203 / 275
第十章 冒険編 反撃の狼煙
海を越えて
しおりを挟む
「今でも信じられません。あの優しかったアーメイデさんが……」
ジェドの話を聞いた真緒達だったが、未だにアーメイデの暴虐を信じられなかった。
「だが事実だ。俺はあの女を絶対に許さない。必ずこの手で息の根を止めてやる」
「ジェドさん……」
「……けど、俺一人じゃ何も出来ない。自分が実力不足なのは自覚している。だからこうしてお前達の下まで足を運んだんだ。一緒に戦って欲しい」
「それは願ってもない事ですけど……人数が心許ない……「これだけいれば足りるか?」……えっ?」
声のする方向に顔を向ける真緒達。そこには先程、真緒達の側を離れたシーラが立っていた。しかし真緒達が驚いたのはシーラに対してでは無く、その後ろにいる大勢の人間・亜人・魔族達に対してだった。
「シーラさん、これはいったい!?」
「あの後、一人で乗り込もうと考えていたんだが、このおっさんに会ってな」
その言葉を切っ掛けに群衆が各々左右に分かれ、一本の道を作る。その道を歩きながら、シーラのいる最前列に移動して来る人物がいた。それは……。
「族長!?」
「ほほ、元気そうでなりよりじゃ、フォルス」
鳥人族の族長だった。よく見ると、群衆の最後列辺りにはドラゴンの姿があった。
「このおっさんが、こいつらを引き連れて現れたんだ」
「族長が? いったいどうして?」
「いや何、世界の危機にいても立ってもいられなくて……というのは半分冗談で、わしは単なる伝達係。真の功労者は“彼女”じゃよ」
すると再び群衆が各々左右に分かれ、一本の道を作った。そしてその道を歩く女性が一人。
「あ、あなた……!?」
それは真緒達にとって意外過ぎる人物だった。会うのは実に一年振りだろうか。その人物は一年前、エジタスによって“ワールドクラウン”を被らされた存在であり、サタニアの秘書を勤めていた者。
「「「「クロウト!!!」」」」
「皆様、お久し振りです。私の事を覚えていらっしゃいますでしょうか?」
まさかのクロウトの登場に、真緒達は驚きの表情を浮かべていた。
「ど、どうしてクロウトがここに?」
「私は今の今までずっと、サタニア様の命令で新魔王城の建設に着手していました。ですが……」
途端に俯き、悲しい表情を浮かべるクロウト。その様子に真緒達は何となく察した。
「数日前、あのエジタスが蘇ったという情報を聞き、更にはサタニア様がエジタス側に付いてしまった事を知り、もうどうして良いか分かりませんでした。しかし……」
その瞬間、クロウトは俯いていた顔を上げ、悲しい表情から一変。決意を抱いた者の顔付きに変わっていた。
「サタニア様が何の考えも無しに寝返る筈がありません。きっとサタニア様は内部から壊すつもりなのでしょう。だから私は私に出来る事をしようと、鳥人族の族長様にお願いして、世界各国の生き残った種族達に声を掛けて頂いたのです。最後の決戦に備えて……」
「そうだったのか……しかし、改めて見ても凄い数だな……」
フォルスの言う通り、主な三種族が一ヶ所に集まった光景は正に圧巻であった。
「これだけいれば、あのエジタスにも一泡吹かせる事が出来ます!!」
「でも……」
そんな中、真緒が否定的な言葉を口にした。
「本当に彼らを戦わせて良いんでしょうか? 相手はあの師匠ですよ? 一年前の失敗を糧に更なる強さを手に入れた師匠と戦えば、絶対に無事では済まない。下手したら死んでしまうかもしれないんですよ……」
「マオ……お前……」
「……もう何人もの人が犠牲になっているというのにその上、この戦いで多くの人の命が散ってしまったら、例え戦いに勝てたとしても、悲しみが増えるだけで意味がありません」
まるで紙吹雪の様に意図も簡単に命が奪われていく現状。エジタスの人類選別によって、世界の人口も半分以下になってしまっている。最早、これ以上の犠牲を出す訳にはいかなかった。
「……なら、尚更戦わせるべきです」
「……えっ?」
「このままエジタスを野放しにしていれば、近い将来必ず人類は滅亡します。でも今、食い止める事が出来れば、それを防ぐ事が出来ます。マオ様の言う通り、この戦いは多くの犠牲を出す事になるでしょう。それでも、人類が少数だけでも生き残っていれば、きっと元の世界を取り戻す事が出来る筈です。何年……何十年……何百年……何千年掛かるか分かりません。ですがこの戦いに勝たなければ、その機会すら失ってしまうんです」
「で、でも……だからって……そんな見殺しなんか……」
「……どうして、ここまでの人数が集まったか、分かりますか?」
「え?」
「もう一度、彼らの顔をよく見て下さい」
クロウトに言われ、真緒達は集まった者達の顔をよく見る。
「!! もしかして……!!?」
その時、全員が気が付いた。ここにいる者達全員と面識がある事に。
「そう、ここにいる人達は皆、マオ様達が仲介役として繋ぎ会わせた“友好関係条約”の適正者です」
すると数人が代表して前に出る。
「やぁ、マオさん覚えているかな? 俺、ずっと魔族の事を毛嫌いしていたけど、マオさんのお陰で魔族も人間も同じ生き物なんだって、気が付く事が出来たんだ。本当に感謝してる、ありがとう」
中年のおじさんが真緒に感謝の言葉を述べる。
「ハナコちゃん、お久し振りね。あなたのお陰で人間の子供達と楽しく過ごせているのよ。本当に感謝してるわ」
亜人のおばさんがハナコに感謝を述べる。
「私はずっと人間を憎んでいた。けど、リーマに教えて貰った。相手を許す事の大切さ。そしてより仲良くなる方法を……だからその……ありがとう」
エルフの女性がリーマに感謝を述べる。
「フォルスのおじちゃん!! 僕、人間の友達や魔族の友達、いっぱい出来たよ!! ありがとう!!」
鳥人の子供がフォルスに感謝を述べる。
「分かりましたか? 皆、マオ様達に恩返しする為に集まって下さったのです。この人数こそが、マオ様達が頑張って来た証拠なのです。彼らの想い、無駄にしないですよね?」
「「「「…………」」」」
真緒達がずっと繋いで来た絆が、こうして形になって現れた。これはもう奇跡と言う他あり得なかった。この奇跡を逃す手は無い。
「クロウト、私決めたよ。ここにいる皆で師匠を倒しに行く!! この戦いに全てを賭ける!!」
「漸くその気になってくれましたか。本当に良かったです」
「だけど、肝心の場所は分かっているのか?」
「あの双子の話からすると、何処かの島にいるみたいだけど……」
「ご安心下さい。既に場所は突き止めてあります」
「本当ですか!!?」
「それでいったい何処に?」
「ここから北に数百キロ離れた所……海に囲まれたその島は穏やかな気候と気温で快適に過ごせ、虐めや争いなどは一切起こらない。正にこの世の楽園の様な場所。その名も……“パラディースアイランド”」
「~~♪~~~~♪~~♪~~♪…………来ますか、ここに……」
ジェドの話を聞いた真緒達だったが、未だにアーメイデの暴虐を信じられなかった。
「だが事実だ。俺はあの女を絶対に許さない。必ずこの手で息の根を止めてやる」
「ジェドさん……」
「……けど、俺一人じゃ何も出来ない。自分が実力不足なのは自覚している。だからこうしてお前達の下まで足を運んだんだ。一緒に戦って欲しい」
「それは願ってもない事ですけど……人数が心許ない……「これだけいれば足りるか?」……えっ?」
声のする方向に顔を向ける真緒達。そこには先程、真緒達の側を離れたシーラが立っていた。しかし真緒達が驚いたのはシーラに対してでは無く、その後ろにいる大勢の人間・亜人・魔族達に対してだった。
「シーラさん、これはいったい!?」
「あの後、一人で乗り込もうと考えていたんだが、このおっさんに会ってな」
その言葉を切っ掛けに群衆が各々左右に分かれ、一本の道を作る。その道を歩きながら、シーラのいる最前列に移動して来る人物がいた。それは……。
「族長!?」
「ほほ、元気そうでなりよりじゃ、フォルス」
鳥人族の族長だった。よく見ると、群衆の最後列辺りにはドラゴンの姿があった。
「このおっさんが、こいつらを引き連れて現れたんだ」
「族長が? いったいどうして?」
「いや何、世界の危機にいても立ってもいられなくて……というのは半分冗談で、わしは単なる伝達係。真の功労者は“彼女”じゃよ」
すると再び群衆が各々左右に分かれ、一本の道を作った。そしてその道を歩く女性が一人。
「あ、あなた……!?」
それは真緒達にとって意外過ぎる人物だった。会うのは実に一年振りだろうか。その人物は一年前、エジタスによって“ワールドクラウン”を被らされた存在であり、サタニアの秘書を勤めていた者。
「「「「クロウト!!!」」」」
「皆様、お久し振りです。私の事を覚えていらっしゃいますでしょうか?」
まさかのクロウトの登場に、真緒達は驚きの表情を浮かべていた。
「ど、どうしてクロウトがここに?」
「私は今の今までずっと、サタニア様の命令で新魔王城の建設に着手していました。ですが……」
途端に俯き、悲しい表情を浮かべるクロウト。その様子に真緒達は何となく察した。
「数日前、あのエジタスが蘇ったという情報を聞き、更にはサタニア様がエジタス側に付いてしまった事を知り、もうどうして良いか分かりませんでした。しかし……」
その瞬間、クロウトは俯いていた顔を上げ、悲しい表情から一変。決意を抱いた者の顔付きに変わっていた。
「サタニア様が何の考えも無しに寝返る筈がありません。きっとサタニア様は内部から壊すつもりなのでしょう。だから私は私に出来る事をしようと、鳥人族の族長様にお願いして、世界各国の生き残った種族達に声を掛けて頂いたのです。最後の決戦に備えて……」
「そうだったのか……しかし、改めて見ても凄い数だな……」
フォルスの言う通り、主な三種族が一ヶ所に集まった光景は正に圧巻であった。
「これだけいれば、あのエジタスにも一泡吹かせる事が出来ます!!」
「でも……」
そんな中、真緒が否定的な言葉を口にした。
「本当に彼らを戦わせて良いんでしょうか? 相手はあの師匠ですよ? 一年前の失敗を糧に更なる強さを手に入れた師匠と戦えば、絶対に無事では済まない。下手したら死んでしまうかもしれないんですよ……」
「マオ……お前……」
「……もう何人もの人が犠牲になっているというのにその上、この戦いで多くの人の命が散ってしまったら、例え戦いに勝てたとしても、悲しみが増えるだけで意味がありません」
まるで紙吹雪の様に意図も簡単に命が奪われていく現状。エジタスの人類選別によって、世界の人口も半分以下になってしまっている。最早、これ以上の犠牲を出す訳にはいかなかった。
「……なら、尚更戦わせるべきです」
「……えっ?」
「このままエジタスを野放しにしていれば、近い将来必ず人類は滅亡します。でも今、食い止める事が出来れば、それを防ぐ事が出来ます。マオ様の言う通り、この戦いは多くの犠牲を出す事になるでしょう。それでも、人類が少数だけでも生き残っていれば、きっと元の世界を取り戻す事が出来る筈です。何年……何十年……何百年……何千年掛かるか分かりません。ですがこの戦いに勝たなければ、その機会すら失ってしまうんです」
「で、でも……だからって……そんな見殺しなんか……」
「……どうして、ここまでの人数が集まったか、分かりますか?」
「え?」
「もう一度、彼らの顔をよく見て下さい」
クロウトに言われ、真緒達は集まった者達の顔をよく見る。
「!! もしかして……!!?」
その時、全員が気が付いた。ここにいる者達全員と面識がある事に。
「そう、ここにいる人達は皆、マオ様達が仲介役として繋ぎ会わせた“友好関係条約”の適正者です」
すると数人が代表して前に出る。
「やぁ、マオさん覚えているかな? 俺、ずっと魔族の事を毛嫌いしていたけど、マオさんのお陰で魔族も人間も同じ生き物なんだって、気が付く事が出来たんだ。本当に感謝してる、ありがとう」
中年のおじさんが真緒に感謝の言葉を述べる。
「ハナコちゃん、お久し振りね。あなたのお陰で人間の子供達と楽しく過ごせているのよ。本当に感謝してるわ」
亜人のおばさんがハナコに感謝を述べる。
「私はずっと人間を憎んでいた。けど、リーマに教えて貰った。相手を許す事の大切さ。そしてより仲良くなる方法を……だからその……ありがとう」
エルフの女性がリーマに感謝を述べる。
「フォルスのおじちゃん!! 僕、人間の友達や魔族の友達、いっぱい出来たよ!! ありがとう!!」
鳥人の子供がフォルスに感謝を述べる。
「分かりましたか? 皆、マオ様達に恩返しする為に集まって下さったのです。この人数こそが、マオ様達が頑張って来た証拠なのです。彼らの想い、無駄にしないですよね?」
「「「「…………」」」」
真緒達がずっと繋いで来た絆が、こうして形になって現れた。これはもう奇跡と言う他あり得なかった。この奇跡を逃す手は無い。
「クロウト、私決めたよ。ここにいる皆で師匠を倒しに行く!! この戦いに全てを賭ける!!」
「漸くその気になってくれましたか。本当に良かったです」
「だけど、肝心の場所は分かっているのか?」
「あの双子の話からすると、何処かの島にいるみたいだけど……」
「ご安心下さい。既に場所は突き止めてあります」
「本当ですか!!?」
「それでいったい何処に?」
「ここから北に数百キロ離れた所……海に囲まれたその島は穏やかな気候と気温で快適に過ごせ、虐めや争いなどは一切起こらない。正にこの世の楽園の様な場所。その名も……“パラディースアイランド”」
「~~♪~~~~♪~~♪~~♪…………来ますか、ここに……」
0
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界で神の元カノのゴミ屋敷を片付けたら世界の秘密が出てきました
小豆缶
ファンタジー
父の遺したゴミ屋敷を片付けていたはずが、気づけば異世界に転移していた私・飛鳥。
しかも、神の元カノと顔がそっくりという理由で、いきなり死刑寸前!?
助けてくれた太陽神ソラリクスから頼まれた仕事は、
「500年前に別れた元恋人のゴミ屋敷を片付けてほしい」というとんでもない依頼だった。
幽霊になった元神、罠だらけの屋敷、歪んだ世界のシステム。
ポンコツだけど諦めの悪い主人公が、ゴミ屋敷を片付けながら異世界の謎を暴いていく!
ほのぼのお仕事×異世界コメディ×世界の秘密解明ファンタジー
追放聖女だってお茶したい!─セカンドライフはティーサロン経営を志望中─
石田空
ファンタジー
「ミーナ今までありがとう。聖女の座を降りてもらおう」
貴族の利権関係が原因でいきなり聖女をクビになった庶民出身のミーナ。その上あてがわれた婚約者のルカは甘味嫌いで食の趣味が合わない。
「嫌! 人の横暴に付き合うのはもうこりごり! 私は逃げます!」
かくしてミーナは神殿から脱走し、ティーサロン経営のために奔走しはじめた。
ときどき舞い込んでくるトラブル。
慌ててミーナを探しているルカ。
果たしてミーナは理想のセカンドライフを歩めるのか。
甘いお菓子とお茶。そしてちょっとの恋模様。
*サイトより転載になります。
「婚約破棄された転生令嬢ですが、王城のメイド五百人に慕われるメイド長になりました。なお元婚約者は私のメイドに土下座中です」
まさき
恋愛
社畜OLとして過労死した私は、異世界の令嬢・アリア・ヴェルナーに転生した。
目が覚めたら、婚約破棄されていた。
理由は「地味で面白みがない」から。
泣く暇もなかった。翌朝、王城のメイド採用面接に向かった。
最初は鼻で笑われた。雑用係からのスタートだった。
でも——前世で叩き込まれた仕事術と、一人ひとりの話を聞く姿勢で、少しずつメイドたちが集まってきた。
厨房が変わった。リネンが変わった。王城全体が変わっていった。
そして就任スピーチで宣言した。
「500人全員の名前を、覚えます」
冷酷と噂される王太子は、静かに見ていた。
悪役令嬢は妨害を仕掛けてきた。
元婚約者は——後悔し始めていた。
婚約破棄された令嬢が、500人に慕われるメイド長になるまでの物語。
なお元婚約者は、私のメイドたちの前で土下座中です。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
【完結】追放された生活錬金術師は好きなようにブランド運営します!
加藤伊織
ファンタジー
(全151話予定)世界からは魔法が消えていっており、錬金術師も賢者の石や金を作ることは不可能になっている。そんな中で、生活に必要な細々とした物を作る生活錬金術は「小さな錬金術」と呼ばれていた。
カモミールは師であるロクサーヌから勧められて「小さな錬金術」の道を歩み、ロクサーヌと共に化粧品のブランドを立ち上げて成功していた。しかし、ロクサーヌの突然の死により、その息子で兄弟子であるガストンから住み込んで働いていた家を追い出される。
落ち込みはしたが幼馴染みのヴァージルや友人のタマラに励まされ、独立して工房を持つことにしたカモミールだったが、師と共に運営してきたブランドは名義がガストンに引き継がれており、全て一から出直しという状況に。
そんな中、格安で見つけた恐ろしく古い工房を買い取ることができ、カモミールはその工房で新たなスタートを切ることにした。
器具付き・格安・ただし狭くてボロい……そんな訳あり物件だったが、更におまけが付いていた。据えられた錬金釜が1000年の時を経て精霊となり、人の姿を取ってカモミールの前に現れたのだ。
失われた栄光の過去を懐かしみ、賢者の石やホムンクルスの作成に挑ませようとする錬金釜の精霊・テオ。それに対して全く興味が無い日常指向のカモミール。
過保護な幼馴染みも隣に引っ越してきて、予想外に騒がしい日常が彼女を待っていた。
これは、ポーションも作れないし冒険もしない、ささやかな錬金術師の物語である。
彼女は化粧品や石けんを作り、「ささやかな小市民」でいたつもりなのだが、品質の良い化粧品を作る彼女を周囲が放っておく訳はなく――。
毎日15:10に1話ずつ更新です。
この作品は小説家になろう様・カクヨム様・ノベルアッププラス様にも掲載しています。
私、魅了魔法なんて使ってません! なのに冷徹魔道士様の視線が熱すぎるんですけど
紗幸
恋愛
社畜女子だったユイは、気づけば異世界に召喚されていた。
慣れない魔法の世界と貴族社会の中で右往左往しながらも、なんとか穏やかに暮らし始めたある日。
なぜか王立魔道士団の団長カイルが、やたらと家に顔を出すようになる。
氷のように冷静で、美しく、周囲の誰もが一目置く男。
そんな彼が、ある日突然ユイの前で言い放った。
「……俺にかけた魅了魔法を解け」
私、そんな魔法かけてないんですけど!?
穏やかなはずの日々に彼の存在が、ユイの心を少しずつ波立たせていく。
まったりとした日常の中に、時折起こる小さな事件。
人との絆、魔法の力、そして胸の奥に芽生え始めた“想い”
異世界で、ユイは少しずつ——この世界で生きる力と、誰かを想う心を知っていく。
※タイトルのシーンは7話辺りからになります。
ゆったりと話が進みますが、よろしければお付き合いください。
※カクヨム様にも投稿しています。
異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~
小狸日
ファンタジー
交通事故に巻き込まれて、異世界に転移した拓(タク)と浩司(コウジ)
そこは、剣と魔法の世界だった。
2千年以上昔の勇者の物語、そこに出てくる勇者の遺産。
新しい世界で遺跡探検と異世界料理を楽しもうと思っていたのだが・・・
気に入らない異世界の常識に小さな喧嘩を売ることにした。
黄金の魔族姫
風和ふわ
恋愛
「エレナ・フィンスターニス! お前との婚約を今ここで破棄する! そして今から僕の婚約者はこの現聖女のレイナ・リュミエミルだ!」
「エレナ様、婚約者と神の寵愛をもらっちゃってごめんね? 譲ってくれて本当にありがとう!」
とある出来事をきっかけに聖女の恩恵を受けれなくなったエレナは「罪人の元聖女」として婚約者の王太子にも婚約破棄され、処刑された──はずだった!
──え!? どうして魔王が私を助けてくれるの!? しかも娘になれだって!?
これは、婚約破棄された元聖女が人外魔王(※実はとっても優しい)の娘になって、チートな治癒魔法を極めたり、地味で落ちこぼれと馬鹿にされていたはずの王太子(※実は超絶美形)と恋に落ちたりして、周りに愛されながら幸せになっていくお話です。
──え? 婚約破棄を取り消したい? もう一度やり直そう? もう想い人がいるので無理です!
※拙作「皆さん、紹介します。こちら私を溺愛するパパの“魔王”です!」のリメイク版。
※表紙は自作ではありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる