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僕と君のリング
3.眠れない夜
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ミンジェの部屋の前で、立ち尽くしていた。
『ヨングのベッドには行かない。ヨングも僕のベッドに来ないで』
と言われても、結局眠れなくてこうして部屋に来てしまったのだ。
"もしミンジェが眠っていたら隣にそっと入ってしまおう。添い寝くらい許してくれるはず"
ミンジェの言う『距離を置く』という意味が、セックスするかしないかだとしたら、確かに同じベッドで寝ないのが一番なのだろう。
以前にも言われた事を思い出す。
『僕の身体に溺れないでね』
無理な話だ。
あんなセクシーな身体、夢中にならない方がおかしい。ましてやそれが恋人の身体なのだ。
ミンジェと恋人同士になって、初めて触れ合った時から虜になっているし溺れている。
一緒に寝てたら、抱きたくなるのは当たり前。新曲の準備で連日ダンスの練習が無ければ、毎日だってミンジェを抱きたい。
身体が目的だと思われるかもしれないけど、『ミンジェだから』欲しくてたまらないんだ。好きだから傍にいたいし、愛してるから触りたい抱きたい。
僕はそっとミンジェの部屋に入り込んだ。暗闇に眼が慣れるまでもなく、シンとした気配で愛しい人が其処に居ないとわかる。
"ミンジェ、何処に行ったんですか!? "
それでも僕は、ミンジェをいつまででも待つつもりで彼のベッドに入り、しばらくモヤモヤしていたけれど……いつしか眠ってしまっていた。
シーツの上を無意識に手を伸ばし、触れるはずの温もりへと辿りつけず、不審に思う。
"あれ?あれ?ミンジェどこ?"
何度も腕を動かしているうちに、意識がはっきりしてきて、その事実に愕然とした。
普段の寝起きの僕には考えられないスピードでベッドから出て、自分の部屋へ戻る。
もしかしたら。入れ違いでミンジェが僕の部屋で眠っているかもしれない、と思ったのだ。
でも自分のベッドは、眠れなかった自分が何度も寝返りしたせいでシーツが乱れているだけで、ミンジェが居た痕跡などない。
「………………」
急いで携帯も確認したが、ミンジェからのメッセージはなかった。自分でも戸惑う位焦燥感が込み上げてきて、目頭が熱くなる。
「なん…で?どこ行ったんだよ!」
僕はまた踵を返し、ミンジェの部屋の前まで来てしまった。そしてミンジェが帰ってくるまでの間、自分の感情と闘うことになった。
決して縛りたい訳ではない。閉じ込めたいとも本気で思っていない。ただあんなことを言われたから、不安になったんだ。
もう戻れないのだ。ミンジェと離れて生きていくことが出来なくなったと、比喩でもなく痛感していた。
微かな足音に振り向くと、ミンジェが立っていた。
帰ってきたら、笑顔で迎えられたら良かったけど、その時の僕はもう頭の中がグルグルのモヤモヤで自分でも持て余していた。
「 昨夜はどこ行ってたんですか?」
ついキツい口調になった。ミンジェはびくっとし、その後ろめたそうな表情を見たら何かあるのかと勘繰って、詰め寄らずにはいられない。細い首の項へと鼻先を近づけた……。
この、匂い。
スヒョンの匂いだと気がついたら、胸の奥が痛み出しどうにもならなかった。ミンジェを感情に任せて責め、これ以上口を開いたら取り返しがつかなくなりそうな気がして、ミンジェから離れた。
廊下を曲がる瞬間、ミンジェの嗚咽と僕の名前を呼ぶ声が聞こえて、立ち止まった。次の瞬間、
"ミンジェ……!"
ミンジェの所へ戻りかけた僕の耳に、スヒョンの声が聞こえた。なぜ彼が?
「どういう事だよ……」
廊下の角から覗いたら、スヒョンに肩を抱かれて部屋に入るミンジェが見えた。
ミンジェの部屋の前で、立ち尽くしていた。
『ヨングのベッドには行かない。ヨングも僕のベッドに来ないで』
と言われても、結局眠れなくてこうして部屋に来てしまったのだ。
"もしミンジェが眠っていたら隣にそっと入ってしまおう。添い寝くらい許してくれるはず"
ミンジェの言う『距離を置く』という意味が、セックスするかしないかだとしたら、確かに同じベッドで寝ないのが一番なのだろう。
以前にも言われた事を思い出す。
『僕の身体に溺れないでね』
無理な話だ。
あんなセクシーな身体、夢中にならない方がおかしい。ましてやそれが恋人の身体なのだ。
ミンジェと恋人同士になって、初めて触れ合った時から虜になっているし溺れている。
一緒に寝てたら、抱きたくなるのは当たり前。新曲の準備で連日ダンスの練習が無ければ、毎日だってミンジェを抱きたい。
身体が目的だと思われるかもしれないけど、『ミンジェだから』欲しくてたまらないんだ。好きだから傍にいたいし、愛してるから触りたい抱きたい。
僕はそっとミンジェの部屋に入り込んだ。暗闇に眼が慣れるまでもなく、シンとした気配で愛しい人が其処に居ないとわかる。
"ミンジェ、何処に行ったんですか!? "
それでも僕は、ミンジェをいつまででも待つつもりで彼のベッドに入り、しばらくモヤモヤしていたけれど……いつしか眠ってしまっていた。
シーツの上を無意識に手を伸ばし、触れるはずの温もりへと辿りつけず、不審に思う。
"あれ?あれ?ミンジェどこ?"
何度も腕を動かしているうちに、意識がはっきりしてきて、その事実に愕然とした。
普段の寝起きの僕には考えられないスピードでベッドから出て、自分の部屋へ戻る。
もしかしたら。入れ違いでミンジェが僕の部屋で眠っているかもしれない、と思ったのだ。
でも自分のベッドは、眠れなかった自分が何度も寝返りしたせいでシーツが乱れているだけで、ミンジェが居た痕跡などない。
「………………」
急いで携帯も確認したが、ミンジェからのメッセージはなかった。自分でも戸惑う位焦燥感が込み上げてきて、目頭が熱くなる。
「なん…で?どこ行ったんだよ!」
僕はまた踵を返し、ミンジェの部屋の前まで来てしまった。そしてミンジェが帰ってくるまでの間、自分の感情と闘うことになった。
決して縛りたい訳ではない。閉じ込めたいとも本気で思っていない。ただあんなことを言われたから、不安になったんだ。
もう戻れないのだ。ミンジェと離れて生きていくことが出来なくなったと、比喩でもなく痛感していた。
微かな足音に振り向くと、ミンジェが立っていた。
帰ってきたら、笑顔で迎えられたら良かったけど、その時の僕はもう頭の中がグルグルのモヤモヤで自分でも持て余していた。
「 昨夜はどこ行ってたんですか?」
ついキツい口調になった。ミンジェはびくっとし、その後ろめたそうな表情を見たら何かあるのかと勘繰って、詰め寄らずにはいられない。細い首の項へと鼻先を近づけた……。
この、匂い。
スヒョンの匂いだと気がついたら、胸の奥が痛み出しどうにもならなかった。ミンジェを感情に任せて責め、これ以上口を開いたら取り返しがつかなくなりそうな気がして、ミンジェから離れた。
廊下を曲がる瞬間、ミンジェの嗚咽と僕の名前を呼ぶ声が聞こえて、立ち止まった。次の瞬間、
"ミンジェ……!"
ミンジェの所へ戻りかけた僕の耳に、スヒョンの声が聞こえた。なぜ彼が?
「どういう事だよ……」
廊下の角から覗いたら、スヒョンに肩を抱かれて部屋に入るミンジェが見えた。
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