…一つ重要な事がある。
別に強化週間じゃなくたって、検挙は普通にやらなきゃいけないし、そもそも強化週間自体が
テストじゃない。
テストだと思い込むのは自由だけど、判断する側がそう言ったわけでもない。
それを踏まえて…全体的にどうとらえるか…よ。
「奥様…」
ファルメニウス公爵家にて、私はフィリー軍団の面々に話しかけられた。
彼らの手には…資料があった。
「まとまったみたいね」
「はい」
「じゃ、ギリアムの所に行きましょう」
そうして私は…私たちはギリアムの元に行く。
今日は…王立騎士団が休みの日だから、書斎で書類を整理していた。
一緒にフォルトがいる。
「フィリー…どうしました?」
私が行くと…本当に顔がほころぶんだよね…。
いつも仏頂面してばかりなのに。
ギリアムの顔面をなでなでしつつ、
「いつもこういう顔をしていたら…みんなからもう少し、近づきやすいって言われると思うのに…」
何だかんだで、結構残念なお人なんよね。
「フィリー以外に近づいてほしくないので、構いません!!」
本当に、徹底しとるね…。
「あはは、ありがとうございます…。
でも…今日は別の用事で参りました…お時間下さいな」
「そりゃーもう、いくらでも」
そう言ってもらったので、私はフィリー軍団のまとめた資料を見せた。
…途端にギリアムの顔色が変わったので…、フォルトも驚いて資料を見る。
「これは…」
「なんと…」
2人とも…驚いてるね、よっしゃー!
「これをもとに…一度動いてみる気は、ありませんか?」
するとギリアムは机の上に、資料を置き、私を覗き見て、
「もしこれが外れたら…アナタの名にも傷がつきますよ」
すこーし、嫌そうな顔をした。
「覚悟の上です…。
ギリアムは自分の仲間が言った事…、信じないのですか?
また、信じて行動して…ダメでも次がある…と、思わないのですか?
私は…信じてダメなら、その時の状況で考えます…」
私はギリアムの…深淵を見据えるような漆黒の目を…真っすぐに見つめる。
私の…太陽の輝きを持つ目で、照らす様に…。
程なくしてギリアムは、ふっと口元を緩め、
「全く…私の愛する人は、何でこんなにじっとしているのが、苦手なんだろう…。
自ら…傷を負うかもしれないのに…」
「あら、アナタを虜にしている女なんですから、当たり前ですわ」
朗らかに笑う。
そして翌日…王立騎士団へ行ったギリアムは、師団長とテオルド卿に、フィリー軍団の
資料を見せた。
「こ、これは…」
皆が驚愕する中、
「3日後…これをもとに動く…。準備を進めたまえ」
ギリアムが、
「フィリーと…フィリー軍団も、一緒に動くそうだ。
彼らが…先導する所を、中心にしてくれ」
サクサクと指示を出す。
「しかしこれは…当てが外れたら、オルフィリア公爵夫人の恥にもなるかと思うのですが…」
テオルド卿…心配そう。
「構わん、覚悟の上だ。もちろんフィリーもな」
ギリアムはハッキリと言ってのけ、
「わかったら、人員を配備しろ!!すぐに取り掛かれ!!」
「はい!!」
みなさん、とてもいいお返事をして、団長室を出る。
「しかしこれ…本当ですかね…」
レオニール卿は首をかしげている。
「レオニール卿の師団でも…つかめなかった情報かぁ…。
もし本当だったら、かなりの手柄だよ」
ヴァッヘン卿も…いつもより少し真面目な顔をしている。
「しかし…本当なら本当で、後の始末が大変そうだ」
ガイツ卿…一応わかってるっぽい。
「でも…なんだか信じられませんね」
リグルド卿の言葉に、
「信じがたいが…しかし団長がああ言う以上、私達は動くだけだ」
デイビス卿が足早に歩きながら、資料を凝視している。
こうして師団長たちは、各師団に的確な指示を出し…来るべき決行日に備えるのだった…。
ギリアムのその言葉で…一斉に激の声が上がる。
皆さま…やる気は十分の様子。
まあ…テオルド卿が、近々奥様の私兵と…合同捜査的なことをする…と、言ってもらった
からね。
ただ、合同捜査…とはいえ、チームを組んでやるからね。
ちなみにフィリー軍団は…それ自体で1チームとしての扱いだ。
だからフィリー軍団を出し抜けば、自分が…ってな人間、それなりにいるだろうなぁ…。
「じゃあみんな!!しっかりね!!」
私はフィリー軍団を激励する。
「はい!!奥様!!」
そう言ってみんなは…町の中へと消えていった。
「楽しそうですね、フィリー…」
ギリアムが私の顔を見て、言う。
「そりゃーね。
ファルメニウス公爵家もそうだけど…全体の底上げは大切よ…。
膿も…あれば出した方がいい」
「私もそれには大賛成です」
ギリアム…私に負けず劣らず、楽しそう。
この強化週間…別にチームで競うわけではないけれど…当然成績はボーナスに加味されるから、
みんな必死だ。
「それにね…フィリー軍団が私の一番の希望を…しっかり考えてくれているか…も、見れる
機会だからさ…ちょうどいいかな…って」
「なるほど…。
確かにそれは、大切ですね」
私の隣で笑っている人…何より厳しくて、可愛い人…。
大丈夫…。
フィリー軍団は間違わない。
自分たちがいたい場所に、どうすればいられるか…ちゃんとわかってるよ。
早速…王立騎士団の皆はかなり奮闘して…随分と摘発が完了した。
闇市だ、闇業者だってのは、どこからともなく、際限なく湧いてくるもんだからね。
今回…摘発しても、時間が経てばまた元通りだろうが、だからってやらないわけにゃぁいかん。
「皆様、ご苦労様です。
フィリアム商会からの差入れです…どうぞ召し上がってください」
寒くなってまいりましたので…、ホットレモネードと、ジンジャーハニーなど差し入れることに
致しました。
「オルフィリア公爵夫人~、ゴチになりま~す」
みなさん、喜びつつ、
「見ていただけましたか!!ウチのチーム、摘発率No.1ですよ!!」
「ウチのチームは、でっかい組織のしっぽを掴みました」
「こっちは、非合法で売られるところだった子供を、保護したんだ!!」
色々、成果を報告してくれた。
みなさん、頑張ってくださるのは、良い事です。
私が団員の相手をしている時、ギリアムは…師団長からの報告を受けていた。
「ふむ…だいぶみんな頑張っているな…」
ギリアムは報告書片手に、とても満足げだ。
「まあ…なにか景品があるわけではないですが、ボーナスの査定には十分考慮されますからね」
デイビス卿…眼鏡直しつつ、やっぱり資料を見ている。
「それだけじゃないですよ~、オルフィリア公爵夫人の私兵の件もありますって」
ヴァッヘン卿が何だか…愉快そうにしている…。
「まあ…オレの師団からも、大分声が上がっているよ。
罪人の私兵を使うくらいなら、ずっと真面目にやって来た自分たちを使ってくれても、
いいハズだって…」
ガイツ卿の師団は…特に平民率高いんだよね。
だから…ファルメニウス公爵家の護衛騎士が、全部貴族だってこと…気にしていたのかもしれない。
「オレの師団も、結構声が上がってますね~。
調査した限りで…戸籍も国籍も無くて、ずっと闇の中にいた連中だから…。
心配だって声も多数です。
オルフィリア公爵夫人はとてもいい人だから…、悪事に引っ張り込まれるんじゃないかって…」
レオニール卿の師団は、やっぱり平民率高いのと、情報通が多いから…、心配してくれるのは
嬉しいんだけどね…。
私は…虎穴に入らずんば虎子を得ずタイプだからさ。
「まあ…オルフィリア公爵夫人はしっかりした人だし、団長もそばで見ているから…めったな
事は無いと思うけど…。
心配は心配なんだよね…みんな…」
リグルド卿も…なんだか心配そう…。
大丈夫だよ。
「まあ…この強化週間の結果を見て…また、どんな声が上がるかだな」
テオルド卿は…一番話を聞く人だろうからなぁ。
そんなこんなで、様々な思惑の元…強化週間は終わりを告げた。
フィリー軍団は…結論から言うと、まあまあ…だな、うん。
検挙率だけなら、他にもいいチームがあるし、取り立てて凶悪なのとか、大きなところを
捕まえた訳でもない。
王立騎士団の大抵が…フィリー軍団は振るわなかったし、たいしたことない…と思っただろうなぁ。
でもさ…一つ重要な事がある。
別に強化週間じゃなくたって、検挙は普通にやらなきゃいけないし、そもそも強化週間自体が
テストじゃない。
テストだと思い込むのは自由だけど、判断する側がそう言ったわけでもない。
それを踏まえて…全体的にどうとらえるか…よ。
「奥様…」
ファルメニウス公爵家にて、私はフィリー軍団の面々に話しかけられた。
彼らの手には…資料があった。
「まとまったみたいね」
「はい」
「じゃ、ギリアムの所に行きましょう」
そうして私は…私たちはギリアムの元に行く。
今日は…王立騎士団が休みの日だから、書斎で書類を整理していた。
一緒にフォルトがいる。
「フィリー…どうしました?」
私が行くと…本当に顔がほころぶんだよね…。
いつも仏頂面してばかりなのに。
ギリアムの顔面をなでなでしつつ、
「いつもこういう顔をしていたら…みんなからもう少し、近づきやすいって言われると思うのに…」
何だかんだで、結構残念なお人なんよね。
「フィリー以外に近づいてほしくないので、構いません!!」
本当に、徹底しとるね…。
「あはは、ありがとうございます…。
でも…今日は別の用事で参りました…お時間下さいな」
「そりゃーもう、いくらでも」
そう言ってもらったので、私はフィリー軍団のまとめた資料を見せた。
…途端にギリアムの顔色が変わったので…、フォルトも驚いて資料を見る。
「これは…」
「なんと…」
2人とも…驚いてるね、よっしゃー!
「これをもとに…一度動いてみる気は、ありませんか?」
するとギリアムは机の上に、資料を置き、私を覗き見て、
「もしこれが外れたら…アナタの名にも傷がつきますよ」
すこーし、嫌そうな顔をした。
「覚悟の上です…。
ギリアムは自分の仲間が言った事…、信じないのですか?
また、信じて行動して…ダメでも次がある…と、思わないのですか?
私は…信じてダメなら、その時の状況で考えます…」
私はギリアムの…深淵を見据えるような漆黒の目を…真っすぐに見つめる。
私の…太陽の輝きを持つ目で、照らす様に…。
程なくしてギリアムは、ふっと口元を緩め、
「全く…私の愛する人は、何でこんなにじっとしているのが、苦手なんだろう…。
自ら…傷を負うかもしれないのに…」
「あら、アナタを虜にしている女なんですから、当たり前ですわ」
朗らかに笑う。
そして翌日…王立騎士団へ行ったギリアムは、師団長とテオルド卿に、フィリー軍団の
資料を見せた。
「こ、これは…」
皆が驚愕する中、
「3日後…これをもとに動く…。準備を進めたまえ」
ギリアムが、
「フィリーと…フィリー軍団も、一緒に動くそうだ。
彼らが…先導する所を、中心にしてくれ」
サクサクと指示を出す。
「しかしこれは…当てが外れたら、オルフィリア公爵夫人の恥にもなるかと思うのですが…」
テオルド卿…心配そう。
「構わん、覚悟の上だ。もちろんフィリーもな」
ギリアムはハッキリと言ってのけ、
「わかったら、人員を配備しろ!!すぐに取り掛かれ!!」
「はい!!」
みなさん、とてもいいお返事をして、団長室を出る。
「しかしこれ…本当ですかね…」
レオニール卿は首をかしげている。
「レオニール卿の師団でも…つかめなかった情報かぁ…。
もし本当だったら、かなりの手柄だよ」
ヴァッヘン卿も…いつもより少し真面目な顔をしている。
「しかし…本当なら本当で、後の始末が大変そうだ」
ガイツ卿…一応わかってるっぽい。
「でも…なんだか信じられませんね」
リグルド卿の言葉に、
「信じがたいが…しかし団長がああ言う以上、私達は動くだけだ」
デイビス卿が足早に歩きながら、資料を凝視している。
こうして師団長たちは、各師団に的確な指示を出し…来るべき決行日に備えるのだった…。
27
あなたにおすすめの小説
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
転生調理令嬢は諦めることを知らない!
eggy
ファンタジー
リュシドール子爵の長女オリアーヌは七歳のとき事故で両親を失い、自分は片足が不自由になった。
それでも残された生まれたばかりの弟ランベールを、一人で立派に育てよう、と決心する。
子爵家跡継ぎのランベールが成人するまで、親戚から暫定爵位継承の夫婦を領地領主邸に迎えることになった。
最初愛想のよかった夫婦は、次第に家乗っ取りに向けた行動を始める。
八歳でオリアーヌは、『調理』の加護を得る。食材に限り刃物なしで切断ができる。細かい調味料などを離れたところに瞬間移動させられる。その他、調理の腕が向上する能力だ。
それを「貴族に相応しくない」と断じて、子爵はオリアーヌを厨房で働かせることにした。
また夫婦は、自分の息子をランベールと入れ替える画策を始めた。
オリアーヌが十三歳になったとき、子爵は隣領の伯爵に加護の実験台としてランベールを売り渡してしまう。
同時にオリアーヌを子爵家から追放する、と宣言した。
それを機に、オリアーヌは弟を取り戻す旅に出る。まず最初に、隣町まで少なくとも二日以上かかる危険な魔獣の出る街道を、杖つきの徒歩で、武器も護衛もなしに、不眠で、歩ききらなければならない。
弟を取り戻すまで絶対諦めない、ド根性令嬢の冒険が始まる。
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる