29 / 300
第三章 冒険編 オオラカ村の笑わない少女
オオラカ村
しおりを挟む
初めまして、佐藤 真緒です。この異世界に転移させられてから色々な事がありました。城から追い出され、その先で師匠に出会い、素敵な仲間達も出来ました。そんな私達は世界各地を巡る旅をしているのです。そして、今現在私達は……。
「アメリアを笑わせたいかー!」
「「「「「おおー!!」」」」」
大勢の観客の声が響き渡る。その観客の中にはハナちゃんとリーマ、そして私自身も混ざっている。何故こうなったかと言うと、話は私達が村に着いた直後に遡る。
***
「“第一回アメリアを笑わせましょう大会”開催でございます!!」
村に着くとそこでは、巨大なステージの上で声を張り上げる男と、その下で盛り上がっている村人達がいた。
「こ、これはいったい……」
「おや、あんたたち旅の人かい?」
真緒達が呆気に取られていると、一人の村人が話し掛けてきた。
「はえー、亜人を二人も連れてるなんて……あんたの奴隷なのかい?」
村人は真緒の側にいた、ハナコとフォルスを見ていた。
「いえ、違い「ああ、その通りだ」ま…………え?」
フォルスの言葉に理解が追い付かない。真緒はフォルスを引っ張り、村人に聞こえないように小声で話す。
「ちょっと、フォルスさん!どういうつもりですか!?」
「どうもこうも人間は基本、魔族や俺達亜人を嫌っている。まぁ、お前のような例外もいるとして……。とにかく、仲間と言って怪しまれるより、奴隷と言う方が都合がいい」
「オラは本当に奴隷だけどなぁ」
二人の内緒話に参加してきたハナコ。
「…………分かりました。そう言う事なら協力しましょう」
「助かる」
「あの~、どうかなさいましたか?」
突然コソコソ会話を始めたので心配して声を掛けてきた。
「あ、ああー、何でも無いですー、大丈夫なので、心配しないでください。そ、それより、これはいったい何をしているんですか?」
「ああ……村長の娘さんの、笑顔を取り戻す為の大会だよ」
「娘さん?」
「ほら、あのステージの上にいるだろ?そんで、司会者はその子の父親」
ステージの方を見てみると、声を張り上げている司会者の男の他に、小さな丸椅子に“チョコン”と座る少女がいた。
「ベッピンざんだなぁ~」
「ほんと、お人形さんみたい……」
綺麗な紫色の長髪に黒色の瞳、そして何より全く微動だにしない顔。一点を見つめるその姿はまさに人形を思わせる。
「いつからだったかな~、昔はよく笑う子だったんだよ」
「そうなんですか?」
「ああ、だがある日母親が病に倒れて、そのまま亡くなってしまったんだ……」
「…………それが原因で、笑わなくなったんですね」
当然の理由だ。大切な母親を無くした辛さを、真緒は身を持って知っている。
「いや、母親が亡くなってもよく笑ってたよ」
「え!?」
予想外の展開に驚きを隠せない。
「亡くなる直前に“笑顔の素敵な女性になってね”って言ったらしく、本当によく笑う子だったよ」
「じゃあ、どうして……?」
「分からない……あの子に笑顔が無くなったのは、母親が亡くなってから一ヶ月たった頃だ。気づいた時には、もうあんな感じになっていたんだ」
「そうだったんですか……でも、それならどうして、大会なんて開いているんですか?」
「ああ、それは村長がもう自分の力では、娘を笑わせる事は出来ない。それだったら、笑わせるのに自信がある人を集めようって思いついてね」
色々と明らかになっていく、この大会の目的。真緒達が話を聞いてると……。
「さぁ!盛り上がってきたところで、大会の優勝商品の発表です!!」
「優勝商品?」
「やっばり、ぞういうのも出るんだなぁ」
「いったい何でしょうか?」
「気になるところではあるな……」
「そうですね~」
するとステージ上に、見覚えのある村人が両手に何かを乗せて、上がって来た。
「あれ、あそこにいる人。あなたに凄く似ていますね…………ってあれ?」
