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プロローグ
2話 失踪事件の謎
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柏谷がなぜいなくなったのかは分からない。様々な憶測が校内を駆け巡ったが、その殆どが"神隠し"であった。
昼休み、教室で弁当を食べていると隣の席の男子が声をかけてきた。
「なあ、柏谷くんのことなんだけどさ」
彼の名前は津田 祟一郎。切れ長の目はまさにインテリという感じで、実際学年でトップ10に入るほど頭が良い。特に理系科目で右に出るものはいないだろう。
柏谷という名前につられて志摩 優莉も会話に参加してきた。丸眼鏡を掛け、ボブくらいの長さの髪をハーフアップにしている。
僕たちはD組だが、ここにE組で黒髪ロングストレートの三戸 奈津姫を加えた4人は仲が良い。志摩さんが中心となり、休日は皆でしばしばカラオケ等に遊びに行く。ちなみに柏谷はC組だ。
「僕は神隠しなんて信じてないよ。崇一郎はまさか信じているのかい?」
そう聞くと意外なことにあり得ると言い出したのだ。なんと昨日の夕方に例の青白い光を志摩さんが見たと言う。
「そこでなんだけどさ…」
志摩さんが切り出す。
「今日皆でその場所を見に行こうと思うんだけど、どうかな?」
彼女はそういった都市伝説の類いが好きだ。
少し迷ったが、すぐに答えは決まった。柏谷は大切な友人だ。この目で見ないことには、彼は光に連れ去られました。はい、そうですか。なんて納得出来るわけがない。なんなら今日その場で連れ戻してしまおうか。
かくして三戸さんも含めた僕たちは、放課後にその場所へ向かうこととなった。
午後5時。3人が各々の部活動に勤しんでいる間、帰宅部の部長兼エースである僕は大会新記録のペースで帰宅し、忘れ物をしたと親にホラを吹いて再び学校へ舞い戻った。
何をしに行ったかといえば懐中電灯やらコンパスやら、その他おやつ諸々の言わば探検セットの用意である。ついでに学ランも着た。オカルトじみたものは信じないと言っておきながら、心のどこかでその存在を願っているあたりまだまだ子供だ。
午後6時。正門に4人が揃った。
「夕樹は本当学ランが好きだよな…」
呆れ顔で崇一郎に言われた。誰にも理解されないが、学ランを着てると何故か落ち着くのだ。首回りが苦しいなどと言う人がいるがその守られている感じがいいのだ。あと肩パッドも学ランを語る上では外せない。それに収納が多いのも魅力で外から見える3つ以外に実は服の裏側にも隠しポケットが
「理解できないわ」
熱く語っていたのに三戸さんに遮られてしまった。
「まあ、個人の自由だからね…?」
と志摩さん。
とにかく学ランは僕の勝負服と考えてもらって差し支えない。
志摩さんに案内をしてもらって現場まで向かった。場所は普段僕が通る道とは真逆の方向にあった。閑静な住宅街を何度か曲がる。この辺は志摩さんの通学路らしい。
「着いたよ。そこの路地裏から光が漏れてたんだ。怖くてそのままお家に帰っちゃったけど」
パッと見何の変哲もないが。
「光ってないわよ?」
「志摩さんが見たのはもう少し遅い時間なんだって」
そういいながら三戸さんと崇一郎が路地に入っていく。あわてて僕と志摩さんも後に続く。そのとき、正体は分からなかったが違和感を覚えた。何かを見落としている気がした。
一度左に曲がったその先は行き止まりであった。具体的に言うとごみ捨て場になっていた。
手がかりを皆で探してみたが、なるほど確かに何もない。噂通りである。薄暗くなってきたので今日のところは帰ろう。そう決まった次の瞬間、地面が歪んだ。
昼休み、教室で弁当を食べていると隣の席の男子が声をかけてきた。
「なあ、柏谷くんのことなんだけどさ」
彼の名前は津田 祟一郎。切れ長の目はまさにインテリという感じで、実際学年でトップ10に入るほど頭が良い。特に理系科目で右に出るものはいないだろう。
柏谷という名前につられて志摩 優莉も会話に参加してきた。丸眼鏡を掛け、ボブくらいの長さの髪をハーフアップにしている。
僕たちはD組だが、ここにE組で黒髪ロングストレートの三戸 奈津姫を加えた4人は仲が良い。志摩さんが中心となり、休日は皆でしばしばカラオケ等に遊びに行く。ちなみに柏谷はC組だ。
「僕は神隠しなんて信じてないよ。崇一郎はまさか信じているのかい?」
そう聞くと意外なことにあり得ると言い出したのだ。なんと昨日の夕方に例の青白い光を志摩さんが見たと言う。
「そこでなんだけどさ…」
志摩さんが切り出す。
「今日皆でその場所を見に行こうと思うんだけど、どうかな?」
彼女はそういった都市伝説の類いが好きだ。
少し迷ったが、すぐに答えは決まった。柏谷は大切な友人だ。この目で見ないことには、彼は光に連れ去られました。はい、そうですか。なんて納得出来るわけがない。なんなら今日その場で連れ戻してしまおうか。
かくして三戸さんも含めた僕たちは、放課後にその場所へ向かうこととなった。
午後5時。3人が各々の部活動に勤しんでいる間、帰宅部の部長兼エースである僕は大会新記録のペースで帰宅し、忘れ物をしたと親にホラを吹いて再び学校へ舞い戻った。
何をしに行ったかといえば懐中電灯やらコンパスやら、その他おやつ諸々の言わば探検セットの用意である。ついでに学ランも着た。オカルトじみたものは信じないと言っておきながら、心のどこかでその存在を願っているあたりまだまだ子供だ。
午後6時。正門に4人が揃った。
「夕樹は本当学ランが好きだよな…」
呆れ顔で崇一郎に言われた。誰にも理解されないが、学ランを着てると何故か落ち着くのだ。首回りが苦しいなどと言う人がいるがその守られている感じがいいのだ。あと肩パッドも学ランを語る上では外せない。それに収納が多いのも魅力で外から見える3つ以外に実は服の裏側にも隠しポケットが
「理解できないわ」
熱く語っていたのに三戸さんに遮られてしまった。
「まあ、個人の自由だからね…?」
と志摩さん。
とにかく学ランは僕の勝負服と考えてもらって差し支えない。
志摩さんに案内をしてもらって現場まで向かった。場所は普段僕が通る道とは真逆の方向にあった。閑静な住宅街を何度か曲がる。この辺は志摩さんの通学路らしい。
「着いたよ。そこの路地裏から光が漏れてたんだ。怖くてそのままお家に帰っちゃったけど」
パッと見何の変哲もないが。
「光ってないわよ?」
「志摩さんが見たのはもう少し遅い時間なんだって」
そういいながら三戸さんと崇一郎が路地に入っていく。あわてて僕と志摩さんも後に続く。そのとき、正体は分からなかったが違和感を覚えた。何かを見落としている気がした。
一度左に曲がったその先は行き止まりであった。具体的に言うとごみ捨て場になっていた。
手がかりを皆で探してみたが、なるほど確かに何もない。噂通りである。薄暗くなってきたので今日のところは帰ろう。そう決まった次の瞬間、地面が歪んだ。
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