62 / 300
第六章 冒険編 出来損ないの小鳥
真緒 VS フォルス
しおりを挟む
真緒達がジェド達と別れてから、三日目の朝を迎えた。
「さて、今日も張り切ってヘルマウンテンに向かいましょう!」
「「「おおーー!!」」」
「…………」
真緒達が元気よく歩き出す中、フォルスだけは何故か浮かない顔をしていた。
「ジェドさんの言う通りなら、遅くとも明日にはヘルマウンテンに辿り着くね」
「オラ、なんだがドギドギじで来だだぁ……」
「世界屈指の危険を誇るヘルマウンテン……怖いですけど、見るのが楽しみですね」
「…………」
女性三人が楽しく会話を弾ませる中、ずっと浮かない表情をするフォルス。
「そう言えば、ヘルマウンテンってどんな場所何でしょうか?」
「オラは聞いだ事も無がっだ」
「私も名前だけで、詳しい事は知りません」
「そっか……フォルスさんはどうですか?」
「…………」
真緒に問い掛けられるも、無言のフォルス。
「フォルスさん?…………フォルスさん!」
「……ん、ああ、悪い聞いてなかった……」
「もうしっかりしてくださいよ!ヘルマウンテンって、どんな場所だと思いますか?」
「…………そりゃあ、山って言う位なんだから……大きいんじゃないか?」
気の抜けた返事に気の抜けた回答。相変わらず浮かない顔をするフォルス。そんなフォルスを流石に心配した真緒は、声を掛ける。
「いったい……どうしたと言うんですか?」
「…………何でも無い」
「何でも無い訳無いですよ!そんな思い詰めた表情をして……心配するのは当然ですよ!」
「マオ……」
「話して下さいフォルスさん。私達は仲間なんですから……」
フォルスは一度目を閉じると暫く考え込み、再び目を開けるとゆっくりと話し出した。
「ヘルマウンテンに行くのは止めないか?」
「えっ?」
「別に、必ずしもヘルマウンテンを通らないと、クラウドツリーに行けない訳じゃない。少し遠回りだが、確実に安全な道があるんだ」
「フォルスさん……何を言っているんですか?」
フォルスは、真緒の言葉に口を噤んだ。
「悪いが俺は……ヘルマウンテンには行けない」
「どうしてですか!?」
「フォルスざん!何でなんだぁ!?」
「フォルスさん!訳を話して下さい!」
「すまない……それだけはどうしても無理なんだ……」
「どうして!!」
「すまない……」
真緒の怒りの叫びが響き渡るが、フォルスは依然として浮かない表情をしている。
「…………もしも、お前達がどうしてもヘルマウンテンに行きたいって言うんだったら……俺は、このパーティーを抜けさせて貰う!!」
「「「!!!」」」
フォルスの脱退宣言に、驚きを隠せない真緒達。
「…………本気で言っているんですか……?」
「ああ、本気だ」
真緒の握り拳の力が強くなっていく。強すぎて爪が掌に食い込み、血が滲んできた。
「私達、今まで一緒に頑張って来たじゃないですか!!笑い合って、時にはケンカして、でも最後には仲直りする……固い絆で結ばれた仲間じゃないですか!!」
「…………悪いが何を言われようと、俺の気持ちは変わらない」
真緒の必死の説得にも全く動じないフォルス。
「…………なら、無理矢理にでも連れて行きます!!」
真緒がフォルスに向けて、武器を構える。
「マオぢゃん!」
「マオさん!」
「マオさん、危ないですよ~」
「……本気か、マオ」
「……本気です」
真緒の覚悟が変わらないのを知ると、フォルスは弓矢を手に持った。
「そうか…………じゃあ、後悔するなよ!!!」
「!!」
突如、フォルスが真緒の目の前まで跳んできた。そして、足の鉤爪で蹴りつけた。
「ぐっ……」
真緒は、蹴りつけられた衝撃で後ろに下がる。
「どうした、俺が遠距離専門だといつ言った?俺は飛べない分、接近でも戦える様に修行したんだよ!!」
フォルスは、再び真緒を蹴り始めた。何度も、何度も、何度も、休みなく蹴り続ける。
「二人どもぉ、止めでぐれぇ!」
「仲間同士でこんなの……可笑しいですよ!!」
ハナコとリーマが必死に二人を止めるが、二人はハナコとリーマの事が目に入らない。
「ぐっ……こ、この!!」
フォルスの猛攻に真緒は、剣で振り払う。しかし後ろへと跳躍し、それを避ける。
