ゆうとの幻想物語 戦禍の残滓

すぶらー

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家族がおかしくなった

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 さて、父さんの失業から一週間が経ち貯金が残り僅かになった。
 母「あなた、いつになったら新しい仕事見つけるの?いい加減にしてよ!」
 父「俺だって頑張って探してるんだ!」
 母「あら、じゃあ何で就かないのか教えてちょうだい!」
 父「どこもかしこも月給が安いんだ!」
 俺たち兄妹は父さんたちのそんな会話をベッドの中で聞いていた。二月なのに暖房もつけないで。
 そんな中電話がかかってきた。
 プルルルルル……プルルルルル……ガチャ。
 父「はい、もしもし。」
 父さんが出た。
 父「あ、先日はどうも。例の件どうですか?……えっ、いいんですか?ありがとうございます!明日来てください!お願いします!」
 母「なんの電話でしたの?」
 父「え、いや、その、、ゴニョゴニョゴニョゴニョ。ということなんだ。」
 母「いいですね。そうしましょう。ふふ。」
 この時俺らは知らなかった何で父さんたちが嬉しそうなのか。
 次の日の朝、久しぶりに美味しいおにぎりが食べられた。それまではずっと、おいしくもない冷たいお粥だった。
 父「今日はお金がもらえるから明日まで我慢しろよ。そしたら父さん、何でも好きなもの買ってやる。」
 ゆ&梨「わーい。ありがとう父さん。」
 俺たちは全く同じタイミングで言った。そして、寝室のベッドへ包まりに行った。
 夕方になった。部屋の外から話し声が聞こえる。
 父「はい、この部屋です。電気は消えてます。窓もないです。」
 ?「ふっふっふっ、始めようか。」
 バタン!勢いよく飛びが開いた。俺と梨紗は驚いて飛び上がった。一人の男が梨沙を捕まえた。
 梨「ちょっと!何するのよ!」
 ?「ハイハイ良い子は黙りましょうね。」
 梨「イヤーーーーー」
 その声とともに梨沙は麻袋の中に閉じ込められた。
 ?「おい!早くその男を捕まえろ!」
 ?「カイ様すみません。こいつ想像以上に力がありまして……」
 カ「そうか。おい、ドクター!例の物を!」
 ド「はい。こちらになります。」
 俺にはそれが注射器に見えた。
 カ「なるべく手荒なことはしたくないが……仕方ないか。」
 注射器を受け取った男。カイと呼ばれたその男。そいつが俺にそう言いながら注射器を刺した。体の力が一気に抜けていく。
 ゆ「うっ……力が……」
 ガサガサ。俺も袋に入れられてしまった。
 カ「はいこれ。約束のものだ。五百万円。」
 俺達は売られてしまったんだ。大金が貰えて消費が少なくなるから俺達を売ったんだ。それを悟った時には薬の効果で意識が薄らぎ、まもなく気を失った。
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