振り返ると、そこには村人の姿はなかった。
「いつの間に……」
先程の説明をしてくれた村人は、ステージの上で村長に、優勝商品を手渡していた。
「こちらになります」
「ありがとう…………。こちらが大会の優勝商品“アーメイデの魔導書”の引きちぎられたページです!!」
司会者……もとい、村長は一枚の破れてシワシワの紙を高く上げて、遠くの人にも見えやすくした。
「ええー!何だよ、只の紙かよ!?」
「期待して損した」
優勝商品が分かった途端、村人の大半が不満の声をあげる。しかし、真緒達は違った。
「え!?アーメイデって確か……」
「師匠の形見……」
そう、リーマの旅の目的の一つである師匠の形見の、引きちぎられたページが優勝商品であった。
「マオさん!この大会に出ましょう!!」
「…………」
「私どうしても、あのページが欲しいです。師匠が叶えられなかった夢を私が「リーマ」…………」
続けて言おうとするが、真緒に遮られた。
「そんなこと言わなくても、最初から参加するつもりだよ」
「え?」
「だって、大切な仲間の目的の一つがここにあるんだから、何よりも最優先するのは当然だよ!」
「マオさん……」
「そんだぁ、困っだ時ばお互い様でねぇか」
「ハナコさん……」
「俺達はパーティーなんだ、頼み事なんて水臭いじゃないか」
「フォルスさん……」
「一人は皆の為に、皆は一人の為に、皆で支え合いましょう~」
「エジタスさん……」
嬉しい。仲間がいる事がこんなにも、嬉しいなんて……。言わなくても、通じ合っている。リーマはこの時ようやく、仲間の素晴らしさに気がついた。
「さぁ!リーマの為にも、あの子を笑わせて優勝するぞ!」
「「「「おおー!!」」」」
こうして私達はこの“第一回アメリアを笑わせましょう大会”に出場することになった。
***
「それではルールをご説明します!」
司会者が大会の基本的なルールを説明する。
「まず、挑戦者の方は一人ずつステージの上に上がってもらいます。」
そう言う司会者の指差した方向には、ステージに上がるための階段があった。
「次に挑戦権は、一人一回までとさせてください。そうでなければ、私共も終わる事が出来ません。さらに、制限時間は“一分”とさせてください。いつまでも、だらだらやられてしまうと、他の挑戦者の邪魔になります。ご注意を……」
「一人一回に制限時間は一分……」
「厳しいですね~」
「それでも……やるしかありません!」
リーマの言葉に全員が頷く。
「さぁー!最初の挑戦者は誰かな?」
「俺から行かせて貰おうか?」
するとステージに上がったのは、筋肉隆々のたくましい肉体の持ち主だった。
「へへへ……」
男は片手を拳にしてもう片方の手で掴み、バキボキと鳴らす。反対側も同じように鳴らした。
「それでは一分間、始め!」
「…………ミィヤァァオ」
「ブフゥ!?」
筋肉隆々の男からは考えられないほどの高音質な声、思わず吹き出してしまった真緒。それに感化されるように周りの人達も笑い始める。そして、肝心のアメリアはというと…………。
「…………」
無反応。微動だにしない顔に、筋肉の男も戸惑いが見え始める。
「……に、ニィヤァァオ」
再び、高音質な猫撫で声を発するも、アメリアは眉一つ動かさない。
「はい、時間切れです。残念でしたね、お疲れさまでした」
「そ、そんなこの俺が……」
男は重い足取りで、ステージから降りてきた。
「さぁ!続いての挑戦者は誰ですか?」
「これは厳しいかもしれない……」
真緒の呟いた言葉は核心を突いていた。
「アメリアを笑わせたいかー!」
「「「「「おおー!!」」」」」
大勢の観客の声が響き渡る。その観客の中にはハナちゃんとリーマ、そして私自身も混ざっている。何故こうなったかと言うと、話は私達が村に着いた直後に遡る。
***
「“第一回アメリアを笑わせましょう大会”開催でございます!!」
村に着くとそこでは、巨大なステージの上で声を張り上げる男と、その下で盛り上がっている村人達がいた。
「こ、これはいったい……」
「おや、あんたたち旅の人かい?」
真緒達が呆気に取られていると、一人の村人が話し掛けてきた。
「はえー、亜人を二人も連れてるなんて……あんたの奴隷なのかい?」
村人は真緒の側にいた、ハナコとフォルスを見ていた。
「いえ、違い「ああ、その通りだ」ま…………え?」
フォルスの言葉に理解が追い付かない。真緒はフォルスを引っ張り、村人に聞こえないように小声で話す。
「ちょっと、フォルスさん!どういうつもりですか!?」
「どうもこうも人間は基本、魔族や俺達亜人を嫌っている。まぁ、お前のような例外もいるとして……。とにかく、仲間と言って怪しまれるより、奴隷と言う方が都合がいい」
「オラは本当に奴隷だけどなぁ」
二人の内緒話に参加してきたハナコ。
「…………分かりました。そう言う事なら協力しましょう」
「助かる」
「あの~、どうかなさいましたか?」
突然コソコソ会話を始めたので心配して声を掛けてきた。
「あ、ああー、何でも無いですー、大丈夫なので、心配しないでください。そ、それより、これはいったい何をしているんですか?」
「ああ……村長の娘さんの、笑顔を取り戻す為の大会だよ」
「娘さん?」
「ほら、あのステージの上にいるだろ?そんで、司会者はその子の父親」
ステージの方を見てみると、声を張り上げている司会者の男の他に、小さな丸椅子に“チョコン”と座る少女がいた。
「ベッピンざんだなぁ~」
「ほんと、お人形さんみたい……」
綺麗な紫色の長髪に黒色の瞳、そして何より全く微動だにしない顔。一点を見つめるその姿はまさに人形を思わせる。
「いつからだったかな~、昔はよく笑う子だったんだよ」
「そうなんですか?」
「ああ、だがある日母親が病に倒れて、そのまま亡くなってしまったんだ……」
「…………それが原因で、笑わなくなったんですね」
当然の理由だ。大切な母親を無くした辛さを、真緒は身を持って知っている。
「いや、母親が亡くなってもよく笑ってたよ」
「え!?」
予想外の展開に驚きを隠せない。
「亡くなる直前に“笑顔の素敵な女性になってね”って言ったらしく、本当によく笑う子だったよ」
「じゃあ、どうして……?」
「分からない……あの子に笑顔が無くなったのは、母親が亡くなってから一ヶ月たった頃だ。気づいた時には、もうあんな感じになっていたんだ」
「そうだったんですか……でも、それならどうして、大会なんて開いているんですか?」
「ああ、それは村長がもう自分の力では、娘を笑わせる事は出来ない。それだったら、笑わせるのに自信がある人を集めようって思いついてね」
色々と明らかになっていく、この大会の目的。真緒達が話を聞いてると……。
「さぁ!盛り上がってきたところで、大会の優勝商品の発表です!!」
「優勝商品?」
「やっばり、ぞういうのも出るんだなぁ」
「いったい何でしょうか?」
「気になるところではあるな……」
「そうですね~」
するとステージ上に、見覚えのある村人が両手に何かを乗せて、上がって来た。
「あれ、あそこにいる人。あなたに凄く似ていますね…………ってあれ?」
振り返ると、そこには村人の姿はなかった。
「いつの間に……」
先程の説明をしてくれた村人は、ステージの上で村長に、優勝商品を手渡していた。
「こちらになります」
「ありがとう…………。こちらが大会の優勝商品“アーメイデの魔導書”の引きちぎられたページです!!」
司会者……もとい、村長は一枚の破れてシワシワの紙を高く上げて、遠くの人にも見えやすくした。
「ええー!何だよ、只の紙かよ!?」
「期待して損した」
優勝商品が分かった途端、村人の大半が不満の声をあげる。しかし、真緒達は違った。
「え!?アーメイデって確か……」
「師匠の形見……」
そう、リーマの旅の目的の一つである師匠の形見の、引きちぎられたページが優勝商品であった。
「マオさん!この大会に出ましょう!!」
「…………」