「残念だが、お前の行動は手に取る様に分かる。これでもずっとお前の側にいたからな」
そう言うとフォルスは、弓を構えた。
「少々気は引けるが、許せよ。スキル“ロックオン”……急所は外してやるから、終わったらすぐにポーションで回復しろよ!」
真緒の体にターゲットマーカーが表示される。フォルスは少し躊躇う素振りを見せるが、結局そのまま放った。
「はぁぁ!!」
しかし真緒は、飛んでくる矢を両断して防いだ。
「フォルスさんこそ、舐めないで下さい。私だって、フォルスさんの癖を知り尽くしています」
「ふ……ふふ、ふははは、そうだな……仲間だからな、お互い知り尽くしていて当たり前か。じゃあ、小細工は通用しないな」
「ええ……だから短期決着で行かせて貰いますよ!!」
すると真緒は先程のフォルスと同じ様に、目の前まで跳んできた。
「俺と同じ手で勝てると思っているなら、考えが浅いぞ!」
フォルスは、後ろへ跳ぶと同時に弓を引いた。
「分かっていますよ。こんな事じゃ、フォルスさんは倒せません……だから、“ライト”!!!」
「な、何!!?」
真緒の手から突如、目を開けられない程の光の玉が作り出された。あまりに突然の出来事にフォルスは怯んでしまった。
「…………ど、何処だ!?」
次第に目が慣れてくると、真緒の姿は見当たら無くなっていた。
「右、左、いや、後ろか!!」
フォルスは勢いよく振り返るが、そこには誰もいなかった。
「何だと……じゃあ、いったいどこ……まさか!!」
フォルスが咄嗟に見上げると、真緒は空中に浮かんでいた。
「虚空の力を使っていたのか!!」
「これで終わりです!!はぁぁぁ!!!」
「しまっ……!!」
真緒の不意を突いた空中からの一撃は、見事フォルスの頭を捉えた。
「ぐっ……」
フォルスは、頭の衝撃に耐え兼ね片膝をついた。
「私の勝ちですね、フォルスさん」
そう言うと、真緒は地面へと降りた。
「マオぢゃん!」
「マオさん!」
「マオさん、お見事でしたよ~」
「皆、私勝ったよ!」
真緒が振り返ると、ハナコ、リーマ、エジタスの三人が走ってくるその時だった。
「隙あり!」
「がはっ!!」
背を向けた真緒にフォルスが矢を放ったのだ。矢は見事、右肩の部分に突き刺さった。
「ぞんな……マオぢゃん!!」
「マオさん!嘘でしょ!!」
「おやおや、これはこれは……意外な結末ですね~」
三人は倒れた真緒に駆け寄ると、体を少し起こして、生死を確かめる。
「大丈夫ですかマオさん!」
「うっ……うう……」
真緒は苦しそうに、突き刺さった部分を抑えていた。
「いつも言っているだろう。余所見はするな……と」
「こんなの……こんなの卑怯ですよ!」
リーマがフォルスを睨み付ける。
「卑怯で結構!俺にはどうしても行けない理由がある。その為なら卑怯な手も使うさ!」
「……フォルスさんに、どんな理由があるのかは知りません…………でも!仲間を傷付けていい理由なんて、存在しません!!」
「!!!」
「……フォルスさん、あなたは最低です……」
フォルスは呆然と立ち尽くしていた。傷付いた真緒と、自分の持っている弓矢をそれぞれ見つめる。そして、ゆっくりと目を閉じて真緒達に背を向ける。大きく深呼吸すると、目を開け口を開いた。
「何とでも呼べ…………兎も角、俺はパーティーを抜ける。今まで世話になったな…………あばよ」
そう言うとフォルスは、真緒達から離れる様に走り去ってしまった。
「フォルスさん……待ってくだ……ぐぁ!」
「マオぢゃん、動いぢゃ駄目だよ!」
「待っててください、今すぐポーションで回復を…………えっ、何これ?」
真緒の傷を回復させようと、ポーションを取り出そうするリーマの腕に、植物のツルが絡み付いていた。
「きゃああああ!!!」
「リーマぢゃん!」
突然、リーマが植物のツルに引っ張られていく。ツルの根元は……花弁は可愛らしいが、茎の部分がまるで生き物の牙であるかの様に鋭く尖っていた。
「お~、あれはヘルプラントですね。ヘルマウンテンに多く生息するという特有の植物ですよ。おそらく、マオさんとフォルスさんの戦いに感化されて、近くまで来たのでしょうね~」
「呑気に解説じで無いで、早ぐ助げるだよ!!」
リーマが持ち上げられ、食べられそうになったその時!
