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変態たちの饗宴 (11と連動)
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私とギリアムに扮したギルディスは…長い廊下をマダム・エリュートの案内の元、
進んでいく。
蝋燭の明かりしかない廊下は…非常にほの暗い。
進む先は闇に包まれ…見えない。
誰ともすれ違わず…人の気配すらないその様は…異常…と言う言葉を、軽く超えていた。
だって…。
パーティーって言ったら、普通は…ねぇ…。
やがて通された部屋には…随分と小道具じみた物が置かれていた。
大小さまざまな箱型の物体に、綺麗にシーツが被せられて…中が見えないようになっている。
しかし…廊下と違い、このホールだけは…蝋燭だけでなく、松明…ランプなど所狭しと
並べられており、その明るさは…廊下の比ではなかった。
そして私は…前世の経験上、このホール全体が…見世物になっているとわかった。
散々人の…好奇の目を浴びてきたからな。
……変態パーティーに参加して!!
うん、わかってるよ。
まがう事なく、自業自得だって!!
楽しかったから、いいんじゃ。
でも…ま、自分の快楽に忠実に生きて、折り合いさえつけば、しょーもねぇ趣味持ちにも
付き合ったから…そう言う人間を見ることが…大好きな奴の視線を、多少離れていても
感じ取れるようになったのさ。
「まあ…パーティーと聞いていたので…もっと華やかなものを、想像したのですが…。
何だか閑散としておりますねぇ…」
趣向はだいたい予想がつくが、とりあえず気づかない振りしとこ。
「とんでもございません。
それなりに人は来ておりますよ…。
ただ…あまり姿を見せない方も多い、パーティーだというだけでございます」
ものは言い方だなぁ…。
そんな話をしつつ…気が付けば、マダムは私とギリアムを…ホールの中央に連れて行った。
それが合図だったんだろうな…。
マダムの周りに…人が集まってきた。
仮面で顔は見えない。名前なんざ…聞いた所で、偽名を名乗って終わりだ。
私は…私とギリアムは、恐らく最初から来ることが決まっていた。
アンナマリー嬢じゃなくたって、人質なんざ取ろうと思えば、いくらでも取れる。
別に親しい人間じゃなくたって…ギリアムの仕事を考えれば、行かざるを得ないからね。
そしてマダムは…私にゲームの説明をする…。
私は…ギルディスに外から檻を掴ませ、
「大丈夫そう?」
小声で話す。
「ん?このくらいならヘーキ」
ギリアムように…特注したつもりだろうが…ギリアム・ギルディスのパワーは、
それ以上のようだ。
「じゃあ…入って。私がピンチにならない限り、出てこなくていいからね」
「わかった…」
ギルディスは…大人しく入り、鍵はマダムの首から下げられた。
私は…渡された小道具…鞭を手に取り、
「あら…。よく見ましたら、これは調教用の鞭ですね…。
と言う事は、動物の調教をやるのかしら?」
スッとぼけて聞いてみる。
「オルフィリア公爵夫人は…さすが鋭くてらっしゃる。
その通りですわ」
とても嬉しそうに…笑ってやがる。
それは…マダムの周りにいる観客も同じ…。
しかし…それは爽やかさなど微塵もない、下品な笑いだと私にゃよくわかる。
そんな連中は…一定数相手にしてきたからよぉ。
私は…観客とは別の、斜め上からの視線も、もちろんわかっていた。
絶対に姿すら出したくない人間の方が、多いのだろう。
まあ…ギリアムの記憶力を知っていれば、当然だろうな。
「では…ショータイムをスタートさせて、よろしいでしょうか」
「私は、構いませんわ」
あくまでポーカーフェイスを張りつけ、爽やかな声を出す。
マダムは…勢いよく手を上げ、
「それでは観客の皆さま!!今日は特別ゲストをお招きしての、パーティーと相成ります。
どうぞ…心行くまでお楽しみください」
その声と共に…シーツが一斉に外された!!
シーツで隠されていたそれは…檻であった。
その中にいたのは…。
うん…。
正に私の予想通り…歳はバラバラだが…。
全裸の!!男どもだった。
……………………………。
はっ!!
ここまで予想通りだと、ちとつまらんな…。
檻には…ご丁寧に、豚だ、猿だって、書いてあらぁ。
私は…ここで一回頭を冷やした。
…重要な事が一つあるんだよな…。
それを見極めないと…こっちがバカを見るからなぁ…。
さて…ここで少し前世の話をしようか。
私・ヘドネが有名になってきたころ…サービスの良さを聞きつけて、あるお客様が尋ねてきた。
自称・豚男だ。
この豚男…いらっしゃいませ、お客様…なんて、三つ指ついて迎えようもんなら、烈火のごとく
怒りまくり、一晩中だって説教する。
そのせいで…出禁食らったこともあるそうな。
だったらそれ専門の店に行きゃーいいのに、普通のお店の娼婦にやって欲しいと来たもんだ。
まあ…性的趣向なんざ、千差万別だからそれはいい。
んで…私がご指名され、マネージャーから聞いたから…。
やってやったよ。
「あ?なんだこの豚野郎!!
機嫌の悪い時に来やがるなんて、いたぶられる覚悟、出来てんだろ~なぁ!!」
と言って、お迎えして差し上げたら、大変喜んで…以降私の太客になった。
でもさ…その当時の私は、女王様なんざ未経験。
んで…私のしょーもない娼婦魂に火がついて…その界隈で一番売れっ子だっつう女王様に
弟子入りをしたのさ。
最後には…免許皆伝を頂きましたよ…。
私の脳みその目は…ちょっと遠くなり…。
そう言えば…私が死ぬ直後まで、私の所に来て下さっていたなぁ…あの豚男様。
私の代わり…見つかったかな…。
元気でいて欲しいなぁ…。
アナタのおかげで、ヘドネはまた一つ、成長できたし…本当に心から…教えてもらえたことが
あるからさぁ…。
私は回想から帰ると、改めて全裸の男どもを見た。
どうするかな…。
こいつ等がどっちか判断するには、ある程度私の体に触れてもらわにゃならん…。
そんな思考をしつつ、動きを止めていると…。
私が卒倒しそうなのを、何とか抑えていると思っているんだろうなぁ…。
目の前の観客共が、とっても嬉しそう…わかるんだよ、仮面付けててもさ!!
そう言う…仕事してたからよ。
そんな私の脳みそが…矢で貫かれたような、感覚が走る。
私は…思わず体を下げると…私の目の前を、私の前世でひじょーに馴染み深いものが
飛んでいった。
そう…精液だ。
どうやら…猿…と書かれた檻の男が飛ばしたらしい。
なるほどね。
役割が…決まっているわけだ。
猿と書かれた檻は…私の四方八方にあり、ほぼ全員が自身のモノをしごき始めた。
囲い込みをかける気か?上等だよ…。
このヘドネを満足させられる奴が、いるかねぇ…。
私は…仮面の下でほんのり笑った。
観客たちはきっと…恐怖で震えていると思っているんだろうがなぁ…。
ジョーダンじゃない。
そんな初心な心なんざ、とうの昔にどこかに落として拾わなかったわ、へっ!!
猿共が下卑た鳴き声と共に、精液を噴射しだした時…豚と書かれた檻があいた。
中にいた豚男どもは…一斉に私の足元に。
ブヒブヒと鳴き声を上げる者。
早く僕を、鞭で打ってくださぁいと懇願して、私の靴に頬ずりする者。
お靴を舐めさせてぇ~なんて、すり寄ってくる者…。
…ってか、許可なく舐め舐めしてんじゃねぇかよ!!
全くよぉ。
わたしゃいいけど、こんなの…普通の箱入り令嬢がやられたら、ショック死するんじゃね?
私の脳みそに…全身に…冷たいものが流れ込む。
私はな…。
性的趣向は責めない。どんなものでも…だ。
ただ一つ絶対に許さないのは…嫌がる相手に強要することさ!!
豚と猿は知らんがな。
少なくとも…観客共は、私がこの趣向を…嫌がると思って、仕掛けてやがる。
私は…。
ヘドネは…。
それだけが……………………。
気に喰わん!!!!!!
幸いこの豚共…大方私の体に触れてくれたから、分かった…。
こいつ等は…真正のマゾだ。
豚男様と一緒。
そういう男は…こっちが嫌がる素振りや、弱々しい素振りを見せると…。
大抵怒る!!
それも…一つマダムの狙いなんだろうな。
私を…自分の手を汚すことなく、いたぶれるからなぁ…。
私は…大きく深呼吸して、手に持つ鞭に…力を込める。
久しぶりだよ…ホント。
まあ、ご希望なら見せてやるよ。
このヘドネが…。
女王様って言われる…プレイをするさまをな!!
金にならんのは、ちと癪だが…。
出血大サービス!!見せてやるぜ!!
進んでいく。
蝋燭の明かりしかない廊下は…非常にほの暗い。
進む先は闇に包まれ…見えない。
誰ともすれ違わず…人の気配すらないその様は…異常…と言う言葉を、軽く超えていた。
だって…。
パーティーって言ったら、普通は…ねぇ…。
やがて通された部屋には…随分と小道具じみた物が置かれていた。
大小さまざまな箱型の物体に、綺麗にシーツが被せられて…中が見えないようになっている。
しかし…廊下と違い、このホールだけは…蝋燭だけでなく、松明…ランプなど所狭しと
並べられており、その明るさは…廊下の比ではなかった。
そして私は…前世の経験上、このホール全体が…見世物になっているとわかった。
散々人の…好奇の目を浴びてきたからな。
……変態パーティーに参加して!!
うん、わかってるよ。
まがう事なく、自業自得だって!!
楽しかったから、いいんじゃ。
でも…ま、自分の快楽に忠実に生きて、折り合いさえつけば、しょーもねぇ趣味持ちにも
付き合ったから…そう言う人間を見ることが…大好きな奴の視線を、多少離れていても
感じ取れるようになったのさ。
「まあ…パーティーと聞いていたので…もっと華やかなものを、想像したのですが…。
何だか閑散としておりますねぇ…」
趣向はだいたい予想がつくが、とりあえず気づかない振りしとこ。
「とんでもございません。
それなりに人は来ておりますよ…。
ただ…あまり姿を見せない方も多い、パーティーだというだけでございます」
ものは言い方だなぁ…。
そんな話をしつつ…気が付けば、マダムは私とギリアムを…ホールの中央に連れて行った。
それが合図だったんだろうな…。
マダムの周りに…人が集まってきた。
仮面で顔は見えない。名前なんざ…聞いた所で、偽名を名乗って終わりだ。
私は…私とギリアムは、恐らく最初から来ることが決まっていた。
アンナマリー嬢じゃなくたって、人質なんざ取ろうと思えば、いくらでも取れる。
別に親しい人間じゃなくたって…ギリアムの仕事を考えれば、行かざるを得ないからね。
そしてマダムは…私にゲームの説明をする…。
私は…ギルディスに外から檻を掴ませ、
「大丈夫そう?」
小声で話す。
「ん?このくらいならヘーキ」
ギリアムように…特注したつもりだろうが…ギリアム・ギルディスのパワーは、
それ以上のようだ。
「じゃあ…入って。私がピンチにならない限り、出てこなくていいからね」
「わかった…」
ギルディスは…大人しく入り、鍵はマダムの首から下げられた。
私は…渡された小道具…鞭を手に取り、
「あら…。よく見ましたら、これは調教用の鞭ですね…。
と言う事は、動物の調教をやるのかしら?」
スッとぼけて聞いてみる。
「オルフィリア公爵夫人は…さすが鋭くてらっしゃる。
その通りですわ」
とても嬉しそうに…笑ってやがる。
それは…マダムの周りにいる観客も同じ…。
しかし…それは爽やかさなど微塵もない、下品な笑いだと私にゃよくわかる。
そんな連中は…一定数相手にしてきたからよぉ。
私は…観客とは別の、斜め上からの視線も、もちろんわかっていた。
絶対に姿すら出したくない人間の方が、多いのだろう。
まあ…ギリアムの記憶力を知っていれば、当然だろうな。
「では…ショータイムをスタートさせて、よろしいでしょうか」
「私は、構いませんわ」
あくまでポーカーフェイスを張りつけ、爽やかな声を出す。
マダムは…勢いよく手を上げ、
「それでは観客の皆さま!!今日は特別ゲストをお招きしての、パーティーと相成ります。
どうぞ…心行くまでお楽しみください」
その声と共に…シーツが一斉に外された!!
シーツで隠されていたそれは…檻であった。
その中にいたのは…。
うん…。
正に私の予想通り…歳はバラバラだが…。
全裸の!!男どもだった。
……………………………。
はっ!!
ここまで予想通りだと、ちとつまらんな…。
檻には…ご丁寧に、豚だ、猿だって、書いてあらぁ。
私は…ここで一回頭を冷やした。
…重要な事が一つあるんだよな…。
それを見極めないと…こっちがバカを見るからなぁ…。
さて…ここで少し前世の話をしようか。
私・ヘドネが有名になってきたころ…サービスの良さを聞きつけて、あるお客様が尋ねてきた。
自称・豚男だ。
この豚男…いらっしゃいませ、お客様…なんて、三つ指ついて迎えようもんなら、烈火のごとく
怒りまくり、一晩中だって説教する。
そのせいで…出禁食らったこともあるそうな。
だったらそれ専門の店に行きゃーいいのに、普通のお店の娼婦にやって欲しいと来たもんだ。
まあ…性的趣向なんざ、千差万別だからそれはいい。
んで…私がご指名され、マネージャーから聞いたから…。
やってやったよ。
「あ?なんだこの豚野郎!!
機嫌の悪い時に来やがるなんて、いたぶられる覚悟、出来てんだろ~なぁ!!」
と言って、お迎えして差し上げたら、大変喜んで…以降私の太客になった。
でもさ…その当時の私は、女王様なんざ未経験。
んで…私のしょーもない娼婦魂に火がついて…その界隈で一番売れっ子だっつう女王様に
弟子入りをしたのさ。
最後には…免許皆伝を頂きましたよ…。
私の脳みその目は…ちょっと遠くなり…。
そう言えば…私が死ぬ直後まで、私の所に来て下さっていたなぁ…あの豚男様。
私の代わり…見つかったかな…。
元気でいて欲しいなぁ…。
アナタのおかげで、ヘドネはまた一つ、成長できたし…本当に心から…教えてもらえたことが
あるからさぁ…。
私は回想から帰ると、改めて全裸の男どもを見た。
どうするかな…。
こいつ等がどっちか判断するには、ある程度私の体に触れてもらわにゃならん…。
そんな思考をしつつ、動きを止めていると…。
私が卒倒しそうなのを、何とか抑えていると思っているんだろうなぁ…。
目の前の観客共が、とっても嬉しそう…わかるんだよ、仮面付けててもさ!!
そう言う…仕事してたからよ。
そんな私の脳みそが…矢で貫かれたような、感覚が走る。
私は…思わず体を下げると…私の目の前を、私の前世でひじょーに馴染み深いものが
飛んでいった。
そう…精液だ。
どうやら…猿…と書かれた檻の男が飛ばしたらしい。
なるほどね。
役割が…決まっているわけだ。
猿と書かれた檻は…私の四方八方にあり、ほぼ全員が自身のモノをしごき始めた。
囲い込みをかける気か?上等だよ…。
このヘドネを満足させられる奴が、いるかねぇ…。
私は…仮面の下でほんのり笑った。
観客たちはきっと…恐怖で震えていると思っているんだろうがなぁ…。
ジョーダンじゃない。
そんな初心な心なんざ、とうの昔にどこかに落として拾わなかったわ、へっ!!
猿共が下卑た鳴き声と共に、精液を噴射しだした時…豚と書かれた檻があいた。
中にいた豚男どもは…一斉に私の足元に。
ブヒブヒと鳴き声を上げる者。
早く僕を、鞭で打ってくださぁいと懇願して、私の靴に頬ずりする者。
お靴を舐めさせてぇ~なんて、すり寄ってくる者…。
…ってか、許可なく舐め舐めしてんじゃねぇかよ!!
全くよぉ。
わたしゃいいけど、こんなの…普通の箱入り令嬢がやられたら、ショック死するんじゃね?
私の脳みそに…全身に…冷たいものが流れ込む。
私はな…。
性的趣向は責めない。どんなものでも…だ。
ただ一つ絶対に許さないのは…嫌がる相手に強要することさ!!
豚と猿は知らんがな。
少なくとも…観客共は、私がこの趣向を…嫌がると思って、仕掛けてやがる。
私は…。
ヘドネは…。
それだけが……………………。
気に喰わん!!!!!!
幸いこの豚共…大方私の体に触れてくれたから、分かった…。
こいつ等は…真正のマゾだ。
豚男様と一緒。
そういう男は…こっちが嫌がる素振りや、弱々しい素振りを見せると…。
大抵怒る!!
それも…一つマダムの狙いなんだろうな。
私を…自分の手を汚すことなく、いたぶれるからなぁ…。
私は…大きく深呼吸して、手に持つ鞭に…力を込める。
久しぶりだよ…ホント。
まあ、ご希望なら見せてやるよ。
このヘドネが…。
女王様って言われる…プレイをするさまをな!!
金にならんのは、ちと癪だが…。
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