35 / 300
第四章 冒険編 オークと子供達
野宿
しおりを挟む
「ですが、先ずは今晩の食料を集めないといけませんよ~」
カルド王国草原地帯。クレバの荒地に行こうとする真緒達だったが、エジタスが食料について物申した。
「え、食料なら買った物があるじゃありませんか?」
そう言って真緒は、袋の中にある食料を見せる。
「それはあくまで、万が一の時を備えての食料だ。その日の食料は現地調達が基本なんだ。そうだろ、エジタスさん?」
エジタスの代わりにフォルスが旅の基本を説明した。その答えが合っているかどうか、確認する。
「ええ、その通りです。流石ですね~フォルスさん」
「いや、俺も一人でいることが多かったから、自然に覚えただけさ」
はにかんだ笑顔をするフォルス。
「でも、食料と言ってもどんなのがいいんですか?」
食料という幅広い選択肢の中、悩んでしまう真緒。
「一番いいのは肉なのですが……あ、丁度良いところに、ボアフォースがいますね~」
エジタスの目線の先には、美味しそうにその辺の草花を食している、ボアフォースがいた。
「猪って草とか食べるんですね?」
「猪は雑食系だからな。特にボアフォースは食べられそうなものなら、なんでも食べてしまうんだ」
「へぇー……」
フォルスの意外な知識に感心する真緒達。
「それじゃあ早速、狩「エジタスさん」……はい?」
エジタスがボアフォースを狩ろうとすると、リーマが立ち塞がる。
「リーマさん、どうしましたか?」
「私に、殺らせて頂けないでしょうか?」
リーマの目には、真剣という文字が浮かび上がるほど真っ直ぐだった。
「……いいでしょう。あなたの好きなようにしてください」
「!……ありがとうございます!!」
エジタスの許しを貰い、食事中のボアフォースと向き合う。
「“アーメイデの魔導書”の新たなる力、見せてあげます!」
リーマは魔導書に追加された新しいページを開く。
「食らいなさい!“ウォーターキャノン”!!」
リーマの目の前に大きな水の塊が形成され、その塊はボアフォース目掛けて飛んでいった。
「プギィィィ!!?」
突然、水の塊が飛んできたことにより、水圧で骨が砕け、その骨が肺に刺さって呼吸不全になり死んでしまった。
「す、凄いよリーマ!」
「意図も簡単にボアフォースを倒じでじまうんだから、オラびっくりしだだよ……」
「それが、リーマの新しい力か……」
「凄いですね~」
「えへへ、まぁ凄いのは私ではなく、この魔導書なんですけどね……」
リーマは照れながら、真緒達に魔導書を見せる。
「そんなことないよ。その魔導書を扱える、リーマの方が凄いんだよ!」
「マオさん……」
お世辞ではない素直な気持ち。真緒の思いに、心が暖かくなったリーマ。
「そういえば、“ウォーターキャノン”と言っていたが、つまり……」
「はい、魔導書に加わった力は、水属性魔法です!」
「これで、魔法使いとしての素質が一つ上がったな」
「皆さんのおかげです!ありがとうございます」
リーマは頭を深々と下げる。
「この調子で、他のページも集まるといいね」
「はい!」
その時のリーマの笑顔はとても、無邪気なものだった。
***
その日の夜。真緒達は焚き火をして、野宿することにした。
「私、外で寝るなんて初めてです!」
真緒は野宿初体験で、興奮していた。
「腹減っだだなあ……」
「私も……」
「それにしても、エジタスさんが料理が出来て、本当によかったな」
エジタスは、リーマが狩ったボアフォースの肉を切り分け、肉を柔らかくする為に、リズムよく叩いていた。
「もうすぐ出来ますからね~」
ある程度叩き終わると、焚き火近くの熱くなった石の上に置いて、焼き始めた。
「うわぁ~」
「いい臭いだなぁ……」
「早く食べたいです……」
「おい、ハナコ。涎を垂らすな、料理に掛かるだろ」
徐々に焼き色が付き、肉汁が飛び跳ねる。
「さぁ、出来ましたよ~、ボアフォースのステーキです」
人数分の料理が出来上がると、各人の目の前に置いていく。無論、皿などは無いため、しっかりと熱で火炎滅菌した石の上にである。
「それじゃあ、食べましょうか」
「いだだぎまず!」
「頂きます!」
「頂きます」
「慌てなくても、おかわりは沢山ありますからね~」
エジタスの武器である食事用ナイフとフォークを真緒達が受けとると、目の前に出された料理にかぶり付くハナコとリーマ。それに続くように真緒とフォルスも食べる。しかし、ハナコだけは、フォークやナイフが使えないため手掴みであるが、熱さをもろともしなかった。
「美味しい!」
「美味じいなぁ!」
「本当ですね!」
「素晴らしい腕前だな」
「そんなに褒めないで下さいよ~」
褒められたエジタスは、少し照れくさそうに体を揺らす。
「おがわり!」
「もう、ですか!?ハナコさんは食べるのが早いですね~、すぐ用意しますね」
「ハナちゃんは食いしん坊だからね」
「ハナコさんのおかげで金欠になりかけたんですよね」
「そうそう!」
「なんだ、その話は聞いたことがないな」
「それはですね……」
「ぢょっど、ぞの話はじないで欲じいだよー!」
「何の話ですか~」
話を聞きつけ、エジタスが戻ってきた。
「いやー、実はですね……」
「もぉー!ぞの話はじないで欲じいだぁー!」
「「あはははははは」」
事情を知っている真緒とリーマが笑い、事情を知らないフォルス達は、キョトンとしていた。
***
食事を済ませた後、真緒達は男女に分かれて寝ることにした。もちろん見張り役として、フォルスとエジタスは交代しながらである。
「まずは、俺が見張りをしよう」
「ありがとうございます。それでは、皆さんお休みなさ~い」
「師匠、お休みなさい」
「お休みなざい」
「お休みなさい」
フォルスを除いた四人は眠りについた──筈だった。
「ねぇねぇ、二人って好きな人とかいないの?」
興奮して眠れない真緒が、二人に話し掛けてきた。それも、恋愛絡みの話をしてきた、真緒も年頃の乙女である。
「ぞんなの居らんよ、ごの間まで奴隷だっだんだから……」
「私も、おじさんとおばさんの下で働いていましたから、好きな人と言われても……」
「え~、誰かいるでしょ?」
「そういうマオぢゃんはどうなのさ?」
「え?」
「そうですよ、エジタスさんと随分仲が良いようですね」
質問していた筈の真緒が、逆に質問される立場になってしまった。
「そ、そ、そんな師匠とはあくまでも師弟関係で、疚しい気持ちなんてこれっぽっちも無いよ!」
「じゃあ、嫌いなんだが?」
「そんな訳無いじゃないですか!師匠の事は大好きですよ!」
「やっぱり好きなんですね」
「だからそうじゃなくて……あれ?大好きだけど好きじゃなくて、嫌いでもなくて……ああー!もう分からなくなっちゃった!もう寝る!お休み!!」
頭の中がごっちゃになり、訳が分からなくなってしまった真緒は、無理矢理会話を終わらせ寝てしまう。
「あれ~マオぢゃん?どうじだのがな~?」
「自分から聞いておいて、ズルいですよ~」
二人の弄りはしばらく続いた。その様子を見ていたフォルスは、少し笑った。
「愛されてるんだな、エジタスさん」
「…………」
寝てしまったのか、フォルスの言葉に反応を示さないエジタス。これが、真緒達の初めての野宿であった。
荒地のとある場所。二人の男が頭を抱えていた。
「はぁー、いったいどうすればいいんだ?まさか、こんなことになるなんて……」
「……何処かに俺達を救ってくれる救世主はいないだろうか?」
男達の助けを求める声は虚しくも、誰にも届かなかった。
カルド王国草原地帯。クレバの荒地に行こうとする真緒達だったが、エジタスが食料について物申した。
「え、食料なら買った物があるじゃありませんか?」
そう言って真緒は、袋の中にある食料を見せる。
「それはあくまで、万が一の時を備えての食料だ。その日の食料は現地調達が基本なんだ。そうだろ、エジタスさん?」
エジタスの代わりにフォルスが旅の基本を説明した。その答えが合っているかどうか、確認する。
「ええ、その通りです。流石ですね~フォルスさん」
「いや、俺も一人でいることが多かったから、自然に覚えただけさ」
はにかんだ笑顔をするフォルス。
「でも、食料と言ってもどんなのがいいんですか?」
食料という幅広い選択肢の中、悩んでしまう真緒。
「一番いいのは肉なのですが……あ、丁度良いところに、ボアフォースがいますね~」
エジタスの目線の先には、美味しそうにその辺の草花を食している、ボアフォースがいた。
「猪って草とか食べるんですね?」
「猪は雑食系だからな。特にボアフォースは食べられそうなものなら、なんでも食べてしまうんだ」
「へぇー……」
フォルスの意外な知識に感心する真緒達。
「それじゃあ早速、狩「エジタスさん」……はい?」
エジタスがボアフォースを狩ろうとすると、リーマが立ち塞がる。
「リーマさん、どうしましたか?」
「私に、殺らせて頂けないでしょうか?」
リーマの目には、真剣という文字が浮かび上がるほど真っ直ぐだった。
「……いいでしょう。あなたの好きなようにしてください」
「!……ありがとうございます!!」
エジタスの許しを貰い、食事中のボアフォースと向き合う。
「“アーメイデの魔導書”の新たなる力、見せてあげます!」
リーマは魔導書に追加された新しいページを開く。
「食らいなさい!“ウォーターキャノン”!!」
リーマの目の前に大きな水の塊が形成され、その塊はボアフォース目掛けて飛んでいった。
「プギィィィ!!?」
突然、水の塊が飛んできたことにより、水圧で骨が砕け、その骨が肺に刺さって呼吸不全になり死んでしまった。
「す、凄いよリーマ!」
「意図も簡単にボアフォースを倒じでじまうんだから、オラびっくりしだだよ……」
「それが、リーマの新しい力か……」
「凄いですね~」
「えへへ、まぁ凄いのは私ではなく、この魔導書なんですけどね……」
リーマは照れながら、真緒達に魔導書を見せる。
「そんなことないよ。その魔導書を扱える、リーマの方が凄いんだよ!」
「マオさん……」
お世辞ではない素直な気持ち。真緒の思いに、心が暖かくなったリーマ。
「そういえば、“ウォーターキャノン”と言っていたが、つまり……」
「はい、魔導書に加わった力は、水属性魔法です!」
「これで、魔法使いとしての素質が一つ上がったな」
「皆さんのおかげです!ありがとうございます」
リーマは頭を深々と下げる。
「この調子で、他のページも集まるといいね」
「はい!」
その時のリーマの笑顔はとても、無邪気なものだった。
***
その日の夜。真緒達は焚き火をして、野宿することにした。
「私、外で寝るなんて初めてです!」
真緒は野宿初体験で、興奮していた。
「腹減っだだなあ……」
「私も……」
「それにしても、エジタスさんが料理が出来て、本当によかったな」
エジタスは、リーマが狩ったボアフォースの肉を切り分け、肉を柔らかくする為に、リズムよく叩いていた。
「もうすぐ出来ますからね~」
ある程度叩き終わると、焚き火近くの熱くなった石の上に置いて、焼き始めた。
「うわぁ~」
「いい臭いだなぁ……」
「早く食べたいです……」
「おい、ハナコ。涎を垂らすな、料理に掛かるだろ」
徐々に焼き色が付き、肉汁が飛び跳ねる。
「さぁ、出来ましたよ~、ボアフォースのステーキです」
人数分の料理が出来上がると、各人の目の前に置いていく。無論、皿などは無いため、しっかりと熱で火炎滅菌した石の上にである。
「それじゃあ、食べましょうか」
「いだだぎまず!」
「頂きます!」
「頂きます」
「慌てなくても、おかわりは沢山ありますからね~」
エジタスの武器である食事用ナイフとフォークを真緒達が受けとると、目の前に出された料理にかぶり付くハナコとリーマ。それに続くように真緒とフォルスも食べる。しかし、ハナコだけは、フォークやナイフが使えないため手掴みであるが、熱さをもろともしなかった。
「美味しい!」
「美味じいなぁ!」
「本当ですね!」
「素晴らしい腕前だな」
「そんなに褒めないで下さいよ~」
褒められたエジタスは、少し照れくさそうに体を揺らす。
「おがわり!」
「もう、ですか!?ハナコさんは食べるのが早いですね~、すぐ用意しますね」
「ハナちゃんは食いしん坊だからね」
「ハナコさんのおかげで金欠になりかけたんですよね」
「そうそう!」
「なんだ、その話は聞いたことがないな」
「それはですね……」
「ぢょっど、ぞの話はじないで欲じいだよー!」
「何の話ですか~」
話を聞きつけ、エジタスが戻ってきた。
「いやー、実はですね……」
「もぉー!ぞの話はじないで欲じいだぁー!」
「「あはははははは」」
事情を知っている真緒とリーマが笑い、事情を知らないフォルス達は、キョトンとしていた。
***
食事を済ませた後、真緒達は男女に分かれて寝ることにした。もちろん見張り役として、フォルスとエジタスは交代しながらである。
「まずは、俺が見張りをしよう」
「ありがとうございます。それでは、皆さんお休みなさ~い」
「師匠、お休みなさい」
「お休みなざい」
「お休みなさい」
フォルスを除いた四人は眠りについた──筈だった。
「ねぇねぇ、二人って好きな人とかいないの?」
興奮して眠れない真緒が、二人に話し掛けてきた。それも、恋愛絡みの話をしてきた、真緒も年頃の乙女である。
「ぞんなの居らんよ、ごの間まで奴隷だっだんだから……」
「私も、おじさんとおばさんの下で働いていましたから、好きな人と言われても……」
「え~、誰かいるでしょ?」
「そういうマオぢゃんはどうなのさ?」
「え?」
「そうですよ、エジタスさんと随分仲が良いようですね」
質問していた筈の真緒が、逆に質問される立場になってしまった。
「そ、そ、そんな師匠とはあくまでも師弟関係で、疚しい気持ちなんてこれっぽっちも無いよ!」
「じゃあ、嫌いなんだが?」
「そんな訳無いじゃないですか!師匠の事は大好きですよ!」
「やっぱり好きなんですね」
「だからそうじゃなくて……あれ?大好きだけど好きじゃなくて、嫌いでもなくて……ああー!もう分からなくなっちゃった!もう寝る!お休み!!」
頭の中がごっちゃになり、訳が分からなくなってしまった真緒は、無理矢理会話を終わらせ寝てしまう。
「あれ~マオぢゃん?どうじだのがな~?」
「自分から聞いておいて、ズルいですよ~」
二人の弄りはしばらく続いた。その様子を見ていたフォルスは、少し笑った。
「愛されてるんだな、エジタスさん」
「…………」
寝てしまったのか、フォルスの言葉に反応を示さないエジタス。これが、真緒達の初めての野宿であった。
荒地のとある場所。二人の男が頭を抱えていた。
「はぁー、いったいどうすればいいんだ?まさか、こんなことになるなんて……」
「……何処かに俺達を救ってくれる救世主はいないだろうか?」
男達の助けを求める声は虚しくも、誰にも届かなかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
おばさんは、ひっそり暮らしたい
蝋梅
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
本の知識で、らくらく異世界生活? 〜チート過ぎて、逆にヤバい……けど、とっても役に立つ!〜
あーもんど
ファンタジー
異世界でも、本を読みたい!
ミレイのそんな願いにより、生まれた“あらゆる文書を閲覧出来るタブレット”
ミレイとしては、『小説や漫画が読めればいい』くらいの感覚だったが、思ったよりチートみたいで?
異世界で知り合った仲間達の窮地を救うキッカケになったり、敵の情報が筒抜けになったりと大変優秀。
チートすぎるがゆえの弊害も多少あるものの、それを鑑みても一家に一台はほしい性能だ。
「────さてと、今日は何を読もうかな」
これはマイペースな主人公ミレイが、タブレット片手に異世界の暮らしを謳歌するお話。
◆小説家になろう様でも、公開中◆
◆恋愛要素は、ありません◆
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
【魔物島】~コミュ障な俺はモンスターが生息する島で一人淡々とレベルを上げ続ける~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
【俺たちが飛ばされた魔物島には恐ろしいモンスターたちが棲みついていた――!?】
・コミュ障主人公のレベリング無双ファンタジー!
十九歳の男子学生、柴木善は大学の入学式の最中突如として起こった大地震により気を失ってしまう。
そして柴木が目覚めた場所は見たことのないモンスターたちが跋扈する絶海の孤島だった。
その島ではレベルシステムが発現しており、倒したモンスターに応じて経験値を獲得できた。
さらに有用なアイテムをドロップすることもあり、それらはスマホによって管理が可能となっていた。
柴木以外の入学式に参加していた学生や教師たちもまたその島に飛ばされていて、恐ろしいモンスターたちを相手にしたサバイバル生活を強いられてしまう。
しかしそんな明日をも知れぬサバイバル生活の中、柴木だけは割と快適な日常を送っていた。
人と関わることが苦手な柴木はほかの学生たちとは距離を取り、一人でただひたすらにモンスターを狩っていたのだが、モンスターが落とすアイテムを上手く使いながら孤島の生活に順応していたのだ。
そしてそんな生活を一人で三ヶ月も続けていた柴木は、ほかの学生たちとは文字通りレベルが桁違いに上がっていて、自分でも気付かないうちに人間の限界を超えていたのだった。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる