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仲間をさがして
18話 初戦闘
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こちらへ向かって来た魔物は大型犬くらいの大きさで、なかなか素早い。
「ユーキ!そっちに行ったよ!」
そう言われて慌てて抜刀する。
ニネットさんに戦い方は一通り教わっているが、実際に魔物と戦うのはこれが初である。人と違って距離感がいまいち分からない。
「くっ…!」
唸り声を上げて襲い来るそれを転がってぎりぎりで避ける。体勢を立て直して顔を上げると、そこに魔物の姿はなかった。
「後ろなのよさ!」
あやさんの声で振り返ると、既にそれは目と鼻の先まで迫ってきていた。
「うわあっ!」
反射で足を振り上げるとちょうど魔物の股間にクリーンヒットした。
あれが雄なら一撃必殺だよな?
吹っ飛ぶ魔物を見ながらそんなことを思うが、残念ながら彼等に性別はないようだ。音も立てずに着地すると、間髪入れずにこちらへと走り出してきた。
俺は再び避けようとするが…
「あ、あれ…?」
体がうまく動かない。突っ込んできた魔物を横に躱すと、俺は膝から崩れ落ちてしまった。
立てない。
立とうとしても自分の意思とは裏腹に、手足がガクガクと震えるだけだ。
なぜだ!
…今俺は怯えているのか?
もしかして、あの魔物が怖いのか…。
そう理解したときには、それは大口を開けて目の前に立っていた。
正直この世界のことを見くびっていた節はある。
異世界といっても、戦うといってもRPGのようなもんじゃ断じてない。
あの魔物が持っているのは俺を殺そうという、ただそれだけなんだ。
戦うとは、そういうことなのか。
生まれて初めて死ぬんじゃないかと思ったそのとき、ペトロが間に割って入った。
「はぁぁぁぁっ!!!」
大口を開ける魔物の喉目掛けて剣を突き出したのだ。
明らかに脳まで貫通したはずなのに、剣が抜かれるとそいつは立ち上がり体当たりをかましてくる。
ペトロは難なく躱し、脇腹を斬り上げる。
それでも弱る素振りを見せないが、よく見ると輪郭がぶれてきている。
「やぁっ!」
とどめといわんばかりにあやさんが杖を脳天に叩きつける。
すると魔物はようやく動きが鈍くなる。
姿がゆらぎ、薄くなっていく。
しまいには完全に消え去り、地面には魔石が転がっていた。
「ユーキ!そっちに行ったよ!」
そう言われて慌てて抜刀する。
ニネットさんに戦い方は一通り教わっているが、実際に魔物と戦うのはこれが初である。人と違って距離感がいまいち分からない。
「くっ…!」
唸り声を上げて襲い来るそれを転がってぎりぎりで避ける。体勢を立て直して顔を上げると、そこに魔物の姿はなかった。
「後ろなのよさ!」
あやさんの声で振り返ると、既にそれは目と鼻の先まで迫ってきていた。
「うわあっ!」
反射で足を振り上げるとちょうど魔物の股間にクリーンヒットした。
あれが雄なら一撃必殺だよな?
吹っ飛ぶ魔物を見ながらそんなことを思うが、残念ながら彼等に性別はないようだ。音も立てずに着地すると、間髪入れずにこちらへと走り出してきた。
俺は再び避けようとするが…
「あ、あれ…?」
体がうまく動かない。突っ込んできた魔物を横に躱すと、俺は膝から崩れ落ちてしまった。
立てない。
立とうとしても自分の意思とは裏腹に、手足がガクガクと震えるだけだ。
なぜだ!
…今俺は怯えているのか?
もしかして、あの魔物が怖いのか…。
そう理解したときには、それは大口を開けて目の前に立っていた。
正直この世界のことを見くびっていた節はある。
異世界といっても、戦うといってもRPGのようなもんじゃ断じてない。
あの魔物が持っているのは俺を殺そうという、ただそれだけなんだ。
戦うとは、そういうことなのか。
生まれて初めて死ぬんじゃないかと思ったそのとき、ペトロが間に割って入った。
「はぁぁぁぁっ!!!」
大口を開ける魔物の喉目掛けて剣を突き出したのだ。
明らかに脳まで貫通したはずなのに、剣が抜かれるとそいつは立ち上がり体当たりをかましてくる。
ペトロは難なく躱し、脇腹を斬り上げる。
それでも弱る素振りを見せないが、よく見ると輪郭がぶれてきている。
「やぁっ!」
とどめといわんばかりにあやさんが杖を脳天に叩きつける。
すると魔物はようやく動きが鈍くなる。
姿がゆらぎ、薄くなっていく。
しまいには完全に消え去り、地面には魔石が転がっていた。
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