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第2章 事後
8 とりあえず方針は決まった…と
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「ありがとうございます。
そうそう、確認しておきたいのですが…」
私は一呼吸おき、
「そもそもギリアム様は、キンラク商会と仲良くする気は、今後も
ないのでしょう?」
「当然です」
ギリアムがこうまでキッパリ言い切るワケは、もちろんある。
ギリアムのフィリアム商会とケイルクス王太子のキンラク商会は
出来た時期が殆ど一緒だ。
そういったこともあり、当初キンラク商会は熱心にフィリアム商会
に共同開発などを持ち掛けてきた。
しかしこれには裏があり、ファルメニウス公爵家の豊富な資金で
開発した商品を、安く卸してもらおうという事と、ギリアムの
名声を利用すること、そして何よりバカ王女をギリアムに近づけ
ようという目論見があった。
実際、ギリアムが当初フィリアム商会の代表として、キンラク商会
に行くと、大抵バカ王女がいた。
立場上あからさまに嫌な顔もできないから、拒否はしつつも、
ギリアムは相手をしていたのだが、それはバカ王女を図に乗らせる
だけだった。
ギリアムは当然、すぐさまキンラク商会との密な付き合いを
やめた。
もともと向こうがすり寄ってきただけで、フィリアム商会は仲良く
する必要などなかったから。
ケイルクス王太子殿下の商会ということは、知る人は知っていた
が、裏に隠れており、表面上はあくまで契約した貴族たちの商会
だったため、切るのにあまり支障はなかった。
王家の商会であることを大々的に示せれば、こうすんなりとは
いかなかった。
ここら辺はやはり王家の辛い所だろう。
昔ながらの慣習や、威厳の関係で表立って商会は持てない。
ただ定期的にオファーはある。
向こうとしては、ギリアムの名声を使いたくてしょうがないの
だから。
私がフィリアム商会に入ったら、すぐさま連絡を取ってきて、
サバクアシを持ってきたのが、いい証拠。
「それに私としては、オペロント侯爵との交渉が上手くいって、
欲しいものが手に入ったら、そちらの開発に集中したいのです。
ですから、今まで通りキンラク商会とは提携をせず、自社の商品
のみでやっていきます。
幸い私が開発した商品は、好評を頂いているようなので。
だからギリアム様も、何卒来春までは、この件王家が何か言って
こない限り、留め置いてください」
「あと僭越ながら…」
私は一呼吸置き、
「ギリアム様にお願いがあります」
「何でしょうか?」
「このサバクアシの話は非常に不確かです。
しかしバレてしまえば、対策を取られる可能性もあります。
そして私は王女殿下の行いを鑑みて、王家を許す気はありません。
だから今後とも、サバクアシを使わないのは、ギリアム様が
キンラク商会と、関わり合いになりたくないからだと言う事に、
しておいてください」
「わかりました。
それがフィリーの希望なら…」
よっしゃー!
「しかし王女殿下がまた懲りずに、何かしないか心配ですね」
エマの心配はもっともだけど…。
「あ~、気を抜いちゃダメだけど、今回のことがギリアムに
知られているかいないかわからないと、周りがかなりピリピリ
して止めると思うから」
「で、ございますね。
もしギリアム様に知られていたと仮定して、もう一度このような
ことをやり、証拠を抑えられたらと思えば…(フォルト)」
「まあ、王女殿下はまだしも、王太子殿下や国王陛下はそこまで
バカじゃないからな(ギリアム)」
「だから、こっちに手紙が来ることは殆どないと思ったの。
下手に刺激して、対応間違ったら、取り返しがつかないから」
「なるほど…(フォルト)」
私は建国記念パーティーで、お詫びについてかなり正確に考え
られることを示した。
ギリアムももちろんそう。
だから、何を謝るのか…を見誤れば、藪蛇になることは確実だ。
「多分…公的なお誘いとかの連絡まで、来ないと思うよ、うん」
「それは静かでいいですね」
うわあ、めっちゃ嬉しそう。
「じゃあまあ、方針が決まったところで、お開きってことで
いいですか?」
「そうですね…、ああ、証拠品の管理は徹底してくれ。
言うまでもないとは思うが」
「もちろんです、ギリアム様。
決して落ち度のないように、処理いたします」
この証拠品には、実行犯も含まれる…。
ああ、怖い怖い。
でも、頼もしいね、うん。
そして解散し、私とギリアムは夫婦の寝室へ。
来たんだけど…。
ギリアムはず―――っと私を抱きしめたままだ。
そろそろエッチしたいのだけどナー。
私がギリアムの体に触ってみると…すごく硬い。
まあ、さっきの話の衝撃は、ちょっとやそっとじゃ緩まんか。
よし、ほぐすか!!
