笑顔の絶えない世界 season2 ~道楽の道化師の遺産~

マーキ・ヘイト

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最終章 少女と道化師の物語

笑って

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 「本当に……本当にサタニアなの?」



 目を丸くしている真緒。そんな真緒にサタニアが優しく語り掛ける。



 「うん、そうだよ。待たせてごめんね」



 「サタニア……サタニア!!」



 真緒は目を潤ませながら、全身に感じていた痛みと疲労を忘れ、無我夢中でサタニアに抱き付く。



 「ちょ、ちょっとマオ。苦しいよ」



 「良かった……戻って来てくれて、本当に良かった……」



 そう言うサタニアだったが、その表情には笑みが浮かんでいた。真緒も離れる気は無く、より強くサタニアを抱き締める。



 「こうして戻って来れたのは、全部マオのお陰だよ」



 「え?」



 「あの時、僕はロストに体を乗っ取られ、精神は心の奥底に封じ込められてしまった。けど、マオがロストを弱らせてくれたお陰で、少しずつだけど体のコントロールを取り返す事が出来たんだ」



 「そう言えば、殺られると思ったのに、何故かロストが動きを止めた時があった様な……」



 真緒は思い出す。ロストの剣が首筋に触れたあの時、何故かロストの剣が動きを止めた事を。



 「あの時は間に合って本当に良かった。もし、動きを止めるだけの力が戻っていなかったら、一生自分を責め続ける結果になっていたと思う」



 「ありがとう……サタニアのお陰で命拾いしたよ。所でロストは!? いったいどうなったの!?」



 「……大丈夫、今は僕の心の奥底で眠っている。当分、目覚める事は無いと思うし、例え目覚めたとしても二度と表には出させない」



 「そっか……それなら安心だね。私、他の皆と一緒にサタニアまで失ったらどうしようって……ずっと考えてた……」



 「マオ……」



 「でも、これで一安心!! もう仲間が死ぬ所は見たく無いからね!!」



 「…………そう……だね……」



 「?」



 少し妙な間があったが、特に気にしなかった。それよりも、サタニアが無事に戻って来た事に果てしない喜びを感じていた。



 「さてと……状況はロストの中で聞いていたから理解しているよ。取り敢えず今は、二人でエジタスを倒そう!!」



 「勿論、そのつもりだよ!!」



 そう言いながら二人は、エジタスに向けて武器を構える。当のエジタスは二人の会話が終わるのを律儀に待っていた。



 「もう話は良いのかい? せっかく再会出来たんだ、もっとゆっくり時間を掛けて話しても良かったんだよ」



 「その口調……あなたは主人格の方ですか。成る程、だから不意打ちして来なかったんですね」



 「君達が話している間、ずっと横から攻撃しろだの、俺が代わるだの言われていたよ。でもさ、やっぱり感動の再会に水を差しちゃ悪いかなって……だから僕が表に出て攻撃しない様にしていたんだ」



 「それは随分と優しいね」



 「そりゃあね、君一人が戦力に加わった所で戦局が変わる訳じゃない。不意打ちなんかしないでも、君達二人を潰すのは赤子の手を捻るも同然さ」



 「そんな事……「いや、エジタスの言う通りだよ」……サタニア……」



 「どうやらマオとの戦いで、深傷を負い過ぎたらしい。MPも殆ど残ってない」



 「でも、私達が負けたら世界が……」



 「分かってるよ。だから“最後の手段”を使う」



 「最後の手段……?」



 するとサタニアは自身の武器である“ティルスレイブ”をじっと見つめる。その様子に真緒は察してしまった。サタニアがやろうとしている最後の手段。それがいったい何なのか。



 「まさかサタニア!!?」



 「うん……ティルスレイブに残された最後の願いを使う」



 「駄目だよ!! そんな事をしたら……!!」



 ティルスレイブ。サタニアの愛用武器にして、最強の一角とも言える剣。その最大の特徴は、ティルスレイブに秘められた特殊能力。所有者は“三回”だけ相手を“一撃”で葬り去る事が出来る。例え相手が不死身の肉体を持っていたとしても、それを無視して殺す事が出来る。しかし、能力を三回使い切ると代償として、所有者は問答無用でこの世から消滅してしまう。



