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山崎愛音と賣井坂花織
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僕は食事を食べながら目の前の椅子に腰を下ろしている、賣井坂花織について情報を得るために色々と質問した。
そして分かったことがある。
賣井坂花織は東北の方に住んでいたらしく、こっちの大学に入学するに辺り一人暮らしを始めたらしい。好きな食べ物はオムライス、趣味はショッピング、そして学部は僕と同じでメディア情報学部だった。仕入れた情報はこんな感じ。
「料理、上手いね!」
「これぐらい普通だと思うよ。ご飯を炊いたり、目玉焼きを作るのなんて誰でもできることだし」
「私はできない!」
「それは自信満々に言うことじゃないと思うけど」
賣井坂は一人暮らしを始めたんであれば多少、自炊はできるタイプかと思っていたが、そうでもないらしい。
「まさか同じ学部とは思いもしなかったけど、正直ありがたい」
「うん!いつでも会えるしね!」
「そういう話じゃないよ。僕としては友人作りが得意じゃないのは理解しているからさ。一人でも同じ学部の奴と知り合いであれば何かと楽」
休んだ時に講義内容を共有できるのはいい。僕はそこまで真面目な人間ではないので無遅刻無欠席で通うつもりは元々ない。
「愛音くんはさ、カッコいいんだし、友達とか作ろうと思ったらたくさん作れそうだけどね」
「無理だね。僕は絶望的に愛想が悪いから。逆に昨日の賣井坂がおかしかったんだよ」
入学式の僕の愛想の悪さはすごかったはずだ。それなのに声を掛けようと思って、行動に移せるのが本当にすごいとそこは素直に尊敬する。
「そう、別におかしくないよ」
「いや、僕に話し掛けた時点でキミは多少おかしいと思うよ」
顔はそこまで悪くないが、それだけ。話し掛けやすい雰囲気など皆無。
「え~そうかな。私は愛音くんと話したかったから声を掛けただけだよ」
「それがすごいんだよ」
僕の言葉に対して、賣井坂は何がすごいんだろうという顔をしながら首を左右に揺らしている。
「賣井坂は後悔していないの?」
「なにを?」
「僕と一晩を過ごしたことを」
昨日の流れを思い出しても強引に行為に及んだわけではない。明らかに賣井坂の同意はあったし、僕も別に拒否する理由もないので承諾した。
賣井坂の顔を見ると不思議そうな顔を浮かべていた。
「全然。むしろ、カッコよくて優しい人と一晩を過ごせたんだから嬉しいよ。それに私は愛音くんのこと好きだからさ」
その好きという言葉にどんな意味が込められているのかは分からないけど、好きと言われたんであればそれを返さなくてはならないはずだ。
「僕も賣井坂のこと好きだよ」
「そう~うれしい!」
「後悔していないのならいいんだ」
それからも適当に話をしながら食事は進んで行き、終わった。
食事が終えると賣井坂は帰る支度をするのかと思ったが、そんな素振りを一つも見せなかった。
「帰らないの?」
「帰って欲しいの?」
「別にどっちでもいいかな。僕としてはキミが居ても問題ないから」
それにこの部屋はそれなりに大きい。家族で暮らしている時も部屋が余っていたぐらいだからな。
「じゃあここにいる。愛音くんもここに座りなよ」
賣井坂は自分の座っている隣を手でポンポンとしていた。従うか、一瞬迷ったが断わる理由もないのでそのまま従うことにした。
そして僕が座ると賣井坂は僕に寄り掛かって来た。
「愛音くんの匂いって落ち着くね」
「そう?」
「うん!とっても落ち着く」
「そうなのか。自分ではあんまり分からない」
「確かに自分じゃ分からないよね。愛音くんの匂いは人を落ち着かせる効果があるんじゃないかって思うぐらいには良い匂いだよ」
そうなのか。ここでさすがに賣井坂の匂いを嗅ぐのは人間としてダメな気がするので大人しく座るだけにした。
テレビを見ながら僕と賣井坂は他愛のないような話をする。端から誰かが見ればカップルや仲の良い友人と思うのかもしれないが、僕とこいつの関係は昨日会って一晩一緒に寝ただけの関係だ。お互いのことだってほとんど知らないのが現状。
すると賣井坂は急に問いかけてきた。
「あのさ、愛音くんに一つお願いしていい?」
「お願いの内容によってだな」
「ここで暮らしていい?」
「…は?」
「ここで愛音くんと一緒に暮らしていい?」
「なんでかな?」
「私が愛音くんと一緒に暮らしたいと思ったからさ」
賣井坂の考えが僕には分からない。僕も女との付き合いはそれなりにしてきたが、一晩ヤッた後にこんなことを言ったのは賣井坂が初めてだ。
「それを二つ返事で了承できるほど、僕の常識は崩れてないよ」
「え~いいじゃん。一晩寝た仲なんだし」
「一晩寝たからと言って、その相手を家に住まわせるなんて即決できる方がおかしいと思うよ」
「ちゃんと生活費は入れるつもりだよ。それに愛音くんを困らせるようなことをするつもりはないし、必要なら私の体も全然許すよ」
「そういう問題ではないよ。正直、住まわせるんであれば生活費などを含めて別にキミに求めるつもりはないかな」
僕の言葉に賣井坂はキョトンとした顔を浮かべている。
ここは僕が家賃を払っているわけではない。もちろん、多少なり維持するのにお金が掛かるものではあるけど、同級生からお金を貰うのはさすがに気が引ける。それにこの家は大きいので部屋を含めて全然あるし。
「キミはなんで僕の家に住む必要があるの?」
食事の時に聞いた話ならこっちで一人暮らしをしているらしい。それならもう借りたアパートなり、マンションなりがあるはず。もし、こっちに来るんであれば全ての契約を解約して、荷物を運んだりと色々と面倒なはずだ。その面倒をしても僕の家に引っ越してくるメリットがこいつの中にはあるのだろうか。
「正直、一人暮らしをするの私にはかなり難しそうなんだよね。家事を含めてできる感じがしないというか」
「理由はただそれだけ?」
「それだけかな」
「だとしたら賣井坂はもう少し男に対しての認識を改めた方がいいよ。もう一晩過ごした後だが、今から僕が無理矢理襲う可能性だってあるわけだが」
「別に襲いたいなら襲ってもいいよ」
「そういう意味で言ったわけじゃないんだけど…」
「…襲いたくないの?」
「襲いたくはないな。さすがに同意なしでそういう行為に移ると後々面倒なことになるのは目に見ているし、僕はまだ前科持ちになりたくはないからな」
こんな年で前科持ちになったらこれからの生活に支障が出る。両親はそれなりに金銭を残してくれてはいるが、さすがに一生働かずに生活できる程ではない。働きに出る時に前科はただの足枷にしかならないからな。
「どうしても私が住むのはだめ?」
「別にそこまで拒否するつもりはないけど、キミの両親などから後々何かを言われるのは勘弁したいんだが」
「そんなこと気にしなくて大丈夫だよ。どうせあの人たちは私に干渉して来ないし、私だってもう成人しているわけだしさ」
あの人という言い方が多少は気になったが、それぞれの家族の形があるものだ。変に突っ込んで話したりすることはよくない。
賣井坂は頭を下げてお願いをしてくる。
「私は愛音くんと住むのに抵抗はないし、お願いします!私をここに住まわせてください!!」
ここまでされると変に断りずらい。まぁお互いに成人していることを考えれば別に法律などに抵触することはない。ただ常識であればあり得ないというだけの話。
僕はしばらく悩んだ末に答えを出すことにした。僕の目の前で賣井坂が祈りながら上目遣いでこっちを見て来ているしな。
「わかったよ。キミがいいのであれば一緒に暮らすことを承諾する」
「ほ、ほんと!?」
「キミの方から頼んできたんだろ」
「そうだけど…」
「部屋に関しては好きな部屋を自分の部屋として使ってくれて構わない。2階には余っている部屋がかなりあるから」
両親がいなくなってからも掃除だけはしているので、部屋はそこまで汚くないはずだしな。
「ほ、ほんとうにいいの?」
「良いと言ったよ。生活費などに関しては言った通りで入れる必要はない」
「それはさすがにだめだよ」
「僕が良いと言ったんだ」
どうやら賣井坂は納得していないようだ。だが、金銭を搾取するつもりはない。こいつだってそんなにお金に余裕があるわけじゃないだろうしな。このままでは平行線のままなので、こちらが少し譲歩することにするか。
「お金は入れなくていいけど、たまにでいいから家の掃除を手伝ってくれ。この家はそれなりに広いから」
一人で掃除をすると丸二日間掛かるのは当たり前。さすがに一人での掃除には限界を抱えていたところだったので、そろそろ業者にお願いしようかとも考えていたところだった。
「そんなことでいいの?」
「そんなことと言ってもかなり大変だよ。手伝ってくれるなら有難い」
「わかったよ!お掃除、手伝う!」
「それなら…これからのことを含めてもう少し話し合う必要があるね」
「うん!」
その日、僕は賣井坂とこれからの予定や部屋の案内などを含めてルームツアーをしたりした。
そして分かったことがある。
賣井坂花織は東北の方に住んでいたらしく、こっちの大学に入学するに辺り一人暮らしを始めたらしい。好きな食べ物はオムライス、趣味はショッピング、そして学部は僕と同じでメディア情報学部だった。仕入れた情報はこんな感じ。
「料理、上手いね!」
「これぐらい普通だと思うよ。ご飯を炊いたり、目玉焼きを作るのなんて誰でもできることだし」
「私はできない!」
「それは自信満々に言うことじゃないと思うけど」
賣井坂は一人暮らしを始めたんであれば多少、自炊はできるタイプかと思っていたが、そうでもないらしい。
「まさか同じ学部とは思いもしなかったけど、正直ありがたい」
「うん!いつでも会えるしね!」
「そういう話じゃないよ。僕としては友人作りが得意じゃないのは理解しているからさ。一人でも同じ学部の奴と知り合いであれば何かと楽」
休んだ時に講義内容を共有できるのはいい。僕はそこまで真面目な人間ではないので無遅刻無欠席で通うつもりは元々ない。
「愛音くんはさ、カッコいいんだし、友達とか作ろうと思ったらたくさん作れそうだけどね」
「無理だね。僕は絶望的に愛想が悪いから。逆に昨日の賣井坂がおかしかったんだよ」
入学式の僕の愛想の悪さはすごかったはずだ。それなのに声を掛けようと思って、行動に移せるのが本当にすごいとそこは素直に尊敬する。
「そう、別におかしくないよ」
「いや、僕に話し掛けた時点でキミは多少おかしいと思うよ」
顔はそこまで悪くないが、それだけ。話し掛けやすい雰囲気など皆無。
「え~そうかな。私は愛音くんと話したかったから声を掛けただけだよ」
「それがすごいんだよ」
僕の言葉に対して、賣井坂は何がすごいんだろうという顔をしながら首を左右に揺らしている。
「賣井坂は後悔していないの?」
「なにを?」
「僕と一晩を過ごしたことを」
昨日の流れを思い出しても強引に行為に及んだわけではない。明らかに賣井坂の同意はあったし、僕も別に拒否する理由もないので承諾した。
賣井坂の顔を見ると不思議そうな顔を浮かべていた。
「全然。むしろ、カッコよくて優しい人と一晩を過ごせたんだから嬉しいよ。それに私は愛音くんのこと好きだからさ」
その好きという言葉にどんな意味が込められているのかは分からないけど、好きと言われたんであればそれを返さなくてはならないはずだ。
「僕も賣井坂のこと好きだよ」
「そう~うれしい!」
「後悔していないのならいいんだ」
それからも適当に話をしながら食事は進んで行き、終わった。
食事が終えると賣井坂は帰る支度をするのかと思ったが、そんな素振りを一つも見せなかった。
「帰らないの?」
「帰って欲しいの?」
「別にどっちでもいいかな。僕としてはキミが居ても問題ないから」
それにこの部屋はそれなりに大きい。家族で暮らしている時も部屋が余っていたぐらいだからな。
「じゃあここにいる。愛音くんもここに座りなよ」
賣井坂は自分の座っている隣を手でポンポンとしていた。従うか、一瞬迷ったが断わる理由もないのでそのまま従うことにした。
そして僕が座ると賣井坂は僕に寄り掛かって来た。
「愛音くんの匂いって落ち着くね」
「そう?」
「うん!とっても落ち着く」
「そうなのか。自分ではあんまり分からない」
「確かに自分じゃ分からないよね。愛音くんの匂いは人を落ち着かせる効果があるんじゃないかって思うぐらいには良い匂いだよ」
そうなのか。ここでさすがに賣井坂の匂いを嗅ぐのは人間としてダメな気がするので大人しく座るだけにした。
テレビを見ながら僕と賣井坂は他愛のないような話をする。端から誰かが見ればカップルや仲の良い友人と思うのかもしれないが、僕とこいつの関係は昨日会って一晩一緒に寝ただけの関係だ。お互いのことだってほとんど知らないのが現状。
すると賣井坂は急に問いかけてきた。
「あのさ、愛音くんに一つお願いしていい?」
「お願いの内容によってだな」
「ここで暮らしていい?」
「…は?」
「ここで愛音くんと一緒に暮らしていい?」
「なんでかな?」
「私が愛音くんと一緒に暮らしたいと思ったからさ」
賣井坂の考えが僕には分からない。僕も女との付き合いはそれなりにしてきたが、一晩ヤッた後にこんなことを言ったのは賣井坂が初めてだ。
「それを二つ返事で了承できるほど、僕の常識は崩れてないよ」
「え~いいじゃん。一晩寝た仲なんだし」
「一晩寝たからと言って、その相手を家に住まわせるなんて即決できる方がおかしいと思うよ」
「ちゃんと生活費は入れるつもりだよ。それに愛音くんを困らせるようなことをするつもりはないし、必要なら私の体も全然許すよ」
「そういう問題ではないよ。正直、住まわせるんであれば生活費などを含めて別にキミに求めるつもりはないかな」
僕の言葉に賣井坂はキョトンとした顔を浮かべている。
ここは僕が家賃を払っているわけではない。もちろん、多少なり維持するのにお金が掛かるものではあるけど、同級生からお金を貰うのはさすがに気が引ける。それにこの家は大きいので部屋を含めて全然あるし。
「キミはなんで僕の家に住む必要があるの?」
食事の時に聞いた話ならこっちで一人暮らしをしているらしい。それならもう借りたアパートなり、マンションなりがあるはず。もし、こっちに来るんであれば全ての契約を解約して、荷物を運んだりと色々と面倒なはずだ。その面倒をしても僕の家に引っ越してくるメリットがこいつの中にはあるのだろうか。
「正直、一人暮らしをするの私にはかなり難しそうなんだよね。家事を含めてできる感じがしないというか」
「理由はただそれだけ?」
「それだけかな」
「だとしたら賣井坂はもう少し男に対しての認識を改めた方がいいよ。もう一晩過ごした後だが、今から僕が無理矢理襲う可能性だってあるわけだが」
「別に襲いたいなら襲ってもいいよ」
「そういう意味で言ったわけじゃないんだけど…」
「…襲いたくないの?」
「襲いたくはないな。さすがに同意なしでそういう行為に移ると後々面倒なことになるのは目に見ているし、僕はまだ前科持ちになりたくはないからな」
こんな年で前科持ちになったらこれからの生活に支障が出る。両親はそれなりに金銭を残してくれてはいるが、さすがに一生働かずに生活できる程ではない。働きに出る時に前科はただの足枷にしかならないからな。
「どうしても私が住むのはだめ?」
「別にそこまで拒否するつもりはないけど、キミの両親などから後々何かを言われるのは勘弁したいんだが」
「そんなこと気にしなくて大丈夫だよ。どうせあの人たちは私に干渉して来ないし、私だってもう成人しているわけだしさ」
あの人という言い方が多少は気になったが、それぞれの家族の形があるものだ。変に突っ込んで話したりすることはよくない。
賣井坂は頭を下げてお願いをしてくる。
「私は愛音くんと住むのに抵抗はないし、お願いします!私をここに住まわせてください!!」
ここまでされると変に断りずらい。まぁお互いに成人していることを考えれば別に法律などに抵触することはない。ただ常識であればあり得ないというだけの話。
僕はしばらく悩んだ末に答えを出すことにした。僕の目の前で賣井坂が祈りながら上目遣いでこっちを見て来ているしな。
「わかったよ。キミがいいのであれば一緒に暮らすことを承諾する」
「ほ、ほんと!?」
「キミの方から頼んできたんだろ」
「そうだけど…」
「部屋に関しては好きな部屋を自分の部屋として使ってくれて構わない。2階には余っている部屋がかなりあるから」
両親がいなくなってからも掃除だけはしているので、部屋はそこまで汚くないはずだしな。
「ほ、ほんとうにいいの?」
「良いと言ったよ。生活費などに関しては言った通りで入れる必要はない」
「それはさすがにだめだよ」
「僕が良いと言ったんだ」
どうやら賣井坂は納得していないようだ。だが、金銭を搾取するつもりはない。こいつだってそんなにお金に余裕があるわけじゃないだろうしな。このままでは平行線のままなので、こちらが少し譲歩することにするか。
「お金は入れなくていいけど、たまにでいいから家の掃除を手伝ってくれ。この家はそれなりに広いから」
一人で掃除をすると丸二日間掛かるのは当たり前。さすがに一人での掃除には限界を抱えていたところだったので、そろそろ業者にお願いしようかとも考えていたところだった。
「そんなことでいいの?」
「そんなことと言ってもかなり大変だよ。手伝ってくれるなら有難い」
「わかったよ!お掃除、手伝う!」
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