「ギリアム!!一緒にお風呂入りましょう!!」
「へ?あ…はい」
ギリアムは気の抜けた返事をしながら、黙って私に従ってくれた。
スッパダカになり、ギリアムの背中を流す。
ギリアムが安心できるよう、常にマッサージを忘れない。
あ、このマッサージはエッチなのじゃないよ。
いやさ、緊張してるお客さんだと、最初からエッチなマッサージ
すると、恥ずかしさと緊張で勃たなくなっちゃう人いるからさ~。
わたしゃエッチ以外のマッサージも、うまくなったのさ。
お、少しずつ体が柔らかくなってきたね。
よしよし。
「前も洗いますね」
「まっっ前はいいです!!」
……2か月近く、くんずほぐれつしてるんやから、いい加減
照れるのやめ!!
可愛いから許すけど。
「だめと言われても、今日はします!!」
私はギリアムの膝の上に滑り込んで、半勃ちになっているモノを
ぎゅっとつかむ。
「わ――――――っ!!フィリー!!そこは本当にダメです!!」
口ではそういうが、ギリアムのモノは私に触られて、ムクムクと
さらに大きくなる。
「わあ!!うれしい。
ギリアム、喜んでくれて!!」
「う…」
何のかんの言って、私に抵抗できないんだから、ホントかわいい。
抵抗できなくなったギリアムのモノを、やさ~しく…でも的確に
なでなで。
時をあまりおかずに、ギリアムのモノはビクビクと脈打ち、先端
から透明な液がにじみ出る。
「……!!まったく、あなたは!!」
ギリアムが私の体を、軽々持ち上げ、自身の膝に座らせる。
「昨日も今日も大変だったから…今日は抱きしめて寝るだけに、
するつもりだったのに!!」
あ、それは私が嫌です!!
却下します!!
ギリアムは私の膣内に指を突っ込み、十分濡れていることを確認
すると、自身のモノを即座にねじ込んだ。
座った状態であるため、体重がかかって、より奥までギリアムの
モノが入り込んでくる。
その状態で抜き差しするから、それはもう気持ちいい。
「ああんっ!!ギリアム…もっと!!もっと下さい!!」
「わかりました!!こうですか!!」
私の腰を持つ手に力を込め、打ち付ける速度を上げる。
「ああ!!そうです!!そのまま!!」
「ああ、気持ちいい!!気持ちいいです!!フィリーは!!」
「私も!!いいです、ギリアム!!」
突き上げられるたびに、膣内壁が擦れる。
そのたびに与えられる快楽は…意識と意識の狭間で、生物として
の本能を呼び起こす。
絶叫を上げ、獣のように貪る…。
羞恥心や理性など、その本能の前では、完全に無価値だ。
耳には互いの絶叫と、その合間に結合部から流れ出る淫靡な
ハーモニー。
何度絶頂を迎えても、そのたびにまだ足りないと、お互いが
お互いを求めあい、睦み合い…。
そして脳の内部で弾け飛んだ欲望が…私にある一つの思考を
もたらす。
コレは私のつがいだ…私の半身だ…。
私はこの人の半分、この人は私の半分!!
もう何度目かわからない絶頂を迎えた時、脳の思考を司る部分が
真っ白に染まった。
その瞬間、私の意識は…途切れた。
そうそう、確認しておきたいのですが…」
私は一呼吸おき、
「そもそもギリアム様は、キンラク商会と仲良くする気は、今後も
ないのでしょう?」
「当然です」
ギリアムがこうまでキッパリ言い切るワケは、もちろんある。
ギリアムのフィリアム商会とケイルクス王太子のキンラク商会は
出来た時期が殆ど一緒だ。
そういったこともあり、当初キンラク商会は熱心にフィリアム商会
に共同開発などを持ち掛けてきた。
しかしこれには裏があり、ファルメニウス公爵家の豊富な資金で
開発した商品を、安く卸してもらおうという事と、ギリアムの
名声を利用すること、そして何よりバカ王女をギリアムに近づけ
ようという目論見があった。
実際、ギリアムが当初フィリアム商会の代表として、キンラク商会
に行くと、大抵バカ王女がいた。
立場上あからさまに嫌な顔もできないから、拒否はしつつも、
ギリアムは相手をしていたのだが、それはバカ王女を図に乗らせる
だけだった。
ギリアムは当然、すぐさまキンラク商会との密な付き合いを
やめた。
もともと向こうがすり寄ってきただけで、フィリアム商会は仲良く
する必要などなかったから。
ケイルクス王太子殿下の商会ということは、知る人は知っていた
が、裏に隠れており、表面上はあくまで契約した貴族たちの商会
だったため、切るのにあまり支障はなかった。
王家の商会であることを大々的に示せれば、こうすんなりとは
いかなかった。
ここら辺はやはり王家の辛い所だろう。
昔ながらの慣習や、威厳の関係で表立って商会は持てない。
ただ定期的にオファーはある。
向こうとしては、ギリアムの名声を使いたくてしょうがないの
だから。
私がフィリアム商会に入ったら、すぐさま連絡を取ってきて、
サバクアシを持ってきたのが、いい証拠。
「それに私としては、オペロント侯爵との交渉が上手くいって、
欲しいものが手に入ったら、そちらの開発に集中したいのです。
ですから、今まで通りキンラク商会とは提携をせず、自社の商品
のみでやっていきます。
幸い私が開発した商品は、好評を頂いているようなので。
だからギリアム様も、何卒来春までは、この件王家が何か言って
こない限り、留め置いてください」
「あと僭越ながら…」
私は一呼吸置き、
「ギリアム様にお願いがあります」
「何でしょうか?」
「このサバクアシの話は非常に不確かです。
しかしバレてしまえば、対策を取られる可能性もあります。
そして私は王女殿下の行いを鑑みて、王家を許す気はありません。
だから今後とも、サバクアシを使わないのは、ギリアム様が
キンラク商会と、関わり合いになりたくないからだと言う事に、
しておいてください」
「わかりました。
それがフィリーの希望なら…」
よっしゃー!
「しかし王女殿下がまた懲りずに、何かしないか心配ですね」
エマの心配はもっともだけど…。
「あ~、気を抜いちゃダメだけど、今回のことがギリアムに
知られているかいないかわからないと、周りがかなりピリピリ
して止めると思うから」
「で、ございますね。
もしギリアム様に知られていたと仮定して、もう一度このような
ことをやり、証拠を抑えられたらと思えば…(フォルト)」
「まあ、王女殿下はまだしも、王太子殿下や国王陛下はそこまで
バカじゃないからな(ギリアム)」
「だから、こっちに手紙が来ることは殆どないと思ったの。
下手に刺激して、対応間違ったら、取り返しがつかないから」
「なるほど…(フォルト)」
私は建国記念パーティーで、お詫びについてかなり正確に考え
られることを示した。
ギリアムももちろんそう。
だから、何を謝るのか…を見誤れば、藪蛇になることは確実だ。
「多分…公的なお誘いとかの連絡まで、来ないと思うよ、うん」
「それは静かでいいですね」
うわあ、めっちゃ嬉しそう。
「じゃあまあ、方針が決まったところで、お開きってことで
いいですか?」
「そうですね…、ああ、証拠品の管理は徹底してくれ。
言うまでもないとは思うが」
「もちろんです、ギリアム様。
決して落ち度のないように、処理いたします」
この証拠品には、実行犯も含まれる…。
ああ、怖い怖い。
でも、頼もしいね、うん。
そして解散し、私とギリアムは夫婦の寝室へ。
来たんだけど…。
ギリアムはず―――っと私を抱きしめたままだ。
そろそろエッチしたいのだけどナー。
私がギリアムの体に触ってみると…すごく硬い。
まあ、さっきの話の衝撃は、ちょっとやそっとじゃ緩まんか。
よし、ほぐすか!!
「ギリアム!!一緒にお風呂入りましょう!!」
「へ?あ…はい」
ギリアムは気の抜けた返事をしながら、黙って私に従ってくれた。
スッパダカになり、ギリアムの背中を流す。
ギリアムが安心できるよう、常にマッサージを忘れない。
あ、このマッサージはエッチなのじゃないよ。
いやさ、緊張してるお客さんだと、最初からエッチなマッサージ
すると、恥ずかしさと緊張で勃たなくなっちゃう人いるからさ~。
わたしゃエッチ以外のマッサージも、うまくなったのさ。
お、少しずつ体が柔らかくなってきたね。
よしよし。
「前も洗いますね」
「まっっ前はいいです!!」
……2か月近く、くんずほぐれつしてるんやから、いい加減
照れるのやめ!!
可愛いから許すけど。
「だめと言われても、今日はします!!」
私はギリアムの膝の上に滑り込んで、半勃ちになっているモノを
ぎゅっとつかむ。
「わ――――――っ!!フィリー!!そこは本当にダメです!!」
口ではそういうが、ギリアムのモノは私に触られて、ムクムクと
さらに大きくなる。
「わあ!!うれしい。
ギリアム、喜んでくれて!!」
「う…」
何のかんの言って、私に抵抗できないんだから、ホントかわいい。
抵抗できなくなったギリアムのモノを、やさ~しく…でも的確に
なでなで。
時をあまりおかずに、ギリアムのモノはビクビクと脈打ち、先端
から透明な液がにじみ出る。
「……!!まったく、あなたは!!」
ギリアムが私の体を、軽々持ち上げ、自身の膝に座らせる。
「昨日も今日も大変だったから…今日は抱きしめて寝るだけに、
するつもりだったのに!!」
あ、それは私が嫌です!!
却下します!!
ギリアムは私の膣内に指を突っ込み、十分濡れていることを確認
すると、自身のモノを即座にねじ込んだ。
座った状態であるため、体重がかかって、より奥までギリアムの
モノが入り込んでくる。
その状態で抜き差しするから、それはもう気持ちいい。
「ああんっ!!ギリアム…もっと!!もっと下さい!!」
「わかりました!!こうですか!!」
私の腰を持つ手に力を込め、打ち付ける速度を上げる。
「ああ!!そうです!!そのまま!!」
「ああ、気持ちいい!!気持ちいいです!!フィリーは!!」
「私も!!いいです、ギリアム!!」
突き上げられるたびに、膣内壁が擦れる。
そのたびに与えられる快楽は…意識と意識の狭間で、生物として
の本能を呼び起こす。
絶叫を上げ、獣のように貪る…。
羞恥心や理性など、その本能の前では、完全に無価値だ。
耳には互いの絶叫と、その合間に結合部から流れ出る淫靡な
ハーモニー。
何度絶頂を迎えても、そのたびにまだ足りないと、お互いが
お互いを求めあい、睦み合い…。
そして脳の内部で弾け飛んだ欲望が…私にある一つの思考を
もたらす。
コレは私のつがいだ…私の半身だ…。
私はこの人の半分、この人は私の半分!!
もう何度目かわからない絶頂を迎えた時、脳の思考を司る部分が
真っ白に染まった。
その瞬間、私の意識は…途切れた。
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