9 / 300
第一章 魔王
サタニア・クラウン・ヘラトス三世
しおりを挟む
歓迎会から三日たった今日。紙飾りや風船で彩られていた玉座の間はすっかり片付けられ、元の神秘的な部屋に戻っていた。
そんな玉座の間に、サタニアとエジタスの二人だけがいる。
「エジタスさんごめんなさい、急に呼びつけたりして」
「そんな、こちらこそ遅れてしまいすみません。中庭の修復に時間が掛かりまして……」
「え、中庭がどうかしたの?」
「いえ、何でもありません」
「そ、そうですか」
いつもと違いハッキリとした態度に少し違和感を感じるサタニアだが気のせいだと判断して話始める。
「それで呼び出した訳なんですが、エジタスさんに、まだ四天王の主な仕事内容を伝えていないなと気がついて……」
「成る程、確かにまだ四天王の意味しか聞いていませんでしたね」
「はい、だから今回はそのことについて説明しようと思って呼び出したのですが……ご迷惑だったでしょうか?」
「とんでもない、むしろ今聞けてとてもラッキーでした」
「そうですか良かった……では、説明しますね。四天王は主に敵からの防衛、現魔王の守護が任されています。この内容はお聞きになりましたか?」
「はい、以前シーラさんに少し」
模擬戦の時の魔王の手足という話を思い出す。
「これは他の兵士にも言えることです。そして、ここからが四天王だけのお仕事なんですが………エジタスさんはこの魔王城の外観を覚えていますか?」
「ええ、とても印象深かったので……」
魔王城は四つの柱からなる巨大な塀で守られるように禍々しい建物が中央に聳えている。
「そう、その四つの柱をそれぞれ守るのが四天王の主な仕事なんです」
「どういうことですか?」
「実はあの四つの柱は中央の建物、つまりこの魔王城を保護して侵入者を防ぐ結界を張るための柱なんです」
「なんと!そんな意味があったのですか……あれ、でも私が来たときはそんな結界ありませんでしたね」
「そこが問題なんです。結界は四天王全員が居なくては張ることは出来ません」
「そういうことでしたか、確かにあの時は三人しか居なかったですからね」
「はい、ですがエジタスさんが四天王に入ってくれたおかげで再び結界を張ることが出来るんです!」
「なるほど~四天王とは重大な役目を持っているのですね~。そういえば四天王になったはいいのですが、何か登録などしなくてもよろしいのですか?」
ふとした疑問に答えを求めるエジタス。
「そこは安心してください。この前の歓迎会にあったあの垂れ幕、覚えていますか?」
「もちろんですよ~『エジタスさん魔王城へようこそ』と私の名前が書いてあってとても嬉しかったのですから」
「実はあの垂れ幕には特殊な魔法が掛かっていて、書かれた名前の人が四天王として認識される仕組みなんです」
「ほほ~あの歓迎会がそんな大切なこととは……」
「……まぁ、本当は書くだけでよかったんだけど、エジタスさんと一緒にお祝いしたかっただけなんだよね…………」
「ん、サタニアさん何か言いましたか?」
「い、いえ何でもありません!」
小さく呟いたサタニアの言葉はエジタスの耳には届かなかった。赤く染まった顔がバレないように隠そうとする。
「そうですか~?…………まぁいいです。取り敢えずその結界が破られないようにするのが四天王の仕事でよろしいのですか?」
「は、はい。結界は四天王の一人でも亡くなってしまうと破られてしまいます。だから、危なくなったら僕を見捨てでも逃げてください」
「…………それは出来ない相談ですね~」
「どうしてですか!?」
「サタニアさん……私はこの三日間魔王城で過ごしてみて分かったことがあります。シーラさんやアルシアさん、ゴルガさんそしてクロウトさん。皆さん種族はバラバラですが共通する物が一つあります。それは…………」
エジタスの言葉に緊張が走る。
「サタニアさんあなたを一番に考えているということです」
「…………え?」
「シーラさんもアルシアさんもゴルガさんもクロウトさんも、皆さん話をするときはいつもサタニアさんのことばかり話していましたよ。私は思いました。自分の事より他の人の事を想う事こそが本当の愛なのだと……」
「エジタスさん……」
「四天王になったからには、他の皆さんにも負けないぐらい私もサタニアさんの事を想いましょう!だからこそ、自分の身が危なくなったとしても逃げません。サタニアさんを最後までお守りします」
「そ、そんな、ぼ、僕の事を想うだなんて…………あのエジタスさん」
「なんですか?」
「エジタスさんの事を“エジタス”って呼び捨てにしてもいいですか?」
「もちろんですとも~その方がより親密な関係になって親睦も深まること間違いないでしょう!」
「ありがとう、エジタス!」
喜びに浸っていると扉の方から何か聞こえてきた。
おい、押すなよ。
押してないですよ、というかもっと離れてください。
こらこら、喧嘩しないの。
ヨクミエナイ、モウスコシマエヘ。
おい、押すなって!
ちょっとこのままじゃ……
ゴルガちゃん、ストップストップ!
「「「うわぁぁぁぁ!!!」」」
ヒソヒソ声が聞こえてきたと思ったら扉が開き、シーラとアルシアとクロウトが雪崩れ込んできた。後ろにはゴルガが呆然としながら立っていた。
「ちょっ、みんな!?」
「おやおや、皆さんお揃いで何してるんですか?」
「あ~あ、バレちゃたわね」
「貴様が押すから……」
「私ではありません!ゴルガ様が……」
「ヨクミエナカッタカラ……」
「もぉ~こんなことで喧嘩しないの」
「そんなことより、いつから見てたの!?」
まさか見られているとは思っていなかったサタニアが、普段よりも興奮しながら尋ねる。
「そりゃあ……最初からよ」
「え……今までの全部?」
「ああ。魔王様もあんな顔するんだな」
「!!!」
恥ずかしさのあまり顔が真っ赤にそまる。
「それにしてもエジタスちゃん。あなたやるわね」
「何がですか?」
「あんなにも堂々と守ります宣言されたら、あたし達だって負けてられないじゃない」
「貴様だけに魔王様は守らせん!」
「まぁ、少しは見直しましたよ」
「ヤハリ、センセイハイダイデス」
「皆さん………………そんなに誉めないでくださいよ~」
誉められて嬉しいのか体をくねらせる。
「そういうのさえなかったらな……」
「いい子ではあるんだけどね……」
「やはり前言撤回です……」
「センセイ、サスガデス!」
いまいち理解していないゴルガを他所にその光景を見ていたサタニアが柔らかい笑顔をしながらエジタス以外の四人に呼び掛ける。
「みんな!」
その言葉に答えるようにシーラとアルシア、ゴルガにクロウトの四人はサタニアの前に集まりエジタスに呼び掛ける。
「エジタス」
「エジタスちゃん」
「エジタス様」
「センセイ」
そして最後にサタニアがエジタスに呼び掛ける。
「エジタス。改めまして……」
サタニアの言葉に合わせて全員がエジタスに言う。
「「「「「魔王城へようこそ!!!!!」」」」」
「はい、これからお世話になります!」
「「「「「「あははははははは」」」」」」
その場にいる全員が笑いだし、後にこう語られている。あの禍々しい魔王城から想像もつかないほどの優しい笑い声が聞こえてきたと…………だが信じる者は誰もいなかった。
人間だけが住む国、カルド王国。カルド城のある一室で、青いローブを着た男二人と純白のドレスに身を包んだ女が円を囲っていた。そしてドレスを着た女が口を開く。
「それではこれより異世界からの転移を開始します」
そんな玉座の間に、サタニアとエジタスの二人だけがいる。
「エジタスさんごめんなさい、急に呼びつけたりして」
「そんな、こちらこそ遅れてしまいすみません。中庭の修復に時間が掛かりまして……」
「え、中庭がどうかしたの?」
「いえ、何でもありません」
「そ、そうですか」
いつもと違いハッキリとした態度に少し違和感を感じるサタニアだが気のせいだと判断して話始める。
「それで呼び出した訳なんですが、エジタスさんに、まだ四天王の主な仕事内容を伝えていないなと気がついて……」
「成る程、確かにまだ四天王の意味しか聞いていませんでしたね」
「はい、だから今回はそのことについて説明しようと思って呼び出したのですが……ご迷惑だったでしょうか?」
「とんでもない、むしろ今聞けてとてもラッキーでした」
「そうですか良かった……では、説明しますね。四天王は主に敵からの防衛、現魔王の守護が任されています。この内容はお聞きになりましたか?」
「はい、以前シーラさんに少し」
模擬戦の時の魔王の手足という話を思い出す。
「これは他の兵士にも言えることです。そして、ここからが四天王だけのお仕事なんですが………エジタスさんはこの魔王城の外観を覚えていますか?」
「ええ、とても印象深かったので……」
魔王城は四つの柱からなる巨大な塀で守られるように禍々しい建物が中央に聳えている。
「そう、その四つの柱をそれぞれ守るのが四天王の主な仕事なんです」
「どういうことですか?」
「実はあの四つの柱は中央の建物、つまりこの魔王城を保護して侵入者を防ぐ結界を張るための柱なんです」
「なんと!そんな意味があったのですか……あれ、でも私が来たときはそんな結界ありませんでしたね」
「そこが問題なんです。結界は四天王全員が居なくては張ることは出来ません」
「そういうことでしたか、確かにあの時は三人しか居なかったですからね」
「はい、ですがエジタスさんが四天王に入ってくれたおかげで再び結界を張ることが出来るんです!」
「なるほど~四天王とは重大な役目を持っているのですね~。そういえば四天王になったはいいのですが、何か登録などしなくてもよろしいのですか?」
ふとした疑問に答えを求めるエジタス。
「そこは安心してください。この前の歓迎会にあったあの垂れ幕、覚えていますか?」
「もちろんですよ~『エジタスさん魔王城へようこそ』と私の名前が書いてあってとても嬉しかったのですから」
「実はあの垂れ幕には特殊な魔法が掛かっていて、書かれた名前の人が四天王として認識される仕組みなんです」
「ほほ~あの歓迎会がそんな大切なこととは……」
「……まぁ、本当は書くだけでよかったんだけど、エジタスさんと一緒にお祝いしたかっただけなんだよね…………」
「ん、サタニアさん何か言いましたか?」
「い、いえ何でもありません!」
小さく呟いたサタニアの言葉はエジタスの耳には届かなかった。赤く染まった顔がバレないように隠そうとする。
「そうですか~?…………まぁいいです。取り敢えずその結界が破られないようにするのが四天王の仕事でよろしいのですか?」
「は、はい。結界は四天王の一人でも亡くなってしまうと破られてしまいます。だから、危なくなったら僕を見捨てでも逃げてください」
「…………それは出来ない相談ですね~」
「どうしてですか!?」
「サタニアさん……私はこの三日間魔王城で過ごしてみて分かったことがあります。シーラさんやアルシアさん、ゴルガさんそしてクロウトさん。皆さん種族はバラバラですが共通する物が一つあります。それは…………」
エジタスの言葉に緊張が走る。
「サタニアさんあなたを一番に考えているということです」
「…………え?」
「シーラさんもアルシアさんもゴルガさんもクロウトさんも、皆さん話をするときはいつもサタニアさんのことばかり話していましたよ。私は思いました。自分の事より他の人の事を想う事こそが本当の愛なのだと……」
「エジタスさん……」
「四天王になったからには、他の皆さんにも負けないぐらい私もサタニアさんの事を想いましょう!だからこそ、自分の身が危なくなったとしても逃げません。サタニアさんを最後までお守りします」
「そ、そんな、ぼ、僕の事を想うだなんて…………あのエジタスさん」
「なんですか?」
「エジタスさんの事を“エジタス”って呼び捨てにしてもいいですか?」
「もちろんですとも~その方がより親密な関係になって親睦も深まること間違いないでしょう!」
「ありがとう、エジタス!」
喜びに浸っていると扉の方から何か聞こえてきた。
おい、押すなよ。
押してないですよ、というかもっと離れてください。
こらこら、喧嘩しないの。
ヨクミエナイ、モウスコシマエヘ。
おい、押すなって!
ちょっとこのままじゃ……
ゴルガちゃん、ストップストップ!
「「「うわぁぁぁぁ!!!」」」
ヒソヒソ声が聞こえてきたと思ったら扉が開き、シーラとアルシアとクロウトが雪崩れ込んできた。後ろにはゴルガが呆然としながら立っていた。
「ちょっ、みんな!?」
「おやおや、皆さんお揃いで何してるんですか?」
「あ~あ、バレちゃたわね」
「貴様が押すから……」
「私ではありません!ゴルガ様が……」
「ヨクミエナカッタカラ……」
「もぉ~こんなことで喧嘩しないの」
「そんなことより、いつから見てたの!?」
まさか見られているとは思っていなかったサタニアが、普段よりも興奮しながら尋ねる。
「そりゃあ……最初からよ」
「え……今までの全部?」
「ああ。魔王様もあんな顔するんだな」
「!!!」
恥ずかしさのあまり顔が真っ赤にそまる。
「それにしてもエジタスちゃん。あなたやるわね」
「何がですか?」
「あんなにも堂々と守ります宣言されたら、あたし達だって負けてられないじゃない」
「貴様だけに魔王様は守らせん!」
「まぁ、少しは見直しましたよ」
「ヤハリ、センセイハイダイデス」
「皆さん………………そんなに誉めないでくださいよ~」
誉められて嬉しいのか体をくねらせる。
「そういうのさえなかったらな……」
「いい子ではあるんだけどね……」
「やはり前言撤回です……」
「センセイ、サスガデス!」
いまいち理解していないゴルガを他所にその光景を見ていたサタニアが柔らかい笑顔をしながらエジタス以外の四人に呼び掛ける。
「みんな!」
その言葉に答えるようにシーラとアルシア、ゴルガにクロウトの四人はサタニアの前に集まりエジタスに呼び掛ける。
「エジタス」
「エジタスちゃん」
「エジタス様」
「センセイ」
そして最後にサタニアがエジタスに呼び掛ける。
「エジタス。改めまして……」
サタニアの言葉に合わせて全員がエジタスに言う。
「「「「「魔王城へようこそ!!!!!」」」」」
「はい、これからお世話になります!」
「「「「「「あははははははは」」」」」」
その場にいる全員が笑いだし、後にこう語られている。あの禍々しい魔王城から想像もつかないほどの優しい笑い声が聞こえてきたと…………だが信じる者は誰もいなかった。
人間だけが住む国、カルド王国。カルド城のある一室で、青いローブを着た男二人と純白のドレスに身を包んだ女が円を囲っていた。そしてドレスを着た女が口を開く。
「それではこれより異世界からの転移を開始します」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
おばさんは、ひっそり暮らしたい
蝋梅
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
本の知識で、らくらく異世界生活? 〜チート過ぎて、逆にヤバい……けど、とっても役に立つ!〜
あーもんど
ファンタジー
異世界でも、本を読みたい!
ミレイのそんな願いにより、生まれた“あらゆる文書を閲覧出来るタブレット”
ミレイとしては、『小説や漫画が読めればいい』くらいの感覚だったが、思ったよりチートみたいで?
異世界で知り合った仲間達の窮地を救うキッカケになったり、敵の情報が筒抜けになったりと大変優秀。
チートすぎるがゆえの弊害も多少あるものの、それを鑑みても一家に一台はほしい性能だ。
「────さてと、今日は何を読もうかな」
これはマイペースな主人公ミレイが、タブレット片手に異世界の暮らしを謳歌するお話。
◆小説家になろう様でも、公開中◆
◆恋愛要素は、ありません◆
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる