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ダークエルフ
プロローグ 海
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「海じゃ!」
夏の暑い日にブラウン達は海に遊びに来ていた。
ヘーラは白いフリルの付いたワンピース型の水着を着て海に飛び込む。
レオナは黒いビキニ水着を着てそ~っと波を足で突いて、きゃっきゃと遊んでいる。
パンダヌキはぼんぼんベッドの上でノンビリと寝ていた。
ブラウンはボクサー水着になると軽く準備体操をして海に入る。
ブラウンが泳ぎ始めると、二人はブラウンの背中に飛び乗り、パンダヌキもこっそり網を持って後を着いて泳ぎ始めた。
水を切り裂くが、水しぶきをほとんど立てずに泳ブラウンの背中で二人は楽しそうにはしゃいでキラキラと光る水面を見ていた。
暫く進むと小島が見つかり休憩のために立ち寄ることにした。
「流石は旦那様じゃ、泳ぐ速度も早いのじゃ」
ヘーラが声を上げると小さく”ぐ~”っとお腹が鳴った。
「もきゅ~もっきゅ」
パンダヌキが引いていた網を見せると、中にはかなりの量の魚がおりレオナがパンダヌキに近づいて。
「これ、貰ってもいいの?」
「もきゅうぅ」
うなずくパンダヌキから網を受け取ると、レオナは料理に、ヘーラは島に探索に出た。
ブラウンは果物を探しにヘーラとは別に島の探索にでた。
島自体は一周40分位の正に小島であり、中心部に森があり、森の中心から縦断するように川が流れている、そんな地形だった。
探索から帰って来たヘーラはフォレストボアを肩にかついで帰ってきた。
その直ぐ後ブラウンは山菜と果物を持って帰ってきた。
刺身や焼き魚、ボアのジンジャー焼き、蒸し山菜などを三人と一匹は食べながらもう少し進むか、この島をもう少し探検するか話し合っていた。
「海も飽きたし、島を探検して今日はここに泊まるのはどうじゃ?」
「私も探検したかったしそれがいい」
「もきゅん」
「三人がそれで良いなら今日はここに泊まるか」
食べ終わると、ブラウンが片付けとキャンプを作ると言って、3人を探索に出し、早速片付けを始めた。
ブラウンは砂浜から少し奥に行った森の一部を切り開いて、地均しをして行く。
木は意外と質が良く、魔法で瞬間乾燥して皮をむくとログハウス風に組み上げていった。
ログハウスが完成する頃に太陽が半分沈み、まるで海に沈んでいくように見た。
庭部分にかまどを組み上げ、残ったボアの肉と魚を燻製にして、出来上がるまでログハウスのデッキで持ってきていた机とリクライニングチェアー、ランタンを設置して、ビールを飲みながら本を読んで時間をつぶしていた。
森から三人が帰ってきたが、少し様子がおかしい。
何かを隠しているようなそんな感じだった。
「何を隠してるんだ?」
いきりなりはっきり聞かれて二人はオドオドとブラウンを見つめると
「じ、実は森で拾ったのじゃ」
「そ、そうなんだ空腹で動けなくなっていて・・・」
もじもじとブラウンを見つめてくる二人を可愛いと思い、二人の頭をなでつつ
「あ~拾ったものは仕方ない、もう直ぐ晩飯も出来る。連れて帰るかはその後で考えるか」
ブラウンの言葉を聞いて明るい顔になると、茂みに向かって声をかける。
「よかったのう、さぁ出てくるのじゃ」
ヘーラがそう声をかけると、茂みから薄汚れた銀髪の浅黒い肌のエルフが出てきた。
「うん?・・・まぁいいか。
所でエルフは肉食えたかな?」
「ダークエルフだから食べれるわよ、逆に野菜が苦手だったと思う」
ブラウンは昔知り合ったダークエルフを思い出してみた。
虎髭が立派なマッチョなダークエルフは肉をかぶりつき、豪快にビールを飲み。
そしてピーマンを見ると情けないほどしょぼくれて涙目でブラウンを見ていた・・・
うん、野菜嫌いだ。
納得したブラウンはダークエルフを見て
「よし!飯の前に風呂入って来い」
「「は~い」」
二人はそう言ってダークエルフを連れて、ブラウンに言われた風呂場に向かって行った。
「ひょっとして山頂には精霊樹があるのかもしれないな」
ブラウンはそう言って島の盛り上がっている中央部を見ていた。
燻し終わった肉と魚を準備しながら、明日は山登りかと楽しそうにしていた。
夏の暑い日にブラウン達は海に遊びに来ていた。
ヘーラは白いフリルの付いたワンピース型の水着を着て海に飛び込む。
レオナは黒いビキニ水着を着てそ~っと波を足で突いて、きゃっきゃと遊んでいる。
パンダヌキはぼんぼんベッドの上でノンビリと寝ていた。
ブラウンはボクサー水着になると軽く準備体操をして海に入る。
ブラウンが泳ぎ始めると、二人はブラウンの背中に飛び乗り、パンダヌキもこっそり網を持って後を着いて泳ぎ始めた。
水を切り裂くが、水しぶきをほとんど立てずに泳ブラウンの背中で二人は楽しそうにはしゃいでキラキラと光る水面を見ていた。
暫く進むと小島が見つかり休憩のために立ち寄ることにした。
「流石は旦那様じゃ、泳ぐ速度も早いのじゃ」
ヘーラが声を上げると小さく”ぐ~”っとお腹が鳴った。
「もきゅ~もっきゅ」
パンダヌキが引いていた網を見せると、中にはかなりの量の魚がおりレオナがパンダヌキに近づいて。
「これ、貰ってもいいの?」
「もきゅうぅ」
うなずくパンダヌキから網を受け取ると、レオナは料理に、ヘーラは島に探索に出た。
ブラウンは果物を探しにヘーラとは別に島の探索にでた。
島自体は一周40分位の正に小島であり、中心部に森があり、森の中心から縦断するように川が流れている、そんな地形だった。
探索から帰って来たヘーラはフォレストボアを肩にかついで帰ってきた。
その直ぐ後ブラウンは山菜と果物を持って帰ってきた。
刺身や焼き魚、ボアのジンジャー焼き、蒸し山菜などを三人と一匹は食べながらもう少し進むか、この島をもう少し探検するか話し合っていた。
「海も飽きたし、島を探検して今日はここに泊まるのはどうじゃ?」
「私も探検したかったしそれがいい」
「もきゅん」
「三人がそれで良いなら今日はここに泊まるか」
食べ終わると、ブラウンが片付けとキャンプを作ると言って、3人を探索に出し、早速片付けを始めた。
ブラウンは砂浜から少し奥に行った森の一部を切り開いて、地均しをして行く。
木は意外と質が良く、魔法で瞬間乾燥して皮をむくとログハウス風に組み上げていった。
ログハウスが完成する頃に太陽が半分沈み、まるで海に沈んでいくように見た。
庭部分にかまどを組み上げ、残ったボアの肉と魚を燻製にして、出来上がるまでログハウスのデッキで持ってきていた机とリクライニングチェアー、ランタンを設置して、ビールを飲みながら本を読んで時間をつぶしていた。
森から三人が帰ってきたが、少し様子がおかしい。
何かを隠しているようなそんな感じだった。
「何を隠してるんだ?」
いきりなりはっきり聞かれて二人はオドオドとブラウンを見つめると
「じ、実は森で拾ったのじゃ」
「そ、そうなんだ空腹で動けなくなっていて・・・」
もじもじとブラウンを見つめてくる二人を可愛いと思い、二人の頭をなでつつ
「あ~拾ったものは仕方ない、もう直ぐ晩飯も出来る。連れて帰るかはその後で考えるか」
ブラウンの言葉を聞いて明るい顔になると、茂みに向かって声をかける。
「よかったのう、さぁ出てくるのじゃ」
ヘーラがそう声をかけると、茂みから薄汚れた銀髪の浅黒い肌のエルフが出てきた。
「うん?・・・まぁいいか。
所でエルフは肉食えたかな?」
「ダークエルフだから食べれるわよ、逆に野菜が苦手だったと思う」
ブラウンは昔知り合ったダークエルフを思い出してみた。
虎髭が立派なマッチョなダークエルフは肉をかぶりつき、豪快にビールを飲み。
そしてピーマンを見ると情けないほどしょぼくれて涙目でブラウンを見ていた・・・
うん、野菜嫌いだ。
納得したブラウンはダークエルフを見て
「よし!飯の前に風呂入って来い」
「「は~い」」
二人はそう言ってダークエルフを連れて、ブラウンに言われた風呂場に向かって行った。
「ひょっとして山頂には精霊樹があるのかもしれないな」
ブラウンはそう言って島の盛り上がっている中央部を見ていた。
燻し終わった肉と魚を準備しながら、明日は山登りかと楽しそうにしていた。
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