「私どうしても、あのページが欲しいです。師匠が叶えられなかった夢を私が「リーマ」…………」
続けて言おうとするが、真緒に遮られた。
「そんなこと言わなくても、最初から参加するつもりだよ」
「え?」
「だって、大切な仲間の目的の一つがここにあるんだから、何よりも最優先するのは当然だよ!」
「マオさん……」
「そんだぁ、困っだ時ばお互い様でねぇか」
「ハナコさん……」
「俺達はパーティーなんだ、頼み事なんて水臭いじゃないか」
「フォルスさん……」
「一人は皆の為に、皆は一人の為に、皆で支え合いましょう~」
「エジタスさん……」
嬉しい。仲間がいる事がこんなにも、嬉しいなんて……。言わなくても、通じ合っている。リーマはこの時ようやく、仲間の素晴らしさに気がついた。
「さぁ!リーマの為にも、あの子を笑わせて優勝するぞ!」
「「「「おおー!!」」」」
こうして私達はこの“第一回アメリアを笑わせましょう大会”に出場することになった。
***
「それではルールをご説明します!」
司会者が大会の基本的なルールを説明する。
「まず、挑戦者の方は一人ずつステージの上に上がってもらいます。」
そう言う司会者の指差した方向には、ステージに上がるための階段があった。
「次に挑戦権は、一人一回までとさせてください。そうでなければ、私共も終わる事が出来ません。さらに、制限時間は“一分”とさせてください。いつまでも、だらだらやられてしまうと、他の挑戦者の邪魔になります。ご注意を……」
「一人一回に制限時間は一分……」
「厳しいですね~」
「それでも……やるしかありません!」
リーマの言葉に全員が頷く。
「さぁー!最初の挑戦者は誰かな?」
「俺から行かせて貰おうか?」
するとステージに上がったのは、筋肉隆々のたくましい肉体の持ち主だった。
「へへへ……」
男は片手を拳にしてもう片方の手で掴み、バキボキと鳴らす。反対側も同じように鳴らした。
「それでは一分間、始め!」
「…………ミィヤァァオ」
「ブフゥ!?」
筋肉隆々の男からは考えられないほどの高音質な声、思わず吹き出してしまった真緒。それに感化されるように周りの人達も笑い始める。そして、肝心のアメリアはというと…………。
「…………」
無反応。微動だにしない顔に、筋肉の男も戸惑いが見え始める。
「……に、ニィヤァァオ」
再び、高音質な猫撫で声を発するも、アメリアは眉一つ動かさない。
「はい、時間切れです。残念でしたね、お疲れさまでした」
「そ、そんなこの俺が……」
男は重い足取りで、ステージから降りてきた。
「さぁ!続いての挑戦者は誰ですか?」
「これは厳しいかもしれない……」
真緒の呟いた言葉は核心を突いていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
おばさんは、ひっそり暮らしたい
蝋梅
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
本の知識で、らくらく異世界生活? 〜チート過ぎて、逆にヤバい……けど、とっても役に立つ!〜
あーもんど
ファンタジー
異世界でも、本を読みたい!
ミレイのそんな願いにより、生まれた“あらゆる文書を閲覧出来るタブレット”
ミレイとしては、『小説や漫画が読めればいい』くらいの感覚だったが、思ったよりチートみたいで?
異世界で知り合った仲間達の窮地を救うキッカケになったり、敵の情報が筒抜けになったりと大変優秀。
チートすぎるがゆえの弊害も多少あるものの、それを鑑みても一家に一台はほしい性能だ。
「────さてと、今日は何を読もうかな」
これはマイペースな主人公ミレイが、タブレット片手に異世界の暮らしを謳歌するお話。
◆小説家になろう様でも、公開中◆
◆恋愛要素は、ありません◆
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる