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第3章 対応
4 人間の体と精神は…
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私はお茶を一口飲むと、改めてギリアムを正面に見据え、
「覚えていますか?
あの村で…私が病気のギリアム様を、世話した時のことを…」
「忘れるわけがない」
ギリアムは、かなりキッパリはっきりした口調だ。
「あの時…医者のおっちゃんの見立てでは、ギリアム様が治るのに
一カ月以上を要するということでした。
場合によっては障害が残るかも…とも」
「ええ、それは私達も後で聞きました。
随分とひどい状況になっていたと…こちらの不始末とはいえ、
心が痛みます」
フォルトとエマはそう口々に言う…。
「でもギリアム様は…。
わずか10日で完治したし、障害も残らなかった」
「はい…。
回復力が強いとは、昔から言われていましたが…」
「まさにあの時は、驚異的だったと自分でも思います」
うん、そうだね。
けどさぁ。
「下支えとなったのは、ギリアム様の回復力だけでしょうか?」
「……というと?」
3人とも関連性がわからんかい?
なら…。
「じゃあ、質問を変えます、ギリアム様」
「?」
「あなたは私が居なかったとしても、同じように治ったので
しょうか?」
するとギリアムの眼が、途端にひどい悲しみを帯びた。
私が居ない状況など、考えたくもないと言っているように…。
私は話を続ける。
「ギリアム様が治った時、おっちゃんに言われました。
ギリアム様を治したのは、間違いなく自分じゃなく私だと」
「なんで?って聞いたら、あなたはよく言っていたと」
‟フィリーと一緒にやりたいこと…見たいものがたくさんある。
けど、今の自分と一緒にいたら、フィリーまで化け物と呼ばれて
しまうかもしれない…だから早く治したい”
「そしてあなたは、おっちゃんの予想を遥かに超える速度で、体を
治した」
私はさらにお茶をすすって、
「わかります?」
間を少し置き、
「人の精神は、肉体にそこまで大きな影響を与えます」
カップを机に置く。
「テオルド卿は今…王立騎士団で変わらず必要とされ、好かれて
いると実感できるからこそ…もっているのです」
「そのテオルド卿から、王立騎士団の仕事を取り上げるということ
は…」
「病気が完治していないあなたから!!
私を取り上げるのと同じことです」
私の凄みを含んだ口調に…ことの重大さを乗せた。
「わかりますよね…どうなるか…」
「………」
三人は言葉が出ないようだ。
しかし、少ししてギリアムは
「でも…じゃあ…どうすれば…」
呟くように言った。
普段のギリアムからは、想像もできないようなうろたえぶりだ。
「ひとまずできることを、すべてやりましょう!!」
私は机の上に、
「テオルド卿が帰ってから…私はただ手をこまねいていたわけでは
ありません!!」
書類をババッと並べた。
「まず、弱っている方には…栄養のある、消化に良い食事が必要
です」
「ですがテオルド卿一人にそういった食事を与えれば…騎士団内で
気づく人が必ず出るでしょう」
「では…どうすれば?」
私はニヤリと笑い
「今後やっていきましょうと言っていたことを…前倒しに致します」
やっていく予定にしていたこと…それは王立騎士団内の食堂で、
病人食を試験的に提供することだ。
病人食は病院にはもちろんあるが、私は色々聞いて、騎士団でこそ
必要であり、また病院で提供しているものも、改良が必須と考えた。
なんでか?
まず戦争でなくても、騎士団の任務にあたると、僻地でのケガや
病気は当たり前のようにある。
そしてこの世界の病人食は…ハッキリ言って
不味い!!
の一言。
それを設備の整っていない僻地で作ったら…不味いを通り越して
もはや人間の食べ物ではなくなる。
私は軍の携帯食の、あまりの不味さに改良を試みて成功したので、
こちらも手を付けることに、誰も反対しなかった。
っつーわけで、前世に食文化トップレベルの国にいた経験を活かし
色々開発いたしました。
前世では金に困った時期に自炊も結構したから、いろんなバリエー
ションをもってたんだよね、ふふ。
んで、そうしてできた試作品を騎士団で試す予定だったんですよ。
もともと激しく動かなきゃならん人たち程、消化に良くてすぐ
エネルギーチャージできるものが、必要だからさ~。
「ですからギリアム様、明日から騎士団内でテオルド卿のことは
伏せ、試験的に始めることを指示してください。
私の役に立つと言えば、テオルド卿は断らないでしょうから」
「わかりました」
「フォルトとエマはメニューの指示と、手伝いをお願い!」
「かしこまりました」
「あとそれに加えて…」
私はあるレシピを差し出す。
「これをお茶として一日に、2回に分けて振舞ってください」
「これは?」
「私の薬草学の知識をフル活用して作った、栄養剤のようなもの
と思ってください」
んで、ついでにもう一丁!
「あとこちらは、汗をたくさんかいた時に、飲んでもらって
下さい。
水より早く、体が楽になるはずです」
これは前世の〇カリスエットの再現な。
「これらを実験と称して出せば、おそらく怪しまれません。
もともと本当に実験するつもりでしたし」
「なるほど」
「あ、過ぎたるは…なので、くれぐれも用法容量は守って
くださいね」
「わかりました」
これでとりあえず、食事の件は何とかなる。
騎士団はシフトにもよるが、大抵一日三食中二食を騎士団内の
食堂でとる。
何より仕事での検証と言えば、家でも同じようにとってくれる
だろう。
そうすればフツーの食事より、栄養が取れる。
そんなことを考えていたら、
「フィリー!!」
ギリアムが私に抱きついてきた。
「フィリーがいてくれて良かった!!
本当に良かった!!」
大分嬉しそうだ。
不安だったんだなぁ。
これならもう一つのお願いも、すんなりいきそう。
「なら…一つお願いが」
「一つと言わず、いくつでも!!」
眼に輝きが戻ってきたね、ギリアム。
良かった。
「実は二日後、テオルド卿にお手伝いを要請しましたが、私は
そこで、今の状況が改善できるよう、一つ策を講じるつもり
なのです」
「ほう…」
「ただ、そのために…ぜひとももう一人、お手伝いに参加して
頂きたい方がいます」
「なるほど」
「ですがこの方には、テオルド卿の状態は一切明かさないでくだ
さい。
テオルド卿に気付かれると、意味がなくなります」
「……」
「私の誘い文句を聞けば、高い確率で来てくださると思うのです
が…いかんせんかなり身分が高い方です。
私がアポもなしで、直接訪ねるわけにはいかず…ご相談したかった
のです」
「誰ですか?」
問うギリアムに対し、私は
「それは…」
静かにその人物の名前を言うのだった。
「覚えていますか?
あの村で…私が病気のギリアム様を、世話した時のことを…」
「忘れるわけがない」
ギリアムは、かなりキッパリはっきりした口調だ。
「あの時…医者のおっちゃんの見立てでは、ギリアム様が治るのに
一カ月以上を要するということでした。
場合によっては障害が残るかも…とも」
「ええ、それは私達も後で聞きました。
随分とひどい状況になっていたと…こちらの不始末とはいえ、
心が痛みます」
フォルトとエマはそう口々に言う…。
「でもギリアム様は…。
わずか10日で完治したし、障害も残らなかった」
「はい…。
回復力が強いとは、昔から言われていましたが…」
「まさにあの時は、驚異的だったと自分でも思います」
うん、そうだね。
けどさぁ。
「下支えとなったのは、ギリアム様の回復力だけでしょうか?」
「……というと?」
3人とも関連性がわからんかい?
なら…。
「じゃあ、質問を変えます、ギリアム様」
「?」
「あなたは私が居なかったとしても、同じように治ったので
しょうか?」
するとギリアムの眼が、途端にひどい悲しみを帯びた。
私が居ない状況など、考えたくもないと言っているように…。
私は話を続ける。
「ギリアム様が治った時、おっちゃんに言われました。
ギリアム様を治したのは、間違いなく自分じゃなく私だと」
「なんで?って聞いたら、あなたはよく言っていたと」
‟フィリーと一緒にやりたいこと…見たいものがたくさんある。
けど、今の自分と一緒にいたら、フィリーまで化け物と呼ばれて
しまうかもしれない…だから早く治したい”
「そしてあなたは、おっちゃんの予想を遥かに超える速度で、体を
治した」
私はさらにお茶をすすって、
「わかります?」
間を少し置き、
「人の精神は、肉体にそこまで大きな影響を与えます」
カップを机に置く。
「テオルド卿は今…王立騎士団で変わらず必要とされ、好かれて
いると実感できるからこそ…もっているのです」
「そのテオルド卿から、王立騎士団の仕事を取り上げるということ
は…」
「病気が完治していないあなたから!!
私を取り上げるのと同じことです」
私の凄みを含んだ口調に…ことの重大さを乗せた。
「わかりますよね…どうなるか…」
「………」
三人は言葉が出ないようだ。
しかし、少ししてギリアムは
「でも…じゃあ…どうすれば…」
呟くように言った。
普段のギリアムからは、想像もできないようなうろたえぶりだ。
「ひとまずできることを、すべてやりましょう!!」
私は机の上に、
「テオルド卿が帰ってから…私はただ手をこまねいていたわけでは
ありません!!」
書類をババッと並べた。
「まず、弱っている方には…栄養のある、消化に良い食事が必要
です」
「ですがテオルド卿一人にそういった食事を与えれば…騎士団内で
気づく人が必ず出るでしょう」
「では…どうすれば?」
私はニヤリと笑い
「今後やっていきましょうと言っていたことを…前倒しに致します」
やっていく予定にしていたこと…それは王立騎士団内の食堂で、
病人食を試験的に提供することだ。
病人食は病院にはもちろんあるが、私は色々聞いて、騎士団でこそ
必要であり、また病院で提供しているものも、改良が必須と考えた。
なんでか?
まず戦争でなくても、騎士団の任務にあたると、僻地でのケガや
病気は当たり前のようにある。
そしてこの世界の病人食は…ハッキリ言って
不味い!!
の一言。
それを設備の整っていない僻地で作ったら…不味いを通り越して
もはや人間の食べ物ではなくなる。
私は軍の携帯食の、あまりの不味さに改良を試みて成功したので、
こちらも手を付けることに、誰も反対しなかった。
っつーわけで、前世に食文化トップレベルの国にいた経験を活かし
色々開発いたしました。
前世では金に困った時期に自炊も結構したから、いろんなバリエー
ションをもってたんだよね、ふふ。
んで、そうしてできた試作品を騎士団で試す予定だったんですよ。
もともと激しく動かなきゃならん人たち程、消化に良くてすぐ
エネルギーチャージできるものが、必要だからさ~。
「ですからギリアム様、明日から騎士団内でテオルド卿のことは
伏せ、試験的に始めることを指示してください。
私の役に立つと言えば、テオルド卿は断らないでしょうから」
「わかりました」
「フォルトとエマはメニューの指示と、手伝いをお願い!」
「かしこまりました」
「あとそれに加えて…」
私はあるレシピを差し出す。
「これをお茶として一日に、2回に分けて振舞ってください」
「これは?」
「私の薬草学の知識をフル活用して作った、栄養剤のようなもの
と思ってください」
んで、ついでにもう一丁!
「あとこちらは、汗をたくさんかいた時に、飲んでもらって
下さい。
水より早く、体が楽になるはずです」
これは前世の〇カリスエットの再現な。
「これらを実験と称して出せば、おそらく怪しまれません。
もともと本当に実験するつもりでしたし」
「なるほど」
「あ、過ぎたるは…なので、くれぐれも用法容量は守って
くださいね」
「わかりました」
これでとりあえず、食事の件は何とかなる。
騎士団はシフトにもよるが、大抵一日三食中二食を騎士団内の
食堂でとる。
何より仕事での検証と言えば、家でも同じようにとってくれる
だろう。
そうすればフツーの食事より、栄養が取れる。
そんなことを考えていたら、
「フィリー!!」
ギリアムが私に抱きついてきた。
「フィリーがいてくれて良かった!!
本当に良かった!!」
大分嬉しそうだ。
不安だったんだなぁ。
これならもう一つのお願いも、すんなりいきそう。
「なら…一つお願いが」
「一つと言わず、いくつでも!!」
眼に輝きが戻ってきたね、ギリアム。
良かった。
「実は二日後、テオルド卿にお手伝いを要請しましたが、私は
そこで、今の状況が改善できるよう、一つ策を講じるつもり
なのです」
「ほう…」
「ただ、そのために…ぜひとももう一人、お手伝いに参加して
頂きたい方がいます」
「なるほど」
「ですがこの方には、テオルド卿の状態は一切明かさないでくだ
さい。
テオルド卿に気付かれると、意味がなくなります」
「……」
「私の誘い文句を聞けば、高い確率で来てくださると思うのです
が…いかんせんかなり身分が高い方です。
私がアポもなしで、直接訪ねるわけにはいかず…ご相談したかった
のです」
「誰ですか?」
問うギリアムに対し、私は
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