 一年前、サタニアはティルスレイブの能力を“二回”使っている。一回目は真緒との戦いで、二回目はエジタスとの戦いで、つまり今度三回目を使えばエジタスを葬り去る事は出来ても、サタニア自身もこの世から消滅してしまうのだ。



 「これ以外、方法が残っていないんだよ」



 「でも、それって死者復活の紙で蘇れるの?」



 真緒の言葉に首を横に振るサタニア。



 「使用者は死ぬんじゃない“消滅”するんだ。つまり死者復活の紙で蘇る事は出来ない」



 「だったら私が使う!! 私だったらまだ一回も使っていないから、代償を受けず安全に使える!!」



 「そのボロボロな体で、どうやってエジタスの体に当てるつもり?」



 「……っ!!!」



 真緒は自分の不甲斐なさを呪った。何故、もっと余力を残して戦えなかったのか。そうすればこんな事態を招かずに済んだのに。だが、そんな戦い方ではロストに勝つ事は不可能だった。そもそも余力を残して戦う事など出来なかった。悔しそうに泣きながら歯を食い縛る真緒に、サタニアは優しく抱き締める。



 「ありがとう」



 「!!!」



 そう言うとサタニアは背中に翼を生やし、エジタスの下へ飛んで行った。



 「サタニア!!!」



 真緒の呼び掛けに振り返る事無く、サタニアはエジタスと対峙する。



 「正気かい? 自らの命を犠牲に、僕達を倒そうだなんて……」



 「正気だからこそ、僕は君を倒す。世界に今一度“笑顔”を取り戻す為に!!」



 「“笑顔”……か……そんなの二千年前に置いて来ちゃったよ!!」



 するとエジタスは、超巨大な右拳を下からアッパーの要領で、サタニア目掛けて勢い良く放った。



 「甘いよ!!」



 それをヒラリと回避し、懐へと飛び込むサタニア。



 「貰った!!」



 その勢いのまま、ティルスレイブを突き刺そうとするサタニア。しかし次の瞬間、エジタスの体から無数の触手が生え、口から先の尖った骨を連続で何本も発射した。



 「スキル“ブラックタワー”!!」



 サタニアは、咄嗟に黒く巨大な円形型のタワーを目の前に出現させ、飛んで来た骨を防いだ。



 「そう簡単に殺れると思ったら大間違いだ」



 「骨肉魔法か……厄介だな……」



 「余所見している場合かな?」



 「!!!」



 すると今度はサタニア目掛けて左足を大きく蹴り上げた。しかし、それをまたもヒラリと回避するサタニア。



 「どんなに大きくても、当たらなければ意味がありませんよ!!」



 「そもそも当てるのが目的じゃ無いからね」



 「えっ!!?」



 「サタニア、後ろ!!」



 真緒の叫び声と同時に後ろを振り返るサタニア。そこには、蹴り上げた左足から伸びて来た血管がおり、口から赤黒い液体を勢い良く吹き出した。



 「ぐっ!!」



 何とか避けようとするが、ギリギリ間に合わず背中の一部に掛かってしまった。すると、その部分の肉が突然溶け始めた。



 「ぐぁあああああ!!!」



 「サタニア!!」



 肉が溶ける音が響き渡り、燃える様な痛みが襲い掛かる。何とかその痛みに堪え、再びエジタスに向かって飛んで行くサタニア。



 「分からないな。何故、そこまでして世界を救おうとするの。魔族ならまだしも、人間や亜人はお前達魔族を迫害していたんだよ」



 「……知って……いるからですよ」



 「?」



 「この世界は思っている程、残酷では無い事を!!」



 「世迷い言を……」



 「そう言う君はどうなの?」



 「何?」



 「笑顔の絶えない世界の為とか言って、二千年間も暗躍し続けていたけど、本当は自分自身が認められたかっただけじゃないの!!?」



