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第八章 冒険編 血の繋がり
秘策
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草木が一本も生えていない広大な荒野。乾燥した大地にはヒビが入っている。水を得られなかった生き物が死に絶え、白骨化している。
灼熱の太陽がその身を焦がし、一度風が吹けば、砂や小石が舞い上がり、一気に視界が悪くなる。正に最悪な場所と言っても過言では無かった。
そんな地獄の様な場所に入り込むのは、余程の物好きか、命知らずの馬鹿だけである。しかしそんな場所にどちらにも属さない者達が立っていた。誰であろう、真緒達とサタニア達だ。
だが、どうも様子が可笑しかった。供にヘッラアーデの野望を食い止めようと、協力し合っていた筈なのだが、今は互いに武器を構え、睨み合っている。真緒の方にはハナコ、リーマ、フォルスが、サタニアの方には四天王であるゴーレムのゴルガとエレットがいた。
「覚悟は……いい?」
「そっちこそ……」
緊張が走る。先に動いたのは真緒達だった。純白の剣を持った真緒が走り出し、ティルスレイブを構えているサタニア目掛けて勢い良く振り下ろす。
が、それを軽々と弾き返す。弾かれた衝撃で剣を持っている真緒の腕が、強制的に上へと動く。大きな隙が生まれた。空かさずサタニアが無防備な真緒目掛けて剣を突き出そうとする。
「っ!! “フラッシュ”!!」
咄嗟に真緒は、もう片方の手をサタニアの方に突き出し、光魔法を唱えた。すると真緒の掌から、眩い閃光を放つ光の玉が生成される。目が眩む程の強い光に、思わず目を瞑ってしまったサタニア。それにより突き出した剣先は少し逸れ、真緒の体に突き刺さる事は無かった。
その間に地面を蹴り、後方に跳んで距離を取る真緒。そして剣を持っていない左手を天高く掲げた。
「“ホーリーランス”」
途端に真緒の左手に光が収束し、一本の槍となった。未だに強い光の影響で視界が元に戻らないサタニア。そんなサタニア目掛けて光の槍を勢い良く投げた。
「…………」
しかし、それを目で一切追わずに片手でキャッチして見せた。そしてそのまま掴んだ光の槍を握り潰す。その結果、光の槍は淡い光となって、空中に分散してしまった。
「やるね。さすがは魔王様」
まるで初めからキャッチする事が分かっていたかの様な発言をする真緒。
「そう言う勇者様こそ、中々やるじゃないか」
対してサタニアの方も、真緒がここまでやる事を知っていたかの様な発言をする。殺し合っている筈の互いを褒め称え合う。少しばかり異様な空間だった。
そんな両者の様子を側でずっと見届けていた五人。するとフォルスが漸く口を開いた。
「それじゃあ、俺達もぼちぼち始めるか」
「そうね、時間も惜しい事だし……」
真緒とサタニアの戦いに触発されてか、他の五人も戦い始める。ハナコの拳を先頭にリーマの魔法、そしてフォルスの矢が後方の三人。
対してサタニア側は、ゴルガを先頭に後方ではエレットが“雷魔法”を唱えて援護している。
ハナコの拳とゴルガの巨大な拳が勢い良くぶつかる。それによって生じた衝撃波の影響で砂埃が舞い上がる。両者が睨み合う中、ゴルガが口を開く。
「コンナノデホントウニ、クウカンガサケルノカ?」
「大丈夫だぁ、マオぢゃんを信じるだぁ」
そう、真緒達とサタニア達は何も本気で殺し合っている訳では無い。では何故争っているのか、時は今から一時間前に遡る。
***
ヘッラアーデの野望を食い止める為、一同は真緒がロストマジックアイテムの能力で得た記憶を頼りに目的の村へと向かっていた。側にはゴルガとエレットもいる。
「久じぶりだなぁ、ゴルガざん。一年ぶり位だがぁ?」
かつての強敵との再会にテンションが上がるハナコ。一方、ゴルガもハナコとの再会を喜んでいた。
「イゼンヨリモ、ツヨクナッテイルナ。アトデ、テアワセネガエルカ?」
勿論、戦闘的な意味としてだが。それでも再会を喜んでいる事には変わりない。
「良いだよぉ」
そして勿論、ハナコの返答は肯定一択である。お互い、頭で考えるよりも拳で語るタイプ。惹かれ合う物があるのだろう。
「それで? 何で私達まで呼ばれたのかしら? 戦力の増強?」
そんな中、エレットが自分達の呼ばれた訳を問い掛けて来た。すると真緒が振り返り、その問いに対して頷く。
「それもあります。でもその前に皆さんに手伝って欲しい事があるんです」
「手伝って欲しい事?」
真緒は歩みを止め、その場で立ち止まる。それに合わせて他の者達も歩みを止めた。
「着いたよ」
「着いたって……じゃあここが……!?」
サタニアは真緒の言葉に驚きの表情を浮かべながら、辺りを見回す。
「そう、ここが私達の目的地。村がある場所」
「……何だか、寂しい場所ですね……」
草木が一本も生えていないこの場所は、まるで神に見捨てられた様にも感じられる。
「マオ、これからどうするんだ?」
「確か、入る為には転移魔法を用いるか、空間を切り裂く程の威力を放つしか無いんですよね?」
村はエジタスの転移魔法によって、こことは別の異空間に閉じ込められている。その為、村に入る為には同じ転移魔法を用いるか、その異空間を切り裂く程の威力を放つしか方法が無い。
「うん、だからその為にゴルガさんとエレットさんに来て貰ったんだ」
「どう言う事?」
いまいちピンと来ていないゴルガとエレット。
「まずハッキリ言うけど、今の私達では空間を切り裂く程の威力を放つ事は不可能……でも」
「「「「「「でも?」」」」」」
「互いの強力な一撃をぶつけ合わせる事が出来れば……もしかしたら空間を切り裂く程の威力を放てるかもしれない」
つまり強い力同士がぶつかり合えば、更に強い力が生まれるのではないかという考え。これこそが真緒の秘策であった。
「ナルホド、ツマリココデ、オモイキリタタカエ、トイウコトダナ」
「ちょっと待ってよ。そんな事、本当に可能なの?」
あまり物事を考えないゴルガは納得をしたが、エレットの方は未だに半信半疑であった。
だが、こう思うのは当然とも言える。というのも、一連の会話には科学的な根拠が全く存在せず、完全な思い付きなのだ。
「分からない。でもやるしかない」
最早、真緒達に残されている道はこれしか無かった。これ以上、最適な方法を思い付かなかった。
「……あぁ、もう!! 分かったよ!! その代わり、手加減は出来ないからね!!」
「その方がこちらも助かります。それじゃあ皆、準備が整い次第始めよう」
渋々ではあるが、エレットの確認も取れた。そして物語は冒頭へと戻るのであった。
灼熱の太陽がその身を焦がし、一度風が吹けば、砂や小石が舞い上がり、一気に視界が悪くなる。正に最悪な場所と言っても過言では無かった。
そんな地獄の様な場所に入り込むのは、余程の物好きか、命知らずの馬鹿だけである。しかしそんな場所にどちらにも属さない者達が立っていた。誰であろう、真緒達とサタニア達だ。
だが、どうも様子が可笑しかった。供にヘッラアーデの野望を食い止めようと、協力し合っていた筈なのだが、今は互いに武器を構え、睨み合っている。真緒の方にはハナコ、リーマ、フォルスが、サタニアの方には四天王であるゴーレムのゴルガとエレットがいた。
「覚悟は……いい?」
「そっちこそ……」
緊張が走る。先に動いたのは真緒達だった。純白の剣を持った真緒が走り出し、ティルスレイブを構えているサタニア目掛けて勢い良く振り下ろす。
が、それを軽々と弾き返す。弾かれた衝撃で剣を持っている真緒の腕が、強制的に上へと動く。大きな隙が生まれた。空かさずサタニアが無防備な真緒目掛けて剣を突き出そうとする。
「っ!! “フラッシュ”!!」
咄嗟に真緒は、もう片方の手をサタニアの方に突き出し、光魔法を唱えた。すると真緒の掌から、眩い閃光を放つ光の玉が生成される。目が眩む程の強い光に、思わず目を瞑ってしまったサタニア。それにより突き出した剣先は少し逸れ、真緒の体に突き刺さる事は無かった。
その間に地面を蹴り、後方に跳んで距離を取る真緒。そして剣を持っていない左手を天高く掲げた。
「“ホーリーランス”」
途端に真緒の左手に光が収束し、一本の槍となった。未だに強い光の影響で視界が元に戻らないサタニア。そんなサタニア目掛けて光の槍を勢い良く投げた。
「…………」
しかし、それを目で一切追わずに片手でキャッチして見せた。そしてそのまま掴んだ光の槍を握り潰す。その結果、光の槍は淡い光となって、空中に分散してしまった。
「やるね。さすがは魔王様」
まるで初めからキャッチする事が分かっていたかの様な発言をする真緒。
「そう言う勇者様こそ、中々やるじゃないか」
対してサタニアの方も、真緒がここまでやる事を知っていたかの様な発言をする。殺し合っている筈の互いを褒め称え合う。少しばかり異様な空間だった。
そんな両者の様子を側でずっと見届けていた五人。するとフォルスが漸く口を開いた。
「それじゃあ、俺達もぼちぼち始めるか」
「そうね、時間も惜しい事だし……」
真緒とサタニアの戦いに触発されてか、他の五人も戦い始める。ハナコの拳を先頭にリーマの魔法、そしてフォルスの矢が後方の三人。
対してサタニア側は、ゴルガを先頭に後方ではエレットが“雷魔法”を唱えて援護している。
ハナコの拳とゴルガの巨大な拳が勢い良くぶつかる。それによって生じた衝撃波の影響で砂埃が舞い上がる。両者が睨み合う中、ゴルガが口を開く。
「コンナノデホントウニ、クウカンガサケルノカ?」
「大丈夫だぁ、マオぢゃんを信じるだぁ」
そう、真緒達とサタニア達は何も本気で殺し合っている訳では無い。では何故争っているのか、時は今から一時間前に遡る。
***
ヘッラアーデの野望を食い止める為、一同は真緒がロストマジックアイテムの能力で得た記憶を頼りに目的の村へと向かっていた。側にはゴルガとエレットもいる。
「久じぶりだなぁ、ゴルガざん。一年ぶり位だがぁ?」
かつての強敵との再会にテンションが上がるハナコ。一方、ゴルガもハナコとの再会を喜んでいた。
「イゼンヨリモ、ツヨクナッテイルナ。アトデ、テアワセネガエルカ?」
勿論、戦闘的な意味としてだが。それでも再会を喜んでいる事には変わりない。
「良いだよぉ」
そして勿論、ハナコの返答は肯定一択である。お互い、頭で考えるよりも拳で語るタイプ。惹かれ合う物があるのだろう。
「それで? 何で私達まで呼ばれたのかしら? 戦力の増強?」
そんな中、エレットが自分達の呼ばれた訳を問い掛けて来た。すると真緒が振り返り、その問いに対して頷く。
「それもあります。でもその前に皆さんに手伝って欲しい事があるんです」
「手伝って欲しい事?」
真緒は歩みを止め、その場で立ち止まる。それに合わせて他の者達も歩みを止めた。
「着いたよ」
「着いたって……じゃあここが……!?」
サタニアは真緒の言葉に驚きの表情を浮かべながら、辺りを見回す。
「そう、ここが私達の目的地。村がある場所」
「……何だか、寂しい場所ですね……」
草木が一本も生えていないこの場所は、まるで神に見捨てられた様にも感じられる。
「マオ、これからどうするんだ?」
「確か、入る為には転移魔法を用いるか、空間を切り裂く程の威力を放つしか無いんですよね?」
村はエジタスの転移魔法によって、こことは別の異空間に閉じ込められている。その為、村に入る為には同じ転移魔法を用いるか、その異空間を切り裂く程の威力を放つしか方法が無い。
「うん、だからその為にゴルガさんとエレットさんに来て貰ったんだ」
「どう言う事?」
いまいちピンと来ていないゴルガとエレット。
「まずハッキリ言うけど、今の私達では空間を切り裂く程の威力を放つ事は不可能……でも」
「「「「「「でも?」」」」」」
「互いの強力な一撃をぶつけ合わせる事が出来れば……もしかしたら空間を切り裂く程の威力を放てるかもしれない」
つまり強い力同士がぶつかり合えば、更に強い力が生まれるのではないかという考え。これこそが真緒の秘策であった。
「ナルホド、ツマリココデ、オモイキリタタカエ、トイウコトダナ」
「ちょっと待ってよ。そんな事、本当に可能なの?」
あまり物事を考えないゴルガは納得をしたが、エレットの方は未だに半信半疑であった。
だが、こう思うのは当然とも言える。というのも、一連の会話には科学的な根拠が全く存在せず、完全な思い付きなのだ。
「分からない。でもやるしかない」
最早、真緒達に残されている道はこれしか無かった。これ以上、最適な方法を思い付かなかった。
「……あぁ、もう!! 分かったよ!! その代わり、手加減は出来ないからね!!」
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