「スキル“ロックオン”スキル“急所感知”」
声が聞こえたかと思うと、何処からか矢が飛んできて、ヘルプラントの花に直撃した。
「こ、これって……」
ヘルプラントは、そのまま力虚しく倒れた。助け出されたリーマはスキル名に聞き覚えがあった。それもその筈、つい先程別れたばかりの男が持っているスキルなのだから……。
「どういうつもりですか……今さら謝りに来たって遅いです……よ……」
リーマが振り返るとそこにいたのは、フォルスではなかった。だが、見た目はとてもよく似ていた。羽に鉤爪にクチバシがある……そうつまり、フォルスと同じ鳥人の一族だ。そんな鳥人が二人、リーマの目の前で弓を構えていた。
「貴様、何者だ!我らの里の近くで何をしていた!!」
「事と次第によっては容赦はしないぞ!!」
「さて、今日も張り切ってヘルマウンテンに向かいましょう!」
「「「おおーー!!」」」
「…………」
真緒達が元気よく歩き出す中、フォルスだけは何故か浮かない顔をしていた。
「ジェドさんの言う通りなら、遅くとも明日にはヘルマウンテンに辿り着くね」
「オラ、なんだがドギドギじで来だだぁ……」
「世界屈指の危険を誇るヘルマウンテン……怖いですけど、見るのが楽しみですね」
「…………」
女性三人が楽しく会話を弾ませる中、ずっと浮かない表情をするフォルス。
「そう言えば、ヘルマウンテンってどんな場所何でしょうか?」
「オラは聞いだ事も無がっだ」
「私も名前だけで、詳しい事は知りません」
「そっか……フォルスさんはどうですか?」
「…………」
真緒に問い掛けられるも、無言のフォルス。
「フォルスさん?…………フォルスさん!」
「……ん、ああ、悪い聞いてなかった……」
「もうしっかりしてくださいよ!ヘルマウンテンって、どんな場所だと思いますか?」
「…………そりゃあ、山って言う位なんだから……大きいんじゃないか?」
気の抜けた返事に気の抜けた回答。相変わらず浮かない顔をするフォルス。そんなフォルスを流石に心配した真緒は、声を掛ける。
「いったい……どうしたと言うんですか?」
「…………何でも無い」
「何でも無い訳無いですよ!そんな思い詰めた表情をして……心配するのは当然ですよ!」
「マオ……」
「話して下さいフォルスさん。私達は仲間なんですから……」
フォルスは一度目を閉じると暫く考え込み、再び目を開けるとゆっくりと話し出した。
「ヘルマウンテンに行くのは止めないか?」
「えっ?」
「別に、必ずしもヘルマウンテンを通らないと、クラウドツリーに行けない訳じゃない。少し遠回りだが、確実に安全な道があるんだ」
「フォルスさん……何を言っているんですか?」
フォルスは、真緒の言葉に口を噤んだ。
「悪いが俺は……ヘルマウンテンには行けない」
「どうしてですか!?」
「フォルスざん!何でなんだぁ!?」
「フォルスさん!訳を話して下さい!」
「すまない……それだけはどうしても無理なんだ……」
「どうして!!」
「すまない……」
真緒の怒りの叫びが響き渡るが、フォルスは依然として浮かない表情をしている。
「…………もしも、お前達がどうしてもヘルマウンテンに行きたいって言うんだったら……俺は、このパーティーを抜けさせて貰う!!」
「「「!!!」」」
フォルスの脱退宣言に、驚きを隠せない真緒達。
「…………本気で言っているんですか……?」
「ああ、本気だ」
真緒の握り拳の力が強くなっていく。強すぎて爪が掌に食い込み、血が滲んできた。
「私達、今まで一緒に頑張って来たじゃないですか!!笑い合って、時にはケンカして、でも最後には仲直りする……固い絆で結ばれた仲間じゃないですか!!」
「…………悪いが何を言われようと、俺の気持ちは変わらない」
真緒の必死の説得にも全く動じないフォルス。
「…………なら、無理矢理にでも連れて行きます!!」
真緒がフォルスに向けて、武器を構える。
「マオぢゃん!」
「マオさん!」
「マオさん、危ないですよ~」
「……本気か、マオ」
「……本気です」
真緒の覚悟が変わらないのを知ると、フォルスは弓矢を手に持った。
「そうか…………じゃあ、後悔するなよ!!!」
「!!」
突如、フォルスが真緒の目の前まで跳んできた。そして、足の鉤爪で蹴りつけた。
「ぐっ……」
真緒は、蹴りつけられた衝撃で後ろに下がる。
「どうした、俺が遠距離専門だといつ言った?俺は飛べない分、接近でも戦える様に修行したんだよ!!」
フォルスは、再び真緒を蹴り始めた。何度も、何度も、何度も、休みなく蹴り続ける。