 「っ……黙れ!!!」



 迫り来るサタニアに対して、エジタスは全身から無数の肉の砲台を生やし、中から固めた肉の塊を一斉に発射した。



 するとサタニアは、飛んで来る肉の塊の一部を粉々に斬り飛ばした。そして二度目となるエジタスの懐へと飛び込んだ。



 「この一年、ずっと考えてた。エジタスが望んだ笑顔の絶えない世界。その本当の意味は何だったんだろうって!!」



 「黙れと言っているだろう!!」



 懐に飛び込んだサタニアは、そこに留まる事はせず、エジタスの体に沿って背後に回り込もうとする。そんなサタニアの行方を塞ぐ様に、エジタスの体から次々と肉の壁や、無数の手がサタニアを捕まえようとして来る。



 それを上手に避けたり、斬り飛ばしたりなどして、着実に背中へと近付いていた。



 「同じ顔、同じ性格、同じ考え……そうすれば誰も争わない、誰も虐められない……けど本当はエジタス、君自身が新たな人生をやり直したかっただけじゃないの!!?」



 「知った風な口を利くな!!」



 サタニアの言葉に動揺を隠せないエジタス。攻撃にもムラが出始めた。



 「君に分かるか!? 生まれた直後に愛する両親から化物扱いされた僕の気持ちが!!?」



 「…………」



 「村人から毎日罵られ、石を投げ付けられ、体がボロボロになるまで重労働を強いられる者の気持ちが!!?」



 「…………」



 「見た目が醜い、たったそれだけの理由で両親から殺されかけた!! この容姿のせいで僕は世界から見放されたんだ!!!」



 「見放された……本当にそう思う?」



 「何が言いたい……」



 「さっきも言ったけど、この世界は思っている程、残酷では無い。エジタスだって本当は気が付いているんでしょ?」



 「うるさいうるさい!!」



 「確かにエジタスの顔を化物って言う心無い人もいる。けど、それと同じ位、そう思わない人もいるんだよ」



 「そんなの嘘だ!!」



 「嘘じゃない。お姉さんのエイリスは弟であるエジタスの事を愛していた。死んで尚、転生を繰り返して、また会おうとしていた」



 「それは……」



 「ミルドラ、メユ、ギャブラー、ユグジィ、リリヤ……ロストマジックアイテムの守護者であった彼らは、あなたの素顔を見ても軽蔑しなかった。寧ろあなたの事を慕っていた」



 「…………」



 「そして僕達だって、素顔を見た今でもエジタスの事を大切に思っている。エジタスにも心当たりがあるんじゃないの!!? 容姿を気にせず接してくれた人が!!!」



 「!!!」



 エジタスの脳裏に一人の女性が思い浮かぶ。オモト。エジタスにとって、唯一の心の拠り所だった。もし、オモトが生きていたら、今のエジタスを見て何と言うだろうか。



 「けど、そんな人達に対して目を背向けた!! 取り合おうともしなかった!! 世界が見放した? エジタス自身が世界を見放しただけじゃないか!!?」



 「今さら……今さら遅いんだよ!! 動き出した歯車を途中で止める事は出来ない!!」



 「それなら僕が止めてあげる!!」



 そして遂に、サタニアはエジタスの背後に回り込む事が出来た。



 「ここからなら……」



 「おっと~、そうは行きませんよ~」



 「!!?」



 その瞬間、超巨大なエジタスの体が姿を消した。



 「転移魔法……いったい何処に……上!!?」



 エジタスが姿を現したのは、サタニアの真上だった。落下する前に気が付けたサタニアは、当たる前に避ける。更に舞い上がる水飛沫の影に隠れながら、エジタスの背中に張り付いた。



 「今だ!! ティルスレイブ!! 僕は…………」



 ティルスレイブの能力を発動させようとするが、ここでサタニアは言葉が詰まってしまった。



 「僕は……僕は……」



 「サタニア……?」



 ティルスレイブを握る手がカタカタと震える。それは恐怖。消滅という死以上の恐怖がサタニアの覚悟を鈍らせていた。



 「残念だったね、その一瞬の迷いが生死を分ける……」



 その時、超巨大なエジタスの体から、あの醜い容姿をした元のエジタスが生えて来た。手には、骨を鋭く尖らせたナイフが握られている。



 「所詮あなたも人の子だったという訳ですね~」



 「安心しろ、後でちゃんと蘇らせてやるよ。まぁ、それが千年先か、二千年先かは分からないがな」



 「それじゃあ、さようなら」



 そう言うとエジタスは、消滅の恐怖に震えるサタニア目掛けてナイフを勢い良く振り下ろした。



 「サタニア!!!」



 「…………」



 エジタスのナイフがサタニアに刺さる事は無かった。何故なら、その間に割り込んで来た人物がいたからだ。その人物によって、エジタスのナイフは弾かれてしまった。



 「お、お前は……」



 「……シーラ……」



 サタニアとエジタスの間に割り込んで来た人物。それはシーラだった。サタニアの呼び掛けにシーラは笑みを浮かべた。



 「……ありがとう……」



 シーラが作ってくれた文字通り最後のチャンス。この瞬間、サタニアの覚悟は決まった。



 「僕は……三つ目を願う!!」



 それを切っ掛けに、ティルスレイブの柄、装身具、刀身、全体が真っ黒に染まった。



 「エジタス……お休み。ゆっくりと休むと良いよ」



 「「「や、やめろぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」」」



 エジタスの叫び声と共に、サタニアのティルスレイブが超巨大なエジタスの体に深く突き刺さった。



 「こんな……」



 「こんな……」



 「こんな……」



 「「「バカなぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」」」



 突き刺さったティルスレイブを中心に、超巨大なエジタスの体は真っ黒に染まって行く。そして全身が染まりきったその瞬間、まるで泥の様に溶け出した。やがて海面全体に大きく広がり、消えて無くなってしまった。



 エジタスという足場が無くなり、サタニアはシーラの肩を借りながら、真緒の下へと戻る。



 「マオ、やったよ」



 「サタニア……」



 「そんな悲しい顔しないで。せっかく勝ったんだ。笑顔で迎えて欲しいな」



 「うぅ…………えへへ……」



 真緒は泣き出しそうになるが、グッと堪えて何とか笑顔を見せる。



 「シーラ……シーラがいてくれなかったら、最後の一歩を踏み出せなかったよ」



 「魔王様……」



 「いつも僕の側にいてくれて、ありがとうね」



 「……私も、魔王様の側にいられて幸せでした……」



 その時、サタニアの体にヒビが入り始めた。



 「「!!!」」



 「……そろそろ時間みたいだ……マオ、シーラ……改めて最後まで一緒に戦ってくれてありがとう」



 「サタニア……私やっぱり……お別れなんて嫌だよ……」



 「マオ……」



 「せっかく友達になれたのに……もっとお話ししたり、もっと遊んだりしたかった……」



 「…………」



 「サタニアがいなくなったら私……私……」



 するとサタニアは両手で、真緒の両頬を引っ張った。



 「サ、サタニア!!? な、なにふるの!!?」



 上、下、左、右と動かした後、ぱっと手を離した。痛みを抑える様に頬を擦る真緒に対してサタニアは語り始める。



 「マオ、笑顔だよ。笑顔。泣いてる顔よりも笑ってる顔の方が楽しいよ。ほら、笑って笑って」



 「サタニア……」



 「大丈夫、例えいなくなったとしても、僕はずっとここにいるよ」



 そう言いながら真緒の胸に手を当てるサタニア。



 「……うん!!」



 真緒は頷き、サタニアに向けて最高の笑顔を見せた。サタニアも真緒に向けて最高の笑顔を見せた。そしてサタニアの体はボロボロに崩れ去り、天に昇るかの様に消滅した。



 「サタニア……私、頑張るよ」



 真緒は、空を見上げながら胸に手を当て、静かに呟くのであった。
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