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72.アジト
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港町ケイベルを出てゴーレム馬車に乗り込み、ツーサン太郎と合流してからワン太郎がいる盗賊たちのアジトに向かう。
「さて、盗賊のえ~とモブ吉だったかな?あいつに一任しておいたけど、どうなってるかな?」
どうなっているかが気になってしょうがない俺は考えてなかったある可能性に思い至る。
考えてみたらワン太郎は真面目で勇敢な性格をしている為、多分先に送っておいた雷凄(ライセイ)を見たら襲い掛かるだろうな~って。
で多分手加減はするだろうけど雷凄は軽くワン太郎を無力化してアジトをどうにかして抑えていたモブ吉に不幸にも反乱の魔の手が迫り・・・
とりあえず合掌をしておく・・・まぁあくまで可能性、そんなことになってるかもしれないな~って程度だ、問題ない!って思う多分。
そんな事を考えながらもノンストップでゴーレム馬車を走らせるツーサン太郎も乗せておいた、さすがにここ毎日走り通しだから疲れてるだろうという俺の素晴らしい配慮からだ。
そんなこんなでアジトの近くまでゴ馬車(ゴーレム馬車)がたどり着く、さすがに道なき道だったのでアジトの位置を知っている俺が御者をして走らせたので今回はちゃんと働いている、この姿をあの説教眼鏡に堪能させてやりたいもんだな。
「さってっとっ、此処からは歩きだな}
そうここからは馬車が通れる幅の無い森・・・ケイブ森林だ。
少し歩くと目的の場所が見えてくる・・・
「知識として情報があるとはいえこれはなかなか、実際見て見るとちょっと感動しちゃうな・・・まぁアジトのせいで台無しになってるんだけど」
木々が連なり重なり自然が作り出した巨大な台の上に申し訳程度に偽装を施した盗賊たちのアジト、その木の根元でで森林浴を楽しむかのように惰眠を貪っている雷凄とワン太郎の二匹・・・
現在、日も傾きもうすぐ夜の帳が落ちようとしている今寝ている二匹を起こす。
「起きろお前ら!出迎えしておけよ!っとまでは言わないがその待つ姿勢は許しがたいぞ!」
という俺の言葉にはね起きるワン太郎とまだまどろむ雷凄。
俺は近くの石を拾い雷凄の鼻の穴に転がし入れる・・・しばらくしてカッと目を見開き鼻に入った異物を取り出そうと首を振り回す雷凄をそのままにして木の台に登っていく・・・ツーサン太郎はワン太郎うと共に外で待機だ。
巨木の上に立っている下手なカモフラージュを施した盗賊たちのアジトに入っていく、まぁあの数の盗賊どもがアジトにしてただけあってその巨木はデカかった。
梯子が昇る途中で終わり横穴を何度も通りまた梯子を昇るその繰り返しを4度ほどしてようやくアジトの中枢に着く、横穴を通る間に何ヵ所か居住していたんだろうな~って部屋もあった・・・今はもう主もいないようだが。
と、この木の上で最も大きいであろう建物から一人の男が扉を開けてこちらを見るや走って近づいてくる。
見覚えはあるんだが名前を思い出せない・・・ていうか俺と別れた時に比べたら異様に小奇麗な格好になってるし、黒い髪を綺麗に7:3に分け黒いシャツに黒いズボンにブーツだが新品みたいだな。
まぁ”ライブラリ”を使えば一発ではあるんだが謎のプライドがそれを許さない。
遂にそいつが俺の許に来て片膝をつき右コブシを地面に突きたてて左手を胸に当てて頭を軽く下げる・・・そういやなんか仰々しい奴だったなぁと思いだす。
「ご多忙のところこのような場所にまで来ていただいたのに出迎えもできず申し訳ありません」
別に多忙ってわけじゃないが、まあいいか。
「挨拶はそれくらいでいい、中に案内しろ」
「はっ!こちらです」
といって案内させる・・・しまった名前を訊くタイミングを逃したかも。
えーと・・・配下の盗賊の案内で建物の中を進んでいく、奥から何やら声らしきものが聞こえて来る、ていうか声だ。
「・・・・・」
まぁ聞き取れないのだが、
「牢に入れておいた者たちの声です、いまだに私に裏切ったなどと訳の分からない世迷いごとを言ってくるのですが・・・死なせないようにとの事だったので、衣食はきちんとしております」
想像以上に真面目だな、
「また男女共にして入れておくと無駄に消耗すると思い分けて牢に入れてあります、またここに捕まっていた者などはひどく消耗しておりましたので別室にて療養をしております・・・衰弱が激しく食事も無理やる口に入れねば喉を通してくれないので大変でしたが」
想像以上な奴だな、この盗賊。
と一つの扉の前にたどり着くと配下の盗賊が扉の前で立ち止まり扉を開ける、
「まずは彼らの紹介からさせていただきます」
いや、まずお前の名前が知りたいんだけどな?
「体の具合はどうだ?」
「・・・あっファイルさん・・・」
そこには薄手のぼろをまとった虚ろになった眼の金髪のエルフが、配下の盗賊を目にしたときに少し生気を取り戻すといった、その、なんだか、なんだかなぁって場面に遭遇したのだが・・・俺はこいつの名前を思いだせた喜びにそれどころじゃなかった。
自力じゃない?”ライブラリ”使わなければ俺の勝ちさ!・・・何の勝負か知らんけどね。
「さて、盗賊のえ~とモブ吉だったかな?あいつに一任しておいたけど、どうなってるかな?」
どうなっているかが気になってしょうがない俺は考えてなかったある可能性に思い至る。
考えてみたらワン太郎は真面目で勇敢な性格をしている為、多分先に送っておいた雷凄(ライセイ)を見たら襲い掛かるだろうな~って。
で多分手加減はするだろうけど雷凄は軽くワン太郎を無力化してアジトをどうにかして抑えていたモブ吉に不幸にも反乱の魔の手が迫り・・・
とりあえず合掌をしておく・・・まぁあくまで可能性、そんなことになってるかもしれないな~って程度だ、問題ない!って思う多分。
そんな事を考えながらもノンストップでゴーレム馬車を走らせるツーサン太郎も乗せておいた、さすがにここ毎日走り通しだから疲れてるだろうという俺の素晴らしい配慮からだ。
そんなこんなでアジトの近くまでゴ馬車(ゴーレム馬車)がたどり着く、さすがに道なき道だったのでアジトの位置を知っている俺が御者をして走らせたので今回はちゃんと働いている、この姿をあの説教眼鏡に堪能させてやりたいもんだな。
「さってっとっ、此処からは歩きだな}
そうここからは馬車が通れる幅の無い森・・・ケイブ森林だ。
少し歩くと目的の場所が見えてくる・・・
「知識として情報があるとはいえこれはなかなか、実際見て見るとちょっと感動しちゃうな・・・まぁアジトのせいで台無しになってるんだけど」
木々が連なり重なり自然が作り出した巨大な台の上に申し訳程度に偽装を施した盗賊たちのアジト、その木の根元でで森林浴を楽しむかのように惰眠を貪っている雷凄とワン太郎の二匹・・・
現在、日も傾きもうすぐ夜の帳が落ちようとしている今寝ている二匹を起こす。
「起きろお前ら!出迎えしておけよ!っとまでは言わないがその待つ姿勢は許しがたいぞ!」
という俺の言葉にはね起きるワン太郎とまだまどろむ雷凄。
俺は近くの石を拾い雷凄の鼻の穴に転がし入れる・・・しばらくしてカッと目を見開き鼻に入った異物を取り出そうと首を振り回す雷凄をそのままにして木の台に登っていく・・・ツーサン太郎はワン太郎うと共に外で待機だ。
巨木の上に立っている下手なカモフラージュを施した盗賊たちのアジトに入っていく、まぁあの数の盗賊どもがアジトにしてただけあってその巨木はデカかった。
梯子が昇る途中で終わり横穴を何度も通りまた梯子を昇るその繰り返しを4度ほどしてようやくアジトの中枢に着く、横穴を通る間に何ヵ所か居住していたんだろうな~って部屋もあった・・・今はもう主もいないようだが。
と、この木の上で最も大きいであろう建物から一人の男が扉を開けてこちらを見るや走って近づいてくる。
見覚えはあるんだが名前を思い出せない・・・ていうか俺と別れた時に比べたら異様に小奇麗な格好になってるし、黒い髪を綺麗に7:3に分け黒いシャツに黒いズボンにブーツだが新品みたいだな。
まぁ”ライブラリ”を使えば一発ではあるんだが謎のプライドがそれを許さない。
遂にそいつが俺の許に来て片膝をつき右コブシを地面に突きたてて左手を胸に当てて頭を軽く下げる・・・そういやなんか仰々しい奴だったなぁと思いだす。
「ご多忙のところこのような場所にまで来ていただいたのに出迎えもできず申し訳ありません」
別に多忙ってわけじゃないが、まあいいか。
「挨拶はそれくらいでいい、中に案内しろ」
「はっ!こちらです」
といって案内させる・・・しまった名前を訊くタイミングを逃したかも。
えーと・・・配下の盗賊の案内で建物の中を進んでいく、奥から何やら声らしきものが聞こえて来る、ていうか声だ。
「・・・・・」
まぁ聞き取れないのだが、
「牢に入れておいた者たちの声です、いまだに私に裏切ったなどと訳の分からない世迷いごとを言ってくるのですが・・・死なせないようにとの事だったので、衣食はきちんとしております」
想像以上に真面目だな、
「また男女共にして入れておくと無駄に消耗すると思い分けて牢に入れてあります、またここに捕まっていた者などはひどく消耗しておりましたので別室にて療養をしております・・・衰弱が激しく食事も無理やる口に入れねば喉を通してくれないので大変でしたが」
想像以上な奴だな、この盗賊。
と一つの扉の前にたどり着くと配下の盗賊が扉の前で立ち止まり扉を開ける、
「まずは彼らの紹介からさせていただきます」
いや、まずお前の名前が知りたいんだけどな?
「体の具合はどうだ?」
「・・・あっファイルさん・・・」
そこには薄手のぼろをまとった虚ろになった眼の金髪のエルフが、配下の盗賊を目にしたときに少し生気を取り戻すといった、その、なんだか、なんだかなぁって場面に遭遇したのだが・・・俺はこいつの名前を思いだせた喜びにそれどころじゃなかった。
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