「二人どもぉ、止めでぐれぇ!」
「仲間同士でこんなの……可笑しいですよ!!」
ハナコとリーマが必死に二人を止めるが、二人はハナコとリーマの事が目に入らない。
「ぐっ……こ、この!!」
フォルスの猛攻に真緒は、剣で振り払う。しかし後ろへと跳躍し、それを避ける。
「残念だが、お前の行動は手に取る様に分かる。これでもずっとお前の側にいたからな」
そう言うとフォルスは、弓を構えた。
「少々気は引けるが、許せよ。スキル“ロックオン”……急所は外してやるから、終わったらすぐにポーションで回復しろよ!」
真緒の体にターゲットマーカーが表示される。フォルスは少し躊躇う素振りを見せるが、結局そのまま放った。
「はぁぁ!!」
しかし真緒は、飛んでくる矢を両断して防いだ。
「フォルスさんこそ、舐めないで下さい。私だって、フォルスさんの癖を知り尽くしています」
「ふ……ふふ、ふははは、そうだな……仲間だからな、お互い知り尽くしていて当たり前か。じゃあ、小細工は通用しないな」
「ええ……だから短期決着で行かせて貰いますよ!!」
すると真緒は先程のフォルスと同じ様に、目の前まで跳んできた。
「俺と同じ手で勝てると思っているなら、考えが浅いぞ!」
フォルスは、後ろへ跳ぶと同時に弓を引いた。
「分かっていますよ。こんな事じゃ、フォルスさんは倒せません……だから、“ライト”!!!」
「な、何!!?」
真緒の手から突如、目を開けられない程の光の玉が作り出された。あまりに突然の出来事にフォルスは怯んでしまった。
「…………ど、何処だ!?」
次第に目が慣れてくると、真緒の姿は見当たら無くなっていた。
「右、左、いや、後ろか!!」
フォルスは勢いよく振り返るが、そこには誰もいなかった。
「何だと……じゃあ、いったいどこ……まさか!!」
フォルスが咄嗟に見上げると、真緒は空中に浮かんでいた。
「虚空の力を使っていたのか!!」
「これで終わりです!!はぁぁぁ!!!」
「しまっ……!!」
真緒の不意を突いた空中からの一撃は、見事フォルスの頭を捉えた。
「ぐっ……」
フォルスは、頭の衝撃に耐え兼ね片膝をついた。
「私の勝ちですね、フォルスさん」
そう言うと、真緒は地面へと降りた。
「マオぢゃん!」
「マオさん!」
「マオさん、お見事でしたよ~」
「皆、私勝ったよ!」
真緒が振り返ると、ハナコ、リーマ、エジタスの三人が走ってくるその時だった。
「隙あり!」
「がはっ!!」
背を向けた真緒にフォルスが矢を放ったのだ。矢は見事、右肩の部分に突き刺さった。
「ぞんな……マオぢゃん!!」
「マオさん!嘘でしょ!!」
「おやおや、これはこれは……意外な結末ですね~」
三人は倒れた真緒に駆け寄ると、体を少し起こして、生死を確かめる。
「大丈夫ですかマオさん!」
「うっ……うう……」
真緒は苦しそうに、突き刺さった部分を抑えていた。
「いつも言っているだろう。余所見はするな……と」
「こんなの……こんなの卑怯ですよ!」
リーマがフォルスを睨み付ける。
「卑怯で結構!俺にはどうしても行けない理由がある。その為なら卑怯な手も使うさ!」
「……フォルスさんに、どんな理由があるのかは知りません…………でも!仲間を傷付けていい理由なんて、存在しません!!」
「!!!」
「……フォルスさん、あなたは最低です……」
フォルスは呆然と立ち尽くしていた。傷付いた真緒と、自分の持っている弓矢をそれぞれ見つめる。そして、ゆっくりと目を閉じて真緒達に背を向ける。大きく深呼吸すると、目を開け口を開いた。
「何とでも呼べ…………兎も角、俺はパーティーを抜ける。今まで世話になったな…………あばよ」
そう言うとフォルスは、真緒達から離れる様に走り去ってしまった。
「フォルスさん……待ってくだ……ぐぁ!」
「マオぢゃん、動いぢゃ駄目だよ!」
「待っててください、今すぐポーションで回復を…………えっ、何これ?」
真緒の傷を回復させようと、ポーションを取り出そうするリーマの腕に、植物のツルが絡み付いていた。
「きゃああああ!!!」
「リーマぢゃん!」
突然、リーマが植物のツルに引っ張られていく。ツルの根元は……花弁は可愛らしいが、茎の部分がまるで生き物の牙であるかの様に鋭く尖っていた。
「お~、あれはヘルプラントですね。ヘルマウンテンに多く生息するという特有の植物ですよ。おそらく、マオさんとフォルスさんの戦いに感化されて、近くまで来たのでしょうね~」
「呑気に解説じで無いで、早ぐ助げるだよ!!」
リーマが持ち上げられ、食べられそうになったその時!
「スキル“ロックオン”スキル“急所感知”」
声が聞こえたかと思うと、何処からか矢が飛んできて、ヘルプラントの花に直撃した。
「こ、これって……」
ヘルプラントは、そのまま力虚しく倒れた。助け出されたリーマはスキル名に聞き覚えがあった。それもその筈、つい先程別れたばかりの男が持っているスキルなのだから……。
「どういうつもりですか……今さら謝りに来たって遅いです……よ……」
リーマが振り返るとそこにいたのは、フォルスではなかった。だが、見た目はとてもよく似ていた。羽に鉤爪にクチバシがある……そうつまり、フォルスと同じ鳥人の一族だ。そんな鳥人が二人、リーマの目の前で弓を構えていた。
「貴様、何者だ!我らの里の近くで何をしていた!!」
「事と次第によっては容赦はしないぞ!!」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
おばさんは、ひっそり暮らしたい
蝋梅
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
本の知識で、らくらく異世界生活? 〜チート過ぎて、逆にヤバい……けど、とっても役に立つ!〜
あーもんど
ファンタジー
異世界でも、本を読みたい!
ミレイのそんな願いにより、生まれた“あらゆる文書を閲覧出来るタブレット”
ミレイとしては、『小説や漫画が読めればいい』くらいの感覚だったが、思ったよりチートみたいで?
異世界で知り合った仲間達の窮地を救うキッカケになったり、敵の情報が筒抜けになったりと大変優秀。
チートすぎるがゆえの弊害も多少あるものの、それを鑑みても一家に一台はほしい性能だ。
「────さてと、今日は何を読もうかな」
これはマイペースな主人公ミレイが、タブレット片手に異世界の暮らしを謳歌するお話。
◆小説家になろう様でも、公開中◆
◆恋愛要素は、ありません◆
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
【魔物島】~コミュ障な俺はモンスターが生息する島で一人淡々とレベルを上げ続ける~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
【俺たちが飛ばされた魔物島には恐ろしいモンスターたちが棲みついていた――!?】
・コミュ障主人公のレベリング無双ファンタジー!
十九歳の男子学生、柴木善は大学の入学式の最中突如として起こった大地震により気を失ってしまう。
そして柴木が目覚めた場所は見たことのないモンスターたちが跋扈する絶海の孤島だった。
その島ではレベルシステムが発現しており、倒したモンスターに応じて経験値を獲得できた。
さらに有用なアイテムをドロップすることもあり、それらはスマホによって管理が可能となっていた。
柴木以外の入学式に参加していた学生や教師たちもまたその島に飛ばされていて、恐ろしいモンスターたちを相手にしたサバイバル生活を強いられてしまう。
しかしそんな明日をも知れぬサバイバル生活の中、柴木だけは割と快適な日常を送っていた。
人と関わることが苦手な柴木はほかの学生たちとは距離を取り、一人でただひたすらにモンスターを狩っていたのだが、モンスターが落とすアイテムを上手く使いながら孤島の生活に順応していたのだ。
そしてそんな生活を一人で三ヶ月も続けていた柴木は、ほかの学生たちとは文字通りレベルが桁違いに上がっていて、自分でも気付かないうちに人間の限界を超えていたのだった。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる