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サーシャは静かに暮らしたい
引きこもり75日目 温泉ゴーレム列車
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家出75日目
10の島を通り四国へと向かう131キロに渡る橋が完成した。
「温泉ゴーレム列車の試験運行するんだけど、ラビアちゃんと一緒にどうかな?」
「行く、楽しみにしていたのよ。
ラビアを呼んでくるね」
こうして、夕方から温泉ゴーレム列車の試験運転が決まった。
温泉はユノサトから持ち込んだ天然温泉でを使用し、温泉が二号車、三号車がラウンジになっており、四号車がマッサージ車両、五号車、六号車は個室になっていた。
「夕日と海が見事にマッチしてる、お風呂に入りながら見えるなんて素敵ね」
「お酒も合うです。
熱燗よりも冷が火照った身体にしみるです」
そんな二人の姿を見ながら楽しそうに琥珀色のお茶を飲むサーシャ。
巫女服の二足歩行狐が舟盛や新たなお酒を運んでくる。
「これは往復する頃には星が出て良い感じそうね」
そう言って両足を伸ばすオウカを見てラビアは
「はわわわ、オウカ様はスタイルが良いです」
「これ?豊穣の女神だし・・・ね」
と、挑発的に胸を持ち上げて微笑んだ。
「それに比べて私は・・・」
ぺったんこ胸を見てため息をついた。
「スタイルが良かったら、あんな衣装も、こんな衣装も着れるのに・・・」
そう落ち込むラビアにサーシャは
「まだ実験中だけど、マッサージ車両に豊胸クリームを置いてるけど」
「行ってきます!」
そう言ってラビアは駆け出して行ってしまった。
「あ、まだ説明が・・・」
「いいのよ、副作用ぐらいじゃあ神はどうにもならないしね」
そう言って楽しそうにおちょうしを振るオウカに、それもそうかとオウカの隣に腰を降ろす。
「あれはあれで良いと思うけど」
「これ、大きすぎると重いのよね」
そう言って肩を回すオウカ、サーシャも同意するように、胸を持ち上げる。
二人とも女性の平均を超えた胸を持っているようだった。
「それにしても、絶景ね、帰りは他の女神呼んでもいいかしら?」
「これだけ安定してたら行けるかな?」
そうしてゆっくりと夕日を車体に写しながらゴーレム列車はサカイデにある神殿の森へとゆっくりと進んでいった。
一方その頃
創造神は他の男神を巻き込んで酒宴を開いていた
「最近の女神達は、やれ女神会だの、なんだのと・・・」
そう切り出したのは酒宴の神だった。
「そうそう、俺達もまぜろってんだ」
男神達は男神達で不満が溜まっていた様で、口々に愚痴が出てくる。
創造神はそれを聞きながら楽しそうにカップを傾ける。
「そうなんだよね~、皆で楽しめばいいのに女神だけでって良くないよね~」
「そうなんですよ!それを言ったらあいつら、「あんた達は勝手に酒盛りやって、下界の女の子が居る所に勝手に行ってるでしょ?」って言いやがるんだ」
「それは、俺達の楽しみだから良いだろうに」
そうそうと他の男神達が盛り上がっていく中創造神は
”あれ?これって僕達が我侭なんじゃぁ・・・まずくない?”
と心の中で青くなっていた。
”ま、酒宴の中でのことだし、何かをしでかさないよね?うん気にしないでおこう”
どんどん文句が出てくる中で一人の男神が立ち上がり
「皆聞いてくれ、今も大地母神様とラビアは俺達に隠れて、温泉ゴーレム列車なる物に乗り遊んでいる!俺達も参加する権利が有ると思う」
「混浴か?混浴だな!ラビアの裸を見れるなら参加せねば!」
「なんという、羨ましい・・・いやけしからん!俺達も行くべきだ」
口々に声を上げる男神達に気付かれないようにそ~っと会場の外に逃げ出す。
「これはやばい、僕は無関係・・・そうだ、今からちょっと別の世界に行っておこう。
それが一番だよ」
そう言って創造神が転移する直前、女神達が狐のゴーレムに連れられて、転移していくのが見えた。
「・・・ああ、終った、逃げてよかった~」
創造神はその後の地獄を想像して体をブルリと震わせた。
その後
女神達も乗車して、車内を見て回ると、温泉車両の天井が開いていき、満天の星空が見えるようになった。
「露天風呂!!素敵ね」
テンションが上がった女神達は服を一気に脱ぐと、次々に湯船に飛び込んでいった。
「中ほどで温泉から米酒風呂に変わるから、楽しみにしていてね」
わーっと楽しそうに声を上げる女神達はワイワイと温泉列車や果実酒が振舞われるラウンジ、マッサージを楽しんでいた。
満天の星空の見える温泉は、女神達に評判が良く、月に一回は女神会をここでやろうという話になっていた。
「サーシャちゃんのアイデアは凄いわね」
「あはは、楽しいことが好きだからね。
そうそう、今度は水中に空間を作って、ちょっとした町をつくろうかな?って思ってるんだけど」
「面白そうね、でも住民はどうするの?」
「魚型ゴーレムや水中適応の魚人を作って、リゾートっぽくしたいのよね」
「なるほど・・・面白そうね」
話が詰まり始めた時に、女神達の悲鳴が上がった。
「おっれたちもまぜろ~」
「そうだそうだ!」
突如の男神の乱入に女神達は桶を投げたり、イスで叩く、リアルの雷を落とす者も出てくる阿鼻叫喚に成っていた。
「あんた達~」
オウカの怒りも炸裂し男神が全員正座で大説教大会になった。
日ごろ男神に溜まっていた不満を叩きつけるように、怒り狂う女神に酔いも冷め大人しくなっていた。
数時間後
「男神様達にも専用ゴーレム列車を作るから、暫くまってくださいね」
そう言って微笑むサーシャに男神たちは何度も頷き。
女神は甘いと言うが、サーシャの決定に最終的に従う事になった。
「ありがとう」
「いいのよ」
そういった瞬間サーシャの巻いていたタオルが落ちて、「「おお~」」と男神たちから声が上がり、オウカがサーシャの身体を隠すと。
「あんた達!反省してないでしょ!」
と特大の雷が男神達に落ちた。
男神たちの温泉ゴーレム列車の完成は一ヵ月後になったのはご愛嬌
10の島を通り四国へと向かう131キロに渡る橋が完成した。
「温泉ゴーレム列車の試験運行するんだけど、ラビアちゃんと一緒にどうかな?」
「行く、楽しみにしていたのよ。
ラビアを呼んでくるね」
こうして、夕方から温泉ゴーレム列車の試験運転が決まった。
温泉はユノサトから持ち込んだ天然温泉でを使用し、温泉が二号車、三号車がラウンジになっており、四号車がマッサージ車両、五号車、六号車は個室になっていた。
「夕日と海が見事にマッチしてる、お風呂に入りながら見えるなんて素敵ね」
「お酒も合うです。
熱燗よりも冷が火照った身体にしみるです」
そんな二人の姿を見ながら楽しそうに琥珀色のお茶を飲むサーシャ。
巫女服の二足歩行狐が舟盛や新たなお酒を運んでくる。
「これは往復する頃には星が出て良い感じそうね」
そう言って両足を伸ばすオウカを見てラビアは
「はわわわ、オウカ様はスタイルが良いです」
「これ?豊穣の女神だし・・・ね」
と、挑発的に胸を持ち上げて微笑んだ。
「それに比べて私は・・・」
ぺったんこ胸を見てため息をついた。
「スタイルが良かったら、あんな衣装も、こんな衣装も着れるのに・・・」
そう落ち込むラビアにサーシャは
「まだ実験中だけど、マッサージ車両に豊胸クリームを置いてるけど」
「行ってきます!」
そう言ってラビアは駆け出して行ってしまった。
「あ、まだ説明が・・・」
「いいのよ、副作用ぐらいじゃあ神はどうにもならないしね」
そう言って楽しそうにおちょうしを振るオウカに、それもそうかとオウカの隣に腰を降ろす。
「あれはあれで良いと思うけど」
「これ、大きすぎると重いのよね」
そう言って肩を回すオウカ、サーシャも同意するように、胸を持ち上げる。
二人とも女性の平均を超えた胸を持っているようだった。
「それにしても、絶景ね、帰りは他の女神呼んでもいいかしら?」
「これだけ安定してたら行けるかな?」
そうしてゆっくりと夕日を車体に写しながらゴーレム列車はサカイデにある神殿の森へとゆっくりと進んでいった。
一方その頃
創造神は他の男神を巻き込んで酒宴を開いていた
「最近の女神達は、やれ女神会だの、なんだのと・・・」
そう切り出したのは酒宴の神だった。
「そうそう、俺達もまぜろってんだ」
男神達は男神達で不満が溜まっていた様で、口々に愚痴が出てくる。
創造神はそれを聞きながら楽しそうにカップを傾ける。
「そうなんだよね~、皆で楽しめばいいのに女神だけでって良くないよね~」
「そうなんですよ!それを言ったらあいつら、「あんた達は勝手に酒盛りやって、下界の女の子が居る所に勝手に行ってるでしょ?」って言いやがるんだ」
「それは、俺達の楽しみだから良いだろうに」
そうそうと他の男神達が盛り上がっていく中創造神は
”あれ?これって僕達が我侭なんじゃぁ・・・まずくない?”
と心の中で青くなっていた。
”ま、酒宴の中でのことだし、何かをしでかさないよね?うん気にしないでおこう”
どんどん文句が出てくる中で一人の男神が立ち上がり
「皆聞いてくれ、今も大地母神様とラビアは俺達に隠れて、温泉ゴーレム列車なる物に乗り遊んでいる!俺達も参加する権利が有ると思う」
「混浴か?混浴だな!ラビアの裸を見れるなら参加せねば!」
「なんという、羨ましい・・・いやけしからん!俺達も行くべきだ」
口々に声を上げる男神達に気付かれないようにそ~っと会場の外に逃げ出す。
「これはやばい、僕は無関係・・・そうだ、今からちょっと別の世界に行っておこう。
それが一番だよ」
そう言って創造神が転移する直前、女神達が狐のゴーレムに連れられて、転移していくのが見えた。
「・・・ああ、終った、逃げてよかった~」
創造神はその後の地獄を想像して体をブルリと震わせた。
その後
女神達も乗車して、車内を見て回ると、温泉車両の天井が開いていき、満天の星空が見えるようになった。
「露天風呂!!素敵ね」
テンションが上がった女神達は服を一気に脱ぐと、次々に湯船に飛び込んでいった。
「中ほどで温泉から米酒風呂に変わるから、楽しみにしていてね」
わーっと楽しそうに声を上げる女神達はワイワイと温泉列車や果実酒が振舞われるラウンジ、マッサージを楽しんでいた。
満天の星空の見える温泉は、女神達に評判が良く、月に一回は女神会をここでやろうという話になっていた。
「サーシャちゃんのアイデアは凄いわね」
「あはは、楽しいことが好きだからね。
そうそう、今度は水中に空間を作って、ちょっとした町をつくろうかな?って思ってるんだけど」
「面白そうね、でも住民はどうするの?」
「魚型ゴーレムや水中適応の魚人を作って、リゾートっぽくしたいのよね」
「なるほど・・・面白そうね」
話が詰まり始めた時に、女神達の悲鳴が上がった。
「おっれたちもまぜろ~」
「そうだそうだ!」
突如の男神の乱入に女神達は桶を投げたり、イスで叩く、リアルの雷を落とす者も出てくる阿鼻叫喚に成っていた。
「あんた達~」
オウカの怒りも炸裂し男神が全員正座で大説教大会になった。
日ごろ男神に溜まっていた不満を叩きつけるように、怒り狂う女神に酔いも冷め大人しくなっていた。
数時間後
「男神様達にも専用ゴーレム列車を作るから、暫くまってくださいね」
そう言って微笑むサーシャに男神たちは何度も頷き。
女神は甘いと言うが、サーシャの決定に最終的に従う事になった。
「ありがとう」
「いいのよ」
そういった瞬間サーシャの巻いていたタオルが落ちて、「「おお~」」と男神たちから声が上がり、オウカがサーシャの身体を隠すと。
「あんた達!反省してないでしょ!」
と特大の雷が男神達に落ちた。
男神たちの温泉ゴーレム列車の完成は一ヵ月後になったのはご愛嬌
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