8 / 11
8.★甘い指先
しおりを挟む
「ん、んぅ……、ふぅ……」
自覚すると妙な恥ずかしさがこみ上げてきた。上がる声を抑えるよう、リィラは手の甲を口に押し当てる。
しかし、その手はシリウスによって、やんわりと剝がされてしまった。
「どうして抑えるんだ?」
「だって……、こんな声、恥ずかしい……」
「恥ずかしい? そんな可愛いことを言われると、もっと攻めてやりたくなる」
ぞくりとするほど艶のある笑みを浮かべ、シリウスはリィラの白い手に口づける。
「い、意地が悪いぞ……」
「本当に可愛い。いつもの凛とした表情も好きだけど、蕩けた顔はたまらないな」
首元にかかる銀の髪がくすぐったい。谷間に口づけたシリウスは細い背中に指を沿わせる。
「ひゃ……あっ」
ぞわりとした感覚に腰が反って、豊かな胸を押しつけるような体勢になってしまった。
決してわざとではなかったのだが、気づいたリィラは全身を強張らせる。
だけど腰を引く前に、シリウスの赤い舌が白い乳房を掬うように舐めあげる。
思わず視線を移せば、やたらと卑猥な光景が目に入った。しかも視線を合わせた彼の目が悪戯っぽく細められる。
それだけで甘い疼きは増していくのに、シリウスの指が疼く秘所に触れる。布地の上から擦られるだけでじわじわと体内から蜜が溢れる感触がした。
下着の隙間から指が侵入し、隘路をゆるく撫でられる。
思わずしがみつくリィラの耳元に、艶っぽい吐息が触れた。
「少しでも痛みがあれば言ってくれ」
「痛み……? あ、あぁ……っ」
それはどういうことだろう。そんな表現は閨の書物で見たことがないし、聞いたこともない。
もしかするとセフィドの民には痛みが伴うのだろうか。
ぼんやり考えるリィラの思考は、すぐにかき乱される。少しずつ体内に侵食する指がそろりと動くたび、ひくんと腰が小さく震える。
「やだ、変……なにこれ……あ、あ、あっ」
痛みなんて微塵も感じない。内壁を撫でられるたび腰が反って、リィラは縋るようにシリウスの首に抱きついた。
「痛くはないのか?」
「ん、きもちい……っ」
目じりに涙が浮かぶのは快楽のせいだ。むしろ体はもっと奥への刺激を求めて、長い指を締めつけている。
子を残すのは王族の使命であり責務である。それはリィラも例外ではなく、閨の知識はもちろん履修済みだ。身体的な反応だって文字の上では知っている。
けれども、体の火照りや呼吸が浅くなることなんて知らなかったし、与えられる快感がこんなに強いものともわかっていなかった。
「や、あ……、シリウス……もっと」
潤む声で名を呼ぶと、応えるようにキスされる。熱くてとろけてしまいそうな口づけを与えられたまま、ソファの上で押し倒された。
自覚すると妙な恥ずかしさがこみ上げてきた。上がる声を抑えるよう、リィラは手の甲を口に押し当てる。
しかし、その手はシリウスによって、やんわりと剝がされてしまった。
「どうして抑えるんだ?」
「だって……、こんな声、恥ずかしい……」
「恥ずかしい? そんな可愛いことを言われると、もっと攻めてやりたくなる」
ぞくりとするほど艶のある笑みを浮かべ、シリウスはリィラの白い手に口づける。
「い、意地が悪いぞ……」
「本当に可愛い。いつもの凛とした表情も好きだけど、蕩けた顔はたまらないな」
首元にかかる銀の髪がくすぐったい。谷間に口づけたシリウスは細い背中に指を沿わせる。
「ひゃ……あっ」
ぞわりとした感覚に腰が反って、豊かな胸を押しつけるような体勢になってしまった。
決してわざとではなかったのだが、気づいたリィラは全身を強張らせる。
だけど腰を引く前に、シリウスの赤い舌が白い乳房を掬うように舐めあげる。
思わず視線を移せば、やたらと卑猥な光景が目に入った。しかも視線を合わせた彼の目が悪戯っぽく細められる。
それだけで甘い疼きは増していくのに、シリウスの指が疼く秘所に触れる。布地の上から擦られるだけでじわじわと体内から蜜が溢れる感触がした。
下着の隙間から指が侵入し、隘路をゆるく撫でられる。
思わずしがみつくリィラの耳元に、艶っぽい吐息が触れた。
「少しでも痛みがあれば言ってくれ」
「痛み……? あ、あぁ……っ」
それはどういうことだろう。そんな表現は閨の書物で見たことがないし、聞いたこともない。
もしかするとセフィドの民には痛みが伴うのだろうか。
ぼんやり考えるリィラの思考は、すぐにかき乱される。少しずつ体内に侵食する指がそろりと動くたび、ひくんと腰が小さく震える。
「やだ、変……なにこれ……あ、あ、あっ」
痛みなんて微塵も感じない。内壁を撫でられるたび腰が反って、リィラは縋るようにシリウスの首に抱きついた。
「痛くはないのか?」
「ん、きもちい……っ」
目じりに涙が浮かぶのは快楽のせいだ。むしろ体はもっと奥への刺激を求めて、長い指を締めつけている。
子を残すのは王族の使命であり責務である。それはリィラも例外ではなく、閨の知識はもちろん履修済みだ。身体的な反応だって文字の上では知っている。
けれども、体の火照りや呼吸が浅くなることなんて知らなかったし、与えられる快感がこんなに強いものともわかっていなかった。
「や、あ……、シリウス……もっと」
潤む声で名を呼ぶと、応えるようにキスされる。熱くてとろけてしまいそうな口づけを与えられたまま、ソファの上で押し倒された。
22
あなたにおすすめの小説
冷徹団長の「ここにいろ」は、騎士団公認の“抱きしめ命令”です
星乃和花
恋愛
【全16話+後日談5話:日月水金20:00更新】
王都最硬派、規律と責任の塊――騎士団長ヴァルド・アークライトは、夜の見回り中に路地で“落とし物”を拾った。
……いや、拾ったのは魔物の卵ではなく、道端で寝ていた少女だった。しかも目覚めた彼女は満面の笑みで「落とし物です!拾ってくださってありがとうございます!」と言い張り、団長の屋敷を“保護施設”だと勘違いして、掃除・料理・当番表作りに騎士の悩み相談まで勝手に開始。
追い出せば泣く、士気は落ちる、そして何より――ヴァルド自身の休息が、彼女の存在に依存し始めていく。
無表情のまま「危ないから、ここにいろ」と命令し続ける団長に、周囲はざわつく。「それ、溺愛ですよ」
騎士団内ではついに“団長語翻訳係”まで誕生し、命令が全部“愛の保護”に変換されていく甘々溺愛コメディ!
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる
しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。
いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに……
しかしそこに現れたのは幼馴染で……?
【短編】淫紋を付けられたただのモブです~なぜか魔王に溺愛されて~
双真満月
恋愛
不憫なメイドと、彼女を溺愛する魔王の話(短編)。
なんちゃってファンタジー、タイトルに反してシリアスです。
※小説家になろうでも掲載中。
※一万文字ちょっとの短編、メイド視点と魔王視点両方あり。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
日常的に罠にかかるうさぎが、とうとう逃げられない罠に絡め取られるお話
下菊みこと
恋愛
ヤンデレっていうほど病んでないけど、機を見て主人公を捕獲する彼。
そんな彼に見事に捕まる主人公。
そんなお話です。
ムーンライトノベルズ様でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる