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アテネポリスの騒乱
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私のお父様ながら、情けない格好で執務室のイスにアネモイに縛り付けられたお父様を冷たい目でついつい見てしまいますわ。
「アレス様と手の者がミケーネ軍10万とミケーネ海軍を壊滅。
ポリスに入り込んでおりましたスパイとそれを引きこんだ売国奴を捕えております」
私の言葉にお父様はホッとした様な顔をして此方を見ると
「アーリアちゃん、逃げる必要がなくなったのならこれ外してもらえないかな?」
「アネモイさんちょっと良いですか?」
私はアネモイさんに耳打ちをしてお父様の束縛を解いてもらいました。
「流石アーリアちゃん、パパ痛かったよー
……ってあれ?何でまた縛られてるの?」
お父様が座り直した所で再び縛られ、不安そうな目を私に向けてきます。気持ち悪いだけですのに
「これから、帝国24将第24位の将軍と帝国海軍第1位の戦艦長との会談及び戦後処理の後、裏切り者の裁判、手柄を立てられたアレス様への恩賞授与が有りますので逃げられても困りますし……ね?」
私の言葉を聞いて急に暴れ出すお父様にほとほと愛想が尽きます。
「い、いやだよー、あいつ等皇帝至上主義でさーパパの話し聞いてくれないんだよー
怖いしさ。
あ!アーリアちゃんが変わりにやってよ、ジキルドはまだ寝込んでるしさー」
”お父様は……いやもうおじさんで良いや。
このおじさんは王としての姿勢も何もかもが最低です”
「貴方が国王なのですよ?
全てが決まった後、自分は知らない反故にすると言われても困りますしね」
「貴方なんて、嬉しいけどまだアーリアちゃん結婚できる年齢じゃあ」
大きく勘違いしたおじさんが何か気持ち悪い事をほざいていますが、アネモイがそっとおじさんへ透明な猿轡をしてくれた。
「私、顔の濃い人嫌いですから」
私がそう言うとおじさんは驚いた顔をして固まっていました。
おじさんを謁見の間に運んで会談の準備を整えました。
謁見の間にはサイ・スン将軍、オーリオン戦艦長が入場して来ました。
この会談は王国全土に魔道具で中継されているので、臣下達も緊張した面持ちで臨んでいるように見えます。
帝国側は敗戦の将であっても威風堂々とした姿で、どこぞのおじさんとは全く違います、居並ぶ臣下もその姿に感嘆をもらしています。
「アーリア姫、アテネ国王敗戦の将に会談の機会を与えていただき感謝いたす。
ワシはミケーネ帝国24将が一人サイ・スン」
「同じくミケーネ海軍が将オーリオン・ブロンズじゃ
はて?我を倒したアレス殿はここには居ないのか?」
オーリオン戦艦長の問いに各大臣達は苦い顔をしています。
特にアレス様の参加に反対したのは大将軍を始めとした逃げ出した将軍達。
現在捕縛されている財務大臣をリーダーに仰いでいた文官系の各大臣達を含めた文武官の9割に反対を受けましたの。
当然の問いかけです、答えを用意していない方が可笑しいのです。
当然私は助け舟を出しませんよ、大臣も大将軍も助けを請うような目を私に向けてきますが、良いのですね?
暫く沈黙が続き、大将軍が恐る恐るといったように脂汗を額に浮かべつつ言葉を発しました。
「じ、実はアレス…殿、は用事があって此処にはこれぬのです」
目も泳ぎ、情けなくも鎧がカタカタと音を立てるほど震えて答える大臣に、サイ・スン将軍が不思議そうな顔で声を上げた。
「ワシらはタウロス殿の主アレス殿に降伏したのだ、勲功高き者が参加しない会談は帝国ではないのだが、王国ではそういったしきたりなのか?」
「そ、そんな事は……」
世界各国の条約に勲功1位の者にはその功績をたたえ、戦後会談に参加させ、国中に知らしめる事が義務付けられていますのにね。
「なら、何故おらぬのだ?」
「う……」
はい、詰みですね。
「今ここに居るもの達の大半が民を見捨て、逃げ出そうとした戦犯だからですよ」
私の発言に居並ぶ臣下達は驚きの顔を向けてきますが、私が庇う必要ないですしね。
「アレス様の手柄を自分たちの物にしたくて締め出したんですよ。
もっとも、アレス様はそんな小さい事には興味が無かったようで、1ヶ月ほど前にお助けになった女性が目覚められたので其方に向かわれましたわ。」
私の言葉にサイ・スン様もオーリオン様も目を細められ
「つまりワシらを利用しようとしたと」
「これは国際条約違反だな、許せることではないぞ」
お二人の闘気に臣下達は脂汗を更に濃くさせていきます。
まったく愚かな。
「そういえばお伝えし忘れていたのですが。
私、あまりにも王や大将軍の不甲斐なさに私の領地が守られるのか不安になりまして。
アレス様と共に独立をすることに決めましたの」
「!!!!!姫?!それはいったい?」
地方管理大臣が驚きの声を上げますが、無視です。
おじさんも何か言いたそうな顔でこちらを見ていますが、これも無視です。
「わぁはははは!なら、我らが降伏したのはアレス殿の所属国となる!
我らはアーリア姫、そなたの国に改めて降伏しよう」
人の悪い笑顔を浮かべてオーリオン様は私に向かって膝をついて叩頭されました。
それにサイ・スン様も続きます。
「ありがとうございます。では私たちキプロスは此処に独立を宣言し、帝国捕虜共々帰還します」
「姫!お待ちを!」
「我らを見捨てられるのか!」
必死に引きとめてくる元臣下達に私は笑顔を向けて。
「アレス様の参加を拒否した時点でもう決めていました。
自分の利益だけを追求するあなた方を、支援するつもりもありません。
なお、各ポリスの判断でどちらにつくか決めてください。
私は民を見捨てるつもりは無いのです」
そう言って謁見の間を後にした私はドドリーゴさんにサイ・スン将軍と、オーリオン戦艦長を私の領地にお送りする船への移送を頼みました。
大将軍や法務相などが、その後私の独立を思い留まらせようと必死な形相で私のところに来ました。
「姫!国を、民を思うのならどうぞ思い留まりください!」
「大将軍、貴方はいち早くミケーネ帝国の進行を知りアテネポリスから逃げましたよね?
そんなクズに民を思うならなどと言ってほしくないですわね」
「な!それを言うなら陛下も同じでは」
「そうですわね。だからこのような愚者が治める国に、民の盾である事を放棄した騎士の居る国に我が領民の未来は任せられないのですわ。
他のポリスや民にはどちらに付くのか選択をしていただきますので、それでも貴方達を選ぶのも民の自由です」
「そんな!法務相として独立を反対いたします」
いい加減うっとうしくなってきた私は、
「はっきり言って貴方達は戦犯です。民を見捨て逃げ、闘うこともせず。
特にお二人は違法に財産を溜め込んでいますよね?
慈悲でこの事を公にしてはいませんでしたが、もういいですよね?
表に出しましょう、そしてその腐った脳を詰めた頭を市民の前に晒しましょう」
「こ、この小娘が!大人しくしていれば調子に乗りおって!」
激昂した大将軍の拳が私を襲いますが、アネモイがその拳を指一つで受け止めてくれました。
「アーリア様狩りますか?ですわ」
「勿論。ついでにその首を切り落として保存して置いてくださいな」
私の言葉に綺麗な会釈で了解の意を示してくれたアネモイさんにお願いして、私は自室に戻ることにいたしました。
◆
「この!」
大将軍が剣を引き抜きアネモイに切りかかろうとしたが、その右手は存在しなかった。
「え?……ぎゃぁぁぁぁ!!!!」
遅れてやって来た痛みに、無くなった肘から先を押さえて脂汗を額に滲ませ、獣のような悲鳴を上げる大将軍。
「あら?この程度の事で腕がなくなるのですね?
マスターなら軽く触れた程度に感じられる程度ですわ」
「お、お前のマスターとは……」
脂汗を更に滲ませつつ苦悶の表情を浮かべ、ついに片膝をついた大将軍をバカにした様に見下ろすアネモイ。
「私のマスターはアレス様ですわ。
さて、立ちなさいですわ」
アネモイが大将軍の右肩を軽く掴むと”グチャ”と湿った音がして肩がちぎれ落ちた。
「ぐあぁぁぁ、な、何故このような事を」
「あら?本当にゼリーのように柔らかいのですわね?
首を取るのも簡単そうですわ」
法務大臣は無残に大将軍がボロボロにされていくのを部屋の隅で震えながら見ることしか出来なかった。
その日、アテネポリスの王城から大将軍と法務大臣の姿が何処かへ消えたという。
こうしてアレスの知らない所で話は進み、アレスの拠点がキプロス島に移ることになる。
「アレス様と手の者がミケーネ軍10万とミケーネ海軍を壊滅。
ポリスに入り込んでおりましたスパイとそれを引きこんだ売国奴を捕えております」
私の言葉にお父様はホッとした様な顔をして此方を見ると
「アーリアちゃん、逃げる必要がなくなったのならこれ外してもらえないかな?」
「アネモイさんちょっと良いですか?」
私はアネモイさんに耳打ちをしてお父様の束縛を解いてもらいました。
「流石アーリアちゃん、パパ痛かったよー
……ってあれ?何でまた縛られてるの?」
お父様が座り直した所で再び縛られ、不安そうな目を私に向けてきます。気持ち悪いだけですのに
「これから、帝国24将第24位の将軍と帝国海軍第1位の戦艦長との会談及び戦後処理の後、裏切り者の裁判、手柄を立てられたアレス様への恩賞授与が有りますので逃げられても困りますし……ね?」
私の言葉を聞いて急に暴れ出すお父様にほとほと愛想が尽きます。
「い、いやだよー、あいつ等皇帝至上主義でさーパパの話し聞いてくれないんだよー
怖いしさ。
あ!アーリアちゃんが変わりにやってよ、ジキルドはまだ寝込んでるしさー」
”お父様は……いやもうおじさんで良いや。
このおじさんは王としての姿勢も何もかもが最低です”
「貴方が国王なのですよ?
全てが決まった後、自分は知らない反故にすると言われても困りますしね」
「貴方なんて、嬉しいけどまだアーリアちゃん結婚できる年齢じゃあ」
大きく勘違いしたおじさんが何か気持ち悪い事をほざいていますが、アネモイがそっとおじさんへ透明な猿轡をしてくれた。
「私、顔の濃い人嫌いですから」
私がそう言うとおじさんは驚いた顔をして固まっていました。
おじさんを謁見の間に運んで会談の準備を整えました。
謁見の間にはサイ・スン将軍、オーリオン戦艦長が入場して来ました。
この会談は王国全土に魔道具で中継されているので、臣下達も緊張した面持ちで臨んでいるように見えます。
帝国側は敗戦の将であっても威風堂々とした姿で、どこぞのおじさんとは全く違います、居並ぶ臣下もその姿に感嘆をもらしています。
「アーリア姫、アテネ国王敗戦の将に会談の機会を与えていただき感謝いたす。
ワシはミケーネ帝国24将が一人サイ・スン」
「同じくミケーネ海軍が将オーリオン・ブロンズじゃ
はて?我を倒したアレス殿はここには居ないのか?」
オーリオン戦艦長の問いに各大臣達は苦い顔をしています。
特にアレス様の参加に反対したのは大将軍を始めとした逃げ出した将軍達。
現在捕縛されている財務大臣をリーダーに仰いでいた文官系の各大臣達を含めた文武官の9割に反対を受けましたの。
当然の問いかけです、答えを用意していない方が可笑しいのです。
当然私は助け舟を出しませんよ、大臣も大将軍も助けを請うような目を私に向けてきますが、良いのですね?
暫く沈黙が続き、大将軍が恐る恐るといったように脂汗を額に浮かべつつ言葉を発しました。
「じ、実はアレス…殿、は用事があって此処にはこれぬのです」
目も泳ぎ、情けなくも鎧がカタカタと音を立てるほど震えて答える大臣に、サイ・スン将軍が不思議そうな顔で声を上げた。
「ワシらはタウロス殿の主アレス殿に降伏したのだ、勲功高き者が参加しない会談は帝国ではないのだが、王国ではそういったしきたりなのか?」
「そ、そんな事は……」
世界各国の条約に勲功1位の者にはその功績をたたえ、戦後会談に参加させ、国中に知らしめる事が義務付けられていますのにね。
「なら、何故おらぬのだ?」
「う……」
はい、詰みですね。
「今ここに居るもの達の大半が民を見捨て、逃げ出そうとした戦犯だからですよ」
私の発言に居並ぶ臣下達は驚きの顔を向けてきますが、私が庇う必要ないですしね。
「アレス様の手柄を自分たちの物にしたくて締め出したんですよ。
もっとも、アレス様はそんな小さい事には興味が無かったようで、1ヶ月ほど前にお助けになった女性が目覚められたので其方に向かわれましたわ。」
私の言葉にサイ・スン様もオーリオン様も目を細められ
「つまりワシらを利用しようとしたと」
「これは国際条約違反だな、許せることではないぞ」
お二人の闘気に臣下達は脂汗を更に濃くさせていきます。
まったく愚かな。
「そういえばお伝えし忘れていたのですが。
私、あまりにも王や大将軍の不甲斐なさに私の領地が守られるのか不安になりまして。
アレス様と共に独立をすることに決めましたの」
「!!!!!姫?!それはいったい?」
地方管理大臣が驚きの声を上げますが、無視です。
おじさんも何か言いたそうな顔でこちらを見ていますが、これも無視です。
「わぁはははは!なら、我らが降伏したのはアレス殿の所属国となる!
我らはアーリア姫、そなたの国に改めて降伏しよう」
人の悪い笑顔を浮かべてオーリオン様は私に向かって膝をついて叩頭されました。
それにサイ・スン様も続きます。
「ありがとうございます。では私たちキプロスは此処に独立を宣言し、帝国捕虜共々帰還します」
「姫!お待ちを!」
「我らを見捨てられるのか!」
必死に引きとめてくる元臣下達に私は笑顔を向けて。
「アレス様の参加を拒否した時点でもう決めていました。
自分の利益だけを追求するあなた方を、支援するつもりもありません。
なお、各ポリスの判断でどちらにつくか決めてください。
私は民を見捨てるつもりは無いのです」
そう言って謁見の間を後にした私はドドリーゴさんにサイ・スン将軍と、オーリオン戦艦長を私の領地にお送りする船への移送を頼みました。
大将軍や法務相などが、その後私の独立を思い留まらせようと必死な形相で私のところに来ました。
「姫!国を、民を思うのならどうぞ思い留まりください!」
「大将軍、貴方はいち早くミケーネ帝国の進行を知りアテネポリスから逃げましたよね?
そんなクズに民を思うならなどと言ってほしくないですわね」
「な!それを言うなら陛下も同じでは」
「そうですわね。だからこのような愚者が治める国に、民の盾である事を放棄した騎士の居る国に我が領民の未来は任せられないのですわ。
他のポリスや民にはどちらに付くのか選択をしていただきますので、それでも貴方達を選ぶのも民の自由です」
「そんな!法務相として独立を反対いたします」
いい加減うっとうしくなってきた私は、
「はっきり言って貴方達は戦犯です。民を見捨て逃げ、闘うこともせず。
特にお二人は違法に財産を溜め込んでいますよね?
慈悲でこの事を公にしてはいませんでしたが、もういいですよね?
表に出しましょう、そしてその腐った脳を詰めた頭を市民の前に晒しましょう」
「こ、この小娘が!大人しくしていれば調子に乗りおって!」
激昂した大将軍の拳が私を襲いますが、アネモイがその拳を指一つで受け止めてくれました。
「アーリア様狩りますか?ですわ」
「勿論。ついでにその首を切り落として保存して置いてくださいな」
私の言葉に綺麗な会釈で了解の意を示してくれたアネモイさんにお願いして、私は自室に戻ることにいたしました。
◆
「この!」
大将軍が剣を引き抜きアネモイに切りかかろうとしたが、その右手は存在しなかった。
「え?……ぎゃぁぁぁぁ!!!!」
遅れてやって来た痛みに、無くなった肘から先を押さえて脂汗を額に滲ませ、獣のような悲鳴を上げる大将軍。
「あら?この程度の事で腕がなくなるのですね?
マスターなら軽く触れた程度に感じられる程度ですわ」
「お、お前のマスターとは……」
脂汗を更に滲ませつつ苦悶の表情を浮かべ、ついに片膝をついた大将軍をバカにした様に見下ろすアネモイ。
「私のマスターはアレス様ですわ。
さて、立ちなさいですわ」
アネモイが大将軍の右肩を軽く掴むと”グチャ”と湿った音がして肩がちぎれ落ちた。
「ぐあぁぁぁ、な、何故このような事を」
「あら?本当にゼリーのように柔らかいのですわね?
首を取るのも簡単そうですわ」
法務大臣は無残に大将軍がボロボロにされていくのを部屋の隅で震えながら見ることしか出来なかった。
その日、アテネポリスの王城から大将軍と法務大臣の姿が何処かへ消えたという。
こうしてアレスの知らない所で話は進み、アレスの拠点がキプロス島に移ることになる。
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