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Ceci n'est pas une rêve.(これは夢ではない)
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一方。
白ジャケットさんたちに囲まれている真ん中。
黒いジャケットを羽織り左ポケットがこれでもかと勲章で飾られているチョコレート色の髪の男性が居る。
天牡と同年代ぐらいだろうか。
彼はなぜかこちらを見てニヤニヤと笑っていた。
天牡と同族の匂いがする。
しかもこっちの男は俺をからかっているだけなのでより質が悪い。
天牡みたいに邪険にしたらかえってからかってくるタイプに見える。
いまだにこの手の輩の対処法がわからない。
とりあえず。
この軍人5人の集団のせいでここから逃げるのはムリそうなことがわかった。
なので。
今度は柱にもたれかかって外を見る。
下は舗装されていない地面だった。
ただそこまでの距離が遠い。
だいたい12メートル位だろうか。
この部屋から地面まで。
地面まで階段をショートカットするには3階分程度とび降りる必要がある。
130キロオーバーの体にはムリだ。
諦めて建物の周囲を見ると草原と林が広がっている。
夢じゃなければ来れないような素晴らしい景色だ。
そうだ!
夢じゃないか!
夢ならここからとび降りれば驚いて目が覚めるんじゃないか?
昔槍(ヶ岳)の鎖場から上高地の涸沢まで転げ落ちる夢をみて目が覚めたことがある。
結局ベッドから落ちただけだった。
でもあれはめちゃくちゃ怖かった。
鎖場ってのは山に登るのに危ないから丈夫なチェーンがついてる場所のことだ。
そこから滑落するってことは死を意味する。
槍から落ちた衝撃ほどはないだろう。
だがここから落ちれば否応なしに目が覚めるはずだ。
自販機の前で寝てしまったからには早く起きたい。
さっき尻餅ついた時に痛かった。
どこかに尻をぶつけてるかもしれない。
さっさと起きて。
帰って。
湿布はって寝よ。
そうと決まれば。
あとは目の前の手すりを乗り越えるだけ。
よっこらしょ。
手すりに両手をついて左足を上げる。
前のめりになってより足を上げようとしたところで後ろから衝撃を受けた。
その衝撃を利用して左足を手すりに乗せようとしたけどできなかった。
数人がかりで羽交い締めにされて元の体勢にもどされてしまった。
それどころか後ろ手に尻尾ごと拘束されている。
尻尾が圧迫されて痛い。
「なにをしている!」
「へ?ふはふふはふ(痛い痛い)!」
「なんだ?オキツネサマは俺達相手じゃ口も利けないのか」
尻尾が痛いから叫んだのに声が出ない。
こんな時まで声出ないなんてやめてほしい。
尻尾は痛いし。
しゃべれないし。
夢なのに踏んだり蹴ったりだ。
でも今は口を利くことができないから素直に首を縦にふっておく。
すると隊長らしい金髪さんの目が鋭くなった。
ヒイッ!
違う!
違うから!
あんた達だから口が利けないんじゃない!
なんかこの夢の中じゃ声帯が動かないんだって!
違うという意味をこめて首を横にブンブンふる。
金髪さんの後ろで黒ジャケットが大笑いしてる。
笑ってないで助けてくれよ黒ジャケット。
「ギャルロン、そいつを離してやれ。さっきから口を開いても空気しか漏れていない。おそらく声が出ないんだろう」
「ですが、また自殺を計られても困ります」
「いい。大丈夫だ」
「承知しました。サム離してやれ」
金髪碧眼さんはギャルロンさんというみたいだ。
厳格そうな雰囲気によく似合ってる。
少々ギャルロンさんにもの申したい。
俺自殺しようとしてないから。
ちょっとそこから落ちて目を覚ましたいだけだから。
でも今はやるのはやめておく。
ギャルロンさんが怖いから。
あとで隙をみて落ちてみよう。
と思ってたらいきなり俺の手と尻尾を拘束していた両手が離れた。
拘束に抵抗していた反動で前に倒れそうになる。
わっと声にならない声をもらして尻尾でバランスをとった。
すると後ろに居た誰かを尻尾で叩いてしまった。
ごめんなさい!
と謝りたいけど喉は動かない。
後ろの人に向かってごめんなさいと頭を下げる。
どうやら尻尾に叩かれたのはミントさんのようだった。
「ええ。くすぐったかったですが大丈夫です」
苦笑したミントさんにペコペコするとミントさんは横に手を振って大丈夫だと答えてくれた。
ミントさんは許してくれただろうか?
まあ表向きは許してくれたと思いたい。
すると今度は尻尾を軽く引っ張られた。
振り向くと目の前になぜか黒ジャケットが居た。
俺の尻尾を軽く引っ張りながらなで回しているのは黒ジャケットらしい。
「いきなり人間が現れて怖かったよな~。もう大丈夫だ。怖くない怖くない」
黒ジャケットが俺の目を見てあごの下を優しくなでる。
うーん。
なんかくすぐったいけど癒される気持ちよさ。
喉鳴りそう。
思わず目尻が下がる。
って。
いやいや黒ジャケットさんや。
その扱い人間じゃなくて動物に対するものだと思うんだが。
もうどうにでもなれー。
気分はチベットスナギツネだ。
古いって?
背中もさすられ頭も耳もなで回されほっぺもモチモチ触られた。
耳頭の上にあったのか!
それとほっぺは触ったってヒゲなんか生えてないぞ黒ジャケット。
俺をなで回した黒ジャケットは名残惜しそうに俺の顔から手を離した。
そして俺の目をじっと見つめてから金髪さんに振り返る。
「なあ」
「神子様の可能性があるのでなりません」
「神子じゃなければいいんだな?かわいそうに。声が出なくなるぐらい怖がってるから早く保護すべきなんだがな」
「ただのオキツネサマだとしても好き勝手できませんよ」
お狐様?
あー。
そういえば。
言ったなそんなこと。
宗教家に。
この状態って宗教家のせいなのか?
宗教家の変なアンケートにお狐様って書いたからこんな耳になって尻尾生えたのか?
夢って面白いな。
「はい、あー」
こちらを振り返った黒ジャケットにあごを掴まれる。
するとあーと言いながら無理やり口を開けさせられた。
喉を。
というより声帯を外から軽く掴まれ発声を促される。
仕方なくあーと言ってみた。
「はー」
やっぱり空気の抜ける音しかしない。
黒ジャケットもうなずいている。
ギャルロンさんはその後ろで呆れていた。
「やっぱり声が出ていない。そこから落ちるまでもなく衰弱死するんじゃないか?」
「それだけ体格がよろしいので心配いらないと思いますが。人間の食事は食べれますよね?」
むしろ人間の食事しか食べれないから。
しっかりうなずいておく。
ギャルロンさんは興味深げにこちらを見ていた。
「ジェラード様の滞在先の離宮に部屋を用意させましょう。あとでケーレブにこちらの獣人も診るよう声をかけます」
「ケーレブか。教会のヤツらに診せるのは気が進まないがケーレブならいいか」
「ジェラード様」
黒ジャケットをギャルロンさんがギロリと睨む。
「頼む。さあ行くか」
黒ジャケットは睨まれてもどこ吹く風だ。
黒ジャケットの名前がわかった。
ジェラードだそうだ。
なんだかジェラートみたいで美味しそうな名前だ。
ジェラード君たちは教会と対立しているんだろうか。
少なくともケーレブという人物以外にいい感情を持っていないようだ。
行くかと言われて辺りを見回すと黒マント君も白神父さんも黒ポンチョ君も居なかった。
黒マント君は白神父さんに連れてかれて治療されているんだろうか。
早く回復するといいけど。
まあ俺が祈ったところでどうしようもない。
黒マント君たちのことに気づいて。
黒マント君の枕にしたブリーフケースを思い出した。
あれ?
ない。
シノワズリ風のタイル上のどこにもない。
ついでに天牡も行方不明だった。
嘘だろ。
スマホがないのは困る。
特に天牡に取り上げられたら最悪だ。
どうにかして取り戻さないと。
どうやって探そう?
GPSは使えないしBluetoothもダメ。
電話借りて鳴らすにも番号合ってるかわからないし。
そもそもここ夢じゃないか。
どうやって目覚まそう?
そう考えてる間に後ろで軍人さん同士で会話がなされていたらしい。
パニクっている俺の耳はその声を拾ってはくれなかった。
白ジャケットさんたちに囲まれている真ん中。
黒いジャケットを羽織り左ポケットがこれでもかと勲章で飾られているチョコレート色の髪の男性が居る。
天牡と同年代ぐらいだろうか。
彼はなぜかこちらを見てニヤニヤと笑っていた。
天牡と同族の匂いがする。
しかもこっちの男は俺をからかっているだけなのでより質が悪い。
天牡みたいに邪険にしたらかえってからかってくるタイプに見える。
いまだにこの手の輩の対処法がわからない。
とりあえず。
この軍人5人の集団のせいでここから逃げるのはムリそうなことがわかった。
なので。
今度は柱にもたれかかって外を見る。
下は舗装されていない地面だった。
ただそこまでの距離が遠い。
だいたい12メートル位だろうか。
この部屋から地面まで。
地面まで階段をショートカットするには3階分程度とび降りる必要がある。
130キロオーバーの体にはムリだ。
諦めて建物の周囲を見ると草原と林が広がっている。
夢じゃなければ来れないような素晴らしい景色だ。
そうだ!
夢じゃないか!
夢ならここからとび降りれば驚いて目が覚めるんじゃないか?
昔槍(ヶ岳)の鎖場から上高地の涸沢まで転げ落ちる夢をみて目が覚めたことがある。
結局ベッドから落ちただけだった。
でもあれはめちゃくちゃ怖かった。
鎖場ってのは山に登るのに危ないから丈夫なチェーンがついてる場所のことだ。
そこから滑落するってことは死を意味する。
槍から落ちた衝撃ほどはないだろう。
だがここから落ちれば否応なしに目が覚めるはずだ。
自販機の前で寝てしまったからには早く起きたい。
さっき尻餅ついた時に痛かった。
どこかに尻をぶつけてるかもしれない。
さっさと起きて。
帰って。
湿布はって寝よ。
そうと決まれば。
あとは目の前の手すりを乗り越えるだけ。
よっこらしょ。
手すりに両手をついて左足を上げる。
前のめりになってより足を上げようとしたところで後ろから衝撃を受けた。
その衝撃を利用して左足を手すりに乗せようとしたけどできなかった。
数人がかりで羽交い締めにされて元の体勢にもどされてしまった。
それどころか後ろ手に尻尾ごと拘束されている。
尻尾が圧迫されて痛い。
「なにをしている!」
「へ?ふはふふはふ(痛い痛い)!」
「なんだ?オキツネサマは俺達相手じゃ口も利けないのか」
尻尾が痛いから叫んだのに声が出ない。
こんな時まで声出ないなんてやめてほしい。
尻尾は痛いし。
しゃべれないし。
夢なのに踏んだり蹴ったりだ。
でも今は口を利くことができないから素直に首を縦にふっておく。
すると隊長らしい金髪さんの目が鋭くなった。
ヒイッ!
違う!
違うから!
あんた達だから口が利けないんじゃない!
なんかこの夢の中じゃ声帯が動かないんだって!
違うという意味をこめて首を横にブンブンふる。
金髪さんの後ろで黒ジャケットが大笑いしてる。
笑ってないで助けてくれよ黒ジャケット。
「ギャルロン、そいつを離してやれ。さっきから口を開いても空気しか漏れていない。おそらく声が出ないんだろう」
「ですが、また自殺を計られても困ります」
「いい。大丈夫だ」
「承知しました。サム離してやれ」
金髪碧眼さんはギャルロンさんというみたいだ。
厳格そうな雰囲気によく似合ってる。
少々ギャルロンさんにもの申したい。
俺自殺しようとしてないから。
ちょっとそこから落ちて目を覚ましたいだけだから。
でも今はやるのはやめておく。
ギャルロンさんが怖いから。
あとで隙をみて落ちてみよう。
と思ってたらいきなり俺の手と尻尾を拘束していた両手が離れた。
拘束に抵抗していた反動で前に倒れそうになる。
わっと声にならない声をもらして尻尾でバランスをとった。
すると後ろに居た誰かを尻尾で叩いてしまった。
ごめんなさい!
と謝りたいけど喉は動かない。
後ろの人に向かってごめんなさいと頭を下げる。
どうやら尻尾に叩かれたのはミントさんのようだった。
「ええ。くすぐったかったですが大丈夫です」
苦笑したミントさんにペコペコするとミントさんは横に手を振って大丈夫だと答えてくれた。
ミントさんは許してくれただろうか?
まあ表向きは許してくれたと思いたい。
すると今度は尻尾を軽く引っ張られた。
振り向くと目の前になぜか黒ジャケットが居た。
俺の尻尾を軽く引っ張りながらなで回しているのは黒ジャケットらしい。
「いきなり人間が現れて怖かったよな~。もう大丈夫だ。怖くない怖くない」
黒ジャケットが俺の目を見てあごの下を優しくなでる。
うーん。
なんかくすぐったいけど癒される気持ちよさ。
喉鳴りそう。
思わず目尻が下がる。
って。
いやいや黒ジャケットさんや。
その扱い人間じゃなくて動物に対するものだと思うんだが。
もうどうにでもなれー。
気分はチベットスナギツネだ。
古いって?
背中もさすられ頭も耳もなで回されほっぺもモチモチ触られた。
耳頭の上にあったのか!
それとほっぺは触ったってヒゲなんか生えてないぞ黒ジャケット。
俺をなで回した黒ジャケットは名残惜しそうに俺の顔から手を離した。
そして俺の目をじっと見つめてから金髪さんに振り返る。
「なあ」
「神子様の可能性があるのでなりません」
「神子じゃなければいいんだな?かわいそうに。声が出なくなるぐらい怖がってるから早く保護すべきなんだがな」
「ただのオキツネサマだとしても好き勝手できませんよ」
お狐様?
あー。
そういえば。
言ったなそんなこと。
宗教家に。
この状態って宗教家のせいなのか?
宗教家の変なアンケートにお狐様って書いたからこんな耳になって尻尾生えたのか?
夢って面白いな。
「はい、あー」
こちらを振り返った黒ジャケットにあごを掴まれる。
するとあーと言いながら無理やり口を開けさせられた。
喉を。
というより声帯を外から軽く掴まれ発声を促される。
仕方なくあーと言ってみた。
「はー」
やっぱり空気の抜ける音しかしない。
黒ジャケットもうなずいている。
ギャルロンさんはその後ろで呆れていた。
「やっぱり声が出ていない。そこから落ちるまでもなく衰弱死するんじゃないか?」
「それだけ体格がよろしいので心配いらないと思いますが。人間の食事は食べれますよね?」
むしろ人間の食事しか食べれないから。
しっかりうなずいておく。
ギャルロンさんは興味深げにこちらを見ていた。
「ジェラード様の滞在先の離宮に部屋を用意させましょう。あとでケーレブにこちらの獣人も診るよう声をかけます」
「ケーレブか。教会のヤツらに診せるのは気が進まないがケーレブならいいか」
「ジェラード様」
黒ジャケットをギャルロンさんがギロリと睨む。
「頼む。さあ行くか」
黒ジャケットは睨まれてもどこ吹く風だ。
黒ジャケットの名前がわかった。
ジェラードだそうだ。
なんだかジェラートみたいで美味しそうな名前だ。
ジェラード君たちは教会と対立しているんだろうか。
少なくともケーレブという人物以外にいい感情を持っていないようだ。
行くかと言われて辺りを見回すと黒マント君も白神父さんも黒ポンチョ君も居なかった。
黒マント君は白神父さんに連れてかれて治療されているんだろうか。
早く回復するといいけど。
まあ俺が祈ったところでどうしようもない。
黒マント君たちのことに気づいて。
黒マント君の枕にしたブリーフケースを思い出した。
あれ?
ない。
シノワズリ風のタイル上のどこにもない。
ついでに天牡も行方不明だった。
嘘だろ。
スマホがないのは困る。
特に天牡に取り上げられたら最悪だ。
どうにかして取り戻さないと。
どうやって探そう?
GPSは使えないしBluetoothもダメ。
電話借りて鳴らすにも番号合ってるかわからないし。
そもそもここ夢じゃないか。
どうやって目覚まそう?
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パニクっている俺の耳はその声を拾ってはくれなかった。
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