150 / 275
第八章 冒険編 血の繋がり
空間を切り裂く
しおりを挟む
真緒の秘策の下、何度もぶつかり続ける一同。しかし、一向に空間が裂ける様子は見られず、時だけが過ぎていた。
不安と焦りが次第に膨れ上がり、攻撃も切れが無くなり始めた。また、疲労から無駄な動きも増えた事で、余計に体力が徐々に削られた。
気が付けば手足よりも、息を整える為の口ばかりが動いていた。毛穴という毛穴から汗が吹き出し、貴重な水分も奪われた。肌を伝って地面に落ちた汗は、干からびている大地が一瞬で吸収し、また干からびた。
ここには熱を遮る物も無い為か、体全体が火照っていた。持っていた飲み水を頭から被り、体温を下げようと試みるが、あっという間に蒸発してしまった。
長い時間、日の光を浴び過ぎてしまった為か、熱中症に掛かってしまい、頭がふらふらしていた。そしてとうとう限界を迎え、両者膝を付いてその場から動けなくなってしまった。
「はぁ……はぁ……も、もう駄目……動けない……」
「諦めちゃ駄目だよ!! まだ村への扉は開いていないんだから!!」
弱音を吐くリーマに真緒が活を入れた。が、当の本人も剣を杖代わりにする程までに衰弱していた。全く説得力の無い言葉と言える。
「そうは言ってもな……これだけ戦ったにも関わらず、一向に空間が裂けないとなると、厳しい物があるぞ」
「それは……そうかもしれませんが……」
フォルスの言う通り、事態が好転する兆しが一切見受けられない。本当にこのまま続けて良いのか、焦りと不安だけが膨れ上がる。
「マオ……提案なんだけど……」
「?」
そんな中、サタニアが真緒に提案して来た。サタニア自身もふらふらで、立っているのがやっとの状態だった。
「一度、本気でぶつかってみない?」
「本気って……つまり……」
嫌な予感がした。真緒もその考えは過ったが、あまりに無謀で危険過ぎた。しかし、現状で残されている方法は最早それしか無い。
「うん……“殺す”気で技を放とう」
「……やっぱり……」
それは一年前、真緒とサタニアがまだ敵同士だった時の話。愛する人であるエジタスを失った悲しみと、それを奪った相手への怒りに突き動かされながら、互いに本気で殺し合った。
サタニアは、その時と同じ想いでぶつかり合えば、もしかしたら空間を切り裂く事が出来るのではないかと予想したのだ。
「俺は反対だ。それで万が一、どちらかが死んだらどうするつもりだ?」
「あたしも反対ね。もし仮にそれで空間を切り裂く事が出来ても、体はボロボロ……ヘッラアーデと戦うのは不可能になるわ」
当然、仲間達は猛反対。失敗した時のリスクと開いた後の対応に対して準備が不十分な為、素直に肯定する事が出来なかった。
「マオさん、他にもっと良い手がありますよ。何も無理に命を賭けなくても……」
「良い手って、何?」
「えっと……それは……」
言葉が詰まってしまった。リーマも本当は分かっている、他に方法が無い事を。だがそれでも言わずにはいられなかった。真緒が無闇に命を投げ出す危険な行為をしない為に。
「オラは賛成だぁ」
「ハナコさん!!?」
「ハナコ、本気で言ってるのか?」
「ハナちゃん……」
そんな中、ハナコは他の者達と異なり、賛成の意を示した。これにはリーマ、フォルス、そして真緒までもが驚きを隠せなかった。
「オレモ、サンセイダ」
「あらあら、ゴルガまで何を言うんですか?」
するとハナコだけで無く、ゴルガまでも同じ賛成の意を示した。そんなゴルガの発言に呆れた表情を浮かべるエレット。
「オラ、信じでる。マオぢゃんならぎっどやっでぐれるっで、信じでいるだぁ」
「オレハ、マオウサマノブカ、マオウサマノケッテイニ、イヲトナエルキハナイ」
「信じるだの、異を唱える気は無いなど、そんな感情論を説かれてもね……」
説得力に欠ける言葉だった。エレットが変わらず呆れた表情を浮かべる一方、リーマとフォルスは何処か納得する様な表情を浮かべていた。
「……そうだな、今さら危険だなんだと言っても仕方無いな……そうと決まればマオ、準備しろ」
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!!?」
「ん? どうかしたか?」
「どうかしたかじゃ無いわよ。何でそんなにあっさり受け入れているのよ。失敗したら、死んじゃうかもしれないのよ?」
仲間の命が危険に晒されるかもしれないという状況で、こうも軽い態度を取る者達の事がエレットには理解出来なかった。
「お前は知らないかもしれんが、俺達はこうした命を賭けた場面に何度も出会して来た。その度に無茶な作戦で切り抜けて来たんだ。だからもう慣れたんだよな」
「いやいや、慣れてしまったからこそ、軽率な行動が最悪の結果を招くと思わないの?」
「確かに一理ある。だが、それ以上に俺達はマオの事を信じている。それに俺達だって只、黙って見守る様な事はしない。危ないと思ったら、直ぐ様助けに入る」
「そんなの……イカれてるわ……」
これまで築いて来た真緒達の絆。それは互いが同じ立場だからこそ、築く事が出来た代物。あくまで上司と部下の関係であるサタニア達には、決して築く事の出来ない代物である。
「エレット……」
「魔王様……」
「無理にとは言わない……でも、どうか僕を信じて……あの子達がマオを信じる様に……僕の事を信じて」
「…………」
エレットはずっと、言われた事を遂行するだけで良いと考えていた。その方が楽だし、余計な事を考えなくて済む。下請け時代から四天王に登り詰めるまで、そうして来たのだから、今後もそうして行けば良いと思っていた。しかし今、信じて欲しいという命令では無く“お願い”をされた。
遂にエレットにも、自ら“考えて”行動する時がやって来たのだ。生まれて初めての経験に戸惑い、悩みながらも一つの答えに辿り着いた。
「……分かりました。このエレット、魔王様に付き従います」
「エレット……ありがとう」
それはサタニアを信じる事。フォルス、リーマ、ハナコ、そしてゴルガと同じ様にエレットも信じる事にしたのだ。
「ですが、危険と判断したら即座に止めますからね」
そう言いながら指先から電流をパチパチさせ、サタニアに忠告をする。それに対して小さく頷くサタニア。
「……待たせたねマオ、それじゃあ始めようか」
静かに剣を構えるサタニア。先程までとは違う、殺気に近いオーラを身に纏っていた。
「手加減しないでよね……」
真緒も杖の代わりにしていた剣を持ち直し構える。するとサタニアと似たオーラを身に纏い始めた。
「凄いわね、後ろにいるのに強さをビシビシ感じる」
「サスガハ、マオウサマダ」
「こんなマオさんを見るのは一年振りですね」
「あぁ、改めて強さを実感するな」
「マオぢゃん、頑張れだぁ」
睨み合う二人。次に放たれるのは本気の一撃。下手すればどちらかが命を落としてしまうかもしれない。
静寂が場を支配する。照り付ける太陽の光で真緒とサタニアの額から汗が流れ落ちる。頬を伝い、やがて顎の先端に溜まった汗の雫が、ゆっくりと重力に従って落下して行き、ほぼ同時に地面に到達した。
その瞬間、二人同時に動いた。
「感情を一つに!!“フィーリングストライク”!!!」
「黒く染まる!!“ブラックアウト”!!!」
二人が放った本気の一撃。激しくぶつかり合う。白い光と黒い光が混ざり合い、辺りを照らした。その凄まじい眩しさと衝撃波によって、周りの者達は二人の姿を肉眼で捉える事が出来なくなってしまった。
バリン!!
その時、何かが“割れる”音が響き渡る。やがて光は収まり、肉眼でも捉えられる様になった。すると全員、自身の目を疑った。
「こ、これは……!!?」
空中に割れ目が付いており、まるで窓ガラスが割れた時の様になっていた。中は紫色の螺旋模様が広がっており、何処に繋がっているのかは分からなかった。だが、十中八九……。
「これが……村への入口だよ……」
「この先にヘッラアーデが……」
「……行こう、これが私達の最後の戦いだ!!」
「「「「「「おぉ!!!」」」」」」
そうして真緒達とサタニア達は、勇猛果敢に空間の割れ目に突入するのだった。そして一同が突入してすぐ、割れ目は修復され、そこには初めから何も無かったかの様に荒野が広がっていた。
不安と焦りが次第に膨れ上がり、攻撃も切れが無くなり始めた。また、疲労から無駄な動きも増えた事で、余計に体力が徐々に削られた。
気が付けば手足よりも、息を整える為の口ばかりが動いていた。毛穴という毛穴から汗が吹き出し、貴重な水分も奪われた。肌を伝って地面に落ちた汗は、干からびている大地が一瞬で吸収し、また干からびた。
ここには熱を遮る物も無い為か、体全体が火照っていた。持っていた飲み水を頭から被り、体温を下げようと試みるが、あっという間に蒸発してしまった。
長い時間、日の光を浴び過ぎてしまった為か、熱中症に掛かってしまい、頭がふらふらしていた。そしてとうとう限界を迎え、両者膝を付いてその場から動けなくなってしまった。
「はぁ……はぁ……も、もう駄目……動けない……」
「諦めちゃ駄目だよ!! まだ村への扉は開いていないんだから!!」
弱音を吐くリーマに真緒が活を入れた。が、当の本人も剣を杖代わりにする程までに衰弱していた。全く説得力の無い言葉と言える。
「そうは言ってもな……これだけ戦ったにも関わらず、一向に空間が裂けないとなると、厳しい物があるぞ」
「それは……そうかもしれませんが……」
フォルスの言う通り、事態が好転する兆しが一切見受けられない。本当にこのまま続けて良いのか、焦りと不安だけが膨れ上がる。
「マオ……提案なんだけど……」
「?」
そんな中、サタニアが真緒に提案して来た。サタニア自身もふらふらで、立っているのがやっとの状態だった。
「一度、本気でぶつかってみない?」
「本気って……つまり……」
嫌な予感がした。真緒もその考えは過ったが、あまりに無謀で危険過ぎた。しかし、現状で残されている方法は最早それしか無い。
「うん……“殺す”気で技を放とう」
「……やっぱり……」
それは一年前、真緒とサタニアがまだ敵同士だった時の話。愛する人であるエジタスを失った悲しみと、それを奪った相手への怒りに突き動かされながら、互いに本気で殺し合った。
サタニアは、その時と同じ想いでぶつかり合えば、もしかしたら空間を切り裂く事が出来るのではないかと予想したのだ。
「俺は反対だ。それで万が一、どちらかが死んだらどうするつもりだ?」
「あたしも反対ね。もし仮にそれで空間を切り裂く事が出来ても、体はボロボロ……ヘッラアーデと戦うのは不可能になるわ」
当然、仲間達は猛反対。失敗した時のリスクと開いた後の対応に対して準備が不十分な為、素直に肯定する事が出来なかった。
「マオさん、他にもっと良い手がありますよ。何も無理に命を賭けなくても……」
「良い手って、何?」
「えっと……それは……」
言葉が詰まってしまった。リーマも本当は分かっている、他に方法が無い事を。だがそれでも言わずにはいられなかった。真緒が無闇に命を投げ出す危険な行為をしない為に。
「オラは賛成だぁ」
「ハナコさん!!?」
「ハナコ、本気で言ってるのか?」
「ハナちゃん……」
そんな中、ハナコは他の者達と異なり、賛成の意を示した。これにはリーマ、フォルス、そして真緒までもが驚きを隠せなかった。
「オレモ、サンセイダ」
「あらあら、ゴルガまで何を言うんですか?」
するとハナコだけで無く、ゴルガまでも同じ賛成の意を示した。そんなゴルガの発言に呆れた表情を浮かべるエレット。
「オラ、信じでる。マオぢゃんならぎっどやっでぐれるっで、信じでいるだぁ」
「オレハ、マオウサマノブカ、マオウサマノケッテイニ、イヲトナエルキハナイ」
「信じるだの、異を唱える気は無いなど、そんな感情論を説かれてもね……」
説得力に欠ける言葉だった。エレットが変わらず呆れた表情を浮かべる一方、リーマとフォルスは何処か納得する様な表情を浮かべていた。
「……そうだな、今さら危険だなんだと言っても仕方無いな……そうと決まればマオ、準備しろ」
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!!?」
「ん? どうかしたか?」
「どうかしたかじゃ無いわよ。何でそんなにあっさり受け入れているのよ。失敗したら、死んじゃうかもしれないのよ?」
仲間の命が危険に晒されるかもしれないという状況で、こうも軽い態度を取る者達の事がエレットには理解出来なかった。
「お前は知らないかもしれんが、俺達はこうした命を賭けた場面に何度も出会して来た。その度に無茶な作戦で切り抜けて来たんだ。だからもう慣れたんだよな」
「いやいや、慣れてしまったからこそ、軽率な行動が最悪の結果を招くと思わないの?」
「確かに一理ある。だが、それ以上に俺達はマオの事を信じている。それに俺達だって只、黙って見守る様な事はしない。危ないと思ったら、直ぐ様助けに入る」
「そんなの……イカれてるわ……」
これまで築いて来た真緒達の絆。それは互いが同じ立場だからこそ、築く事が出来た代物。あくまで上司と部下の関係であるサタニア達には、決して築く事の出来ない代物である。
「エレット……」
「魔王様……」
「無理にとは言わない……でも、どうか僕を信じて……あの子達がマオを信じる様に……僕の事を信じて」
「…………」
エレットはずっと、言われた事を遂行するだけで良いと考えていた。その方が楽だし、余計な事を考えなくて済む。下請け時代から四天王に登り詰めるまで、そうして来たのだから、今後もそうして行けば良いと思っていた。しかし今、信じて欲しいという命令では無く“お願い”をされた。
遂にエレットにも、自ら“考えて”行動する時がやって来たのだ。生まれて初めての経験に戸惑い、悩みながらも一つの答えに辿り着いた。
「……分かりました。このエレット、魔王様に付き従います」
「エレット……ありがとう」
それはサタニアを信じる事。フォルス、リーマ、ハナコ、そしてゴルガと同じ様にエレットも信じる事にしたのだ。
「ですが、危険と判断したら即座に止めますからね」
そう言いながら指先から電流をパチパチさせ、サタニアに忠告をする。それに対して小さく頷くサタニア。
「……待たせたねマオ、それじゃあ始めようか」
静かに剣を構えるサタニア。先程までとは違う、殺気に近いオーラを身に纏っていた。
「手加減しないでよね……」
真緒も杖の代わりにしていた剣を持ち直し構える。するとサタニアと似たオーラを身に纏い始めた。
「凄いわね、後ろにいるのに強さをビシビシ感じる」
「サスガハ、マオウサマダ」
「こんなマオさんを見るのは一年振りですね」
「あぁ、改めて強さを実感するな」
「マオぢゃん、頑張れだぁ」
睨み合う二人。次に放たれるのは本気の一撃。下手すればどちらかが命を落としてしまうかもしれない。
静寂が場を支配する。照り付ける太陽の光で真緒とサタニアの額から汗が流れ落ちる。頬を伝い、やがて顎の先端に溜まった汗の雫が、ゆっくりと重力に従って落下して行き、ほぼ同時に地面に到達した。
その瞬間、二人同時に動いた。
「感情を一つに!!“フィーリングストライク”!!!」
「黒く染まる!!“ブラックアウト”!!!」
二人が放った本気の一撃。激しくぶつかり合う。白い光と黒い光が混ざり合い、辺りを照らした。その凄まじい眩しさと衝撃波によって、周りの者達は二人の姿を肉眼で捉える事が出来なくなってしまった。
バリン!!
その時、何かが“割れる”音が響き渡る。やがて光は収まり、肉眼でも捉えられる様になった。すると全員、自身の目を疑った。
「こ、これは……!!?」
空中に割れ目が付いており、まるで窓ガラスが割れた時の様になっていた。中は紫色の螺旋模様が広がっており、何処に繋がっているのかは分からなかった。だが、十中八九……。
「これが……村への入口だよ……」
「この先にヘッラアーデが……」
「……行こう、これが私達の最後の戦いだ!!」
「「「「「「おぉ!!!」」」」」」
そうして真緒達とサタニア達は、勇猛果敢に空間の割れ目に突入するのだった。そして一同が突入してすぐ、割れ目は修復され、そこには初めから何も無かったかの様に荒野が広がっていた。
0
あなたにおすすめの小説
私、魅了魔法なんて使ってません! なのに冷徹魔道士様の視線が熱すぎるんですけど
紗幸
恋愛
社畜女子だったユイは、気づけば異世界に召喚されていた。
慣れない魔法の世界と貴族社会の中で右往左往しながらも、なんとか穏やかに暮らし始めたある日。
なぜか王立魔道士団の団長カイルが、やたらと家に顔を出すようになる。
氷のように冷静で、美しく、周囲の誰もが一目置く男。
そんな彼が、ある日突然ユイの前で言い放った。
「……俺にかけた魅了魔法を解け」
私、そんな魔法かけてないんですけど!?
穏やかなはずの日々に彼の存在が、ユイの心を少しずつ波立たせていく。
まったりとした日常の中に、時折起こる小さな事件。
人との絆、魔法の力、そして胸の奥に芽生え始めた“想い”
異世界で、ユイは少しずつ——この世界で生きる力と、誰かを想う心を知っていく。
※タイトルのシーンは7話辺りからになります。
ゆったりと話が進みますが、よろしければお付き合いください。
※カクヨム様にも投稿しています。
アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。
ふとした事でスキルが発動。
使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。
⭐︎注意⭐︎
女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。
優の異世界ごはん日記
風待 結
ファンタジー
月森優はちょっと料理が得意な普通の高校生。
ある日、帰り道で謎の光に包まれて見知らぬ森に転移してしまう。
未知の世界で飢えと恐怖に直面した優は、弓使いの少女・リナと出会う。
彼女の導きで村へ向かう道中、優は「料理のスキル」がこの世界でも通用すると気づく。
モンスターの肉や珍しい食材を使い、異世界で新たな居場所を作る冒険が始まる。
【完結】まもの牧場へようこそ!~転移先は魔物牧場でした ~-ドラゴンの子育てから始める異世界田舎暮らし-
いっぺいちゃん
ファンタジー
平凡なサラリーマン、相原正人が目を覚ましたのは、
見知らぬ草原に佇むひとつの牧場だった。
そこは、人に捨てられ、行き場を失った魔物の孤児たちが集う場所。
泣き虫の赤子ドラゴン「リュー」。
やんちゃなフェンリルの仔「ギン」。
臆病なユニコーンの仔「フィーネ」。
ぷるぷる働き者のスライム「モチョ」。
彼らを「処分すべき危険種」と呼ぶ声が、王都や冒険者から届く。
けれど正人は誓う。
――この子たちは、ただの“危険”なんかじゃない。
――ここは、家族の居場所だ。
癒やしのスキル【癒やしの手】を頼りに、
命を守り、日々を紡ぎ、
“人と魔物が共に生きる未来”を探していく。
◇
🐉 癒やしと涙と、もふもふと。
――これは、小さな牧場から始まる大きな物語。
――世界に抗いながら、共に暮らすことを選んだ者たちの、優しい日常譚。
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー
白木夏
ファンタジー
2040年の初春、突如として地球上の主要都市に謎のダンジョンが出現した。
その特異性は明らかで、人口密集地を中心に出現し、未開の地には一切現れないという法則性を帯びていた。
人々は恐怖に震えつつも、未知なる存在に対する好奇心を抑えきれなかった。
異世界転移した最強の主人公のほのぼのライフ
主人公はあまり戦ったりはしません。
転移特典としてゲットしたチートな箱庭で現代技術アリのスローライフをしていたら訳アリの女性たちが迷い込んできました。
山椒
ファンタジー
そのコンビニにいた人たち全員が異世界転移された。
異世界転移する前に神に世界を救うために呼んだと言われ特典のようなものを決めるように言われた。
その中の一人であるフリーターの優斗は異世界に行くのは納得しても世界を救う気などなくまったりと過ごすつもりだった。
攻撃、防御、速度、魔法、特殊の五項目に割り振るためのポイントは一億ポイントあったが、特殊に八割割り振り、魔法に二割割り振ったことでチートな箱庭をゲットする。
そのチートな箱庭は優斗が思った通りにできるチートな箱庭だった。
前の世界でやっている番組が見れるテレビが出せたり、両親に電話できるスマホを出せたりなど異世界にいることを嘲笑っているようであった。
そんなチートな箱庭でまったりと過ごしていれば迷い込んでくる女性たちがいた。
偽物の聖女が現れたせいで追放された本物の聖女やら国を乗っ取られて追放されたサキュバスの王女など。
チートな箱庭で作った現代技術たちを前に、女性たちは現代技術にどっぷりとはまっていく。
ぽっちゃり女子の異世界人生
猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。
最強主人公はイケメンでハーレム。
脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。
落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。
=主人公は男でも女でも顔が良い。
そして、ハンパなく強い。
そんな常識いりませんっ。
私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。
【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】
【完結】甘やかな聖獣たちは、聖女様がとろけるようにキスをする
楠結衣
恋愛
女子大生の花恋は、いつものように大学に向かう途中、季節外れの鯉のぼりと共に異世界に聖女として召喚される。
ところが花恋を召喚した王様や黒ローブの集団に偽聖女と言われて知らない森に放り出されてしまう。
涙がこぼれてしまうと鯉のぼりがなぜか執事の格好をした三人組みの聖獣に変わり、元の世界に戻るために、一日三回のキスが必要だと言いだして……。
女子大生の花恋と甘やかな聖獣たちが、いちゃいちゃほのぼの逆ハーレムをしながら元の世界に戻るためにちょこっと冒険するおはなし。
◇表紙イラスト/知さま
◇鯉のぼりについては諸説あります。
◇小説家になろうさまでも連載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる