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心核の入手
012話
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映像モニタに表示されている石の騎士。
今のアラン……心核によって生み出されたロボットに乗っている今の状況であれば、それこそ倒そうと思えばビームライフルの一発で容易に倒すことが出来るだろう。
だが、そのような真似が出来ない唯一にして最大の理由が、倒そうとしている石の騎士の近くに、もう一つの心核が安置されている台座があるということだった。
もしここで迂闊にビームライフルを使って攻撃した場合、何らかの理由で狙いが外れれば、下手をすると台座に命中してしまうかもしれない。
心核が非常に頑丈だというのは、アランも雲海に所属する心核持ちの仲間から聞いて知ってるし、触らせて貰って確認もしている。
ただ、この場合の問題はロボットのビームライフルの威力だろう。
あれだけ強力なゴーレムだと思われる石の騎士を一発で貫き、さらには床にも深い貫通孔を生み出したのだ。
それだけの威力を発揮する一撃であれば、それこそ狙いを外した場合は台座に被害を与える可能性も高く、場合によっては心核すらも消滅してしまう可能性があった。
ましてや、最初に倒した石の騎士は何故か爆発すらしている。
攻撃が命中しても、その爆発により台座や心核に被害が及ぶという可能性は十分にあった。
(ロボットとかのように動力炉があったり、燃料があったりすれば爆発も分かるけど……何でゴーレムが爆発するんだ?)
そんな疑問を抱くアランだったが、とにかく爆発する以上、下手に台座の隣にいる石の騎士にビームライフルを使うという選択肢は存在しない。
もちろん、本当にアランがピンチになり、どうしようもないのであれば話は別だったが、幸か不幸か現在アランが乗っているロボットは非常に高い性能を持っている。
そうなると、ビームライフル以外の攻撃で石の騎士を撃破する必要が出てくるのだが……
「他の武器は……ビームサーベルと腹部の拡散ビーム砲の二つだけ。バルカンは……っと!」
台座の近くにいた石の騎士が再び土の槍を自分に投擲してきたのを確認し、アランは口にしたばかりのバルカンを使って土の槍を消滅させる。
だが、その光景を見たアランは、微かに残念そうな表情を浮かべていた。
何故なら、頭部バルカンは土の槍を破壊は出来るが、あくまでも迎撃や牽制、もしくは対人用といった武器であり、石の騎士を倒せるかどうかは微妙なところだと、そう何故か理解出来たためだ。
そうなると、現状で残っている武器はビームサーベルと拡散ビーム砲なのだが、後者はその武器名通りにビームを拡散して広範囲に撃ち出す武器だ。
台座の側から動くといったことがない石の騎士に対しては、とてもではないが使うことは出来ない。
そもそも、ビームライフルを使わないのも台座やそこにある心核に被害が及ばないようになのだから、それを考えれば一点ではなく広範囲に攻撃をする拡散ビーム砲を使えないというのは、考えるまでもなく明らかだろう。
そうなると、自然と残る武器は一つとなる。
「出来れば、あの石の騎士との近接戦闘は避けたかったんだが」
石の騎士の振るう長剣の威力は、アランの目に強く焼きついている。
また、アラン本人も長剣を使った戦闘という意味ではあまり才能がなく、いくらかコンプレックスを感じているというのも、また事実だった。
だが、現在アランが把握しているロボットの武器で周囲に被害を出さないようにして石の騎士を倒せるというのは、ビームサーベルしかない。
若干……本当に若干ではあったが、ビームサーベルの一撃がビームライフルと同じように相手を爆発させるかも? と思わないでもなかったが、アランの中にいつの間にか存在していたロボットの操縦から考えると、その辺りの心配は何もいらないと出る。
(いっそ体当たりなりなんなりして、石の騎士を吹き飛ばして台座から離してからビームライフルを使って撃破するって選択肢もいいんだけど、ビームサーベルに比べると運に頼る結果になるんだよな)
もしかしたら、アランの乗っているロボットが体当たりしても、石の騎士を吹き飛ばせず、ロボットの方が逆に吹き飛ぶという可能性もあった。
大体の性能は理解しているが、アランが心核を入手してからの時間を考えれば、ロボットの性能全てを完全に把握するといった真似は不可能だったのだから。
正確には知識の多くはすでにアランの脳の中に存在するが、それを実感する形で使いこなすにはいたっていない……といったところか。
「っと! ……よし、行くか」
肩のスラスターを使って真横に移動し、不可視の風の刃を回避する。
そうして、覚悟を決めたアランは、意識を集中し……そのまま、全てのスラスターを全開にして一気に石の騎士に向かって突っ込んでいく。
映像もモニタに表示される石の騎士は、急激に大きくなっていき……それでいながら、思ったよりも大きくはないことに、アランは驚く。
実際には身長五メートルという時点で石の騎士はかなりの大きさを持っているのだが、アランの乗っているロボットはそんな石の騎士よりもさらに大きく、だからこそ相対的に石の騎士が小さく見えたのだ。
……この辺りが、まだアランが自分の乗っているロボットについて知ってはいるが、実感していないということの証か。
ともあれ、ロボットが自分の方に向かって突っ込んでくるというのを理解した石の騎士は、近づかれるよりも前に少しでもダメージを与えようと土の槍や不可視の風の刃といったような魔法を次々と放つ。
だが、高機動型のロボットだけに、アランは機体のあらあゆる場所に設置されているスラスターを使い、石の騎士との間合いを詰めながらも、攻撃を回避していく。
そして急速に石の騎士が近づいてきたのを確認し、ビームライフルを持っていない左手で腰のラック部分からビームサーベルを取り出して起動させる。
(しまった)
一瞬、もっと前……それこそスラスターを全開にしたときにビームサーベルを起動しておけばよかったと少しだけ後悔しつつ、それでも石の騎士との接近に間に合ったことを喜び、ビームサーベルを振るう。
ロボットに乗っているからか、それとも単純にビームサーベルの出力が高いためか……あるいは、それ以外の理由なのか。
その辺りの理由はアランにも分からなかったが、ともあれアランの振るったビームサーベルは、その一撃を受け止めようとした石の騎士の長剣諸共に、あっさりと斬り裂く。
そして当然の話ではあったが、スラスターを全開にしていたロボットはその動きをすぐに止めるといった真似は出来ず、石の騎士を斬り裂いたあともある程度の距離を飛ぶことになる。
……もしこの空間がこれだけの広さではなかった場合、最悪今の速度で壁にぶつかっていた可能性もあるだろう。
それでも何とかスラスターで機体の速度を落とし……
「ん?」
ふと、アランの口から疑問の声が上がる。
何故なら、今更……本当に今更の話ではあるのだが、こうしてロボットを動かしていて、重力……いわば、Gを感じないのだ。
いや、全く感じないという訳ではないが、アランが考えていたよりも圧倒的にそのGは少ない。
日本にいるときに何かで見たか聞いたかした覚えがあるのだが、自衛隊や軍隊で使われている戦闘機というのは、最大で三Gから九Gほどもかかることがあるという。
だというのに、石の騎士との戦いで感じたGというのは、それに比べるとほとんど何も感じていないといってもいいほどに弱いGだった。
何故? とそんな疑問を抱いたアランだったが、すぐに今はそんなことを考えているような余裕はないのだと思い直す。
台座の側にいた石の騎士は倒したが、まだ二匹の……レオノーラと戦っている石の騎士が存在しているのだから。
レオノーラの様子を確認するついでに、心核が置かれていた台座も確認する。
幸いにも、心核の方にも特に何か被害が出た様子はないことに安堵しつつ、アランは本人に視線を向ける。
そうして、そちらに視線を向け……アランは目を見開く。
何故なら、そこに立っているのは石の騎士が一匹、地面に崩れ落ちていたのだ。
(どうやって倒したんだ?)
それがアランも知らない何らかの奥の手を使っての攻撃だろうというのは、理解出来た。
出来たのだが……それでも、具体的にどのような方法を使ってそのような真似をしたのかを言われれば、その正体は分からない。
ともあれ、残る石の騎士が一匹だけなのは間違いなく、その残り一匹に対してもレオノーラは鞭を振るって戦っていた。
二匹を同時に相手にしても、全く問題がなく戦えていたのだ。
その相手が一匹になれば、当然のようにレオノーラの負担は減る。
「……取りあえず、レオノーラを助けるとするか。このままだと、レオノーラも無駄に消耗するだろうし」
台座を守っていた石の騎士とは違い、レオノーラは距離をとって戦っている。
そのおかげで、ビームライフルの類を使った攻撃をしても問題はないだろうというのアランにも理解出来た。
(まぁ、それでもビームライフルを使えば爆発する以上、この機体を盾にする必要があるだろうけど)
素早くそう判断し、レオノーラのいる方に向かう。
そんなアランの姿に、最初に気が付いたのは、当然のようにレオノーラだった。
もっとも、アランの乗っているロボットはこの世界には存在しない代物だ。
敢えて似ている存在を上げるとすればゴーレムだが、ロボットとゴーレムは明らかに違うと、それこそこの世界の人間であっても理解することが出来る。
「レオノーラ、距離を取れ!」
外部スピーカーのスイッチを押しながらそう告げ、その声が聞こえたのかレオノーラが石の騎士から距離を取る。
アランはそれを確認しつつ、急速に石の騎士に近づいていき……バインダーの大型スラスターを使って、その場から急速に上昇。
石の騎士は、近づいてくるロボットに向かって長剣を振るったが、急速に上昇するという動きにはついていけず、空中を斬り裂くのみに終わる。
そうしてあっという間に石の騎士のかなり上まで移動したアランは、右手のビームライフルを撃ち……次の瞬間、石の騎士は真上からビームによって貫かれ、数秒後には爆発する。
なお、ビームを撃ったあと、アランはすぐにロボットを石の騎士とレオノーラの間に着地させ、爆風を遮るのだった。
今のアラン……心核によって生み出されたロボットに乗っている今の状況であれば、それこそ倒そうと思えばビームライフルの一発で容易に倒すことが出来るだろう。
だが、そのような真似が出来ない唯一にして最大の理由が、倒そうとしている石の騎士の近くに、もう一つの心核が安置されている台座があるということだった。
もしここで迂闊にビームライフルを使って攻撃した場合、何らかの理由で狙いが外れれば、下手をすると台座に命中してしまうかもしれない。
心核が非常に頑丈だというのは、アランも雲海に所属する心核持ちの仲間から聞いて知ってるし、触らせて貰って確認もしている。
ただ、この場合の問題はロボットのビームライフルの威力だろう。
あれだけ強力なゴーレムだと思われる石の騎士を一発で貫き、さらには床にも深い貫通孔を生み出したのだ。
それだけの威力を発揮する一撃であれば、それこそ狙いを外した場合は台座に被害を与える可能性も高く、場合によっては心核すらも消滅してしまう可能性があった。
ましてや、最初に倒した石の騎士は何故か爆発すらしている。
攻撃が命中しても、その爆発により台座や心核に被害が及ぶという可能性は十分にあった。
(ロボットとかのように動力炉があったり、燃料があったりすれば爆発も分かるけど……何でゴーレムが爆発するんだ?)
そんな疑問を抱くアランだったが、とにかく爆発する以上、下手に台座の隣にいる石の騎士にビームライフルを使うという選択肢は存在しない。
もちろん、本当にアランがピンチになり、どうしようもないのであれば話は別だったが、幸か不幸か現在アランが乗っているロボットは非常に高い性能を持っている。
そうなると、ビームライフル以外の攻撃で石の騎士を撃破する必要が出てくるのだが……
「他の武器は……ビームサーベルと腹部の拡散ビーム砲の二つだけ。バルカンは……っと!」
台座の近くにいた石の騎士が再び土の槍を自分に投擲してきたのを確認し、アランは口にしたばかりのバルカンを使って土の槍を消滅させる。
だが、その光景を見たアランは、微かに残念そうな表情を浮かべていた。
何故なら、頭部バルカンは土の槍を破壊は出来るが、あくまでも迎撃や牽制、もしくは対人用といった武器であり、石の騎士を倒せるかどうかは微妙なところだと、そう何故か理解出来たためだ。
そうなると、現状で残っている武器はビームサーベルと拡散ビーム砲なのだが、後者はその武器名通りにビームを拡散して広範囲に撃ち出す武器だ。
台座の側から動くといったことがない石の騎士に対しては、とてもではないが使うことは出来ない。
そもそも、ビームライフルを使わないのも台座やそこにある心核に被害が及ばないようになのだから、それを考えれば一点ではなく広範囲に攻撃をする拡散ビーム砲を使えないというのは、考えるまでもなく明らかだろう。
そうなると、自然と残る武器は一つとなる。
「出来れば、あの石の騎士との近接戦闘は避けたかったんだが」
石の騎士の振るう長剣の威力は、アランの目に強く焼きついている。
また、アラン本人も長剣を使った戦闘という意味ではあまり才能がなく、いくらかコンプレックスを感じているというのも、また事実だった。
だが、現在アランが把握しているロボットの武器で周囲に被害を出さないようにして石の騎士を倒せるというのは、ビームサーベルしかない。
若干……本当に若干ではあったが、ビームサーベルの一撃がビームライフルと同じように相手を爆発させるかも? と思わないでもなかったが、アランの中にいつの間にか存在していたロボットの操縦から考えると、その辺りの心配は何もいらないと出る。
(いっそ体当たりなりなんなりして、石の騎士を吹き飛ばして台座から離してからビームライフルを使って撃破するって選択肢もいいんだけど、ビームサーベルに比べると運に頼る結果になるんだよな)
もしかしたら、アランの乗っているロボットが体当たりしても、石の騎士を吹き飛ばせず、ロボットの方が逆に吹き飛ぶという可能性もあった。
大体の性能は理解しているが、アランが心核を入手してからの時間を考えれば、ロボットの性能全てを完全に把握するといった真似は不可能だったのだから。
正確には知識の多くはすでにアランの脳の中に存在するが、それを実感する形で使いこなすにはいたっていない……といったところか。
「っと! ……よし、行くか」
肩のスラスターを使って真横に移動し、不可視の風の刃を回避する。
そうして、覚悟を決めたアランは、意識を集中し……そのまま、全てのスラスターを全開にして一気に石の騎士に向かって突っ込んでいく。
映像もモニタに表示される石の騎士は、急激に大きくなっていき……それでいながら、思ったよりも大きくはないことに、アランは驚く。
実際には身長五メートルという時点で石の騎士はかなりの大きさを持っているのだが、アランの乗っているロボットはそんな石の騎士よりもさらに大きく、だからこそ相対的に石の騎士が小さく見えたのだ。
……この辺りが、まだアランが自分の乗っているロボットについて知ってはいるが、実感していないということの証か。
ともあれ、ロボットが自分の方に向かって突っ込んでくるというのを理解した石の騎士は、近づかれるよりも前に少しでもダメージを与えようと土の槍や不可視の風の刃といったような魔法を次々と放つ。
だが、高機動型のロボットだけに、アランは機体のあらあゆる場所に設置されているスラスターを使い、石の騎士との間合いを詰めながらも、攻撃を回避していく。
そして急速に石の騎士が近づいてきたのを確認し、ビームライフルを持っていない左手で腰のラック部分からビームサーベルを取り出して起動させる。
(しまった)
一瞬、もっと前……それこそスラスターを全開にしたときにビームサーベルを起動しておけばよかったと少しだけ後悔しつつ、それでも石の騎士との接近に間に合ったことを喜び、ビームサーベルを振るう。
ロボットに乗っているからか、それとも単純にビームサーベルの出力が高いためか……あるいは、それ以外の理由なのか。
その辺りの理由はアランにも分からなかったが、ともあれアランの振るったビームサーベルは、その一撃を受け止めようとした石の騎士の長剣諸共に、あっさりと斬り裂く。
そして当然の話ではあったが、スラスターを全開にしていたロボットはその動きをすぐに止めるといった真似は出来ず、石の騎士を斬り裂いたあともある程度の距離を飛ぶことになる。
……もしこの空間がこれだけの広さではなかった場合、最悪今の速度で壁にぶつかっていた可能性もあるだろう。
それでも何とかスラスターで機体の速度を落とし……
「ん?」
ふと、アランの口から疑問の声が上がる。
何故なら、今更……本当に今更の話ではあるのだが、こうしてロボットを動かしていて、重力……いわば、Gを感じないのだ。
いや、全く感じないという訳ではないが、アランが考えていたよりも圧倒的にそのGは少ない。
日本にいるときに何かで見たか聞いたかした覚えがあるのだが、自衛隊や軍隊で使われている戦闘機というのは、最大で三Gから九Gほどもかかることがあるという。
だというのに、石の騎士との戦いで感じたGというのは、それに比べるとほとんど何も感じていないといってもいいほどに弱いGだった。
何故? とそんな疑問を抱いたアランだったが、すぐに今はそんなことを考えているような余裕はないのだと思い直す。
台座の側にいた石の騎士は倒したが、まだ二匹の……レオノーラと戦っている石の騎士が存在しているのだから。
レオノーラの様子を確認するついでに、心核が置かれていた台座も確認する。
幸いにも、心核の方にも特に何か被害が出た様子はないことに安堵しつつ、アランは本人に視線を向ける。
そうして、そちらに視線を向け……アランは目を見開く。
何故なら、そこに立っているのは石の騎士が一匹、地面に崩れ落ちていたのだ。
(どうやって倒したんだ?)
それがアランも知らない何らかの奥の手を使っての攻撃だろうというのは、理解出来た。
出来たのだが……それでも、具体的にどのような方法を使ってそのような真似をしたのかを言われれば、その正体は分からない。
ともあれ、残る石の騎士が一匹だけなのは間違いなく、その残り一匹に対してもレオノーラは鞭を振るって戦っていた。
二匹を同時に相手にしても、全く問題がなく戦えていたのだ。
その相手が一匹になれば、当然のようにレオノーラの負担は減る。
「……取りあえず、レオノーラを助けるとするか。このままだと、レオノーラも無駄に消耗するだろうし」
台座を守っていた石の騎士とは違い、レオノーラは距離をとって戦っている。
そのおかげで、ビームライフルの類を使った攻撃をしても問題はないだろうというのアランにも理解出来た。
(まぁ、それでもビームライフルを使えば爆発する以上、この機体を盾にする必要があるだろうけど)
素早くそう判断し、レオノーラのいる方に向かう。
そんなアランの姿に、最初に気が付いたのは、当然のようにレオノーラだった。
もっとも、アランの乗っているロボットはこの世界には存在しない代物だ。
敢えて似ている存在を上げるとすればゴーレムだが、ロボットとゴーレムは明らかに違うと、それこそこの世界の人間であっても理解することが出来る。
「レオノーラ、距離を取れ!」
外部スピーカーのスイッチを押しながらそう告げ、その声が聞こえたのかレオノーラが石の騎士から距離を取る。
アランはそれを確認しつつ、急速に石の騎士に近づいていき……バインダーの大型スラスターを使って、その場から急速に上昇。
石の騎士は、近づいてくるロボットに向かって長剣を振るったが、急速に上昇するという動きにはついていけず、空中を斬り裂くのみに終わる。
そうしてあっという間に石の騎士のかなり上まで移動したアランは、右手のビームライフルを撃ち……次の瞬間、石の騎士は真上からビームによって貫かれ、数秒後には爆発する。
なお、ビームを撃ったあと、アランはすぐにロボットを石の騎士とレオノーラの間に着地させ、爆風を遮るのだった。
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